スーパーで揃える非常食おすすめ15選!ドラッグストアで買えるものも紹介

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いざというときの非常食、スーパーやドラッグストアで手軽に購入できるものがたくさんあります。専門店やネットで防災セットを買わなくても、毎日の買い物ついでに少しずつ備蓄を始められるんです。

 

この記事では、スーパーやドラッグストアで揃えられる、災害時に役立つ非常食を15種類紹介します。また、効率的な備蓄方法や保管のコツも解説。この記事を読んで、さっそく次回の買い物から実践してみましょう。

目次

1.スーパーで揃える非常食おすすめ6選

 

スーパーの非常食はすぐに買いに行けるうえ値段も比較的安く、日常的に消費しながら備蓄できるのがメリットです。さっそく、スーパーで手に入る非常食を6つ紹介します。

飲料水

災害時に何より欠かせないのが水です。飲料水は1人あたり1日3リットルが目安とされています。これは飲み水だけでなく、調理用や手洗いなどにも使う分を含んだ量です。 

ペットボトルのミネラルウォーターは、未開封なら1〜2年ほど保存可能。水道水の賞味期限は3日(冷蔵保存なら10日)程度といわれています。長く保存できるペットボトルのミネラルウォーターを、家族の人数×9リットル(3日分)は最低限確保しておきましょう。 

参考:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」

乾パン

乾パンは非常食の定番中の定番。防災メディア「いつもしも」を運営するTAG株式会社が実施したアンケート調査では、もっともなじみのある非常食として選ばれています。

防災メディア「いつもしも」を運営するTAG株式会社が実施したアンケート調査では、もっともなじみのある非常食として選ばれています。

引用:PRTIMESいつもしも調べ 

乾パンはカリカリとした食感で、そのまま食べられるのが最大の特徴。水分をほとんど含まないため長期保存が可能で、多くの製品の賞味期限は5年前後です。カロリーも高く、空腹をしのぐのに役立ちます。

缶詰

缶詰は非常食の優等生。金属缶で密封されているため、開封するまで外部からの菌や空気の侵入を防ぎ、長期保存が可能です。また、缶のまま温めることもできるので、災害時の調理の手間も省けます。 

魚や肉の缶詰はタンパク質が豊富で、災害時のエネルギー源に。ツナやさばなどの魚缶、コンビーフなどの肉缶はそのまま食べても十分おいしく、栄養価も高いので多めに備えておきましょう。

即席スープ

即席スープは、お湯を注ぐだけで簡単に温かい食事になる災害時の強い味方です。寒い季節の災害では、温かいスープが心と体を温めてくれます。 

カップタイプやフリーズドライタイプなど種類も豊富で、保存期間も1年以上あるものが豊富。野菜や海藻が入ったものなら、不足しがちなビタミンやミネラルも摂取できます。コンパクトでかさばらないのも備蓄に便利なポイントです。

カップ麺

カップ麺はお湯さえあれば簡単に食べられる便利な非常食です。種類が豊富で、長期間の避難生活でも食事に変化をつけられます。

最近のカップ麺は賞味期限が6ヶ月から1年と長く、保存性に優れているのもポイントです。サイズが大きいので少し場所を取りますが、温かい食事ができる安心感を考えれば、多めに備えておくべき非常食といえるでしょう。

レトルト食品

レトルト食品は湯煎するか電子レンジで温めるだけで、本格的な料理が楽しめる非常食です。カレーやハンバーグ、親子丼の素など種類も豊富で、日常的に食べてもOK。災害時は同じような食事の繰り返しでストレスが溜まりがちですが、レトルト食品があれば食事に変化をつけられます。 

普段から少し多めに買っておき、使った分を補充する「ローリングストック法」で備蓄するのがおすすめです。

関連人気記事:非常食おすすめランキング10選!スーパーで揃う美味しいお菓子も紹介

2.ドラッグストアで揃える非常食おすすめ5選

 

ドラッグストアで揃える非常食おすすめドラッグストアは医薬品だけでなく、食品も豊富に取り扱っています。最近では非常食コーナーを設けている店舗も増えてきました。スーパーとはまた違った品揃えがあるので、余裕があればチェックしてみましょう。 

