車中泊の快適さは換気にあり!換気グッズおすすめ6選と臭い対策豆知識を紹介

車中泊の快適さは換気にあり!換気&便利グッズ6選|臭い対策豆知識

車中泊を何度か経験された方の中には、「車内の臭いが気になる」と感じた方は少なからずいらっしゃるかと思います。車内は気密性が高く匂いが溜まりやすい場所です。

今回の記事では、車中泊における臭いを外に逃がすための換気についてくわしく解説しています。車中泊で換気の必要性や、車内の臭いを除去するための便利グッズもご紹介していますので、車内の匂い対策を考えている方は最後までじっくり読んでくださいね。

車中泊における換気の必要性はかなり大きい

車内で長時間を過ごしていると、自然と匂いは蓄積されていきます。それは、自分の体臭であったり、生活臭であったり、食べ物の匂いだったり。匂いの発生源は、意外にもたくさんあるのです。

その匂いは長時間居れば匂いに慣れてしまって、自分では気づかないことも。換気のつもりで窓を少し開けていても、空気の流れが悪ければ匂いはなかなか外に出てくれません。ここでは車中泊で換気する必要性を解説します。

●食べ物臭が残ってしまう

車中泊の醍醐味の1つでもある車内での食事。車内で調理をすればおのずと匂いは発生してしまいます。IH調理器で温めたり、何かを焼いたりすると、かなり匂いは発生してしまいます。匂いを堪能するのは食事の楽しみではあるものの、換気を疎かにしてしまえば最悪の場合、車内に匂いが染み付いてしまうことも。

一度匂いが付いてしまえば、取り除くのは大変です。窓を開けるのはもちろんのこと、空気の流れをつくって外の空気と循環させる仕組みも考えておかなければなりません

●生活臭が残ってしまう

数日間の車中泊旅をする場合、寝具や衣類から発生する生活臭には気を付けるようにしなければなりません。現地で宿泊したときに着替えた衣類や、寝袋を使用したときにも自分の汗が寝具に染み込んでしまいます。

人は寝ている間にコップ1杯くらいの汗をかいています。そのかいた汗は寝袋や衣類についてしまうので、匂いの発生源になってしまうのです。

·着替えた衣類は密閉できる袋に入れるか、コインランドリーで洗ってしまう

·寝袋は定期的にファブリーズを吹きかけ空干しする習慣をつける

·洗える寝袋なら車中泊から帰ったらこまめに洗っておく

ことが、生活臭を車内に蓄積させない方法として有効な手段です。

●湿度や熱気が残ってしまう

車内は湿度が上がりやすい傾向にあります。とくに、梅雨時期ともなると、じめじめして過ごしにくくなりますよね。車内の湿度はときに70%を超えることも。車内の湿度を下げる方法としては、

·車内に乾燥剤を置く

·カーエアコンのスイッチを入れる

·こまめに換気する

などの方法があります。乾燥剤も効果的ですが、気分をリフレッシュさせるためにもこまめに換気するのは良い方法です。

また、夏は熱気が車内にこもりやすいこともあり、換気によって熱を外に逃がしてやらないといけません。車内温度が50℃を超えるときもある真夏では、熱中症の危険もあるため換気は必須となってきます。

●最悪の場合カビが増殖する

カビが活動し始めるのは、湿度が60%を超えたあたりから活発になっていきます。湿度が70%を超えた状態が続くと数か月、80%以上では数週間でカビが繁殖し始めるので注意しましょう。カビの発生を防ぐには、湿度を60%以下にキープすることです。

車内に温度計&湿度計を設置して、チェックしてみるのも良いですね。一度車内にカビを発生してしまうと、取り除くのが大変です。方法としては、

1. エタノールや酸素系漂白剤を染み込ませた布やペーパーでカビの部分を湿布、染み込ませる

2. しばらく放置したあと、乾いた布でエタノールや漂白剤をしっかりふき取る

などの方法が有効です。そのほか、布用のシートクリーナーを使ったり、エアコンの掃除、定期的に日当たりの良い場所で窓を開けて換気しておくとよいでしょう。

車中泊の匂い対策におすすめの換気グッズ6選

車中泊の匂い対策におすすめの換気グッズ6選

車内に残った臭いを外に逃がすための車中泊換気に有効な便利グッズをご紹介します。窓を開けただけでは十分な換気ができません。空気の流れを作るためにも便利グッズを有効に使って臭いを蓄積させないようにしましょう

●車中泊換気グッズ1:サーキュレーター

サーキュレーターを日本語に直訳すると「循環装置」です。強力な風を一直線に送ることで、部屋の空気を循環させる働きがあります。狭い範囲に強い風を送ることに秀でており、空気の流れをつくるのに適しています。

