1.ポータブル電源はキャンプに必要か?モバイルバッテリーとの違いは?
ポータブル電源とは、大容量・高出力が可能で、家庭のコンセントと同じAC100V電源を備えた持ち運び可能な大容量バッテリーです。電源のないキャンプ先でも家電や電子機器に給電できます。
例えば、炊飯器でご飯を炊いたり、電気毛布で暖を取ったり、扇風機やポータブルクーラーで暑さ対策ができるため「初めてのキャンプで火を起こせずに何も食べられなかった…寒くて眠れなかった…暑すぎて熱中症にかかった...」という最悪の事態も避けられます。
結論、キャンプにポータブル電源は「必須」ではありませんが、あると圧倒的に利便性が増します。
キャンプをより快適に楽しみたいなら、ポータブル電源は必要です。特にキャンプ初心者はポータブル電源があると心強いでしょう。
●モバイルバッテリーとの違い
ポータブル電源とモバイルバッテリーの違いは、以下のとおりです。
容量 |
定格出力 |
サイズ |
用途 |
出力ポート種類と数 |
|
ポータブル電源 |
99Wh~3,000Wh以上 |
高い |
大きい |
・家電の給電 ・スマホの充電 |
AC・USB・DC |
モバイルバッテリー |
100Wh以下 |
低い |
小さい |
スマホの充電 |
USBのみ |
主な違いは容量と定格出力にあります。モバイルバッテリーは、スマホなど小出力のデバイス向けに設計されており、ポータブル電源に比べて容量が少なく定格出力も低めです。
さらにポータブル電源は、出力ポートの種類と搭載数が多いのも特徴。USBポートだけでなく、ACコンセント、DC出力ポートも搭載しているので、電子機器や家電だけではなく、車載冷蔵庫なども使えます。
キャンプ先で便利な家電を使って、優雅で快適なキャンプを楽しみたいなら「ポータブル電源」がおすすめします。
2.ポータブル電源はキャンプで何に使う?6つの使い道
キャンプでポータブル電源の使い道は下記の6つあります。
- ・冷暖房を使って快適に過ごせる
- ・ポータブル冷蔵庫に給電して食べ物・飲み物を冷やす
- ・調理家電をフル活用した時短・手の込んだ料理ができる
- ・容量を気にせずスマホやタブレット、ノートPCなどを充電できる
- ・照明を使って宿泊キャンプも安心して過ごせる
- ・カメラやゲーム機・ドローンの充電、プロジェクターの動作に活用して
アクティビティを楽しむ
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
①:冷暖房を使って快適に過ごせる
キャンプでポータブル電源があれば、冷暖房機器を駆使して快適に過ごせます。AC100V電源があるので、持ち運べるタイプの機器ならほとんど動作可能です。具体的には、下記のような冷暖房機器が使えます。
- ・ポータブルクーラー
- ・電気ストーブ
- ・電気毛布
- ・扇風機
キャンプでポータブル電源があれば、暑さ・寒さ対策はバッチリ。暖房にも火を使わなくて済むので、一酸化炭素中毒のリスクもありません。快適性を上げたいなら「ポータブル電源×冷暖房機器」の組み合わせを用意しましょう。
②ポータブル冷蔵庫に給電して食べ物・飲み物を冷やす
キャンプの醍醐味の一つは、自然の中で美味しい食事を楽しむこと。キャンプでポータブル電源があればポータブル冷蔵庫を使って、肉や魚の新鮮さを保ったり、キンキンに冷えたビールやアイスを楽しんだりできます。
一般的なポータブル冷蔵庫は40~80W程度の消費電力です。たとえば60Wのポータブル冷蔵庫なら、1,000Whクラスのポータブル電源で約13時間も使用可能。朝から夜まで食材を冷やすのに十分です。
③調理家電をフル活用した時短・手の込んだ料理ができる
キャンプでポータブル電源があれば、調理家電をフル活用した時短料理や手の込んだ料理が可能です。ポータブル電源の容量・出力にもよりますが、下記のような調理家電が利用可能です。
- ・炊飯器
- ・電子レンジ
- ・電気圧力鍋
- ・電気ケトル
- ・ホットプレート
これらを使えば、たこ焼きパーティーやお好み焼き、豚の角煮などの煮込み料理などもキャンプで簡単に作ることができます。
また、キャンプ場なら焚火を使った調理も可能ですが、複数の料理を同時に進めるなら、ご飯は炊飯器で、という選択肢が増えるのはうれしいもの。
火を使わなくて済むので、安全性を確保できるのもポイントです。初めてのキャンプや、小さいお子さんがいるキャンプでも安心でしょう。
