IHクッキングヒーターでどこでも料理!ポータブル電源で手軽にできる
「便利なIHクッキングヒーターを、キッチンだけで使うのはもったいない。いろいろな場所で使いたい」このように思う方も、多いのではないでしょうか?ポータブル電源があれば、消費電力が大きいIHクッキングヒーターも使えます。お気に入りの家電で料理を楽しめることに、喜びを感じる方も多いでしょう。
IHクッキングヒーターの活用には、適切なポータブル電源選びも重要です。この記事ではIHクッキングヒーターが使えるポータブル電源の選び方やおすすめの製品も含めて、IHクッキングヒーターをポータブル電源で使う魅力を解説します。
IHクッキングヒーターは大きな電力が必要な家電
IHクッキングヒーターはポータブル電源で動かせる!
多くのポータブル電源は、1400W以上の定格出力を備えています。機種を適切に選ぶことで、IHクッキングヒーターを動かすことも可能です。
●Jackeryのポータブル電源もIHクッキングヒーターに対応
世界で300万台以上の販売実績を持つ人気ブランドJackery(ジャクリ)でも以下のとおり、1400Wの消費電力に対応するポータブル電源を様々提供しています。代表的な機器を、以下に挙げました。
これらのポータブル電源を使えばIHクッキングヒーターを動かし、おいしい料理を楽しむことができるでしょう。それぞれの機器の特長や強みは、「IHクッキングヒーターにおすすめのポータブル電源」で解説します。
ポータブル電源でIHクッキングヒーターを動かす必要性
ポータブル電源を使うことで、どこでもおいしい料理を楽しめることは大きなメリットです。ここからはIHクッキングヒーターをポータブル電源で動かす4つのメリットを、詳しく確認していきましょう。
●停電してもいつもの家電で料理をつくることが可能
停電すると、家電の利用には大きな制約がかかります。家庭用電源を使って、IHクッキングヒーターを動かすことはできません。台風や地震などでガスも止まってしまえば、ガスコンロも使えなくなってしまいます。料理をどうやって作ればよいか、途方に暮れてしまうかもしれません。
このような状況でもポータブル電源があれば、いつもの家電を使って料理をつくることが可能です。温かい料理を味わうことができ、ほっとするひとときを過ごせるでしょう。買い置きした食材が無駄にならないことも、見逃せないメリットです。
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●アウトドアでも火を使わず安全に調理を楽しめる
キャンプなどのアウトドアでは、薪や炭を使った調理に憧れる方も多いでしょう。しかしこれらは炎が出るため、火災のリスクがあることに注意しなければなりません。
ポータブル電源とIHクッキングヒーターがあれば、火を使わずに調理ができます。赤々と燃える炎を楽しむことはできませんが、ヒーターや調理器具に触れなければやけどをしない安全性は魅力的です。小さいお子様がいる家庭でも、安心して調理を楽しむことができるでしょう。
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●車中泊でも天候に左右されず暖かい料理を作ることが可能
車中泊の場合、悪天候での調理は悩みの種です。雨や雪が降っていなければ、調理器具を車の外に出して料理を作ることもできるでしょう。一方で雨や雪の日は、車内で過ごすことになります。街なかなら飲食店で食事を取ることも可能ですが、山間部など市街地を離れている場合はそうするわけにもいきません。もし車内でコンロを使うと、一酸化炭素中毒になるおそれもあります。
IHクッキングヒーターは電気を使って温めますから、有害な一酸化炭素が出る心配はなく、二酸化炭素など温室効果ガスを出すこともありません。火災のリスクも小さいため、悪天候の日でも暖かい料理を作れることは大きなメリットに挙げられます。
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●キッチン以外でもできたての料理を食べられる
日々の生活でも、IHクッキングヒーターが活躍する場面はあります。鍋料理はできたてアツアツを楽しめることが魅力ですが、家族や知人が集まる場所がキッチンの近くにあるとは限りません。
IHクッキングヒーターがあれば、キッチンから遠い部屋でもできたての料理を楽しめます。ポータブル電源があればIHクッキングヒーター専用で使えるため、ブレーカーが落ちるかどうか気にする必要がありません。
食事を楽しむ場所がキッチンやコンセントから遠くても良いメリットは、おうちキャンプでも役立ちます。どこでもおいしい料理を楽しめることはとても魅力的です。
ポータブル電源を選ぶ5つのポイント
IHクッキングヒーターをポータブル電源で動かしたい場合、ポータブル電源の定格出力がIHクッキングヒーターの消費電力を上回ることは大前提です。しかし定格出力が高ければ何でもよいわけではありません。ここからはIHクッキングヒーターが使えるポータブル電源を選ぶ5つのポイントを解説し、商品選びに役立つ情報を提供します。
●容量が大きい製品をおすすめ