以下で、ドラッグストアで揃えられるおすすめの非常食を5つ紹介します。

パックご飯

レンジで温めるだけで食べられるパックご飯。最近のものは、そのまま冷たくてもおいしく食べられるので非常食にピッタリです。白米だけでなく、五目ご飯やピラフなどのバリエーションも豊富なので、食事に変化をつけやすいのもメリット。未開封なら常温で6ヶ月から1年ほど保存できるので、定期的に消費しながら備蓄すると良いでしょう。

アルファ米

アルファ米は、お湯または水を注ぐだけで食べられる便利な非常食です。「アルファ化処理」という特殊な方法で加工されており、水分を加えるだけでふっくらとしたご飯に戻ります。 

製品によりますが、賞味期限は5年前後と長いものが多く長期保存が可能。調理に必要なのは水だけのため、ガスや電気が使えなくても美味しいごはんが食べられます。

缶入りパン

缶入りパンは、缶詰の形で販売されているパンのこと。密閉された缶の中に保存されているため、賞味期限が非常に長く、多くの製品で2〜5年の保存が可能です。

缶を開ければそのまま食べられるので、調理の必要がなく、災害時にすぐに食事ができる点が最大のメリット。チョコレートやフルーツなど様々な味があり、子どもから高齢者まで幅広い年齢層に受け入れられやすい食品です。また、缶は密閉性が高く、湿気や衝撃から中身をしっかり守ってくれます。

ロングライフ牛乳

ロングライフ牛乳は「超高温殺菌処理」が施された常温で長期保存できる牛乳です。一般的な牛乳とは違い、冷蔵庫に入れなくても半年から1年ほど保存できます。 

牛乳はカルシウムや良質なタンパク質・脂質など、成長期の子どもに必須の栄養素が多数。災害時には新鮮な食品が手に入りにくくなるため、栄養バランスが偏りがちです。ロングライフ牛乳があれば、不足しがちな栄養補給もサポートしてくれるでしょう。

野菜ジュース

災害時はどうしても「野菜不足」を引き起こしてしまいます。野菜ジュースは、そんなときにビタミンやミネラルを補給できる貴重な食品です。 

紙パックタイプのものは常温保存が可能で、賞味期限も半年から1年程度と長め。災害時の栄養バランスの乱れを防ぐのに役立ちます。水分補給にもなるので、とくに夏場の災害では重宝するでしょう。

関連人気記事:【簡単に揃う】非常食はどこで買う?おすすめの販売店7つや食品を紹介

3.スーパーで揃える非常食にもなるお菓子4選

 

スーパーで揃える非常食にもなるお菓子災害時には心身ともにストレスがかかります。そんなときに食べたいのが「甘いお菓子」。甘いものは気持ちを落ち着かせ、糖分が大事なエネルギー源にもなります。 

そこでスーパーで揃えられるお菓子のうち、非常食に向いているものを4つ見ていきましょう。

チョコレート

チョコレートは高カロリーで、少量でも効率よくエネルギーを補給できるお菓子です。カカオに含まれるテオブロミンには、気分を落ち着かせる効果もあるといわれています。

参考:日本チョコレート・ココア協会 

板チョコタイプやビターチョコレートなどは、甘すぎず食べやすいので非常食としてもおすすめ。個包装タイプなら少しずつ食べられるので、衛生面でも安心です。

ビスケット

ビスケットは保存性が高いお菓子です。缶入りの「保存用ビスケット」なら、なんと賞味期限は5年程度。カロリーも高めで、空腹感を和らげる効果があります。 

とくに全粒粉やオーツ麦を使ったビスケットは食物繊維も豊富で、災害時に不足しがちな栄養素を補うことが可能。硬すぎないタイプを選べば、歯の弱い高齢者や小さな子どもでも安心して食べられます。