④スマホやノートPC、タブレット等の電子機器を長時間充電できる
モバイルバッテリーは容量が小さいので、キャンプ中に充電が切れてしまうケースも少なくないでしょう。 ポータブル電源があれば、キャンプでほとんど容量を気にせずスマホやタブレットなどの電子機器を充電できます。
例えば10,000mAhのモバイルバッテリーでは、iPhoneを1~3回しか充電できません。ソロキャンプまだしも、ファミリーキャンプの場合は何台も用意する必要があります。対して小型のポータブル電源240New(容量:256Wh)でも、スマホ(29W)を11回、ノートパソコン(80w)なら2回フル充電できます。キャンプで1泊しながらパソコンで仕事をするなら、ポータブル電源はもはや必需品といえるでしょう。
⑤照明を使って宿泊キャンプの夜も安心して過ごせる
明かりがないキャンプ場の夜は想像以上に暗いです。テントの外でまともな身動きがとれなくなるだけでなく、安全面でも不安があります。ポータブル電源があれば、以下のような照明器具を使って、快適で安全な夜のキャンプ環境を作り出せます。
・LEDランタン(3〜10W)
・ヘッドライト(1〜5W)
・シーリングライト(5〜15W)
・作業用LEDライト(10〜30W)
照明器具の消費電力は比較的小さいため、小型のポータブル電源でも長時間使えます。たとえば消費電力が5WのLEDライトなら、容量が256Whの小型ポータブル電源でも約21時間使用可能。暗くなってきてから寝るまでの時間、照らし続けるには十分です。
⑥:カメラやゲームの充電・プロジェクターの動作に活用してアクティビティを楽しむ
キャンプを楽しむ方法は人それぞれです。自然を満喫するだけでなく、思い出を写真に残したり、夜に映画を見たりするのも素敵な過ごし方。キャンプでポータブル電源があれば以下のようなアイテムも使えるので、こうした電気を使った遊びも思いのままです。
・カメラ
・ゲーム機
・ドローン
・タブレット
・プロジェクター
プロジェクターとゲーム機を使って、テント内で大画面でのゲーム大会を開くのも一興。テレビやモニターを使うよりは画質が落ちてしまうので、動きが少ない「人生ゲーム」のようなゲームなら盛り上がるかもしれません。急な雨で外に出られないときでも、楽しい時間を過ごせるでしょう。
関連記事:【最新版】ポータブル電源を普段使いする方法は多彩!
3.キャンプにポータブル電源が必要な人と、必要ない人の特徴
キャンプスタイルや好みによって、ポータブル電源の必要性は大きく異なります。まずは、どんな人にポータブル電源が必要で、どんな人に必要ないのか見ていきましょう。
●キャンプにポータブル電源が必要な人
以下のような人には、ポータブル電源がキャンプで役立ちます。
キャンプスタイル |
ポータブル電源が必要な理由 |
頻繁にキャンプする |
電源サイト代が浮くので、長期的に見るとコスパが良くなる |
暑い夏と寒い冬の時期にもキャンプがしたい |
電気毛布や扇風機などを使い、安全な寒さ・暑さ対策ができる。 |
できるだけ快適にキャンプしたい |
電気毛布や扇風機での寒さ・暑さ対策や炊飯器を使った調理など、快適性が大幅に上がる |
夜に焚き火以外のアクティビティがほしい |
プロジェクターで映画やゲームを楽しむなど、遊び方の幅が広がる |
キャンプで家電が使える利便性は想像以上。毎週・毎月のように電源サイトを使ってキャンプしている人なら、フリーサイトでポータブル電源使う方針に切り替えれば、コストが浮くこともあるでしょう。
●キャンプにポータブル電源が必要ない人
以下のような人には、キャンプにポータブル電源は必要ないかもしれません。
キャンプスタイル |
ポータブル電源が不要な理由 |
ミニマルなキャンプで十分 |
ガスコンロのみで調理をしたり、モバイルバッテリーでスマホを充電したりできれば十分なら不要 |
いつも行くキャンプ場に無料の電源サイトがある人 |
無料の電源サイトで事足りるなら不要 |
アウトドア志向が強い方 |
「不便さ」も含めて自然を楽しみたいなら、ポータブル電源で電気を使うのはおすすめしない |
上記のような人は、無理にポータブル電源を用意する必要はありません。ただし、防災用途を兼ねる場合などは、1台持っておいても良いでしょう。
4.ポータブル電源の容量目安はキャンプの場合どれくらい必要?
