1.ポータブル蓄電池とは?
蓄電池にはポータブル蓄電池と系統連系型蓄電池の2種類があります。ポータブル蓄電池とは、持ち運びができ、場所を選ばずに好きなタイミングで電源供給ができる蓄電池です。設置工事不要で、コンセントやソーラーパネルから充電を行い、キャンプや防災時、テレワークなど電源がない環境での独立電源として活躍してくれます。
系統連系型(蓄電池)は電気系統と連携させながら、電力会社からの供給電気や太陽光発電で発電された電気を貯蔵する蓄電池です。容量の大きい製品が多く、停電や節電対策に役立つとして、工場や病院、企業などに数多く設置されています。
しかし、ポータブル蓄電池と比較して設置工事が必要で、導入に高額な費用がかかったり、工事が必要になったりするなどのデメリットもあります。
2.ポータブル蓄電池を買うべき人の特徴

定置型蓄電池とポータブル蓄電池には、以下の共通点があります。
・ 災害時に備えられる
・充電して繰り返し利用できる
定置型蓄電池よりもポータブル蓄電池を購入するほうがよいのは、どのような人なのかを解説していきます。
●災害時・停電時に備えておきたい人
災害時や停電時のための非常用電源を確保しておきたい人は、ポータブル蓄電池を家に用意しておきましょう。
万が一の場合でも、スマートフォンやラジオ、充電式カイロや扇風機などの最低限利用したい電化製品を安心して利用できるのはポータブル蓄電池の大きなメリットです。
また、大容量のポータブル蓄電池とソーラーパネルと組み合わせて利用すれば、数日間にわたる停電でも継続して電気を使い続けられます。
●電源のないアウトドアや屋外イベント、作業現場で電化製品を利用したい人
最後に、アウトドアが趣味の人や、電源を利用する屋外イベントを開催したい人には、ポータブル蓄電池はぴったりの商品といえるでしょう。
レジャーや催しの場所によっては、電力が確保できないケースも多いものです。ポータブル蓄電池を持っていることで、場所の選択肢が広がるのは大きなメリットといえます。
また、真夏や真冬のキャンプを検討されている場合は、暖房や冷房器具を利用することでより快適な時間を過ごせます。ポータブル蓄電池を利用して、レジャーの時間をさらに素敵なものにできるでしょう。
●コンセントが届かない場所で家電を使いたい人
室内のコンセントがない場所で作業をしなければならない場合、ポータブル蓄電池器があることで作業効率が大きく高まります。
在宅勤務中、ベランダや庭などで気分を変えて仕事をしたいケースにも利用できます。
3.【2025年最新】ポータブル蓄電池のおすすめ7選
さまざまな容量・機能を持つJackery製品の中から、ポータブル蓄電池おすすめ製品を9つピックアップしました。Jackery(ジャクリ)のポータブル蓄電池は全世界で累計500万台以上販売している、多くのユーザーから高評価のアイテムです。あなたにぴったりの1台を見つけましょう。
●Jackery ポータブル電源 1000 New|迷ったらこれ!価格・サイズ・機能性のバランスの良いモデル
Jackeryポータブル電源 1000 New(容量:1070Wh、定格出力:1,500W)は、60万人以上に選ばれた人気モデル「1000シリーズ」がさらに進化したポータブル蓄電池です。
世界トップクラスの低自然放電率を実現し、フル充電状態から1年間放置しても約95%の電池残量を維持します。これなら長期保管しても、いざという災害時にすぐ使えて安心です。
最短60分でフル充電可能な緊急充電モードも搭載し、「これから台風で停電する可能性がある」「1時間後にキャンプに出発するのに、充電するのを忘れた」といったシーンにもにも対応できます。
●Jackery ポータブル電源 240 New|市場の同容量帯の製品より約22%コンパクトな設計
Jackeryポータブル電源 240 New(容量:256Wh、定格出力:300W)は、コンパクトながらもAC電源を搭載した初心者におすすめのポータブル蓄電池です。
リュックに入れるコンパクトサイズに、わずか3.6kgと軽量なので持ち運びがラクラク。短期間の車中泊やソロキャンプなどの小規模なアウトドア活動に最適で、スマホ充電はもちろん、LEDライトや扇風機の電源としても活躍します。災害時の非常用電源としても、自宅に一台あると安心です。
●Jackery ポータブル電源 2000 New|2000Whクラスで最小、最軽量モデル
Jackeryポータブル電源2000New(容量:2042Wh,定格出力:2,200W)は、市販の同容量製品より40%の小型化と、34%の軽量化により、2000Whクラスの市場製品では最軽量・最小を実現しました。
冷蔵庫やエアコン、電子レンジなどの消費電力が大きい家電を同時に複数使えるパワーを持ちながら、コンパクトで持ち運びやすい設計になっています。災害時の備えはもちろん、本格的なキャンプや車中泊にも最適なポータブル蓄電池です。
●Jackery ポータブル電源 3000 New|3000Whクラスで業界最小・最軽量
Jackeryポータブル電源 3000 New(容量:3072Wh,定格出力:3000W)は3000Whクラス最軽量を実現した超大容量ポータブル蓄電池です。