ゼリー

ゼリーは水分と糖分を同時に摂取できるお菓子。カップタイプのゼリーの多くは常温保存が可能で、賞味期限も半年から1年と比較的長いものが多いです。

災害時に起きがちな「水分・糖分・塩分不足」も、ゼリーがあれば一時的にしのげます。食べやすいので、高齢者や小さな子どもがいるご家庭では多めに備えておきましょう。

羊羹

羊羹は日本の伝統的なお菓子で、非常に長期間保存できるのが特徴です。小倉羊羹や栗羊羹など種類も豊富で、高いカロリーを持つため、少量でもエネルギー補給になります。

未開封であれば1年以上保存可能なものも多く、災害時の非常食としても昔から重宝されてきました。また、小さく切り分けて食べられるので、家族で分け合うのにも便利です。和菓子ならではの上品な甘さは、災害時の精神的な安らぎにもつながるでしょう。

関連人気記事:【簡単に揃う】非常食はどこで買う?おすすめの販売店7つや食品を紹介

4.スーパーで非常食を揃えるポイント4つ

 

防災メディア「いつもしも」を運営するTAG株式会社が実施したアンケート調査では、多くの方が「何をどのくらい買ったらいいのかわからない」「賞味期限を切らしてしまう」という悩みを抱えていることが分かりました。

防災メディア「いつもしも」を運営するTAG株式会社が実施したアンケート調査では、多くの方が「何をどのくらい買ったらいいのかわからない」「賞味期限を切らしてしまう」という悩みを抱えていることが分かりました。

引用:PRTIMESいつもしも調べ 

そこで、この悩みを解決する、スーパーで非常食を揃える際の4つのポイントを紹介します。読めば何をどのくらい用意すればよいのか、目星がついてくるはずです。

最低でも3日分×家族分揃える

農林水産省によると、発災直後は交通網の寸断などが原因で、公的な支援物資が3日以上届かないことが想定されています。 

参考:農林水産省「発災当日から1週間分の備えについて基本的な考え方」 

そのため、最低でも3日分、できれば1週間分の食料と水を家族全員分揃えておきましょうしょう。例えば、大人2人の3日分の備蓄をする場合、水は2Lのペットボトルを24本、食料は1人1日3食として計18食分が必要です。これを基準に、家族の人数に合わせて備蓄量を調整してみてください。

食べきれる量・ゴミが出にくいものを選ぶ

災害時は、ごみ収集が滞ることが多く、特に夏場は生ごみからの悪臭や虫の発生が衛生面での問題になります。小分けになったものや缶詰など、食べきれる量でゴミが出にくいパッケージのものを選ぶと良いでしょう。一例として栃木県那須塩原市の災害廃棄物対策でも、非常食は「1回で食べきれるサイズのもの」を選ぶことを推奨しています。 

参考:栃木県那須塩原市「生活ごみ・避難所ごみの処理」

栄養バランスを考えて選ぶ

国立健康栄養研究室の調査によると、避難所では以下の食べ物が不足しがちです。 

肉類

豆類

魚介類

調味料・香辛料

果物

参考:国立健康栄養研究室「避難所では、どのような食品が不足し、どのような食品が過剰になるのか?」 

反対に、ご飯やパンなどの穀類は過剰に供給される傾向があります。栄養の偏りを防ぐために、以下の3つをバランスよく備蓄しましょう。 

主食(ごはん・パン・麺類など)

主菜(肉・魚・大豆製品など)

副菜(野菜・きのこ・海藻など) 

主菜は缶詰の魚や肉、副菜はドライフルーツ、野菜ジュースなどで確保するのがおすすめです。

食べ慣れた味・好みの味を選ぶ

災害時のストレス下では、「普段食べているものを食べたい、食べ慣れないものは食べたくない」という心理が強く働きます。宮城大学の石川伸一教授の調査と考察によると、人は災害時こそ当たり前の食事を強く求める傾向があり、なじみの味はリラックスする1つの要因になるとされています。 

参考:宮城大学「災害時における食の準備と実際について」 

たとえば、子どもが好きなレトルトカレーや、普段から食べている缶詰を非常食として備えておくのがおすすめです。調味料も多めに備蓄しておいて、代り映えしない非常食を好みの味に変えられるようにしておくのも良いでしょう。

5.スーパーで揃える非常食のおすすめ保管方法

 