必要容量はキャンプスタイルによって大きく異なります。ソロ・ファミリー・連泊の3パターンに必要なポータブル電源の容量目安を見ていきましょう。
●ソロキャンプなら「200~1,000Wh」
1人でのキャンプであれば、比較的小型の200〜1,000Whクラスのポータブル電源で十分対応できます。用途がスマートフォンの充電、LEDランタン、ポータブル冷蔵庫の使用程度に留まるケースが多いためです。
【ソロキャンプでの主な電力消費の目安】
・スマートフォン充電:約15Wh/回
・LEDランタン:約3〜5Wh/時間
・ポータブル冷蔵庫:約50Wh/時間
・電気毛布:約50Wh/時間
ただし、ケトルやホットプレートなどの消費電力が大きい機器を使用する予定なら、少し容量の大きい1,000Whクラスのポータブル電源を用意すると良いでしょう。
関連人気ページ:ポータブル電源小型一覧|軽量・コンパクト-Jackery Japan
●ファミリーキャンプなら「1,000~2,000Wh」
家族でのキャンプでは複数人のニーズに対応するため、1,000〜3,000Whクラスの中〜大容量ポータブル電源がおすすめです。
ファミリーキャンプではスマートフォンの充電に加え、ポータブル冷蔵庫、電気ケトル、ホットプレートなど、多様な電化製品を使いがち。とくに子供がいる場合、夜間の照明や冷暖房の確保に電気が必要になります。
【家族4人分の1日あたりの電力消費例】
・スマホ充電:約60Wh
・ ポータブル冷蔵庫:約500Wh
・ 電気ケトル(3回使用):約200Wh
・ 電気毛布or扇風機:約300Wh
・ 照明器具:約100Wh
・ 合計:約1,160Wh/日
夏・冬のキャンプでは冷蔵庫や冷暖房の電力消費量がさらに増えます。2,000~3,000Wh程度の容量が必要になるでしょう。
●連泊キャンプなら「1,000Wh~」または繰り返し充電できる「ソーラーパネルセット」
2泊以上の連泊キャンプでは単純に使用量が積み重なるので、できるだけ容量が多いモデルか、充電できる環境が必要になります。1,000Wh以上の大容量ポータブル電源か、ソーラーパネルとセットになったモデルが理想的です。
とくにソーラーパネルの用意はおすすめです。昼間にソーラーパネルを使ってポータブル電源が繰り返し充電できるようになれば、3日、4日とキャンプを長期連泊することも可能。キャンプを兼ねて出かけるリモートワーカーにも最適です。キャンプ以外にも普段使いで節電したり、大規模停電時の電力確保に使ったりできるので、ソーラーパネルがムダになることはないでしょう。
関連記事:ポータブル電源×ソーラーパネルセットおすすめモデルと選び方徹底ガイド
5.キャンプで使うポータブル電源の選び方5ポイント
●選び方①:定格出力|600W以上あると安心
容量とあわせて絶対にチェックしておくべきなのが定格出力です。消費電力がポータブル電源の定格出力を超える家電は基本的に使えません。例えば定格出力400Wのポータブル電源の場合、消費電力1,000Wのケトルは使用できないでしょう。
さらに、キャンプでポータブル電源を使い同時複数の家電に給電する場合、機器合計の消費電力がポータブル電源の定格出力を超えてはいけません。
以下にキャンプでよく使う家電と消費電力をまとめたので、これを見れば必要な定格出力の目安がわかります。
家電製品 |
消費電力目安 |
電気ケトル |
800〜1,300W |
ホットプレート |
1,000〜1,500W |
小型炊飯器 |
300~600W |
電気毛布 |
30〜75W |
扇風機 |
20〜40W |
LED照明 |
3〜30W |
ポータブル冷蔵庫 |
40〜80W |
プロジェクター |
50〜150W |
カメラバッテリー充電器 |
10〜20W |
関連記事:初心者必見!ポータブル電源の購入前に知っておくべき定格出力とは?
