1.夏キャンプの大敵「暑さ」「虫」
お盆休みや夏休みなど、夏は一年を通して最も長い休みが取れるという方も多いのではないでしょうか?家族全員の予定を合わせやすいので、ファミリーキャンプにも最適です。
楽しい思い出が作れる夏のキャンプですが、「暑さ」と「虫」には注意する必要があります。夏の暑さは年々上昇傾向にあり、体力が少ない子供やお年寄りは特に熱中症対策が欠かせません。また、他の季節と比べて虫が多くなるのも特徴です。
暑さと虫への対策を万全にして、楽しい夏キャンプにしましょう!
2.暑すぎる夏キャンプを快適に!暑さ対策4選
夏のキャンプで何も暑さ対策をしなければ、汗は常に滴り落ち、夜は眠れず、楽しいよりも辛いが勝ることになりかねません。涼しく快適な夏キャンプにするために、以下のような暑さ対策を行いましょう。
●通気性・速乾性に優れた服装を選ぶ
当日に着ていく服装は、通気性と速乾性に優れたものを選ぶのがおすすめです。通気性が良ければ、衣服の中が汗によって蒸れません。外からの涼しい風が衣服の中を循環してくれるのも特徴です。速乾性に優れていれば、汗による蒸れやべたつきを防げます。
夏のキャンプに着ていく服装には、以下のような生地を選びましょう。
生地 |
特徴 |
リネン |
中が空洞のため、通気性に優れている |
コットン |
通気性の高さと肌ざわりの良さを兼ね備えている |
ポリエステル |
速乾性が高く、シワになりづらい |
●標高が高い高原のキャンプ場を選ぶ
高原のキャンプ場を選ぶことで、比較的涼しく過ごせます。標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がると言われています。標高1,000mにあるキャンプ場では、標高0mの場所よりも気温が約6℃も下がるのです。
●タープの下にテントを設営する
夏のキャンプ場はどこも混み合います。日陰になっているサイトは人気なので、予約できるとは限りません。そこで、タープの下にテントを設営する方法がおすすめです。意図的に日陰を作り出せるので、テント内に熱がこもらずに快適に過ごせるでしょう。
●熱中症防ぐためにこまめ水分を取る
どんなに暑さ対策をしていたとしても、常に炎天下にいる夏のキャンプでは、いつ熱中症になってもおかしくありません。夏のキャンプでは、体から水分が失われていくスピードが早いので、こまめに水分補給してください。
3.涼しい夏キャンプを実現!キャンプギアの選び方
夏キャンプを涼しく過ごすためには、キャンプギア選びも重要です。夏用と冬用では、体感温度は雲泥の差なので、以下のギアごとに選ぶ上でのポイントを把握しておきましょう。
●テント
キャンプの生活拠点となるテント選びは、夜の睡眠の質にも直結します。疲れを翌日に持ち越さないためにも、以下のタイプを選ぶのがおすすめです。
・風通し抜群なフルメッシュタイプ
・耐久性と遮光性を兼ね備えたポリコットン素材
・UVカット率が高い
また、キャンプ場まで徒歩で行く場合や、テントから駐車場まで離れている場合には、コンパクトに収納できて持ち運びやすいドームテントを選びましょう。
●寝袋
そもそも夏に寝袋は必要なのか疑問に思う方も多いですよね。夏であっても場所や天候によっては、夜にかけて気温がグッと下がることもあります。通気性に優れた化学繊維素材で、温度調節が容易な封筒型の寝袋があると安心です。
●マット
地面からの熱気や湿気、凹凸をシャットアウトするためにマットは欠かせません。夏キャンプの夜は汗をかきやすいので、抗菌防臭効果があり、丸洗いできるマットを選びましょう。また、メッシュ素材や冷感素材にすることで、夏の夜も涼しく快眠できます。
4.虫嫌い必見!夏キャンプの虫除け対策3選
夏キャンプに行きたい気持ちはあっても、虫が苦手な方は躊躇してしまいますよね。そこで、夏キャンプで虫を寄せ付けないための対策を紹介します。虫に刺されると最悪の場合、アナフィラキシーショックや感染症のリスクもあるので、注意してください。
●テントから離れた位置にランタンを設置する
キャンプ生活の大半を過ごすテントから遠い位置にランタンを設置することで、テント周辺に虫が集まらないようにできます。虫の明るい場所に集まるという習性を活かし、テントから遠い位置に虫をおびき寄せるのです。
