1.事故多発!台風の日にキャンプに行ってはいけない!
台風の日にキャンプをすることは極めて危険です。強風や大雨により木の枝が落ちたり、川が氾濫したりするリスクが高まります。また、テントやタープが風で飛ばされることもあるでしょう。
実際に、台風の影響でキャンプ中に事故にあうケースが報告されています。特に山間部や川沿いのキャンプ場では急激な天候の変化により、避難が難しくなることも少なくありません。台風が接近している場合はキャンプを断念し、天候が安定している日に予定を変更しましょう。
参考元:総務省消防庁
2.台風がキャンプ場へ与える影響
台風がキャンプ場に与える影響はさまざまです。ここでは、キャンプサイト別の台風の影響について紹介します。これを参考に、台風の日にキャンプをするリスクについて理解しましょう。
●林間サイト|倒木や落枝に注意
林間サイトは木々に囲まれているため、強風による倒木や落枝が多発します。これによりテントや車が損傷するだけでなく、けがをする危険性もあります。台風の日には林間サイトに近づかないようにしましょう。
●オープンエリア|強風に注意
木々に囲まれていない・周囲に建物がないオープンエリアは、強風に注意が必要です。台風による強風の影響でテントやタープが飛ばされたり、キャンプ用品が散乱したりするリスクがあります。オープンエリアは台風でなくても風が強い場合が多いので、しっかりと強風対策することをおすすめします。
●水辺付近|増水に注意
水辺付近のキャンプサイトでは、台風による大雨で川や湖の水位が急上昇することがよくあります。最悪の場合、キャンプサイトが浸水し避難が困難になることも。台風はもちろん、雨天時にも水辺付近のキャンプサイトを避けることをおすすめします。急な大雨の際には早急に高台や安全な場所へ移動してください。
●バンガローやロッジ|停電や断水に注意
バンガローやロッジに滞在している場合でも、台風による影響があります。停電や断水が発生することがあるため、事前の準備が必要です。照明や水道が使えなくなる場合に備えて、ライト付きポータブル電源や水の備蓄を準備しておきましょう。悪天候が予想されるキャンプで快適に過ごすなら、ポータブル電源などの事前準備が重要です。
3.台風が来ないかキャンプ前日に天気予報をチェックしよう
キャンプ前日には、天気予報を必ずチェックしましょう。台風の接近が予想され、少しでも影響を受ける可能性がある場合は、キャンプの計画を見直してください。ここではキャンプ前日の具体的な天気予報のチェック方法について解説します。
●前日に気象庁の天気予報を入念にチェックする
キャンプ前日には、気象庁の公式サイトやアプリを活用し、最新の天気予報や警報情報をチェックしましょう。台風が発生しており、予定しているキャンプ場が少しでも影響を受ける可能性がある場合は、早急にキャンセルするのをおすすめします。
●キャンプ場付近のライブカメラで状況確認できることもある
キャンプ場付近に設置されているライブカメラを確認すれば、現地の天候や状況をリアルタイムでチェックすることができます。台風が直撃する場合はもちろんキャンプを中止するべきですが、雨天でキャンプ場の状況が知りたい場合に便利です。
ライブカメラで状況確認ができれば、天気予報だけではわからない現地の具体的な状況を把握し、より安全な判断ができるでしょう。雨の中でキャンプに行くか悩んでいるときは、予定しているキャンプ場付近のライブカメラをインターネットで確認するのをおすすめします。
4.万が一キャンプ中に台風に襲われたら?すぐやるべきこと3選
万が一キャンプ中に台風や集中豪雨に襲われた場合、迅速な対応が必要です。ここではキャンプ中の災害から身を守るためにやるべきことを3つ紹介します。これを参考にしてキャンプ中の急激な天候の変化から身を守りましょう。
●テントを撤収する
急な天候の変化を察知したら、速やかにテントを撤収し安全な場所への移動準備をしてください。テントをすぐに撤収する理由は以下のとおりです。
・迅速に避難する必要がある
・強風の中のテント撤収作業が難しい
・雨風によるテントの破損で、けがをするリスクがある
キャンプ中に激しい雨風に襲われたら、すぐにテントを撤収して避難しましょう。
●避難経路を確保する
台風や大雨の影響で避難が必要になることがあります。事前に避難経路を確認し、安全に移動できるルートを把握しておきましょう。特に山間部や川沿いのキャンプ場では、土砂崩れや増水のリスクがあります。キャンプ地周辺の地形や道路状況を把握し、迅速に避難できるよう準備しておくのがおすすめです。
●避難する
危険だと判断したら下記の場所にすぐに避難しましょう。
・キャンプ場の管理棟
・近隣の避難所
・堅牢な建物(ホテル・民家・公民館など)
・車
キャンプ場の管理人に相談して、管理棟やバンガローに避難させてもらうのがおすすめです。管理人がいない場合は、近くの避難所やホテルなど堅牢な建物に避難しましょう。これらの避難場所が見つからない際には、一時的な避難場所として車の中に避難してください。増水や落下物に注意して、できるだけ安全な高い場所に駐車しましょう。
5.台風の位置や勢力によってはキャンプできる可能性もある
台風の接近時には基本的にキャンプを避けるべきですが、台風の位置や勢力によっては安全にキャンプを楽しめる場合があります。ここでは具体的な状況について説明するので、参考にしてください。
●台風の位置がキャンプ場から遠い場合
