大雨に備えよう!下水の逆流対策から身を守るための水害対策まで紹介

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台風や雨の多い時期になると、下水の逆流や水害の被害が心配されます。そこで、本記事では安心して生活するために知っておきたい逆流対策や防災に役立つグッズに至るまで紹介します。大雨の被害に備えるための参考にしてみてください。

目次

1.排水口から水が逆流する原因とは

 

排水口から水が逆流する原因とは

排水口から水が逆流する原因は、大雨だけでなく日常生活にも潜んでいます。水の逆流に備えるためにも生活の中で起こりやすい逆流の主な原因を次で紹介します。

●排水管のつまり

生活をする中で、出る排水には様々な汚れが含まれています。食品の油や石鹸カス、ホコリや髪の毛などの積み重ねにより排水管のつまりが発生します。食品の油を拭いてから洗うように注意したり、髪の毛が流れないようにヘアキャッチャーを利用するなど排水管の汚れが蓄積しないように心がけておくとよいでしょう。万が一、つまりを感じた場合はパイプクリーナーや排水管用のブラシを試してみるのが良いでしょう。

●排水管の劣化

使用する期間が長くなると排水管が劣化し、排水管の内側に傷が増えます。排水管の傷に伴い、汚れが付着するなどの排水効率が悪くなることで水が上がる原因になります。築年数のたっている家では注意が必要です。 

●排水枡のつまり

排水桝は宅内から出た汚水を敷地外に流すための管の途中にある点検口のようなものです。主に管の詰まりやすいような要所に設置してありますが、ここが詰まると排水ができず水が逆流してしまいます。急な水の逆流が発生した場合は排水桝のつまりの可能性が考えられます。

●地震の影響

地震の影響で排水管がずれたり破損することがあります。破損は水漏れの原因になります。排水管のずれは排水効率が悪くなり水が逆流することに繋がります。

2.大雨で下水が逆流する原因とは

 

大雨で下水が逆流する原因とは

日常生活が原因で起こる逆流以外にも大雨の影響による水の逆流があります。ここでは、大雨で逆流する理由と対策について紹介します。

●大雨で下水が逆流するのはなぜ?

大雨で水が逆流する理由は、下水道への大量の雨水の流入です。特に、短期的な雨量が多い時に発生しやすく、下水の排水処理能力を超えてしまい飽和状態になることが原因です。この逆流は一時的なものになることが多く、雨量の減少とともに解消します。雨が原因となる逆流にはもう一つのパターンが考えられます。大雨の影響で下水道に大量の土砂が入り込むことで下水道の詰まりが生じます。この事例のような下水の詰まりの場合には、公共設備の改善を待つ必要があるため、自治体の対処を待ちましょう。

●逆流の前兆とは?

水が逆流する前に見られる前兆はいくつかありますが、ここでは3つ紹介します。 

▽排水口から異音がする

水が逆流する際に水と空気が押し戻されるのに伴って「コポコポ」と異音が発生することがあります。 

▽排水口から異臭がする

水の逆流に伴って、下水の空気が押し戻されるため排水口からの異臭が溢れてきます。普段とは異なる匂いが漂ってきたら逆流のサインの可能性があります。 

▽トイレの便器の水が跳ねる

逆流の前兆として空気が逆流したり、水が跳ね出したら逆流のサインの可能性があります。 

●逆流防止策とは

水害による逆流の前兆が身と取れた際の対策としては「水のう」がおすすめです。水のうを使い、排水口に蓋をすることで水の逆流を防ぐことができます。キッチンや洗濯機置き場、お風呂やトイレなどの水が流れる箇所を水のうで塞ぐようにしましょう。 

水のうを作る際は、水のう専用の袋を利用するのが一番ですが、家庭でも簡易的に水のうを作ることは可能です。自宅にあるもので簡易的な水のうを作る際は、ゴミ袋などのビニール袋を利用して簡易的な水のうを作ります。 