●選び方②:出力ポートの種類と数
出力ポートもチェックしておきましょう。一般的なポータブル電源の出力ポートは下記の通りです。
出力ポートの種類 |
対応できる主な機器(例) |
AC出力(コンセント) |
電気ケトル |
USB出力(Type-A/Type-C) |
スマートフォン |
DC出力(シガーソケット) |
車載冷蔵庫 |
家族やグループでキャンプする場合、複数の家電を同時に使う機会が多いです。「ケトルと冷蔵庫、それから電気毛布も使いたいのに、AC電源が2個しかない!」といったトラブルを防ぐために、ポータブル電源のポート数が足りるか確認しましょう。
●選び方③:コンパクトさ
限られた車内スペースと、キャンプサイトまでの運搬のしやすさを考慮して、なるべく軽くてコンパクトなポータブル電源を選びましょう。チェックしたい項目は以下のとおり。
・同じクラスの他社製品より小さい・軽いか
・持ち運びやすいようにハンドルなどがついているか
・重い大容量モデルは、持ち運びやすいようなケースなどがあるか
例えば、Jackeryの「ポータブル電源 2000 New」の場合、従来の同クラス製品と比較して40%小型化・34%軽量化を実現。人間工学に基づいたハンドル設計により、重量があっても無理なく持ち運べます。
最重量の「ポータブル電源3000 New」も、専用キャリーカートを使えば移動ラクラク。重さを感じさせない工夫がされています。
●選び方④:充電方法の多様性と充電速度
複数の充電方法に対応しているポータブル電源ほど、充電切れの心配なくキャンプで便利に使えます。
充電方法 |
キャンプでの使い道 |
AC充電 |
出発前や電源サイトでの充電に |
ソーラー充電 |
AC電源のない場所で自給自足の充電 |
シガーソケット充電 |
移動中にも充電が可能 |
「キャンプ出発前に充電を忘れた!」というシーンではAC充電速度、「使いすぎて充電がなくなった!」というシーンではソーラー充電の対応もチェックポイントに。
たとえば、持ち運びやすさと十分な出力のバランスがちょうどいいモデル「Jackery ポータブル電源 1000 New」は、AC電源からわずか1.7時間でフル充電が可能です。ソーラーパネルも業界最高クラスの効率で、少ない光でもスピード充電を実現しています。
●選び方⑤:性能
総合的な性能の高さも重要なポイント。以下にチェックしておきたい性能の項目をまとめました。
項目 |
重要なポイント |
Jackeryの特徴 |
安全性 |
・過充電・過放電保護機能があるか ・安全性が高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーをつかっているか |
・独自の「ChargeShield 2.0技術」で安全性向上 ・62種類の保護機能とBMSを搭載 ・リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
寿命の長さ |
・サイクル数が多いか ・自然放電が少ないか |
・最大4,000回のサイクル寿命で10年以上耐久 ・年間自然放電率わずか5% |
耐衝撃性 |
・各種耐久試験を行っているか ・災害時に十分使えるか |
・震度7の地震に耐える試験に合格 ・落下/加圧などあらゆる試験で故障せず ・防災安全協会により災害時に有用な製品だと認定済み |
LEDライト |
・そもそもライトがあるか |
・一部モデルに高輝度LEDライト装備 ・一部モデルはSOS信号(点滅)モード搭載 |
Jackeryの最新ポータブル電源「Newシリーズ」は、実際のキャンパーからのフィードバックを反映し、キャンプ環境での使いやすさを追求しました。安全性と耐久性を両立させた設計で、過酷な条件下でも安心して利用できます。
6.キャンプにおすすめのポータブル電源5選|ファミリーキャンプ・ソロキャンプ・日帰りキャンプ別
ここでは、キャンプにおすすめのポータブル電源を紹介します。
●Jackery ポータブル電源 1000 New|ファミリーキャンプや宿泊キャンプにおすすめ
製品スペック |
Jackery ポータブル電源 1000 New |
容量 |
1,070Wh |
定格出力 |
1,500W (瞬間最大3,000W) |
充電速度 |
ACコンセント充電:1.7時間(緊急充電モードなら1時間) |
出力ポート数 |
AC出力×3、 |
サイズ&重量 |
約32.7 x 22.4 x 24.7 cm (約10.8 kg) |
家電への稼働 |
電子レンジ(1160W):約48分間 |
●Jackeryポータブル電源2000New|連泊キャンプや多人数キャンプにおすすめ
Jackeryポータブル電源2000Newは、電気をふんだんに使いたいファミリーキャンパーにぴったりの大容量モデル。家庭のコンセントと同じ感覚で家電が使える2,200Wの高出力で、「キャンプだからできない」という制約が大幅に減ります。
子どもが好きなメニューを電子レンジで手軽に温めたり、肌寒い朝夕に電気ストーブで快適な空間をつくったり……と、とくに小さなお子様連れのキャンプで重宝するでしょう。
同クラスの製品と比較して40%小型化・34%軽量化されており、持ち運びやすさもバツグンです。
製品スペック |
Jackery ポータブル電源 2000 New |
容量 |
2,042Wh |
定格出力 |
2,200W (瞬間最大4,400W) |
充電速度 |
ACコンセント充電:2時間(緊急充電モードなら1.7時間) |
出力ポート数 |
AC出力×3、 |
重量&サイズ |
2,000Whクラスで業界最軽量・最小: 約33.5×26.4×29.2 cm (約17.9 kg) |
家電への稼働 |
炊飯器(530W):約3.2時間 |
●Jackeryポータブル電源600Plus|日帰りキャンプにおすすめ
Jackery ポータブル電源 600Plusは、定格出力800W・容量632Whで、小型軽量で大容量のため日帰りキャンプから2泊以上のソロキャンプまでこれでOK!
