防災グッズは外に置くべきか?注意点とその他おすすめの置き場所も紹介

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防災グッズはもしもの時に備えて準備しておくべきアイテムです。しかし「置き場所がないから用意できない」と悩んでいるのではないでしょうか。

 

そんな時は外に置いて保管する方法が便利です。この記事では限られたスペースを有効活用しながら、防災グッズを外に置く際の注意点やおすすめのアイテムをご紹介します。屋外スペースをうまく活用して災害時に備えましょう。

目次

1.防災グッズは外に置くのが最適な3つの理由

 

防災グッズは以下の3つの理由から外に置くのが最適です。 

・建物が倒壊しても取り出せる

・避難時に迅速に対応できる

・火災時に煙の回避ができる 

順番に解説していきます。

●建物が倒壊しても取り出せる

震度階級関連解説表によると、昭和56年以前に建てられた木造住宅は耐震性が低いため、震度6弱になると建物が傾いたり倒れたりする恐れがあります。室内に防災グッズを置いている場合、倒壊によって取り出せなくなる可能性が非常に高いです。 

防災グッズを外に置いておけば倒壊後でもすぐに持ち出すことができ、安心して避難生活を送ることができるでしょう。

●避難時に迅速に対応できる

家屋の倒壊や火災が起こった場合は、避難所など安全な場所へすぐに避難しなくてはなりません。防災グッズを外に保管しておくことで、避難時にすぐに持ち出せます。命を守るための行動を素早く行えるのがメリットです。

●火災時に煙の回避ができる

火災が発生すると、屋内はあっという間に煙で充満してしまいます。防災グッズが室内にある場合、炎や煙によってその場所までたどり着けないかもしれません。さらに勢いが強くなると逃げ道が塞がれ、一酸化炭素中毒で命の危険にさらされてしまうリスクもあるため、非常に危険です。 

しかし外に防災グッズを置いておけば、煙や炎の影響を受けることなく、安全に取り出せます。 

以上のことから外に防災グッズを保管しておくことで、倒壊や火災といった緊急時に迅速に対応できます。

2.防災グッズを外に置くための収納アイテム2つ

 

防災グッズを外に置くための収納アイテム

防災グッズを安全に保管するためには、以下のような収納アイテムを活用して保管することが大切です。 

・防災倉庫・物置き

・屋外収納ボックス 

ここでは防災グッズを外に置くための収納アイテムを2つご紹介します。

●防災倉庫・物置き

防災倉庫や物置きは広い収納スペースがあるため、大量の防災グッズを一箇所にまとめて保管するのにおすすめです。 

頑丈な構造で雨風や雪にも耐えられるよう設計されており、防災グッズの保管に最適。さらに施錠機能が付いているものも多く、盗難のリスクが軽減できるのもメリットです。 

もし家に倉庫や物置きがあるなら、空いているスペースを有効に活用しましょう。

●屋外収納ボックス

屋外収納ボックスは、小型でありながら防水性や耐候性に優れており、防災グッズをコンパクトにまとめて保管するのに最適な収納アイテムです。

設置場所を選ばず、玄関先やベランダのような狭いスペースにも置けるのが魅力の一つ。さらに軽量で移動が簡単なため、緊急時にはどこにでも持ち運んで使えます。

これらの収納アイテムを使えば、防災グッズを外で安全に保管し、非常時に迅速に取り出せます。

3.防災グッズを外に置く際の注意点3つ

 

防災グッズを外に置く際は以下の3つに注意しましょう。 

・取り出しやすい場所に置く

・屋根やひさしのある場所に置く

・直射日光を避けて置く 

順番に解説していきます。

●取り出しやすい場所に置く

防災グッズは非常時に素早く取り出せるように、玄関から出てすぐの場所や庭など、分かりやすい場所に保管しましょう。物置きに入れる場合も奥ではなく手前に置き、簡単に取り出せるようにしておくことが大切です。 

どの場所であればすぐ防災グッズを取り出せるか、あらかじめシミュレーションしておきましょう。

●屋根やひさしのある場所に置く

防災グッズを保管する際は、雨や雪などの悪天候から守るために、屋根やひさしのある場所に置くようにしてください。 

仮に収納ボックスに入れてあったとしても、長時間の雨や雪による湿気が中に浸透する恐れがあります。またいざ避難しようとおもった時に、雨や雪にさらされていると取り出す際に濡れてしまったり、凍結で蓋が開かなくなったりするかもしれません。 

