1.ポータブル電源のデメリット9つを徹底解説
・保管方法が難しい
ポータブル電源は製品の性質上暑さにも寒さにも弱いです。そのため、長期間屋外の倉庫にしまっておくと劣化を早めてしまいます。
とくに気温が高い時期は、放置していると発火リスクが高まります。日本の夏は湿度も高く、ポータブル電源にダメージを与えてしまいます。極端に寒い場所に放置するとバッテリーの劣化の原因にもなります。
高温多湿を避けて適温の場所に保管する必要があるため、意外と保管方法が難しいと感じる方は多いです。
・充電が切れやすい
ポータブル電源は電源のない屋外でも家電製品を使える魅力的なアイテムですが、充電が切れてしまうとただの荷物になってしまうデメリットがあります。メーカーや製品の質によっても充電して使える時間は変動します。
安価なポータブル電源はフルで充電しても稼働時間が短い可能性もあるので注意してください。
また、バッテリーの劣化によって、充電してもすぐに使えなくなるものもあります。
充電のサイクルが多ければ多いほど寿命が長いため、購入時は価格や容量だけでなく充電サイクルも確認しておきましょう。
関連人気記事:ポータブル電源の寿命とは?寿命を延ばす方法を解説
・大きくて収納に不便
ポータブル電源は容量が大きくなるにつれて大きさも重さも増していきます。
大きなものだと30cm四方程度のサイズになり、収納場所に困る可能性もあります。
上記で解説した通りポータブル電源はデリケートなアイテムなので、屋外や気温差が激しい場所、ほこりをかぶりやすい場所に放置するのは厳禁です。
クローゼットなどの保管場所を確保しておく必要があります。
収納場所が気になる方は、同じ容量の中でもコンパクトなポータブル電源を選んだり、容量を抑えてサイズの小さいポータブル電源を選ぶこともおすすめです。
・重くて持ち運びにくい
容量の大きいポータブル電源は40kg以上の重さがあるものも珍しくありません。
ポータブル電源はアウトドア時など屋外でも電力を使えるのが魅力ですが、重くて持ち運びに不便だと外出先に持っていくのも億劫になってしまいます。
女性や高齢者では持ち運びができず、万が一落としてしまった際の故障も心配です。
アウトドア時の利用を考えて持ち運びやすい設計になっているポータブル電源や、比較的軽めのポータブル電源を選べば問題を解消できます。
・漏電や発火の危険性がある
ポータブル電源のバッテリーは、高温多湿の場所に長期間保管していると漏電、発火の危険性があります。
ポータブル電源の発火は複数報告されており、日本では火災のリスクを抑えるためにPSEの認証マークがついたポータブル電源しか販売できないルールが設けられています。
日本製品や日本に拠点を置くメーカーで製造されているポータブル電源は、日本の厳しい安全基準をクリアしたバッテリーを採用しているため、正しく使用し、保管場所を間違えなければ漏電、発火リスクは最小限に抑えられます。
安価な海外製品は検査基準が日本の基準を満たしていない可能性もあります。
安心して使用し続けるためにも認証マークを確認し、メーカー独自できちんとテストをしているかなどもチェックしましょう。
・充電できなければ使えない
ポータブル電源は電源がない場所で電力を利用できるアイテムですが、本体を充電していなければ使うことはできません。
また、長年使っているとバッテリーを消耗し、短時間でも充電が切れてしまう可能性もあります。
災害時用に持っていても、普段充電していなければ停電時に役に立たないという点もデメリットです。
使用前はフルに充電しておくことを忘れないだけでなく、太陽光充電など、電力がない場所でも充電できるアイテムを一緒に取り入れるとこのデメリットを解消できます。
・高額なものの使い道が少ない
ポータブル電源は安くても数万円、高くなると50万円近い金額のものもあります。
高額なものの、いざ購入してみるとあまり使い道がなかった、思ったより不便だったと感じるかもしれません。
ポータブル電源の価格はメーカーにもよりますが、容量や機能性によっても大きく変動します。
安くても容量が低いと思うような使い方ができないかもしれません。
また、使用目的に適した容量を事前に把握することで最適な容量のポータブル電源を選べて、無駄な出費を防げます。
ポータブル電源購入時にはなぜ必要なのか、どのようなタイプが必要なのかを明確にした上で実際の商品を選びましょう。
・選択肢が豊富で選びきれない
どの商品、どのメーカーが自分に合っているかわからず、選択肢が多すぎて選びきれないというのもポータブル電源デメリットの一つと言えます。
ポータブル電源は日本国内だけでなく海外でも多くのメーカーが製造販売しています。
自然災害が多い日本では災害時の備えとしてポータブル電源を購入する方も多いですが、近年のアウトドアブームによってさらに需要が高まり、次々に新商品や新ブランドが登場しています。
実際に利用している人の口コミを聞いてみる、複数のメーカーの特徴を比較するなど、じっくり時間をかけて自分にぴったりのポータブル電源を見つけなければなりません。
ポータブル電源の販売実績が豊富で、日本国内でも徹底したフォローを行っているメーカーを選べば、万が一のトラブルや不明点もすぐに解消できて安心です。
関連人気記事:「徹底解説」用途別のポータブル電源容量目安を紹介
・慎重に処分しなければならない
