ソーラーパネルの発電量はどのくらい?1日・1枚・年間の発電量目安を解説

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ソーラーパネルを導入する際、「1日にどのくらい発電できる?」「1枚あたりの発電量は?」と気になる方も多いでしょう。太陽光発電協会によると、1kWあたりの年間発電量は約1,000kWhが目安です。ただし、実際の発電量は設置場所や季節、天候などによって変わります。

本記事では、1日・1枚・年間の発電量の目安を詳しく解説。発電量が少ない原因も解説するので、ソーラーパネル導入時の参考にしてみてください。

目次
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1.ソーラーパネルの発電量はどのくらい?計算方法と容量別の目安

ソーラーパネルの発電量はどのくらい?計算方法と容量別の目安

ソーラーパネルの発電量は設置する太陽光パネルの出力だけでなく、日射量や天候、設置条件などによっても変わります。そのため、導入前に発電量の目安を把握しておきましょう。ポイントは、以下のとおりです。 

● 1kWのソーラーパネルでは、年間約1,000kWhの発電が期待できる

● 実際の発電量は、設備出力に日射量や発電ロスなどを加味して算出する

● 3kWなら1日約8.2kWh、5kWなら約13.7kWh、10kWなら約27.4kWhが目安になる 

以下で、それぞれ詳しく解説します。

①ソーラーパネル1kWあたりの年間発電量は約1,000kWhが目安

kWは太陽光発電設備の出力、kWhは実際に発電した電力量を表す単位です。ソーラーパネルの発電量を確認するときは、設備の出力を示すkWと実際につくられる電力量を示すkWhを区別しましょう。 

ソーラーパネルの発電量は、1kWあたり年間約1,000kWhが目安です。たとえば、4kWのソーラーパネルなら、年間約4,000kWhの発電量が期待できます。 

ただし、これは一定の条件下で算出した目安です。実際の発電量は地域や太陽光パネルの方位・傾斜角度、天候などによって変動する点を覚えておきましょう。

参考:太陽光発電協会|よくある質問

②発電量は「発電容量×日射量×損失係数」で計算できる

ソーラーパネルの発電量は、一般的に「発電容量×日射量×損失係数」で概算できます。日射量は太陽から受けるエネルギーの量を示すもので、地域や季節、時間帯によって異なります。 

またソーラーパネルで受けた太陽エネルギーが、すべて電力に変換されるわけではありません。パネルの温度上昇やパワーコンディショナーでの変換、配線などによる損失が発生するのでこれらを考慮して発電量を算出します。 

たとえば、発電容量5kW、日射量4kWh/㎡、損失係数0.85と仮定した場合、「5×4×0.85=17kWh」が1日の発電量の目安です。ただし、実際の日射量や損失の程度は設置環境によって異なるため、発電量も変動します。 

参考:太陽光発電協会|太陽光発電の技術動向

③1日の発電量は「3kW⇒8.2kWh」「5kW⇒13.7kWh」「10kW⇒27.4kWh」が目安

1kWあたり年間約1,000kWhという目安を1日あたりに換算すると、約2.7kWh/日となります。この数値をもとに容量別の発電量を計算すると、以下のとおりです。 

ソーラーパネルの容量

1日の発電量の目安

3kW

約8.2kWh

5kW

約13.7kWh

10kW

約27.4kWh

また、400W(0.4kW)のソーラーパネル1枚であれば、0.4kW×約2.7kWhとして1日あたり「約1.1kWh」が目安です。

ただし、これらは年間発電量を365日で均等に割った概算値です。実際には、日射量の多い時期は発電量が増える一方、雨や曇りの日には大きく低下する場合があります。ソーラーパネルを導入する際は、設置場所や季節による変動も考慮して発電量をシミュレーションしましょう。

※設置工事不要でベランダや庭などで太陽光発電を始められるソーラー発電機:


2.ソーラーパネルの発電量は面積でどのくらい変わる?

ソーラーパネルの発電量は面積でどのくらい変わる?