ただし、ランタンの光が明るすぎてサイト全体を照らしている場合、逆効果にもなりかねませんので注意が必要です。モスキーランタンと呼ばれる殺虫効果も備わった商品も発売されているので、ぜひ調べてみてください。
●虫除けグッズを活用する
夏キャンプでは、虫除けグッズが必需品です。キャンプ場に多い蚊・ブヨ・アブといった虫にピンポイントで働きかける商品も発売されています。主に、以下のような虫除けグッズを準備しておきましょう。
・蚊取り線香
・虫除けスプレー
・ハッカ油
虫除けスプレーは、効き目が高いディート配合がおすすめです。お子様やお年寄りには、イカリジン配合や天然成分配合を選ぶと良いでしょう。
●淡い色の長袖・長ズボンを選ぶ
夏は暑さから半袖・半ズボンを着用したくなりますよね。しかし、素肌が晒されているため、虫の格好の餌食となります。そのため、通気性に優れたメッシュ生地の長袖・長ズボンを着用するのがおすすめです。また、虫は白か黒かの明暗しか判別できず、濃い色を好んで近づいてくるため、淡い色を選ぶと良いでしょう。
5.夏キャンプを快適に過ごすための必需品5選
夏のキャンプをストレスなく楽しめるかどうかは、持っていく道具にかかっていると言っても過言ではありません。夏キャンプを快適に過ごすための必需品を紹介します。
●ポータブル電源
電気の力を借りることで、夏のキャンプは格段に過ごしやすくなります。コンセントがないキャンプ場でも電気の供給を可能にするアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、大量の電気を蓄電し、場所を選ばずに電化製品を稼働させられる機器を指します。
夏のキャンプにポータブル電源を持っていくメリットは、以下のとおりです。
・扇風機や小型クーラーで、万全な暑さ対策が行える
・LEDランタンを夜間帯は常に点灯させ、虫を遠ざけられる
・車載冷蔵庫で食材や飲料水を冷蔵・冷凍保存できる
・かき氷機で子供が喜ぶヒンヤリスイーツを作れる
・スマホを常にフル充電にしておける
夏の炎天下でも安全に動作するポータブル電源として、Jackery製品を選ぶと良いでしょう。Jackery製品は、創業から12年間で世界販売台数400万台を突破した実績を誇ります。放熱性に優れた素材を採用し、UL規格の耐高温性も備えているため、夏キャンプに最適です。
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●車載冷蔵庫
小型の車載冷蔵庫があると、冷蔵機能によって飲料水をいつでもキンキンに冷やしておけるので、熱中症対策に大きく貢献します。また、炎天下に食材を置いておくと傷むスピードが早いです。車載冷蔵庫に食材を保存しておくことで、食中毒も予防できます。
●小型扇風機
夏のキャンプに欠かせない熱中症対策グッズが、小型扇風機です。自宅で使うような大型サイズではなく、首にかけられる小型サイズを選ぶことで、キャンプの移動中や作業中も冷風を浴びられます。冷涼感をより感じたいなら、羽根の枚数の多いタイプを選びましょう。
●コット
夏の夜は、地面からの熱気や湿気の影響を受けやすいです。そこで、簡易ベッドであるコットの上で寝ることで、地面からの影響を一切受けなくなります。また、背中の通気性が良くなり、心地よい風を浴びながら就寝できるのも魅力です。
万が一雨が降ってテント内が浸水したとしても、地面から高さがあるため、影響を受けなかったり、コットの下に荷物を収納することで、スペースを節約できたりと様々なメリットがあります。
●蚊取り線香
夏キャンプの虫除け対策には、蚊取り線香が重宝します。アウトドア用として、殺虫効果の持続時間が長く、効果が及ぶ範囲が広いタイプも多く発売されています。
テントの上に吊るしたり、テントの側に置いたりして、テント周辺への虫の侵入を許しません。商品によって対象としている虫の種類は異なるので、予定しているキャンプ場に頻出する虫を調べた上で購入しましょう。
6.涼しい夏キャンプにおすすめのポータブル電源3選