迅速に避難するためにも、防災グッズは雨風をしのげる場所に保管しておきましょう。

●直射日光を避けて置く

防災グッズを屋外で保管する際は、直射日光を避けることも大切です。直射日光に長時間さらされると、紫外線や高温の影響で以下のような劣化が起こります。 

・食品や飲料水:品質の低下

・電池:液漏れ

ポータブル電源:バッテーリーの寿命の短縮

・医薬品:有効成分の分解で効果の低下 

必要なときに確実に使えるよう、防災グッズは必ず日陰に保管するようにしましょう。

4.防災グッズは分散させて置こう!屋外以外におすすめの場所4つ

 

防災グッズは分散させて置こう!屋外以外におすすめの場所

防災グッズは分散して保管することも重要です。1箇所にまとめておくと、その場所が倒壊や浸水の被害を受けた際に取り出せなくなる恐れがあるからです。 

以下の4つに分散しておくことで、どこか一つでも無事であれば物資を確保できます。 

・玄関

・リビング

・寝室

・車内 

屋外だけでなく屋内にも保管し「取り出せなかった…!」というリスクを避けましょう。

●玄関|戸建てはもちろん賃貸マンションにもおすすめ

玄関は家を出る際に必ず通る場所。緊急時にもすぐに持ち出せるため、防災グッズを置く場所としては最適です。 

戸建てはもちろん、賃貸マンションの人にも適しています。玄関の靴箱や収納棚の一部を利用して、必要なグッズをまとめておきましょう。

●リビング|家族が集まる空間に置いておこう

リビングは家族が集まる中心的な空間です。家にいる時間をリビングで過ごす人も多いでしょう。 

リビングに防災グッズを置くことで、家族の誰かがすぐに取り出すことができます。 

保管場所はリビングの棚やテレビ台の下など、目立たないところに収納しておきましょう。普段は目に入らないので生活の邪魔にならず、スッキリと保管できるのでおすすめです。

●寝室|寝ている間に災害が起きることも想定しよう

災害が寝ている間に起こることも想定しておきましょう。寝室に防災グッズを置いておけば、夜間に地震や火災が発生した場合でも、すぐに必要なものを取り出せます。 

暗闇でも両手が使えるように、リュックにまとめてベッドのそばやクローゼットに備えておくと安心です。

●車内|高温になっても大丈夫なものは車にも備えておこう

車は移動手段としてだけでなく、避難場所としても利用できます。車内に防災グッズを備えておくことは非常に有効です。ただし車内は高温になることがあるため、携帯トイレやブランケットなど、温度に影響を受けないアイテムを選びましょう。 

これらの場所に防災グッズを分散させておくことで、どのような状況でもすぐに対応できます。家族全員でどこに何があるかを共有し、万全の準備を進めておきましょう。

5.防災グッズで本当に必要なもの6つ

 

防災グッズで本当に必要なもの

ここからは防災グッズで本当に必要なものを以下6つに絞って紹介します。 

・非常食・飲料水

・ポータブル電源

・応急処置キット

・防寒具

・トイレットペーパー・ウエットティッシュ

・懐中電灯 

どれも非常時に欠かせないものばかりです。まだ用意していない人は早めに揃えておきましょう。

●非常食・飲料水

災害時に最も必要となるのが、非常食と飲料水です。保存が効く缶詰やレトルト食品を最低3日分用意し、水は1日あたり3リットルを備蓄しておきましょう。 

参考:農林水産省「特集1 非常食(2)」 

非常食と飲料水があればライフラインが断たれた際でも、家族全員が必要な栄養と水分を確保できます。「お腹がすいた」「喉が渇いた」といった飢えや渇きの心配をせずに済むため安心です。

●ポータブル電源

災害時には停電の可能性もあります。電気が使えなくなるとスマホの充電ができなかったり、食事の準備ができなくなったりと、生活の多くの場面で不便さを感じるでしょう。 

しかしポータブル電源があれば、スマホの充電はもちろん、テレビやラジオ動かしてで情報収集をすることが可能です。お湯を沸かせば温かい飲み物やカップラーメンで体を温められます。