ソーラーパネルは、設置できる面積が広いほど多くのパネルを設置でき、発電容量も大きくできます。面積ごとのソーラーパネルの設置枚数と発電容量の目安は、以下のとおりです。

● 10㎡なら400Wのソーラーパネルを約5枚、合計2kWを設置できる

● 20㎡なら400Wのソーラーパネルを約10枚、合計4kWを設置できる

● 設置面積が広くなるほど、より大きな発電容量を確保できる

ただし実際に設置できる枚数は屋根の形状や障害物、パネルの配置などによって変わります。ここで紹介する枚数や発電容量は、パネルを効率よく配置できると仮定した場合の目安として考えてください。以下で、詳しく解説していきます。

①400Wのソーラーパネル1枚に必要な設置面積は約2㎡が目安

400Wのソーラーパネルは製品によってサイズが異なりますが、一般的な住宅用パネルでは1枚あたり約2㎡が設置面積の目安になります。たとえば、パネルの面積が約2㎡であれば、10㎡のスペースには単純計算で5枚程度を設置可能です。

1枚あたり約2㎡とすると、1㎡あたり約200Wの発電容量を確保できる計算になります。設置面積が限られている場合は、パネル1枚あたりの出力も確認しながら設置できる容量を検討すると良いでしょう。

②10㎡なら400Wのソーラーパネルを約5枚、合計2kW設置できる

設置可能な面積が10㎡あり、400Wのソーラーパネル1枚あたり約2㎡とすると約5枚を設置できる計算です。400W×5枚で、発電容量は合計2kWになります。

2kWの太陽光発電システムは、比較的小さな容量です。住宅に設置する場合は、家族構成や電気の使用量などを考慮し、必要な発電容量を検討しましょう。

③20㎡なら400Wのソーラーパネルを約10枚、合計4kW設置できる

20㎡のスペースに400Wのソーラーパネルを設置する場合、1枚約2㎡として約10枚を設置できる計算です。400W×10枚なので、合計の発電容量は4kWになります。

10㎡の場合と比べて設置できるパネルが2倍になるため、同じ性能のパネルを使用すれば発電容量も2倍です。設置できる屋根面積が広ければ、その分だけ大きな容量の太陽光発電システムを導入しやすくなります。

合わせて読みたい:ベランダで使えるソーラーパネルのおすすめ4選!Jackery(ジャクリ)なら賃貸マンションでもOK!

3.ソーラーパネルの発電量をシミュレーションする時の注意点

ソーラーパネルの発電量をシミュレーションする時の注意点

ソーラーパネルの発電量は、設置前にシミュレーションすることで目安を把握できます。シミュレーションを活用する際は、以下の点に注意しましょう。 

● 日射量や天候などの影響により、予測値と実際の発電量には差が生じる

● パネルの性能や温度、パワーコンディショナーなどによる損失も発電量に影響する

● 自宅の屋根の向きや傾斜、周辺環境などを反映したシミュレーションで確認することが重要 

以下で、詳しく解説します。

①シミュレーション結果と実際のソーラーパネル発電量には差が出る

ソーラーパネルの発電量シミュレーションは、過去の日射量などのデータをもとにした予測値です。そのため、実際の発電量と完全に一致するとは限りません。 

たとえば、長雨や台風などで日射量が少ない日が続けば、シミュレーションを下回る可能性があります。一方、晴天が多い場合には予測値を上回ることもあるでしょう。 

また設置後に周辺の建物や木などによって、日当たりが変化するケースもあります。シミュレーション結果は、あくまで発電量を予測するための目安として活用しましょう。 

参考:環境省|地域における再生可能エネルギー事業の 事業性評価等に関する手引き

②発電量はパネルの性能や損失係数によって変わる

ソーラーパネルの発電量は、パネルの出力能力だけで決まるものではありません。太陽電池の温度特性やパワーコンディショナーの変換効率、配線などによる損失も影響します。 

太陽光を受けたエネルギーが、そのまますべて電力になるわけではないためです。とくに太陽電池は温度が上昇すると出力が低下するほか、パワーコンディショナーでの変換や配線などでも損失が発生します。そのためパネルの公称出力だけでなく、各種の損失や補正を考慮して発電量をシミュレーションしましょう。 

参考:太陽光発電協会|太陽光発電の技術動向

③自宅の発電量を正確に知るには設置条件を反映したシミュレーションが必要

自宅でソーラーパネルはどの程度発電できるのかを詳しく知りたい場合は、以下のような実際の設置条件を反映したシミュレーションを行う必要があります。 

● 屋根の向きや傾斜角度

● 設置地域の日射量

● ソーラーパネルの出力能力(KW数)

● 周辺の建物や樹木による影 

「5kWなら年間5,000kWh」のように容量だけで判断することはできません。施工業者などに自宅の条件を確認してもらい、より具体的な発電量をシミュレーションすると良いでしょう。 

関連記事:ソーラーパネルをベランダに置いて太陽光発電!賃貸・分譲マンションでも賢く節電しよう

4.ソーラーパネルの実際の発電量はどうやって確認する?