ポータブル電源があると、キャンプ場でも自宅にいるかのように家電を使って、暑さ対策や調理が可能になります。うちわで仰いだり、水を浴びたりといった原始的な方法よりも、遥かに効率的に涼しくできるので、快適な夏のキャンプが実現するでしょう。
夏のキャンプにおすすめなのが、Jackeryのポータブル電源です。使用した98.9%が友人に勧めたという高い顧客満足度を獲得しています。高温耐性や耐衝撃性、耐久性に優れているので、夏のキャンプでも安全に使用できるのが特徴です。
それでは、夏のキャンプにおすすめの機種を見ていきましょう。
●Jackery ポータブル電源 300 plus
容量288Wh、定格出力300Wの.ポータブル電源です。UL規格の耐衝撃性を備えているため、気軽に持ち運んで、安全に家電が使用できます。アプリを使うと遠隔操作も可能です。
60℃の環境下にも対応できるUL認定を取得し、5つの温度センサーで温度制御を行うため、夏のキャンプでも問題なく動作します。ソロキャンプの暑さ対策におすすめの機種です。
●Jackery ポータブル電源 600 plus
容量632Wh、定格出力800Wの.ポータブル電源です。ChargeShield2.0テクノロジーを搭載しており、通常時は1.7時間で安全にフル充電できます。リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているので、10年以上もアウトドアで活躍してくれますよ。
超ロングスタンバイモードを搭載しているので、未使用時には自然放電を最小限にできるのも魅力です。UL94-V0認証の耐火性能も備えているので、夏キャンプでも安全に使用できます。二人での夏のキャンプで、熱中症対策として冷蔵庫を使いたい方にもおすすめです。
●Jackery ポータブル電源 1000 Plus
Jackery ポータブル電源 1000 Plusは、定格出力2000W/電気容量1264Whという大容量・高出力の機種です。AC出力やUSB出力、シガーソケット出力などの計8つのポートから、暑さ対策や調理で使用する家電に同時に給電できます。
45℃の高温環境でも使用できる高温耐性が備わり、合計62個の保護システムと12重のBMS保護システムを搭載しているので、子供連れの夏キャンプにも安心です。5kWhまで容量を拡張できるので、宿泊を伴う複数人での夏キャンプにあると便利ですよ。
7.夏キャンプに関するよくある質問
楽しい思い出作りに一役買ってくれる夏キャンプですが、注意点も多くあります。最後に、夏キャンプに関するよくある質問を紹介するので、参考にしてみてください。
●夏キャンプで寝るときにできる暑さ対策は?
睡眠の質はキャンプの満足度にも直結するので重要です。寝苦しい夜になるイメージが強い夏のキャンプですが、以下のような対策を行うことで、快適に眠れます。
・封筒型で夏用のシュラフを選ぶ
・コットの上に寝ることで、背中の通気性を良くする
・ポータブル電源を使い、扇風機を夜通し稼働する
・氷枕で首元を冷やす
●夏キャンプで焚き火はしない方がいい?
焚き火には暖をとる役割があるため、夏キャンプには必要ないように思われるかもしれません。しかし、焚き火でキャンプ料理を作ったり、薪が爆ぜる音と炎を眺めてリラックスしたりと、夏キャンプにも焚き火があることで楽しみ方は広がります。
●夏キャンプで取るべき日焼け対策は?
女性や肌が弱い方は、日焼け対策も必要です。帽子を着用し、タープを設営することで、できるだけ日陰にいるよう工夫しましょう。また、UVカット効果のある素材や天然の日焼け防止効果があるメリノウール素材などを服装に取り入れてみてください。
まとめ|夏キャンプは暑さ・虫対策を徹底しよう
夏キャンプは、家族全員の予定を合わせやすく、思い切り自然の中で遊べます。ただし、夏は猛暑に見舞われるので、何も対策をしなければ快適なキャンプは望めません。また、虫も比較的多くなるため、虫除け対策も重要です。
この記事で紹介した夏キャンプの必需品を揃えて、最高の思い出にしましょう。
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