気になる臭いを外に逃がすためには、窓を開けてその方向にサーキュレーターをかけることで、匂いは風に乗って一直線に窓も方向へ追いやられます。匂いは染みつく前に、外に逃がしてあげましょう。

食事をするとき、車内で料理をつくるときなど、両側の窓を開けてどちらかの窓をめがけてサーキュレーターをかけることで、湯気や煙を効率よく外に送ることができます。

●車中泊換気グッズ2:換気扇

車載用換気扇を使用すれば、車内の熱気や匂いを効率よく外に出すことができます。車内空気の循環能力に優れていて、

「タバコの臭い」

「食べ物の臭い」

「生活臭」

「ペット」

など、気になる臭いを換気してくれる便利アイテムです。主に窓の隙間に取り付けるものが多く、USB電源で動くものやソーラーパネル付きのものまであるので、あなたの用途に合ったものを選びましょう。値段も数千円とお手頃な価格で販売されていますよ。

●車中泊換気グッズ3:車用網戸

夏場だと、虫が入ってくることが嫌でつい窓を閉め切ってしまいがちになりますよね。蚊に刺されやすい方であればなおさらです。そんなときは、車用の網戸をクルマのドアに取り付けることで、蚊の侵入を防ぐことができます。

·車用網戸は車種専用のものがある

·ドアのサイズごとに分けられているもの

·スライドドア用の網戸

など、種類も豊富に販売されているので、あなたのクルマの車種を確認して探してみましょう。取り付けは簡単なので、苦労せず取り付けることができます。

●車中泊換気に便利グッズ4:空気清浄機

空気清浄機はコンパクトでドリンクホルダーに収まるくらいの大きさにも関わらず、しっかり臭いを除去してくれます。ポータブル電源やモバイルバッテリーなどから電力供給できるので、持ち運びも可能です。

車中泊キャンプなど、車外へ持っていくこともできます。匂い以外にも、

·空気中に含まれるダスト

·菌

·花粉

なども取り除いてくれます。「イオン発生型」だと湿度によるカビ菌などの浮遊菌を除去できるので、湿度の高い車内をクリーンに保つことのできる便利アイテムとして重宝しますよ。

お手頃な価格で言えば、シガーソケットに取り付けるタイプのものなら2,000円程度で購入でき、性能で選ぶなら1,0000円以上のものまで豊富に販売されています。

●車中泊に便利なグッズ5:消臭剤&脱臭剤

車内の気になる匂いと言えば、食べ物や生活臭のほかにも

·フロアマットについた雑菌

·エアコン内部のカビ

·シートに染み込んだ汗

など、車中泊をしていなくても車内には匂いが蓄積されやすい傾向にあります。車内の臭いを除去する手段として、消臭剤や脱臭剤を利用するのも1つの方法と言えますね。

一度、匂いなどを一気にリセットしたいとお考えなら、スチーム型の消臭剤をおすすめします。

殺虫剤のバルサンのように、スチームを発生させて消臭成分をクルマの隅々まで行き渡らせる手法です。安定化二酸化炭素という匂いの原因に直接作用する、消臭効果の高い方法なのでおすすめです。ほかには、

·エアコン取付型

·シート下型

·スプレー型

など消臭剤にはいくつか種類があるので、あなたのクルマに合った消臭剤&脱臭剤を試してみてください。

●車中泊の換気に便利グッズ6:ポータブル電源

車中泊の換気に便利なグッズ「ポータブル電源」

車中泊の換気手段として、サーキュレーターや換気扇、空気清浄機を利用する場合、安定した電力供給源が必要となります。ポータブル電源があれば、換気用家電を長時間に使用することができるので、とても便利な装備となるでしょう。また、同時に複数の換気グッズを使うことも可能です。

ポータブル電源とは、大容量な電力を蓄えて、電源のない場所でも家電にAC電力を供給できるアイテムです。車内で自宅のように家電を使えるようになることから、車中泊やキャンプ、アウトドアの便利アイテムとして活用されています。

関連人気記事:快適な車中泊を実現するJackeryポータブル電源|活用方法

〇おすすめはJackery ポータブル 電源1000 Plus

「ポータブル電源と言えばJackery」

と言われるくらい、世界的にも有名なブランドとも言えるJackery(ジャクリ)製品を選べば、「損をした」「失敗した」ということにはなりません。200社以上の企業が推奨するメーカーで、安全面や品質面で高い評価を受けているからです。

また、1台買えば10年は使える長寿命と、最大5年間と安心できる長い保証期間もその理由の1つです。特におすすめの商品は、「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」です。