アプリ連携による遠隔コントロールが可能で、電池残量や充電状況、使用可能時間などをスマートフォンでリアルタイムに確認できます。「スケジュール充電」の機能により、電気代が安い時間に自動充電する設定をすることも可能(※)。防災・アウトドアはもちろんのこと、電気代の節約までこなせる1台です。
※電気代を節約するには、夜間電力プランなど時間帯によって電気代に差がある電気料金プランを契約する必要があります。
●Jackeryポータブル電源 500 New|アウトドアにも防災にもちょうどいい中容量モデル
Jackeryポータブル電源 500 New(容量:512Wh、定格出力:500W)は、長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、約6,000回の充放電サイクルにより毎日使っても10年間使えるのが特徴。
500Whクラスで最軽量の5.7kgでいざという時に女性でも片手でラクラク持ち運び可能。A4サイズよりも小さい薄型ボディを採用。保管時に余計な場所をとらないから収納もしやすいです。
「ちょうどいい容量と出力」で、家庭の防災はもちろん1~2人程度のキャンプや車中泊にもおすすめのポータブル蓄電池です。
●Jackeryポータブル電源 1500 Ultra|ブランド初の防水・防塵対応モデル
●Jackery ポータブル電源 1000 Plus|最大5Kwhまで拡張できる
Jackeryポータブル電源 1000 Plusは、標準の1264Wh容量に加え、最大3台の拡張バッテリーを接続することで、最大5000Whまで容量を拡張可能なモデル。
好きなように容量をカスタマイズできるので「どのくらい使うか分からない、けどポータブル電源がほしい」という方に最適です。5年の長期保証付きで、初めての方でも安心して使えます。
●Jackery ポータブル電源 2000 Plus|最大24Kwhまで拡張可能
Jackeryポータブル電源 2000 Plus は、別売りの拡張バッテリーの接続で、2042Whの基本容量を最大24,000Whまで増やせるポータブル蓄電池。据付型の家庭用蓄電池に負けず劣らずの大容量で、4人以上の大家族の防災もばっちりサポートします。
独自の「ChargeShield技術」により、充電時間もコンセントで2時間ほど。「なかなか充電されなくて使えない」トラブルとも無縁です。
4.ポータブル蓄電池はソーラーパネルセットもおすすめ

ポータブル蓄電池だけでも十分便利ですが、ソーラーパネルとセットで購入すると、さらに活用の幅が広がります。ソーラーパネルセットならではのメリットをチェックしておきましょう。
● 停電が長期化しても太陽光発電で電気が使える
● 発電コストゼロで電気代を節約できる
● アウトドアなど電源がないシーンでも電源確保できる
● 環境に優しいクリーンエネルギーで発電できる
ポータブル蓄電池にソーラーパネルがあれば、停電が何日、何週間と続いても繰り返し充電できるので安心です。また、普段使いでも電気代の節約に貢献。キャンプや車中泊などのアウトドアシーンでも、出先での電源確保で大活躍します。
Jackery(ジャクリ)では「Solar Generator」という、ポータブル蓄電池とソーラーパネルのセット製品を提供しています。単品購入よりもおトクな価格設定なので、この機会にポータブル蓄電池とソーラーパネルをセットで揃えて、便利に使ってみませんか。
5.後悔しないポータブル蓄電池選びのポイント

安いものでも数万円はするポータブル蓄電池。失敗しない製品選びのために、購入前にチェックすべきポイントを解説します。
①容量は足りるか
ポータブル蓄電池選びでもっとも基本となるのが「容量」です。容量が小さすぎると必要な家電を十分に動かせず、大きすぎると無駄な出費になってしまいます。そこで、以下の「用途ごとの必要な容量の目安と、おすすめポータブル蓄電池」の表を参考に選んでみましょう。
用途 |
必要な容量の目安 |
おすすめポータブル蓄電池 |
スマホ・タブレットなどの充電のみ |
100~300Wh |
ポータブル電源 240 New |
キャンプ・車中泊(1泊) |
300~600Wh |
ポータブル電源 500 New |
キャンプ・車中泊(連泊) |
600~1000Wh |
ポータブル電源 1000 New |
災害時の非常用電源(1~2人) |
1000~2000Wh |
ポータブル電源 1000 New ポータブル電源 1000 Plus |
災害時の非常用電源(3人以上) |
2000Wh以上 |
ポータブル電源 2000 New ポータブル電源 3000 New |
用途がはっきりしない場合は、後から容量を自由に拡張できる「1000 Plus」や「2000 Plus」を選ぶのもおすすめです。
②定格出力は十分か
「定格出力」はポータブル電源のパワーを表します。家電の消費電力が定格出力よりも大きいと、その家電は使えません。
また、同時に複数の家電を利用したい場合は、同時接続する家電の消費電力合計が、ポータブル蓄電池の定格出力を超えてはなりません。
関連記事:ポータブル蓄電池でどんな家電が使えるのか?200W・700Wなど定格出力別に解説
③安全性が高いか
