「最新」コスパ最強のポータブル電源おすすめ
ポータブル電源は数万円から数十万円といった、まとまった費用が必要な機器です。せっかく購入するのですから、コスパに優れたポータブル電源を選びたい方も多いでしょう。とはいえ「安ければコスパ最強」というように、単純な法則では決まらないことも事実です。どのようなポータブル電源が、コスパに優れているかをしっかり確認していきましょう。
ポータブル電源コスパ最強とは
①メーカーや実績
コスパ最強のポータブル電源を選ぶにあたり、実績のあるメーカーであることは重要です。以下に挙げるメリットを得られることでしょう。
- ●製品のラインナップが豊富
- ●顧客のニーズに合った機能を備えている
- ●高い品質の製品を比較的低価格で提供できる
実績のあるメーカーは、社内にポータブル電源づくりのノウハウを蓄積しています。ここに市場調査の結果や顧客の声も加えることで、「この価格にしては高機能・高品質」といった製品を作りやすいわけです。
②価格
価格は、コスパの良さを知る簡単な指標の一つです。同一メーカーで同一の製品が複数の店舗で売られている場合、最も安価な店舗で買うことはコスパの良い買い方です。またセールを狙って購入することも、おすすめの方法に挙げられます。
③電池容量
電気を取り出せる容量を示す「電池容量」(電力容量)も、ポータブル電源を選ぶ重要なポイントに挙げられます。電池容量が大きいほど長い時間使えるためです。例えば消費電力55Wの電気敷毛布を使う場合、電池容量が220Whならば4時間しか使えませんが、440Whあれば8時間使えます。
電池容量が2倍で価格も2倍ならば、コスパの良いポータブル電源は電池容量の大きいほうとなるわけです。電池容量については、以下の記事もご覧ください。
関連人気記事:Jackeryポータブル電源の選び方
➃充電の方法と性能
「ポータブル電源の充電方法はコンセントだけ」と思っている方も、多いのではないでしょうか。実際には以下の方法を使った充電も可能です。
- ●シガーソケットを使い、車から充電する
- ●ソーラーパネルを使い、太陽光で発電された電気を使って充電する
対応する充電方法が多いほど、ポータブル電源を使える場面も広がります。多くの充電方法に対応できる製品を選ぶとよいでしょう。
充電方法別の充電時間、および繰り返し充電可能な回数をチェックすることも重要です。たとえば就寝中に充電が完了していれば良い場合は、充電時間が6~7時間でも問題ありません。また繰り返し充電可能な回数が多いほど、コスパが良くなります。500回を目安にして、製品を選ぶとよいでしょう。
関連人気記事:「初心者必見」絶対に失敗しないポータブル電源の選び方
⑤高い安全性
どれだけ性能が高くても、発火や発煙などの事故を起こしやすいポータブル電源は避けるべきです。火災による余計な出費を防ぐためにも、安全性の高いポータブル電源を選びましょう。選ぶポイントは、以下の3つに分けられます。
項目 |
安全性を示すポイント |
PSEマーク |
電気用品安全法に基づき、電気製品の安全性が確保されていることを示すマーク。菱形と丸型の2種類がある。コンセントにつないで使う機器は、このマークがないと販売できない |
UN38.3 |
輸送時の安全確保を目的とした、国連による勧告。低圧状態や極端な温度変化、輸送時の振動や衝撃、重量物による衝突、外部短絡、過充電や過放電の項目がチェックされる |
防災用品等推奨品 |
一般社団法人防災安全協会が定めるマーク。マークがついた製品は災害時に役立ち、かつ安全な防災製品として推奨される |
上記に示す3つのマークがついたポータブル電源は、安心して使えます。非常時の備えにも役立つため、コスパが良いポータブル電源といえるでしょう。
関連人気記事:Jackery ポータブル電源の安全性について
⑥定格出力や出力ポートの種類
コスパ最強のポータブル電源を選ぶ際には電池容量と別に、定格出力のチェックも重要です。定格出力は、ポータブル電源が安定して出力し続けられる電力を示します。