ポータブル電源は購入時だけでなく処分時にも慎重にならなければなりません。普通ごみと一緒に捨てることでバッテリーなどから有害物質が発生する可能性があります。
また、粗大ごみとして処分すると、屋外にさらされることで発火や漏電を起こすかもしれません。各自治体のルールを確認し、適切な方法で処分しましょう。取扱説明書に処分方法が記載されているケースもあります。また、メーカーによっては自社の製品に対して、捨てるポータブル電源を無料で回収してくれるポータブル電源メーカーもあります。
2.ポータブル電源の具体的な4つの活用シーン
ポータブル電源には以下4つの活用シーンがあります。
- ・災害時・緊急時に非常用電源として使う
- ・アウトドア・車中泊を快適にする
- ・ソーラーパネルとの併用で節電する
- ・庭でのバーベキューやDIYに使う
屋外でも可搬性があるポータブル電源ならアウトドア・車中泊など好きな場所に持ち運んで家電を動かせます。電源がない庭でのバーベキューやDIYにも最適です。
また災害による停電時は非常用電源として活用できます。スマホの充電や冷暖房、調理器具の使用ができることで、避難生活の不安とストレスを和らげてくるでしょう。
さらに昼間はソーラーパネルで本体に充電し、夜間は家電へ給電する生活スタイルを確立すれば、家計の節電効果にも繋がります。
3.ポータブル電源を買うべき人と買うべきでない人の特徴
ポータブル電源を買うべき人と買うべきでない人の特徴は以下の通りです。
- ・買うべき人|防災対策やアウトドアでの電源確保がしたい
- ・買うべきでない人|インドア派で家電の充電・使用の頻度が少ない
上記について詳しく解説しているので、それぞれ見ていきましょう。
●買うべき人|防災対策やアウトドアでの電源確保がしたい
アウトドアや車中泊などが趣味の人におすすめです。ポータブル電源があれば、屋外でもスマートフォンの充電やその他の家電を動かせてバッテリーの残量を気にせずに使えます。
自然災害による停電時は、防災対策で非常用電源として電源を確保できます。電力復旧まで時間がかかっても、ソーラーパネルと併用すればポータブル電源を充電して繰り返し使えるので安心です。
●買うべきでない人|インドア派で家電の充電・使用の頻度が少ない
インドア派で家電の充電・使用の頻度が少ない人にはおすすめできません。ポータブル電源はどこでも持ち運んで家電へ電力供給ができることが特徴です。インドア派であれば、屋外で使用する機会も少ないため、上手く活用できないこともあり得ます。ただし、使用頻度は高くなくても、災害対策をしておきたい人はポータブル電源を備えておくと良いでしょう。
関連記事:【個人向け】ポータブル電源は災害時にいらない?不要派の意見や役立つ4つのシーンを解説
4.後悔しないポータブル電源の5つの選び方
後悔しないポータブル電源の選び方には以下の5つがあります。
- ・バッテリーの安全性が基準を満たしているか確認する
- ・用途に合った容量と定格出力か確認する
- ・本体サイズと重量を確認する
- ・バッテリー寿命と保証期間が長いものか確認する
- ・充電方法と搭載している機能を確認する
上記の選び方を詳しく解説しているので、損をしないように把握しておきましょう。
選び方1:バッテリーの安全性が基準を満たしているか確認する
バッテリーの安全性が基準を満たしている「BMS(バッテリーマネジメントシステム)」が搭載されているか確認してください。BMSとは、バッテリーの電流や電圧、温度などを自動で監視・制御するシステムです。
本体の発火や漏電を防止するので、安全性を考慮してBMSが搭載されているポータブル電源を選ぶと良いでしょう。なお、Jackeryのポータブル電源は、すべての機種にBMSを搭載しています。
選び方2:用途に合った容量と定格出力か確認する
用途に合った容量と定格出力か確認してください。たとえば消費電力60Wの電気毛布を4時間使いたいなら、60W×4h=240Wh以上の容量が必要です。実際の電力供給時には電力ロスが発生してしまうので、この場合は目安として300Wh程度あると安心です。
また定格出力が使いたい家電の消費電力以上か確認してください。たとえば600Wの炊飯器を使いたいなら、600W以上の定格出力のポータブル電源を選びましょう。
選び方3:本体サイズと重量を確認する
ポータブル電源は、大容量になるほど本体サイズが大きくなり重量も増えます。一方で、容量が小さいポータブル電源であれば、本体サイズも小型になり持ち運びが便利です。ポータブル電源を使う用途を考えて、活用シーンに適した本体サイズと重量のモデルを選びましょう。
選び方4:バッテリー寿命と保証期間が長いものか確認する
バッテリー寿命と保証期間が長いものか確認しましょう。バッテリー寿命が長ければ頻繁に買い換えるコストを抑えられます。また保証期間が長ければ万が一、ポータブル電源が故障しても対応してもらえるので、いつでも安心して使えます。
選び方5:充電方法と搭載している機能を確認する
充電方法と搭載している機能の確認も重要です。家庭用コンセントやシガーソケットほか、ソーラーパネルで充電できれば災害による停電時でも便利に使えます。
また当社Jackeryのように、スイッチを押すだけで使用開始できるような簡単操作機能を搭載しております。自分のニーズを満たしてくれるポータブル電源を選びましょう。
5.Jackeryならポータブル電源のデメリットを克服できる
Jackeryなら、ポータブル電源特有のデメリットを克服できる以下の機能や特徴があります。