品質の低いポータブル蓄電池を選ぶと、発熱や発火のリスクがあります。最悪の場合は火災につながるかもしれません。そこで、以下のポイントをチェックして、信頼できるポータブル蓄電池か確認しましょう。
● 国際的な安全認証(UL、CE、FCCなど)を取得している
● 過充電・過放電防止などのBMS機能を搭載している
● 製品の耐久テストを行っているか
● 実績があるメーカーの製品である
Jackeryのポータブル電源は、UL認証など国際的な安全基準を満たしているだけでなく、「ChargeShield 2.0」という独自の安全技術と高性能なBMSシステムも搭載。厳格な品質管理のもとで製造されているため、安心して使えます。また「防災製品等推奨品」にも認定されており、安全性の高さが証明されているのもポイントです。
関連記事:【失敗しない】ポータブル蓄電池メーカーの選び方!買ってはいけないメーカーの特徴
④寿命は長いか(充放電サイクル数)
長く使えないポータブル蓄電池は、結果としてコスパが悪くなってしまいます。「安くて寿命が短い蓄電池」よりも、「多少高くても寿命が長い蓄電池」を選ぶのがおすすめです。
一般的な三元系リチウムイオン電池内蔵のポータブル蓄電池の寿命は「500~1000サイクル」程度。フル充電して1回使いきるまでを「1サイクル」といいます。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用したポータブル蓄電池は、より高い耐久性に優れておりおすすめです。
Jackeryのポータブル蓄電池は、最新の「リン酸鉄リチウムイオン電池」を内蔵し、3000~6000サイクルの長寿命を実現しました。毎日使っても10年以上使える優れモノです。
⑤自然放電率は低いか
ポータブル蓄電池を災害用として購入する場合、普段はあまり使わずに保管していることも多いです。そのため、保管中にどれだけバッテリーが減るかという「自然放電率」も確認しましょう。目安としては「6ヶ月ほど放置しても、80%以上の残量を維持できる」ポータブル蓄電池をおすすめします。
Jackeryの最新ポータブル蓄電池「Newシリーズ」は、独自の技術を搭載し1年間放置しても95%の残量を維持することが可能。「肝心なときに使えない」心配がないのはJackeryの強みです。
⑥充電速度が速いか
災害時や停電時に備えてポータブル蓄電池を購入する場合、急な停電の前にすばやく充電できるかどうかも確認したいポイントです。台風や大雨などで「このあと停電するかもしれない」という予報が出ても、短時間で充電できる製品なら安心でしょう。
Jackeryのポータブル電源は、コンセントから1~3時間の超スピード充電を実現しています。さらに「緊急充電モード」を使うと、一時的に充電スピードをさらに上げることも可能に。災害前の「待ったなし」の状況でも安心して使えます。
関連記事:最短1時間でフル充電できるポータブル電源Jackery Newシリーズが人気な理由とは?
⑦アフターサポートが充実しているか
「安いポータブル蓄電池を買ったらすぐ壊れてしまった。保証もサポートもないし、どうすればいいかわからない……」 こんなトラブルを避けるために、以下のような「ポータブル蓄電池のアフターサポート」も確認しましょう。
● 保証期間の長さ(2年以上が望ましい)
● 修理サービスの有無と対応エリア
● 故障時の対応スピード
● カスタマーサポートの対応時間
Jackeryのポータブル蓄電池は、通常3年間の基本保証に加えて、追加で2年間の延長保証を提供しています。合計5年間の長期保証で、万が一の故障にも対応してくれるので安心です。また、故障時の修理サービスや使用済み製品の回収サービスなども利用可能。「使っている最中」はもちろん、「使い終わったあと」にも配慮されています。
6.ポータブル蓄電池の購入に補助金は使える?
残念ながら、国レベルでのポータブル蓄電池専用の補助金制度はありません。しかし、地方自治体によっては独自の補助金制度を設けているケースがあります。たとえば静岡県川根本町では、ポータブル蓄電池の購入時に最大5万円(購入費の1/3以内)の補助が受けられます。
参考:静岡県川根本町「令和7年度家庭用ポータブル蓄電池等購入費補助金について」
「(自治体名) ポータブル蓄電池 補助金」などで検索して、お住まいの地域で使える補助金がないかチェックしてみてください。
関連記事:ポータブル電源に補助金は出る?申請の落とし穴・見逃さないためのポイント
まとめ
ポータブル蓄電池は、災害時の備えとしてはもちろん、アウトドアや日常生活でも活躍する便利なアイテムです。選び方のポイントをおさえて、自分に合った製品を選ぶことで、より快適な生活を手に入れることができます。
今回ご紹介したJackeryのポータブル蓄電池は、どれも高い安全性と信頼性を備えた製品です。また、ソーラーパネルとセットで購入すれば、電気代の節約から長期の停電対策まで、さまざまなシーンで役立ちます。ポータブル蓄電池単体でも役立ちますが、予算に余裕があればソーラーパネルとのセットモデル「Jackery Solar Generator」のご用意がおすすめです。
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