たとえば定格出力が200Wの場合、250Wの機器をつないで使うことはできません。できるだけ高い定格出力を持つポータブル電源を選ぶことは、コスパ最強の製品選びにつながります。
また家電や電気・電子機器に電源を供給する方法は、以下のとおり多様化しています。
- ●AC100V電源
- ●DC出力ポート
- ●USB-A(USB Type-A)
- ●USB-C(USB Type-C)
AC100V電源があると使用できる機器が大きく増加し、使い勝手が良くなります。車で使いたい場合は、DC出力ポートがあると便利です。USBポートは、スマホなどモバイル機器の充電によく使われます。近年はUSB-Cの端子を持つ機器もあるため、USB-Cのポートがあるとより便利です。
定格出力については、以下の記事もご参照ください。
⑥サポート体制
購入後の充実したサポート体制は、ポータブル電源を安心して使ううえで欠かせません。しかしサポートレベルは、メーカーにより大きく異なります。ポータブル電源を購入する場合は、以下の項目をチェックしましょう。
- ●不明な点をいつでもインターネットを使って問い合わせできる
- ●初期不良への対応が可能
- ●保証期間は3年間あり、修理時の送料は無料
- ●取扱説明書をいつでもダウンロードでき、内容を確認できる
保証期間が長ければ、その間は買い換えを迫られる必要がないわけです。多少高価であっても、長い目で見ればコスパの良いポータブル電源といえます。
ポータブル電源コスパ最強のものを選ぶ方法
Step1: 使いみちを明確にして、購入するポータブル電源の容量と定格出力を決める
せっかくポータブル電源を購入しても、必要な機器を使えないのでは効果が半減します。どの機器をつなぎたいか事前に使いみちを決めておくことは、ポータブル電源を役立てるコツです。適切なポータブル電源を選ぶためには、必要とされる電池容量や定格出力の計算が必要です。どのように求めればよいか、詳しく確認していきましょう。
電池容量の計算方法
電池容量の計算はポータブル電源につなぐ機器のワット数に、つなぐ時間をかけて求めます。単位は「Wh」です。複数つなぐ場合は、機器ごとに計算した値を足し算して求めます。
一例として、以下の電気機器を同時に使うケースを考えてみましょう。
- ・消費電力55Wの電気敷毛布
- ・スマホを消費電力18Wで充電する
上記の組み合わせで1時間使う場合、必要な電池容量は73Whとなります。
(55W+18W)×1時間=73Wh
2時間使うと146Wh、3時間使うと219Whです。200Whの電池容量を持つポータブル電源の場合、この組み合わせで使える時間は3時間弱にとどまります。
電池容量の計算方法は、以下の記事もご覧ください。
関連人気記事:Jackeryポータブル電源の選び方
定格出力の決め方
ポータブル電源には電池容量のほかに、「定格出力」も選ぶ際のポイントに挙げられます。定格出力が大きくなれば、ワット数の大きい電気機器も使えるというわけです。ポータブル電源の定格出力は、同時に使う機器の消費電力を合計したワット数以上でなければなりません。例として、以下のケースを考えてみましょう。
電気敷毛布で暖まりながらノートパソコンを使い、スマホ2台も同時に充電したい。ノートパソコンは普段バッテリーで使い、充電するときは電気敷毛布を使わない。
必要な消費電力の例を、以下に挙げました。なお消費電力は機器により異なるため、取扱説明書などで事前にご確認ください。
電気機器 |
ケース1(電気敷毛布使用中) |
ケース2(ノートパソコン充電中) |
電気敷毛布 |
55W |
- |
ノートパソコン |
- |
30W |
スマホ2台 |
36W(18W×2台) |
36W(18W×2台) |
合計 |
91W |
66W |
上で示したケースでは、定格出力91W以上のポータブル電源を選べばよいでしょう。定格出力については、以下の記事もご参照ください。関連人気記事:【徹底解説】ポータブル電源の購入前に知っておくべき定格出力とは?