スマホを約24回充電でき、電気毛布を約8時間使えるので冬のキャンプでも十分。ACコンセントやUSBなど出力口が多いためファミリーキャンプも快適。
製品スペック |
Jackery ポータブル電源 600 Plus |
容量 |
632Wh |
定格出力 |
800W (瞬間最大1,600W) |
充電速度 |
ACコンセント充電:1.7時間 |
出力ポート数 |
AC出力×2(最大8A) |
サイズ&重量 |
約30 x 21.9 x 19.7 cm (約7.3kg) |
家電への稼働 |
扇風機(45W):10時間 |
●Jackeryポータブル電源240New|ソロキャンプにおすすめ
Jackery ポータブル電源 240Newは、世界累計50万台以上売れた大ヒットモデル「240」をパワーアップさせたモデルです。
軽量かつコンパクトなので、なるべく荷物を軽くしたいソロキャンパーにうってつけです。バックパックにも収納可能で、公共交通機関やバイクでキャンプに行く方にも適しています。
タブレットで映画を見たりスマホやPCを充電したりしても、ソロキャンプなら2日間は余裕で使える容量があります。
製品スペック |
Jackery ポータブル電源 240 New |
容量 |
256Wh |
定格出力 |
300W (瞬間最大300W) |
充電速度 |
ACコンセント充電:2.5時間 |
出力ポート数 |
AC出力×1(最大10A) |
サイズ&重量 |
約23.1 x 15.3 x 16.8 cm (約3.6kg) ※リュックに入れるサイズ |
家電への稼働 |
LEDライト(5W):約21時間 |
●Jackeryポータブル電源3000New|キャンプで家電を自由に使いたい人におすすめ
Jackeryポータブル電源3000Newは、ガンガン家電を使って、超快適な妥協しないキャンプを実現したい人におすすめな最強モデルです。
重量は27kgとやや重めですが、専用キャリーカートを使えば移動も比較的スムーズ。耐衝撃性も高く、デコボコした地面で大きく揺れても問題ない安心設計となっています。
調理器具から冷暖房まで、この1台ですべてをカバーして最高に快適なキャンプをはじめましょう。
製品スペック |
Jackery ポータブル電源3000New |
容量 |
3,072Wh |
定格出力 |
3,000W (瞬間最大6,000W) |
充電速度 |
ACコンセント充電:2.5時間 |
出力ポート数 |
AC出力×4(最大20A)、AC出力×1(最大30A) |
サイズ&重量 |
約416×325×305 mm (約27 kg) |
家電への稼働 |
電子レンジ(1160W):約2時間 |
7.キャンプでポータブル電源を使う際の注意点
キャンプでポータブル電源を使用する際の注意点は以下のとおりです。
- ●直射日光が当たらない場所に置く
- ●高温の車内に長時間放置しない
- ●水気のある場所で使用しない
- ●焚き火などの火に近づけない
- ●冬のキャンプ時には冷えすぎないように毛布にくるむ
- ●シガーソケットから走行充電する際には、コネクタを奥までしっかりと差し込む
- ●キャンプの前日に充電する
- ●使用後は電力量が0%のまま保管しない
- ●保管時は定期的に充電状態を確認し、60〜80%の充電量をキープする
ポータブル電源は精密機械なので、安全に長く使い続けるためには、適切な取り扱いが求められます。熱に弱いため、直射日光が当たらないようなテントの中やタープの下で使用してください。決して焚き火の近くや、雨ざらしの場所に置いてはいけません。
また40℃以上、-10℃以下の環境で使用すると、出力が低下してバッテリーが劣化しやすくなります。夏場の車内や氷点下の環境では、使用や保管を避けてください。ちなみに過充電(電気量100%)や完全放電(電気量0%)は、バッテリーの劣化を進めます。電力量を0%にせずに、60〜80%充電して保管しましょう。
8.キャンプだけじゃない!ポータブル電源が日常生活やDIY、防災などでも活躍できる
ポータブル電源はキャンプ以外の場面でも活躍します。それなりの金額なので、キャンプのためだけに買うのは気後れするかもしれません。しかし他の用途まで考えると十分にお得感のあるアイテムといえます。主な3つの活躍シーンを見ていきましょう。
●防災グッズとしても活躍!