- ・業界最高クラスの23~25%発電効率を誇るソーラーパネルでどこでも充電できる
- ・競合他社製品より15~40%コンパクト・軽量で扱いやすい
- ・BMS(バッテリーマネジメントシステム)などの保護機能により漏電・発火のリスクなし
- ・「超ロングスタンバイモード」を搭載しており、いざという時でもバッテリー切れの心配ナシ
- ・最新のリン酸鉄を採用して約4,000回の充放電サイクル数で長寿命を実現
- ・安心の最大5年間長期保証!さらに処分時も無償で回収
Jackeryのポータブル電源は、世界各国で多くのユーザーが愛用している信頼性が高い製品です。ポータブル電源のデメリットを克服できるJackeryのポータブル電源4選を紹介します。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
Jackery ポータブル電源 2000 PlusとJackery Solar Saga 200Wのセットになっています。バッテリー寿命を1.5倍に延長する「バッテリー節約モード」と自然放電を抑える「超ロングスタンバイモード」を搭載。突然の停電でも対応できるから安心して使えます。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery ポータブル電源 1000 NewとJackery SolarSaga 100Wがセットになりました。作動音は22dbの静音設計で夜間に使っても睡眠を妨げないポータブル電源です。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery ポータブル電源 600 PlusとJackery SolarSaga 100Wソーラーパネルがセットになった商品です。「コンセント⇒ポータブル電源⇒家電」の順でつないでおけば、突然の停電でもポータブル電源から家電に電気を供給し続ける「UPS機能」を搭載しています。いざという時でも止まらず電力供給してくれて安心です。
●Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
ポータブル電源240 NewとJackery SolarSaga 100Wソーラーパネルがセットになりました。本体サイズがコンパクト設計だから、バッグに収納できて持ち運べるのがポイントです。
6.関連するFAQ
ポータブル電源のデメリットに関して以下の質問が多く寄せられています。
- ・モバイルバッテリーと比べたポータブル電源のデメリットとメリットは?
- ・定置型蓄電池と比べる場合、ポータブル電源のメリットとデメリットは?
上記の質問について回答しているので、それぞれ見ていきましょう。
①モバイルバッテリーと比べたポータブル電源のデメリットとメリットは?
モバイルバッテリーと比べたポータブル電源には、以下のデメリットとメリットがあります。
メリット |
デメリット |
● USBだけでなく、ACコンセント、DC出力ポートも搭載しており、電化製品や車載冷蔵庫などにも給電可能 ● 大容量で、アウトドア・車中泊が快適になる ● ソーラーパネルと併用すれば節電ができる ● 日常生活でも家電に使える |
● 容量が増えるほど大型になる ● 価格が高額の製品もある
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デメリットとメリットを考慮して自分のニーズにあったポータブル電源を選びましょう。
②定置型蓄電池と比べる場合、ポータブル電源のメリットとデメリットは?
定置型蓄電池と比べる場合、ポータブル電源のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット |
デメリット |
● 好きな場所へ持ち運びて可搬性がある ● 屋外など電源がない場所へ持ち運んで電力供給ができる ● アウトドア・車中泊で活用できる ● USBポートを備えているので、モバイル機器などの充電ができる |
● 容量が少なく長期間の停電に対応できない ● 容量が増えると大型になるため、持ち運びしにくい
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ポータブル電源と定置型蓄電池の導入を検討している人は、メリット・デメリットを比較し自分の用途と予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
まとめ|ポータブル電源は購入前にデメリットをチェック!
ポータブル電源は高額、重たい、保管が難しいなどのデメリットがありますが、一台持っておけばアウトドア時だけでなく家庭の予備電源として、災害時の備えとして役立つ魅力的なアイテムです。
考え得るポータブル電源のデメリットを事前に把握しておけば、自分に最適なポータブル電源を探しやすくなり、購入時の失敗も防げます。
ポータブル電源にはさまざまな種類があります。中でもJackeryはポータブル電源にありがちなデメリットを解消してくれる工夫が数多く詰まっています。
最長5年の長期保証もついているので、ポータブル電源選びに失敗したくない初心者の方はJackeryのアイテムも検討してください。
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