スーパーで揃える非常食のおすすめ保管方法スーパーで揃えた非常食は、以下のポイントを押さえて保管するのがおすすめです。 

普段から少し多めに食料を買い置きし、古いものから消費して、使った分を新しく補充する「ローリングストック法」を使う

風通しの良い部屋の押し入れなど、高温多湿を避け10℃~25℃程度の涼しく乾燥した場所で保管する

決まった場所に非常食専用ボックスを作り、まとめて保管する

半年に1回ほど賞味期限をチェックし、期限が近いものは普段の食事で使って新しいものに入れ替える 

非常食の管理を日常生活の一部として定着させてしまえば、いざというときにも安心です。家族全員が非常食の置き場所を把握しておくことで、万が一の避難もスムーズになるでしょう。

6.災害時は在宅避難の可能性あり!Jackeryポータブル電源を備えて"温かいご飯”を食べよう

 

災害の規模によっては、避難所に行かず在宅避難をすることも。慣れ親しんだ自宅なら安心かと思いきや、停電が続くと「冷蔵庫が使えない」「温かい食事が作れない」といった問題が発生します。 

そんなとき頼りになるのが、コンセントが使える大容量バッテリー「ポータブル電源」です。ポータブル電源があれば、停電中でも調理家電を使用できます。以下に活用例をまとめました。 

電子レンジでパックご飯やレトルト食品を温める:アツアツのご飯がすぐに食べられる

電気ケトルでお湯を沸かす:コンロなしでもカップ麺や即席スープが作れる

ホットプレートで調理する:野菜炒めや焼きそばなど料理も作れる

炊飯器でご飯を炊く:人数分のご飯をラクラク用意できる 

また、ポータブル電源は冷蔵庫の一時的な稼働にも使えるため、夏の停電で中の食材が腐ってしまうのも防げます。スマホの充電や照明の確保など、あらゆる「電気が必要なシーン」で活躍するため、災害時に1台あると安心です。 

Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、防災安全協会の「防災製品等推奨品認証」をはじめとしたさまざまな認証を受けており、災害時に安心して使えることがお墨付きです。しかも、軽量でコンパクトなモデルから大容量タイプまで幅広いラインナップを用意。一人暮らしから大家族まで幅広くフィットするので、自分や家族の安心を買っておきたい人はチェックしてみてください。

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7.スーパーで揃える非常食についてよくある質問

 

スーパーで揃える非常食についてのよくある質問と、その回答をまとめました。

長持ちする非常食ランキングは?

非常食の中でも特に長期保存が可能なものをランキング形式で紹介します。 

1.乾燥米(アルファ米):5〜10年程度

2.缶入りパン:3〜5年程度

3.缶詰(魚・肉):3〜5年程度

4.乾パン:3〜5年程度

5.水(ペットボトル入りミネラルウォーター):1〜2年程度 

ただし、どんなに長期保存が可能な食品でも、保管状態によっては品質が劣化することがあります。直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所で保管しましょう。

コスパ最強のおすすめ非常食は?

コスパの良い非常食を探している方には、以下がおすすめです。 

缶詰(ツナ・さば):100〜200円程度で高タンパク。しかも、そのまま食べられる

乾麺(そうめん・うどん):100円前後で大量。茹でるだけで食べられる

レトルトご飯:100〜150円程度で、そのまま食べられる。温めればより美味しい

即席みそ汁:1杯10〜30円程度。お湯を注ぐだけで栄養補給できる

ビスケット:1袋100円~200円前後で高カロリー。子どものおやつにも 

ただし、お湯を沸かしたり加熱したりする必要がある非常食を選ぶ場合は、カセットコンロやポータブル電源も一緒に用意しておきましょう。

まとめ

 

この記事で紹介した非常食は、どれも一般的なスーパーやドラッグストアで手に入るものばかり。今からでも始められる簡単な防災対策です。最低でも3日分、できれば1週間分の非常食を家族分揃え、定期的に消費・補充するサイクルを作りましょう。 

また、在宅避難に備えてJackeryポータブル電源を用意しておけば、停電時でも温かい食事をとりながら快適に過ごせます。非常食とポータブル電源、この2つを備えれば、災害時の食の不安を大きく減らせるでしょう。

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