Step2: 容量、出力性能と充電性能が同じ複数のポータブル電源からコスパ最強のものを選ぶ方法
性能が同じ製品は、どうしても価格で選びがちです。しかし、最も安いポータブル電源がコスパ最強とは限りません。以下の項目を考慮し、総合的に比較することが重要です。
- ・メーカー
- ・サポート体制
- ・安全性
- ・価格
どのような点に注意して選べばよいか、詳しく確認していきましょう。
●ポータブル電源の実績が豊富なメーカー
仕様や機能が同じならば、ポータブル電源は実績のあるメーカーから選びましょう。より安全で性能が高く、価格も抑えられるメリットがあります。これにより、コスパの良い製品を選ぶことが可能となるわけです。
●充実したサポート体制
いくら製品が魅力的でも、サポート体制が整っていないと不安に感じがちです。故障した際に高額な費用がかかると、コスパは悪くなります。また修理に日数がかかると不便をこうむる期間が長くなり、コスパの低下につながります。
このような事態を防ぐためにも、充実したサポート体制を持つメーカーの製品を選ぶことがおすすめです。
●製品の安全性
現在のポータブル電源は、リチウムイオン電池が主体です。取扱方法を誤ると事故につながりやすいため、安全性の高い製品を選ばなければなりません。以下の項目は、重要なポイントに挙げられます。
- ・過充電や過放電を防ぐなど、安全を守る仕組みが内蔵されているか
- ・内部が高温となった場合は、充電の停止やファンの起動といった対応を行えるか
- ・本体に防火材料を使っているか
- ・ハンドルがついているか、ハンドルはじょうぶか
●価格はコスパを決める要素の一つに過ぎない
価格はコスパの良さを示す重要な要素ですが、価格だけを比較してポータブル電源を選ぶことはおすすめできません。「安物買いの銭失い」といわれるように、以下の製品を選んでしまうリスクがあるためです。
- ・安いが価格に見合わない性能の製品
- ・サポート体制が貧弱なメーカーの製品
- ・安全への取り組みが熱心でないメーカーの製品
もし安い製品を見かけたら、安価となった理由は何か、信頼のあるメーカーかどうかという点にも着目することで、コスパの最強ポータブル電源を手に入れやすくなります。
初心者におすすめのコスパ最強のポータブル電源
初めてポータブル電源を使う方には、Jackeryが提供する以下の製品をおすすめします。
- ・Jackery ポータブル電源 240
- ・Jackery ポータブル電源 400
- ここからは、まずJackery製品の特徴や選ぶメリットをご紹介します。また各機種について、性能や特長を紹介していきます。
Jackery製品の優れた特徴をご紹介
Jackery(ジャクリ)は2012年に創立した、歴史が10年余りのメーカーです。しかしポータブル電源では、以下のとおり豊富な実績を持っています。
- ●ポータブル電源での市場シェアが1
- ●世界での累計販売台数が200万台を突破
- ●2022年度グッドデザイン賞を受賞
実績だけでなく安全に使えることも、Jackery製品の優れた特徴に挙げられます。本体は防火材料を使っているため、爆発や火災の心配はいりません。リチウムイオン電池にありがちな高温に対しても、放熱に優れた素材やファンの搭載で対応しています。
もちろん過充電や過放電、過電流から保護する安全機能も搭載。Jackery製品は一般社団法人防災安全協会が認証する「防災製品等推奨品」となっています。
Jackeryでは、豊富なサポートも提供しています。Jackery Japan公式サイトで製品保証登録した方には、3年間の保証をご提供。また取扱説明書をいつでもダウンロードできるほか、不明な点は公式サイトのフォームで質問できます。よくあるサポート窓口のように、平日の日中に電話がつながるまで長い時間待つ必要はありません。
機種ごとの特長や活用シーン、機能を紹介
ここからは、機種ごとの特長を確認していきましょう。
製品名 |
特長 |
重量が3kg程度であり、手軽に持ち運べる スマートフォン14回の充電が可能 AC100V電源(60Hz)も使える |
|
重量が4.1kg程度と、持ち運び可能な重さ スマートフォン22回の充電が可能 AC100V電源(60Hz)も使える |
活用シーンごとにおすすめする製品は、以下のとおりとなります。
購入者の希望やニーズ |
おすすめの製品 |
予算が3万円以下 持ち運びを重視したい |
Jackery ポータブル電源 240 |
予算が5万円以下 日帰りや1泊2日のキャンプに使いたい 災害に備えたい |
Jackery ポータブル電源 400 |
製品ごとの機能を、以下にまとめました。また価格は、Jackery公式サイトでの税込み価格(2023年2月13日時点)を示しました。
製品名 |
||
容量 |
241.9Wh |
403Wh |
定格出力 |
200W |
200W |
出力ポート |
AC100V×1 USB-A×2 シガーソケット×1 |
AC100V×1 USB-A×2 シガーソケット×1 |
充電方法 |
AC電源(5.5時間) シガーソケット(6.5時間) |
AC電源(7.5時間) シガーソケット(10.5時間) |
重量 |
3.1kg |
4.1kg |
価格 |
21,800円 |
49,300円 |
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