1.キャンピングカーにソーラーパネルを取り付ける必要性
キャンピングカーの電源は大きく分けて、サブバッテリーとポータブル電源の2種類です。ソーラーパネルを取り付けることで、キャンピングカーの電源を常に充電できるようになります。ここではこの2種類の電源の充電方法について解説します。
●キャンピングカーの電源を確保する方法
キャンピングカーの電源であるサブバッテリーやポータブル電源を充電する方法は、下記の3つです。
1.ソーラー充電:ソーラーパネルを使って太陽エネルギーでバッテリーを充電する
2.外部充電:自宅やキャンプ場の電源コンセントから充電する
3.走行充電:エンジンの動力で発電するオルタネーターを使って充電する
ソーラー充電は太陽光を利用して電力を生成し、バッテリーに供給する充電方法です。コンセントがない場所やエンジンを切った状態でも、太陽さえ出ていれば自動的に充電できるのがメリットです。一方で天候に左右されたり、初期コストがかかったりするのがデメリットといえるでしょう。
外部充電は、自宅やキャンプ場の電源コンセントを使って充電する方法です。安定した電力を供給できるため、充電スピードが速いのが魅力。一方で、限られた場所でしか充電できないのがデメリットとなります。
走行充電は、駆動したエンジンの動力をエネルギーに変えて充電する方法です。車のエンジンがかかっていれば自動的に充電されます。移動中に自動で充電できて便利ですが、エンジンがかかった状態でしか充電できないのがデメリットです。
●ソーラーパネルで充電するメリット
ソーラーパネルから充電するメリットは下記のとおりです。
・電源がない場所でも充電できる
・エンジンを切った状態でも充電できる
・太陽光さえ当たれば自動的に充電できる
・再生可能エネルギーで地球にやさしい
ソーラーパネルを取り付けることで、外部電源がない場所でも充電できるようになります。旅先にチャージポイントがあるかを気にすることなく、旅を楽しめるでしょう。また、エンジンをかけなくても充電されるのも魅力です。夜中にエンジンをかけて周囲に騒音の迷惑をかけることもなくなります。
またソーラー充電は太陽光さえ当たれば、いつでも自動的に充電されるので、バッテリーの電源不足を大いに解消できるでしょう。ただし天候に左右される点と、設置に初期投資がかかる点がデメリットです。
2.キャンピングカーに取り付けるソーラーパネルの種類
キャンピングカーに取り付けるソーラーパネルの種類について解説します。それぞれのメリット・デメリットを紹介するので、自分に合ったソーラーパネルを見つけてください。
●シリコン系ソーラーパネルがおすすめ
キャンピングカーに取り付けるソーラーパネルには、限られたスペースでも高出力が得られる、下記のようなシリコン系を選びましょう。
種類 |
特徴 |
こんな人におすすめ |
単結晶シリコンソーラーパネル |
● 変換効率が高い ● 耐久性がある ● 価格が高い |
変換効率や耐久性を重視する人 |
多結晶シリコンソーラーパネル |
● 十分な変換効率がある ● 十分な耐久性がある ● リーズナブル |
コスパを重視する人 |
薄膜シリコンソーラーパネル |
● 変換効率が低い ● 耐久性がない ● 非常にリーズナブル |
できるだけ安く設置したい人 |
一般的にキャンピングカーには、上記のようなシリコン系のソーラーパネルを取り付けます。それぞれ特徴が異なるため、自分の予算に合わせてソーラーパネルの種類を選びましょう。
●固定式かポータブルかを選ぼう
キャンピングカーに取り付けるソーラーパネルは、主に固定式とポータブル式の2種類です。ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。これを参考に自分に合ったタイプを見つけてください。
┃固定式ソーラーパネル|いつでも充電できる
固定式ソーラーパネルは、キャンピングカーのルーフに固定設置するタイプです。そのメリットとデメリットは下記となります。
固定式ソーラーパネルのメリット |
固定式ソーラーパネルのデメリット |
● 太陽光が当たればいつでも充電できる ● 毎回設置する必要がない ● 振動や雨風に強く耐久性がある |
● 取り付けコストがかかる ● 日射角度の調整ができない |