ポータブル電源は地震や台風などの防災グッズとして活躍します。スマホの充電はもちろん、冷暖房の使用や冷蔵庫の維持などに活用可能です。
なおソーラーパネルも用意しておくと、長期の停電にもしっかり対応できます。予算的に余裕があるなら、ぜひソーラーパネルも揃えてみてください。
関連記事:ポータブル電源は防災に必要?災害時の使い方と事前の準備をご紹介●DIY用電動工具への電力供給にも!
ポータブル電源を活用して、DIY用の電動工具へ電力供給できます。自宅でDIYをしようと思っても、コンセントを引っ張れないためにコード式の電動工具が使えず、断念する人は少なくありません。しかしポータブル電源があればどこでもコンセントが使えるので、持っている電動工具を活用してDIYができます。
関連記事:ポータブル電源があれば憧れの電動工具を思いのままに操れる!
●日常的に使って節電できる!
日常的にポータブル電源を上手く使えば、節電効果が得られます。もっともおすすめなのは、電力プランのもっとも安い時間帯でポータブル電源を充電し、それ以外の時間はポータブル電源から家電へ給電する方法です。例えば東京電力の「夜トク8」プランの場合、電気料金は下記のように設定されています。
- ・23時~7時:21.75円
- ・7時~23時:32.71円
参考:東京電力「夜トクプラン」
23時から7時の夜間にポータブル電源を充電しておいて、昼間の家電への給電をポータブル電源から行えば、理論値で33.5%も節電できます。現実的にすべての家電にポータブル電源から給電するのは難しいですが、10~20%の節電は十分に可能でしょう。
関連記事:上がる一方の電気料金!節電に大いに役立つポータブル電源・ソーラーパネル
9.キャンプ用ポータブル電源に関するよくある質問
キャンプ用のポータブル電源に関するよくある質問と、その回答をまとめています。
①ソロキャンプで電気毛布を一晩使いたいです。おすすめのポータブル電源は?
ソロキャンプで電気毛布を一晩使用するなら、Jackery ポータブル電源 600 Plusがおすすめです。このモデルは632Whの容量と800Wの高出力を備えており、一般的な電気毛布(消費電力約55W)を8時間も連続で使用できます。
コンパクトなサイズと7.3kgの軽さで、好きな場所への移動もラクラク。動作音も小さいので、寝るとき枕元にあっても気にならないでしょう。
②キャンプでポータブル電源をレンタルで試してみたいのですが、可能ですか?
はい、可能です。Jackeryはレンタルパートナーの「ゲオあれこれレンタル」または「Rentio(レンティオ)」経由で、ポータブル電源およびソーラーパネルのレンタルサービスを提供しています。
ネットで注文すれば宅配で自宅に届き、返す時も自宅へ集荷またはコンビニで簡単配送。北海道・沖縄県を除き送料は無料、料金は7泊8日で3,930円(税込)~とお安くなっているので、使用感が気になる方はお気軽にお試しください。
まとめ
キャンプにポータブル電源は必須ではありませんが、あると圧倒的に利便性が増します。暑さや寒さに弱い人、時短したい人、ランニングコストを下げたい人などにおすすめです。
キャンプに使うポータブル電源は、容量・定格出力・出力ポートが用途に合っており、安全性の高いモデルを選ぶのがポイントです。多彩なラインナップがあり、安全性が保証された「Jackery(ジャクリ)」のモデルをぜひ選んでみてください。
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