IHクッキングヒーターは、消費電力の大きい家電です。1食当たりの調理時間は短くても、1日3食調理すればトータルで1時間程度使うかもしれません。1400WのIHクッキングヒーターを1時間使う場合、必要な電力量は1400Wh以上となります。
電源の供給元として使うポータブル電源は、容量の大きい製品がおすすめです。Jackeryでは本体に3024Whの容量を備える「ポータブル電源 3000 Pro」や、バッテリーパックの活用で最大12kWhまで拡張できる「ポータブル電源 2000 Plus」を提供しています。
●充電完了までの時間が短い製品は使いやすい
ポータブル電源は電気を貯める機器ですから、使う前の充電が欠かせません。使いたいタイミングで充電切れになっていたら、がっかりしてしまうでしょう。
もし充電切れでも、充電完了までの時間が短いポータブル電源なら心配いりません。短時間の充電で使える状態になりますから、使いたいタイミングでポータブル電源とIHクッキングヒーターを使えます。便利さを感じることでしょう。
Jackeryでは、家庭用電源(AC100V電源)を使い1.7時間で満充電にできる「ポータブル電源 1000 Plus」を提供しています。
●自然放電が少ない製品を選ぶ
いざという時に備えて充電を済ませていても、使いたいときに電池残量が減っていたのでは困ってしまいます。自然放電が少ない製品を選べば、容量が減り過ぎて使えないリスクを下げることが可能です。
Jackery「ポータブル電源 1500 Pro」は、おすすめする製品の一つです。電池残量が80%の状態で472日間の保管が可能な点に、魅力を感じる方も多いでしょう。
●安全性の高い製品を選ぶと安心
使い勝手の良い製品でも故障が多い、事故を起こしやすい製品は選びたくないでしょう。ポータブル電源の内部にはリチウムイオン電池が使われているため、発火や発煙を心配する方もいるかもしれません。
Jackeryのポータブル電源は、安全性にもこだわって設計・製造されていますから安心です。詳しい内容は、以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
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●ソーラーパネルを使った充電で電気料金を節約できる
ソーラーパネルがあれば、ポータブル電源の強みをさらに引き出せます。停電が続いても太陽光で電気を作り、ポータブル電源に充電できます。IHクッキングヒーターを使い、毎日温かくて衛生的、バラエティに富んだ料理を楽しめるでしょう。
またソーラーパネルで発電した電気は、無料で使えます。そのぶん、電力会社に支払う電気料金を節約できるでしょう。電気料金は2022年以降値上げが続いていますから、ソーラーパネルの活用による節約効果は大きくなっています。電気料金の節約については、以下の記事もご参照ください。
関連人気記事:電気代節約にも貢献する!ポータブル電源の思わぬ使い道とは
IHクッキングヒーターが使えるおすすめのポータブル電源5選
IHクッキングヒーターを使いたい方には、ポータブル電源とソーラーパネルがセットされた、「Jackery Solar Generator」をおすすめします。製品ごとに特長がありますので、機能を比較したうえであなたに合った製品を選んでください。
● Jackery Solar Generator 2000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター2000プラス
「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」に「SolarSaga 200W」をセットしました。ポータブル電源 2000 Plusは以下のとおり、容量の大きさが魅力です。
·本体:2042Wh
·最大(バッテリーパック5台追加):12kWh
本体だけでも1400WのIHクッキングヒーターを1時間以上使えます。バッテリーパックを追加すれば、さらに長時間使えるでしょう。バッテリーパックは直接ソーラーパネルで充電できますから、複数用意して毎日ローテーションで使うことも可能です。SolarSaga 200Wを2枚用意すれば、7時間で充電が完了します。
本体はソーラーパネルのほか、家庭用コンセントを使って2時間で満充電にできます。定格出力は3000Wもあり、IHクッキングヒーターとケトルの併用も可能です。調理を効率的に進められるでしょう。また気温45度でも充電できますから、暑くなりがちな夏のキャンプでも安心して使えます。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
容量 | 2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 | ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 | 約4000回サイクル |
保証期間 | 5年間 |
●Jackery Solar Generator 3000 Pro|ジャクリソーラージェネレーター3000プロ