ソーラーパネルの発電量の確認方法は設置している機械やメーカーによって異なりますが、主に以下の3つの方法で確認できます。 

● 専用モニターで現在の発電量や過去の発電実績を確認する

● パワーコンディショナ本体やリモコンに表示される発電量を確認する

● 専用アプリを使ってスマートフォンなどから発電状況を確認する 

以下で、それぞれ詳しく解説します。

①モニターや発電量表示機能で確認する

太陽光発電システムには、発電量や消費電力量などを表示するモニターが設置されている場合があります。機種によっては現在の発電状況だけでなく、1日・1か月などの発電実績を確認可能です。 

ソーラーパネルの発電量を日々チェックすれば、季節による変化や天候による違いも把握しやすくなるでしょう。過去の発電量と比較すれば、発電量が普段より少なくなっていないかを確認することもできます。 

②パワーコンディショナで発電量を確認する

パワーコンディショナ(パワコン)は、太陽光パネルで発電した「直流電力」を家庭で使用できる「交流電力」に変換する機器です。機種によっては、パワーコンディショナ本体や専用リモコンに現在の発電電力が表示されます。 

専用モニターがない場合でも、パワコンの表示からソーラーパネルの発電状況を確認できるケースも。現在の発電電力だけでなく、これまでに発電した電力量の合計(積算発電量)を確認できる場合もあるため、これまでにどれくらい発電したのかを把握したいときにも役立ちます。 

③専用のアプリで確認する

太陽光発電システムによっては、専用アプリをスマートフォンにインストールして発電量を確認できるものもあります。アプリでは現在の発電量だけでなく、過去の発電量をグラフで確認したり、消費電力や蓄電池の残量などを確認できたりする機種も多いです。

またインターネットに接続することで、自宅にいないときでもスマホから発電状況を確認できるシステムがあります。外出先から発電量を確認したい人にとって便利な方法です。

関連記事:日陰でもソーラーパネルで発電できる?発電量の影響・対策・設置場所を解説

5.ソーラーパネルの発電量が少ない原因と対策

ソーラーパネルの発電量が少ない原因と対策

ソーラーパネルの発電量が少ないと感じたときは、すぐに故障を疑わずにまずは原因を確認しましょう。主な原因は、以下のとおりです。 

● 雨や曇りの日が続いたり季節が変わったりすると、日射量が減って発電量も低下する

● 建物や樹木の影、パネル表面の汚れによって、太陽光が遮られてしまう

● パネルの向きや傾斜角度によっては、十分な日射を受けられない場合がある

● パネルやパワーコンディショナなどの劣化・故障によって、発電性能が低下する 

以下で、それぞれ解説していきます。

①天候や季節によって日射量が減少する

ソーラーパネルは太陽光を利用して発電するため、雨や曇りの日は日射量が少なくなり、発電量も低下します。季節によって日照時間が変わることも影響します。とくに梅雨や冬は、晴天が多い時期と比べて発電量が少なくなりやすいです。 

天候によるソーラーパネル発電量の変動は自然なものなので、数日間の発電量だけで異常と判断する必要はありません。季節ごとのソーラーパネル発電量も含めて、長期的な発電実績を確認しましょう。 

②ソーラーパネルに影や汚れがある

建物や樹木などの影がソーラーパネルにかかると、発電量が低下する可能性があります。パネル表面に砂ぼこりや鳥のふんなどが付着している場合にも、太陽光が遮られてしまうため注意が必要です。 

周辺環境に変化がないか、ソーラーパネルに目立った汚れがないか確認してみてください。ただし、高所に設置された太陽光パネルを自分で清掃するのは危険です。必要に応じて、専門業者へ相談しましょう。 

③ソーラーパネルの設置方向や角度が適していない

ソーラーパネルは、設置する方向や傾斜角度によって受けられる日射量が変わります。一般的には南向きが適していますが、屋根の形状によっては東西向きなどになる場合もあるでしょう。 