固定式ソーラーパネルは常に設置しているので、太陽光さえ当たればいつでも充電できます。充電するたびに設置する必要がない点と、耐久性がある点がメリットです。一方で取り付け費用が高いことや、日射角度を調整できず発電効率が比較的に低いことがデメリットとなります。
┃ポータブルソーラーパネル|どこにでも持ち運べる
ポータブルソーラーパネルは、どこにでも持ち運びやすい、折りたたみ式のタイプです。以下のようなメリット・デメリットがあります。
ポータブルソーラーパネルのメリット |
ポータブルソーラーパネルのデメリット |
● 日射角度を調整でき発電効率が高い ● 軽量・コンパクトで持ち運びやすい ● 必要な時だけ外に出すので劣化しにくい |
● 毎回設置する必要がある ● 車内で保管スペースがいる |
ポータブルソーラーパネルは日射角度を調整できるため、固定式よりも発電効率が高いのが魅力です。太陽光が当たりやすい角度に調整するだけで、変換効率が高まります。また軽量でコンパクトなモデルが多く持ち運びやすいため、キャンプなどでの利用にも便利です。
一方で充電するたびに設置する必要がある点や、保管するスペースを取る点がデメリットです。とはいえ、開いて置くだけで簡単に設置できるため、そこまでの負担になることはないでしょう。さらにコンパクトに収納できるモデルが多く、省スペースで収納可能です。
3.キャンピングカーに後付けソーラーパネルを選ぶポイント4つ
ここではキャンピングカー向けて後付けソーラーパネルを選ぶうえで、重要なポイントを4つ紹介します。後悔しないようにしっかりチェックしましょう。
●①バッテリーの容量を確認
バッテリーの容量・電圧・種類を必ず確認してください。充電するバッテリーのスペックを把握していないと、ソーラーパネルに必要な性能を決められないからです。下記の手順で確認しましょう。
1.バッテリーのラベルを見て、リチウムイオン電池か鉛蓄電池かを確認する
2.バッテリーのラベルを見て、容量と電圧を確認する(「12V100Ah」「12V1200Wh」などの記載があります)
バッテリー本体に貼られているラベルにスペックが記載されています。バッテリーの種類はチャージコントローラーを購入する際に知っておく必要があるため、確実に把握しておきましょう。また、バッテリーの容量を知ることで後付けするソーラーパネルに必要な出力を選定できます。
●②変換効率をチェック
ソーラーパネルの変換効率は、充電能力に大きく影響します。電力の残量を気にせずに電化製品を使用したいなら、変換効率が20%以上のソーラーパネルを選びましょう。またサイズによって充電能力も異なるため、物足りない場合はパネルを増やすのも1つの手段です。
●③最大出力(W)・定格電流(A)を確認
最大出力(W)だけでなく、定格電流(A)も確認しましょう。最大出力と定格電流は密接に関係しており、両者を確認することでソーラーパネルの実際の性能を把握できます。定格電流が高いほど、バッテリーへの充電速度が速まり効率的に充電可能です。
つまり最大出力と定格電流の両方を確認することで、電力需要に合わせたソーラーパネル選びができます。必ずソーラーパネルの最大出力と定格電流をチェックしてください。
●④チャージコントローラーを準備
ソーラーパネルからキャンピングカーのサブバッテリーに充電する際には「チャージコントローラー」が必要になります。チャージコントローラーとは、電圧の制御や過充電の防止などソーラーパネルからの充電を管理する機器のことです。
一方で、ポータブルソーラーパネルでポータブル電源を充電する場合は、チャージコントローラーは必要ありません。電圧のコントロールなど複雑でよく分からない方は、ポータブル電源をキャンピングカーのサブバッテリーとして選ぶと良いでしょう。ちなみにポータブル電源を使用するなら、互換性のある同じメーカーのポータブルソーラーパネルを選ぶことをおすすめします。
Jackery(ジャクリ)にはポータブル電源とソーラーパネルをセットでお得に購入できる「Jackery Solar Generator」シリーズがあります。業界トップクラスの太陽光発電効率で、使いやすいものがほしいなら「Jackery Solar Generator」シリーズから自分に合ったモデルを選びましょう。
4.キャンピングカーにおすすめの固定式ソーラーパネル
キャンピングカーの屋根に取り付けられる、おすすめの固定式ソーラーパネルを紹介します。
●Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネル
固定式ソーラーパネルがほしい方は、以下の5つの理由からJackery(ジャクリ)の「Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネル」がおすすめです。
「Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネル」は、Jackery(ジャクリ)初の固定式ソーラーパネルです。付属の取り付けキットで車のルーフキャリアに簡単に固定できるため、設置費用がかからないのが最大のメリット。取り付けコストが気になって、ソーラーパネルの取り付けをあきらめていた方におすすめです。
●Jackeryポータブル電源とセットで使うのがおすすめ
「Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネル」を使用するなら、互換性が高いJackery(ジャクリ)のポータブル電源と一緒に使うのをおすすめします。「Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネル」付属のケーブルでJackeryのポータブル電源を簡単に充電可能です。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、400万台以上の販売実績があります。また、一般社団法人防災安全協会の「防災製品等推奨品マーク」を取得しており、品質と安全性が保証されています。さらに容量のラインナップも豊富で、自分に合ったモデルを見つけやすいのも魅力です。まとめてお得に購入できるので、Jackery(ジャクリ)のソーラーパネルとポータブル電源をセットで使いましょう。
5.取付不要!キャンピングカーに載せて使えるポータブル電源・ソーラーパネルセット3選
キャンピングカーに載せて使える、ソーラーパネルとポータブル電源のセットを3つ紹介します。ここで紹介するソーラーパネルは、キャンピングカーのルーフや地面の上に置いて広げるだけで使える取り付け不要のモデルです。それぞれ解説するので、あなたに合ったモデルを見つけてください。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、ほぼすべての家電を稼働できるポータブル電源と、防水防塵性が高い100Wソーラーパネルのセットです。高スペックながらも軽量でコンパクト。キャンプなどアウトドアレジャーでの使用や、災害時の避難所への持ち込みなどにも適しています。サブバッテリーとしてだけでなく、普段使いしたい方におすすめです。
●Jackery Solar Generator 1500 Pro ポータブル電源 ソーラーパネル セット
Jackery Solar Generator 1500 Pro ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、容量1512Wh・定格出力1800Wのポータブル電源と、業界トップクラスの変換効率を誇る200Wのソーラーパネルのセットです。ほとんどの家電を使えるため、消費電力の大きいエアコンや電子レンジを使用して快適に過ごしたい方におすすめです。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、容量2042Wh・出力2200Wのパワフルなポータブル電源と、少ない太陽光でも充電できるソーラーパネルのセットです。十分な容量があり、キャンピングカーで家族旅行を楽しみたい方にうってつけです。
まとめ
キャンピングカーにソーラーパネルを取り付けると、外部電源に依存せずに電力を得られるため、バッテリーの残量を気にせず便利な家電を使えるようになります。高出力のエアコンや電子レンジを好きなだけ使え、快適に車中泊を楽しめるでしょう。
また取り付け費用が気になる方は、付属のキットで自分で簡単に取り付けられる「Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネル」がおすすめです。高い費用を支払わずにキャンピングカーにソーラーパネルを取り付けられます。キャンピングカーに「Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネル」を取り付けて、快適な車中泊の旅を楽しみましょう。