「Jackery ポータブル電源 3000 Pro」と「Jackery SolarSaga 200W」を組み合わせたJackery Solar Generator 3000 Pro 。以下のとおり、容量も定格出力も大きいことが魅力の製品です。
·容量は3024Whもあり、IHクッキングヒーターを2時間以上使える
·定格出力は3000Wもあり、IHクッキングヒーターに加えて他の調理家電も使える
1台で調理の自由度が高まることは魅力的です。温かい料理を、スピーディーに提供できるでしょう。家庭用コンセントを使えば2.8時間で満充電にできますから、調理の合間に充電すれば電池切れの心配もいりません。もし停電した場合はSolarSaga 200Wを6枚使うことで、3時間で満充電にできます。
製品名 | Jackery Solar Generator 1500 Pro |
容量 | 3,024Wh |
定格出力 | 3,000W/正弦波(最大瞬間出力:6,000W) |
出力ポート数 | ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2.8時間 |
寿命/サイクル数 | 2,000回のサイクル数 |
保証期間 | 5年間 |
Jackery Solar Generator 2000 Proは、「Jackery ポータブル電源 2000 Pro」と「Jackery SolarSaga 200W」のセット商品です。容量は2160Whあるため、IHクッキングヒーターを1.5時間程度使えるでしょう。凝った料理を作らなければ、十分な容量を備えています。
一方で定格出力は2200Wですから、冷蔵庫や加湿器、消費電力300W~600W程度の暖房機器との併用はできます。
満充電までの時間は、家庭用電源で2時間です。調理の合間を使って満充電にできるスピードです。またSolarSaga 200Wを2枚使えば7.5時間で満充電にできますから、停電時の電力供給も心配いりません。
製品名 | Jackery Solar Generator 2000 Pro |
容量 | 2160Wh |
定格出力 | 2200W/正弦波(最大瞬間出力:4400W) |
出力ポート数 | ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2.5時間 |
保証期間 | 5年間 |
●Jackery Solar Generator 1000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター1000プラス
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 | 1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 | ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 | AC充電:1.7時間 |
寿命 | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 | 5年間 |
●Jackery Solar Generator 1500 Pro|ジャクリソーラージェネレーター1500プロ
Jackery Solar Generator 1500 Proは「Jackery ポータブル電源 1500 Pro」に「Jackery SolarSaga 200W」をセットした商品です。容量は1512Whありますから、IHクッキングヒーターを1時間程度使えます。炒め料理を中心に使う場合は、十分な容量と感じる方も多いでしょう。
定格出力は1800Wですから、併用できる家電は消費電力の少ない機器に限られます。ノートパソコン、スマートフォンといったIT家電や、扇風機、加湿器などの家電と同時に使えるでしょう。
容量が多くないぶん、充電時間は比較的短い製品です。家庭用電源を使えば2時間、SolarSaga 200Wを2枚使えば5時間で満充電にできますから、毎日でも無理なく使い続けられる製品です。
製品名 | Jackery Solar Generator 1500 Pro |
容量 | 1512Wh |
定格出力 | 1800W/正弦波(最大瞬間出力:3600W) |
出力ポート数 | ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2時間 |
保証期間 | 5年間 |
家電を使う場面をイメージしてポータブル電源を選ぼう
IHクッキングヒーターを使えるポータブル電源は多いです。しかしポータブル電源の選び方によって、使い勝手は大きく変わります。充電時間の短さを重視する方と複数の調理家電を併用したい方で、適するポータブル電源は大きく異なることに注目してください。
ポータブル電源を選ぶ際には「定格出力がIHクッキングヒーターの消費電力を上回っているからOK」と簡単に考えず、容量や充電時間などの性能にも目を向けましょう。主にどのような状況で使うかも、機器を選ぶ重要なポイントです。家電を使う場面をイメージしたうえでポータブル電源を選べば、便利さを実感でき満足感を得られるでしょう。