設置後にソーラーパネルの向きや角度を変更するのは簡単ではありません。そのため新たに導入する場合は、屋根の条件を踏まえて発電量をシミュレーションしましょう。 

合わせて読みたい:ソーラーパネルの角度を合わせて最高効率で発電しよう!ベストな角度の決め方を解説

④ソーラーパネルや周辺機器が劣化・故障している

ソーラーパネルやパワーコンディショナなどの機器が劣化・故障すると、発電量が低下する場合があります。とくに設置から長期間経過している場合は、経年劣化による出力低下が原因の可能性が高いです。 

天候や設置環境に問題がないにもかかわらずソーラーパネルの発電量が急激に減った場合は、自己判断で修理せずに施工業者やメーカーなどに点検を依頼しましょう。

関連記事:太陽光発電は変換効率もチェック!発電効率を高く保つ4つのポイントも解説 

6.太陽光発電を導入するなら工事不要&高発電効率の「Jackery Solar Generator」がおすすめ

太陽光発電を導入するなら工事不要&高発電効率の「Jackery Solar Generator」がおすすめ

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7.ソーラーパネルの発電量に関するよくある質問

ここでは、ソーラーパネルの発電量に関するよくある質問にお答えします。

①100Wソーラー パネルの発電量はどのくらい?

100Wのソーラーパネルは、晴天時なら1日約300~400Whの発電が目安です。ただし、実際の発電量は日射量や天候、パネルの設置角度などによって変わります。100Wの1ソーラーパネルなら日照条件の良い時間を3時間とした場合、約300Whの発電量が目安です。 

より詳しい発電量の計算方法や、100Wソーラーパネルでできることを知りたい方は、「ソーラーパネル100Wおすすめ4選!できることや選び方・発電量をあげるコツも解説」を参考にしてみてください。

②200Wソーラー パネルの発電量はどのくらい?

200Wのソーラーパネルは、1日約880Whの発電が目安です。日照時間を5.5時間とした場合、「200W×5.5時間×0.8」で算出できます。 

100Wのパネルと比べて発電容量が2倍になるため、同じ条件ならより多くの電力を確保可能です。200Wソーラーパネルの詳しい発電量や選び方については、「ソーラーパネル200Wで何ができる?発電量やおすすめ製品・選び方を紹介」をご覧ください。 

参考:気象庁|観測開始からの毎月の値

③キャンピングカーにソーラーパネルを積んだら発電量はどのくらいになる?

キャンピングカーに積むソーラーパネルは、容量によって発電量が異なります。100W・200W・400Wを例にすると、1日の発電量の目安は以下のとおりです。 

ソーラーパネルの容量

1日の発電量の目安

100W

約440Wh

200W

約880Wh

400W

約1,760Wh

※日照時間5.5時間、発電ロスなどを考慮した場合の目安 

100Wならスマートフォンや照明などの小型機器、200Wなら冷蔵庫などの家電、400Wなら複数の家電を使いたい場合など、必要な電力量に応じて容量を選べます。

キャンピングカーで複数の家電を使いたい方には、「Jackery Solar Generator 2000 New」がおすすめです。2,042Whの大容量と2,200Wの高出力を備え、冷蔵庫や電子レンジなどにも対応。最大400Wのソーラー入力にも対応しているため、効率よく発電して電気を利用できます。

③50Wソーラーパネルの発電量は?何ができる?

50Wのソーラーパネルは、日射条件などによって変わりますが、1日あたり約219Whが目安です。農林水産省の試算では、日射時間6時間、損失係数0.73の場合に約219Whとなっています。 

スマートフォンの充電など、比較的消費電力の小さい機器への電力供給に活用が可能です。50Wソーラーパネルの具体的な発電量や何ができるのかを詳しく知りたい方は、「ソーラーパネル50Wの発電量・できること|使用上の注意点・選び方」を参考にしてみてください。 

参考:農林水産省|地域資源利用型産業創出緊急対策事業

まとめ

ソーラーパネルの発電量は日射量や天候、設置方向、角度、影などによって変わります。1kWあたり年間約1,000kWhが目安ですが、実際の発電量を知るには自宅の設置条件を反映したシミュレーションを行いましょう。 

また発電した電気を蓄えて夜間や停電時にも使いたい場合は、工事不要で導入できる「Jackery Solar Generator」も選択肢となります。自分に合った発電・蓄電方法を検討してみましょう。 

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