逆流は戸建住宅や、集合住宅の低層階で起こりやすいと考えがちですが、部屋が2階以上でも逆流するケースはあるので大雨の際には気を抜かないようにしましょう。

3.水害対策は防災対策にもつながる

 

水害対策は防災対策にもつながる

水害の対策のためには、一般的な防災対策を前提として水害ならではの準備を行う必要があります。非常時の備えとしては防災対策と通ずる物が多いため家庭を守るための備えに繋がります。

●水害対策に必要な準備とは

水害対策を行う上で最初に確認しておくべきことは「ハザードマップ」と「防災マップ」の確認です。

・ハザードマップ

自然災害のリスクを予測した地図で、過去の災害履歴などをもとに作成されています。自宅が自然災害のリスクが高いのかどうかの確認に適しています。

・防災マップ

自然災害の発生時に利用すべき避難所や防災施設の情報がまとまった地図です。自治体のHPなどで公開されているので有事の際の避難場所や避難経路を確認しておきましょう。 

ハザードマップと防災マップを活用し、自宅が抱える災害リスクと避難先を確認しておくと非常時にも焦ることがなくなり安心です。特に、ハザードマップには災害の種別にリスクが分かれているので、水害関連のものを確認しておくようにしましょう。

●水害対策に必須の防災グッズ5選

水害をもたらすようなシチュエーションとして大雨や台風が考えられます。水害よりも先に停電をはじめとしたライフラインへの影響が出る可能性が高いため、常備しておくべき必須防災グッズを紹介します。

★非常時用の飲料・食料

大雨や台風の影響で外出が困難になる場合があります。防災の備えとして一般的には3日分以上の飲料と食料を用意しておくことが推奨されます。特に飲料の目安は一人当たり3Lを1日に要するので家族の人数に応じて用意するようにしましょう。

★懐中電灯

停電が発生した場合の明かりとして使用します。宅内で使用するのみでなく、夜間の避難時にも必要となるので予備の電池と合わせて準備しておくようにしましょう。

★情報収集用のラジオ

災害情報を入手するのに必要となります。スマートフォンでも情報を集めることができますが、非常時にはアクセスが集中し必要な情報が得られないケースも考えられます。情報収集の手段はいくつか用意しておくようにしましょう。

★救急キット

絆創膏や包帯、消毒液など、応急処置に必要なものを用意しておきましょう。避難時にも持ち運べるように一式まとめて用意して置けると安心です。

★バッテリー

災害時の不安事項としてライフラインが使用できなくなることが考えられます。特に、停電が起きると明かりの確保やスマートフォンの充電など重要な電化製品を使用するのに制限が発生します。最低でもモバイルバッテリーなどの持ち運び可能なバッテリーを用意して置けると安心です。

ポータブル電源はコンパクトでありながらモバイルバッテリーとは異なり電池の容量が大きく、家庭内のコンセントと同じくACコンセントを備えているのが特徴です。スマートフォンの充電のほか、製品によっては卓上IHなどの消費電力の大きな家電も使用することができます。停電を伴う災害時の非常用電源としておすすめです。 

●水害ならではの防災グッズ4選

自然災害の中でも水害は水の影響を大きく受けます。一般的な防災グッズに加えて追加で用意しておきたい防災グッズを紹介します。 

★非常用トイレ

水害の影響で上水や下水への影響が出る場合があります。下水道の容量が飽和している状態では水の逆流の可能性も考えられるため、トイレを使用できない事が考えられます。非常用のトイレを用意しておくと大雨の影響がなくなるまで安心して過ごすことができます。

★水のう・土のう

水のうは排水口からの逆流の対策として使用できる他、雨水の侵入を防ぐための防波堤として役立てることができます。土のうは水のうと比べて用意するのに苦労しますが、より丈夫です。積み上げるのにも適しており水の侵入を防ぐのに役立ちます。