台風の位置がキャンプ場から遠く、直接的な影響が少ないと予想される場合は、キャンプできる可能性があります。ただし、この場合でも天気予報をこまめにチェックし、急な天候の変化に備えることが重要です。少しでも影響があるなら、速やかにキャンセルするのをおすすめします。
●台風の予報円が大きくルートがまだ確定していない場合
台風の予報円が大きく進路がまだ確定していない場合は、状況次第でキャンプできる可能性があります。最新の気象情報を頻繁に確認し、台風の進路が確定するギリギリまでキャンセルを決めないのも1つの手段です。また、予定しているキャンプ場に判断をゆだねてみるのも良いでしょう。くれぐれも少しでも台風の影響があるなら、即刻キャンプを中止してください。
6.快適なキャンプを実現したい人に!ポータブル電源おすすめ3選
より快適にキャンプを楽しみたい方には「Jackeryのポータブル電源」をおすすめします。ポータブル電源とは持ち運びできるコンセント付きの蓄電池のことで、アウトドアや非常時でも電子機器に電力を供給できる便利なアイテムです。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源はコンパクトで持ち運びやすい設計で、気軽にキャンプに持って行けます。Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は販売台数が400万台を突破しており、最大5年の長期保証も提供しているため、安心して長く使うことが可能です。
ここではJackeryのおすすめのポータブル電源を3つ紹介するので、あなたに合ったモデルを見つけてください。
●Jackery ポータブル電源 1000 New
大人数での連泊キャンプや大家族の防災用に準備したい方は「Jackery ポータブル電源 1000 New」がおすすめです。スマホを約45回充電できる容量があり、大人数のキャンプや台風による停電時でも安心して使えます。停電時にも消費電力の大きい家電を使って快適に過ごしたい方にうってつけです。
●Jackery ポータブル電源 600 Plus
少人数でのキャンプや2人家族の防災用に準備したい方は「Jackery ポータブル電源 600 Plus」を選びましょう。電気毛布を約8時間使用できる容量があり、少人数キャンプや2人家族の災害時の電力ニーズを十分に満たせます。LEDライトが搭載されているため、停電時にも重宝するでしょう。
●Jackery ポータブル電源 240 New
ソロキャンプを快適に過ごしたい方は「Jackery ポータブル電源 240 New」がおすすめです。軽量コンパクト設計で持ち運びやすいため、頻繁にキャンプに行く方に適しています。毎日使用しても10年間もつ寿命の長さと、5年間の長期保証も魅力です。頻繁にキャンプに行くソロキャンパーにぴったりです。
7.キャンプの台風対策に関するよくある質問
ここではキャンプの台風対策に関するよくある質問と、その回答をまとめました。これらの知識を活用して、安全にキャンプを楽しみましょう。
●風速何メートルまでならキャンプできる?
一般的に風速10メートルを超えるとキャンプは危険とされています。人によっては風速7メートルを超えると、テントの設営や焚き火が難しくなるでしょう。特にキャンプ初心者は風速7メートル以上の予報が出ている場合、キャンプを中止にすることをおすすめします。
●キャンプでの強風対策は?
キャンプでの強風対策には以下のようなものがあります。
・焚き火をしない
・テントのガイロープをペグダウンする
・風の影響を受けにくい林間サイトを選ぶ
・入り口の向きが風下の方向になるようにテントを設置する
・タープは無理に張らない(張る場合はできるだけ低く設置する)
・ペグは、強度があり地面をしっかりとらえる鋳造ペグを使用する
上記はあくまでも強風の影響を和らげる対策です。キャンプの続行が難しいほど風が強い場合は、すぐに中止するのをおすすめします。
●焚き火はどのくらいの風速から危険?
風速5メートルを超えると焚き火は危険です。強風により火の粉が飛び散り、火災のリスクが高まります。風が強い場合は、焚き火の代わりにガスストーブやカセットコンロなどを使用しましょう。
●キャンプ中に台風が来た時にやってはいけないことは?
台風が来たら、すぐにキャンプを中止して避難しましょう。キャンプ中に台風が来た場合にやってはいけないことは下記のとおりです。
・焚き火をする
・水辺に近づく
・無理にキャンプを続ける
・台風の情報・警報情報を確認しない
安全な場所に迅速に避難し、最新の気象情報を確認し続けることが重要です。冷静に判断して命を守る行動をとりましょう。
まとめ
今回は台風の日にキャンプをする危険性と、悪天候時にキャンプを安全に楽しむ方法について解説しました。台風の日のキャンプは、倒木や増水などさまざまなリスクを伴います。少しでも台風の影響があるエリアでは絶対にキャンプをしてはいけません。
万が一キャンプ中に急激に天候が崩れた場合は、テントを撤収してすぐに帰宅しましょう。車で帰れない状況なら、キャンプ場の管理棟や近くの避難所で避難するのをおすすめします。安全を最優先に考え、無理をせず余裕を持ったキャンプ計画を立てることが大切です。台風による停電時に便利なポータブル電源を準備して、安全で快適なキャンプを楽しみましょう。
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