大容量のポータブル電源ならエアコンを使うこともでき、災害時でも快適に過ごせます。 

さらにソーラーパネルが搭載されていれば太陽光を使って発電できるため、停電が長引いても充電切れを心配することはありません。 

ポータブル電源があれば災害時でも電気を使って普段に近い生活が送れます。家族みんなができるだけストレスのない生活を送れるよう、必ず常備しておきましょう。

●応急処置キット

怪我や病気に備えて以下の応急処置キットを常備しておきましょう。 

・ガーゼ

・包帯

・消毒液

・常備薬 

ガーゼや包帯は怪我をした時にすぐに処置ができるアイテムです。消毒液も雑菌の繁殖を防ぐためには欠かせません。常備薬はアレルギーの薬や解熱剤など、その人に必要な薬を含めておきましょう。

●防寒具

冬の時期や寒冷地では、ブランケットや保温効果の高い衣類を用意しておくことが重要です。軽量でコンパクトに収納できるエマージェンシーシートや保温衣類を備えておけば、緊急時でも体温を保つことができます。 

防寒具を揃えておけば寒さによる健康リスクを軽減し、避難生活をより安全に過ごせるでしょう。

●トイレットペーパー・ウエットティッシュ

トイレットペーパーがないと衛生的に排泄を行うことが難しくなります。感染症のリスクが高まるため必ず常備しておきましょう。 

ウエットティッシュは手や顔をふくときに使用します。除菌タイプのものであれば衛生面においても安全です。他にも汚れた場所を拭くなど、さまざまな用途で使えます。 

どちらも清潔な環境を保ち、感染症のリスクを減らすことができる重要なアイテムです。必ず備えておきましょう。

●懐中電灯

停電時に視界を確保するためには懐中電灯が欠かせません。特にLED懐中電灯は長寿命で明るさも十分なので、いつ起こるか分からない災害に備える防災グッズとして適しています。

予備の電池や手回し式の懐中電灯も一緒に準備しておくと、電池切れの心配がなく、より安心です。 

上記の防災グッズを揃えておくことで災害時でも安心して過ごせます。屋外や家の中に分散して保管し、いざという時の災害に備えましょう。 

6.災害の停電対策におすすめのJackeryポータブル電源3選

 

災害の停電対策には、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、大容量バッテリーを搭載しながらもコンパクトで持ち運びが可能。ポート数もたくさんあるため、避難先でも家族みんなで電気を共有できる点が魅力です。 

さらに自然放電が少なく、満充電後は3ヶ月経っても約80%の電気量を保持できます。そのため一度充電しておけば屋外での保管も可能です。 

ここからは、災害対策に役立つJackery(ジャクリ)のポータブル電源を3つご紹介します。

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、1,070Whの大容量をもつポータブル電源 1000 Newと、25%の発電効率を実現した100Wのソーラーパネルのセットです。サイズは約327x224x247mmで小型の炊飯器程度の大きさ。屋外にも気軽に置けるコンパクトサイズです。

●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、2,000Whクラス製品の中で最も小さく軽量なポータブル電源 2000 Newと、高い変換効率のある200Wのソーラーパネルのセットです。自宅での使用はもちろん、避難先やアウトドアに持ち運ぶこともできます。 

家中の家電を動かすことができ、3〜5人の家族であれば3日間程度の電力が供給可能。自宅で避難していても日常生活が送れます。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、中容量632Whのポータブル電源と100Wのソーラーパネルがセットになったコスパの良いモデルです。サイズは約300x219x197mmと小型のクーラーボックスに近い大きさで非常にコンパクト。屋外の収納ボックスにも楽々収納可能です。 

デュアルPD高速充電対応で、スマホとパソコンの同時充電も可能。避難先での情報収集やコミュニケーションも途絶えることなくできるでしょう。

まとめ

 

防災グッズを屋外に置いておくことは家屋の倒壊や火災のリスクにおいて、とてもおすすめな手段です。防災倉庫や収納ボックスにまとめて入れておくことでいざという時にすぐ取り出せます。 

防災グッズを屋外に置く際は玄関先や庭などを選び、直射日光を避けて置きましょう。以下の6つは必ず準備しておいてください。 

・非常食・飲料水

・ポータブル電源

・応急処置キット

・防寒具

・トイレットペーパー・ウエットティッシュ

・懐中電灯 

ポータブル電源は容量によって使える家電が異なります。災害時にどの家電をどのように使用したいか家族で話し合い、最適なモデルを選んでみてください。

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