特徴は、

·1264Whの大容量と、2000Wの定格出力でほぼ全ての家電を動かすことができる

·電力が足らないかもしれないと思ったら、最大5kWhまで増設できる

·Jackery専用アプリでポータブル電源を管理できる

·大きな取っ手が付いているので持ち運びやすい

など、たくさんの魅力があります。ポータブル電源と言えば、決して安くはない買い物です。

どうせ買うならいろんなことに、長く使いたいですよね。そんな要望にも応えられるのがこの製品です。もしもの災害対策も含め、一家に一台あると便利なポータブル電源としておすすめの逸品です。

製品名 Jackery ポータブル電源 1000 Plus

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間

車中泊換気に関する豆知識と注意点

車中泊における換気対策として知っておいて損はない「豆知識」をまとめました。おもわず

「へえ・・・そうなんだ」

と心の中でつぶやいてしまう。そんな内容になっています。車中泊をこれからも続けていくなら、換気の重要性はこれまでの内容でご理解頂けたかと思います。その中で、換気についてもう少し深堀して車中泊を快適に過ごす知識として知っておくのも何かと便利です。

●扇風機とサーキュレーターの違い

「風を送り出すなら扇風機でも良いんじゃないか」

と考える方もいらっしゃるかもしれません。実は、扇風機とサーキュレーターでは利用目的が違うのです。

·扇風機:暑い時に人が涼しむために利用するのが目的

·サーキュレーター:空気を循環させるために使うのが目的

と、利用目的に違いがあり、扇風機は広い範囲に穏やかな風を送るためのものなのです。だから、匂いなどを外に出すには広範囲に風が行き渡ってしまうため、分散してしまいうまく車内の空気を外に逃がすことができません。一方で、サーキュレーターなら一直線に風を目的の場所に送る働きに秀でているため、車内の空気を効率よく外に出してくれます。

●重要なのは内気循環と外気導入

ほとんどのクルマに付いている「内気循環」と「外気誘導」の切替ボタン。

「内気循環にしておくとエアコンの効きが良くなる」

ことから、夏場はよくこのモードに設定されがちではないでしょうか。しかし、実はクルマの説明書には通常は外気誘導でご利用くださいと書かれているのだとか。この2つのモードは

·内気循環:野外の空気を取り入れず、室内で空調風の循環を行うモード

·外気誘導:野外の空気を取り入れ換気を行うモード

です。外気誘導が推奨されている理由としては、内気循環で長時間利用していると、車内に二酸化炭素を蓄積してしまうからです。二酸化炭素濃度が蓄積されると、疲労感の増加や注意力が低下する恐れがあります

夏は暑くてエアコンが良く効く「内部循環」にしたままになりがちですが、安全運転のためには適度に外気誘導に切り替える必要があることは知っておきましょう。

●臭いを匂いで誤魔化すのはNG

車内の気になる臭いを芳香剤で誤魔化すのはNGです。匂いを上塗りすることは、臭いの元を余計に悪化させてしまう恐れがあります。車内に一旦臭いがこびりついてしまうと、除去するのが大変なため、誤魔化すのでなく臭いの元を断つことが大切です。

また、匂いの元凶は細菌の活動を活発にして腐敗していくことにあります。放っておくと、細菌はどんどん増殖していくので、誤魔化しにも限界が訪れるでしょう。個人でどうにもならなくなったときはすでに手遅れで、専門業者に頼ることになってしまいます。

そうなると、余計な費用がかかってしまうことになるため、早めの対策が吉となります。

●こまめな掃除で臭いの元を撃退

車内の臭いを蓄積させないためにも、定期的な車内の掃除は大切です。晴れた日に、クルマのドアを全て開けて、荷物を外に出しクルマを掃除する習慣をつけましょう。そうすることで、濁った空気を循環させることもでき、臭いの元も絶つことができます。

·カーマットを洗って干す

·アルコール除菌や漂白剤で車内を拭いて除菌する

·寝袋や毛布、マットは洗濯して太陽光にあてておく

など、普段乗せている荷物や車中泊グッズの清掃も、臭いを蓄積させない手段として効果的な方法です。

まとめ:車中泊をするうえでポータブル電源は大活躍する

今回の記事では、車中泊における換気の大切さをまとめました。車中泊の換気アイテムとして便利グッズも紹介していますので、ぜひあなたの車中泊ライフに取り入れてみてください。

·車中泊における換気の重要性

·車内の臭い対策で便利グッズの紹介

·車中泊の換気方法豆知識

を中心に、車中泊の換気についてくわしくまとめました。その中で、ポータブル電源は換気の面でも大活躍してくれる便利なアイテムとしてご紹介しています。

車中泊をするうえで、臭いは天敵とも言えるかもしれません。車内で長時間過ごすことになる車中泊では、自宅などの室内より狭く空気が溜まりやすい場所です。自宅や自分の部屋よりも換気に対する意識は高く持っておいた方が良いでしょう。


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