★レインコート

避難を伴う際に役立ちます。両手を塞ぐことがなく移動でき、雨水で身体が濡れるのを防いでくれます。時期によっては雨水で身体が濡れることで体温を奪われ体調を崩すことになってしまいます。健康状態を守るためにも人数分用意しておきましょう。

★止水板

止水板は玄関や窓の前に設置し水の侵入を防ぐアイテムです。後付けで設置することのできる製品もあるため水害のリスクの高い方は検討してみるのも良いでしょう。 

4.大雨や地震などの停電におすすめの非常用電源3選

 

災害で最も困るのがライフラインを使用できなくなることです。事前の対策として、飲料水の確保で水の問題はある程度対策が可能です。加えて電気を使用できるように備えることで、照明や家電でガス機器の役割をある程度カバーすることが可能です。

●災害に適したポータブル電源の特徴

ポータブル電源を災害時に役立てるために最も注目しておきたい特徴は電源供給の持続性です。電源供給ができる時間を伸ばすには大きく2つの選択肢があります。

・ポータブル電源の電池容量が大きいモデルを選ぶ

電池容量が大きくなるほど、使用可能な時間が長くなる。

 ・ソーラーパネル対応のポータブル電源を選ぶ

ポータブル電源の電池切れの際に、太陽光で充電し再度使用可能になる。 

どちらかの特徴に加えて、非常時に使用したい機器が何かを目安にポータブル電源を選ぶと失敗がありません。 

災害時には復旧までの目処が見えないことも予想されるので、ソーラーパネルとセットで使えてより持続性の高いおすすめの3機種を紹介します。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル セット

Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル セット」は定格出力800W、電池容量632Whのポータブル電源とソーラーパネルのセット製品です。 

コンパクトなモデルながら電気ストーブやケトルなどを使うことができます。 

緊急時には最短1時間で満充電可能な「緊急スピード充電モード」を搭載しているので、水害の兆しが見えてからの緊急充電が可能です。 

緊急時には電気を使いたいという方におすすめのモデルです。

●Jackery Solar Generator 1000 Plus 100 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル セット 

Jackery Solar Generator 1000 Plus 100 Mini ポータブル電源 ソーラーパネルセット」は定格出力2000W、電池容量1264Whのポータブル電源とソーラーパネルをセットにした製品です。 

定格出力が2000Wのため、電子レンジを含めた家庭用の電化製品のほとんどを使用することができます。 

消費電力の大きな電化製品を使用することで、電池容量が心配な方は電池容量を増やすための拡張バッテリーのオプションもあります。購入後の拡張も可能で、最大約5kWhまで電池容量を増やすことができます。一般的に流通する家庭用蓄電池の容量としても一般的な容量のため備えとしては十分です。 

一般的に急速充電は電池に負荷がかかりますが、ChargeShield技術の採用していることで電池を痛めることなく最短1.7時間で安全に充電ができます。 

ポータブル電源の性能も高く、購入後の拡張性が高いため幅広い方におすすめできるモデルです。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット 

Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット」は定格出力3000W、電池容量2042Whのポータブル電源とソーラーパネルのセット製品です。 

Jackeryのラインナップで最上位の性能を誇るポータブル電源で、家庭用の電化製品のほとんどを使用できるのは当然として、定格出力3000Wを活かして同時に複数の電化製品を安心して使用することができます。 

ポータブル電源の元の性能は高いものの、それでも電気不足の不安がある場合は12kWhまで電池容量を拡張することができます。 

4人暮らしの一般家庭の1日あたりの消費電力が15kwh程度のため、まる1日通常時の生活と同程度の電気を使用できる計算です。 

非常時にも絶対に電気の心配をしたくない方や、大人数で電気を使用することが想定される方におすすめのモデルです。

5.まとめ

 

ここ数年、大型の台風や大雨による被害を耳にすることが増えました。災害に巻き込まれた際に焦らないように事前の対策を進めることは不可欠です。 

人ごととは思わず、本記事を参考にして災害対策を進めてみてください。

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