車中泊におすすめのポータブル電源7選|使い道や選び方・注意点を詳しく紹介!

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車中泊をするとき、家電を動かす電源の確保は悩みの種です。ポータブル電源は、車中泊にピッタリ。車のバッテリー上りを気にせず電化製品を自由に使用できます。持ち運びしやすく、手軽にさまざまな家電を使えます。ソーラーパネルを用意すれば、屋外で充電も可能。

この記事では車中泊でポータブル電源を活用するメリットや使い道、製品の選び方、おすすめのポータブル電源を紹介します。ポータブル電源を上手に選び、快適なな車中泊を過ごしましょう。

目次

 1.車中泊でポータブル電源は必要?車中泊経験者が語る9つの使い道

車中泊でポータブル電源は必要?車中泊経験者が語る8つの使い道

ポータブル電源あれば、電源のない車中泊先でもさまざまな家電を自由に活用でき、快適に過ごせます。この記事では6つの項目を取り上げ、車中泊でポータブル電源を使うメリット(使い道)から、モバイルバッテリーとの違い、使い道を詳しく解説します。

①電気毛布など冷暖房も使え、車内で快適に過ごせる

ポータブル電源があれば、車中泊で電気毛布やポータブルヒーター、扇風機などを使って、季節を問わず車内を快適な環境に保てます。 

「ポータブル電源にセラミックヒーターが車中泊最強な気がする」

引用:X 

「仮眠からむくり。ポータブル電源+電気毛布で氷点下でもアイドリングなしでかなり快適に車中泊できる」

引用:X 

とくに消費電力が比較的小さい電気毛布はポータブル電源との相性が抜群で、車中泊で一晩中使っても電力消費が少ないのがメリットです。エンジンをかけずに快適な睡眠環境を作れるため、バッテリー上がりの不安もなくなるでしょう。

関連人気記事:車中泊に最適なポータブル電源おすすめ6選!

②調理家電が使え、温かい料理や飲み物を楽しめる

車中泊でポータブル電源があれば、電気ケトルやクッキングヒーターなどの調理家電が使えるため、車内でも温かい料理や飲み物を楽しめます。

「今回初めて車中泊してポータブル電源のありがたみが分かりました。1晩中電気毛布使って電気残量69% これならもう山で使ってるガスコンロいらないね。お湯ぐらいなら直ぐに沸かせそう。」

引用:X 

ガスコンロとは違い、火を使わないので車内での安全性も高いです。とくに長期の車中泊では、「パンだけ」「カップラーメンだけ」のようになりがちな食事の質も大きく向上。お肉や野菜を買って焼いたり、レンチン惣菜をそのまま温めて食べたりできます。車中泊の満足度が大幅に上がるでしょう。

③冷蔵庫を使えるため食材の保存も安心

ポータブル電源があれば、ポータブル冷蔵庫を使用して食材や飲み物を新鮮な状態で保存できます。 

「車中泊最高すぎる。ポータブル電源でめっちゃ自由な生活が出来てる。冷蔵庫が使えるおかげで万能感すごい。食材と飲み物がいつも万全な状態に保てるの最高」

引用:X 

長期の車中泊では、食材や飲み物の保存が大きな課題になります。冷蔵庫があれば肉や魚、野菜などの生鮮食品も安心して車に積み込めるため、料理に使える食材のバリエーションが増え、食事がより楽しくなるでしょう。 

また、薬品など温度管理が必要なものを保管する場合のにも活躍します。車中泊の出先で買ったお土産の冷蔵・冷凍食品を保管するのも、ポータブル電源と冷蔵庫なくしてはできないことです。

④テレワークも快適に行える

車中泊をしながらのテレワークも、ポータブル電源があればいつでもどこでもテレワークができます。 

「明日は車の中からテレワークする予定なのでポータブル電源は温存しておこう」

引用:X 

「仕事でピクシスバン乗ってるんだけど後ろ広くて車中泊余裕!ポータブル電源積んで車でテレワークしてるw」

引用:X 

容量の小さいポータブル電源でも、ノートパソコンやタブレット、ポケットWi-Fiなどのテレワークに必要な機器は十分に給電できます。車内でのテレワークが快適です。

ちょっと容量が大きいタイプなら、冷蔵庫も置いて仕事中の飲み物を確保できます。車中泊で疲れたときのコーヒーブレイク用に、ケトルとコーヒーメーカーを置く……なんて使い方もOKです。 

旅行先でも仕事ができるワーケーションスタイルや、災害時の一時避難所としての利用など、車の使い方の幅が大きく広がるでしょう。

⑤アイドリング禁止のRVパークでも快適に過ごせる

キャンプ場やRVパークでは、アイドリングが禁止されている場所も多く、ポータブル電源があると便利です。 

「RVパークってアイドリング禁止なんだな。車中泊でもキャンプ泊でもそこは一緒か。結局ポータブル電源が必要だなぁ。」

引用:X 

アイドリング禁止の場所では、車のバッテリーを使ったエアコン動作やスマホ充電ができません。

しかし、ポータブル電源があれば電気毛布や扇風機を使って、快適な睡眠環境を確保。もちろんスマホの充電も問題なしです。動作音が静かでほかの利用客に迷惑をかけることなく、マナーを守りながら快適な車中泊が楽しめます

関連記事:車中泊でバッテリー上がりが起きる原因は何?3つの対処法と予防策を徹底解説

⑥車のガソリン代を節約できる

ポータブル電源を使えば、車中泊で車のエンジンをかけずに電気を使うことが可能。ガソリン代の節約になります。 

「ポータブル電源あれば車のエンジンは切って、電気毛布や扇風機を使用すればガソリン代も節約できます」

引用:X 

「ポータブル電源をもってきてるからノートPCのバッテリー足りるか問題はクリアしてる✨。なんなら電気毛布もつかえて車のエンジン付けなくても温々しながら仕事が可能��環境にもガソリン代にもよろしい��」

引用:X

環境省によれば、普通車のエンジンをかけっぱなしにしていると、エアコンがOFFでも1時間あたり0.84リットルのガソリンを消費します。ガソリンを1リットル180円とした場合、151.2円以上もの消費量です。 

参考:環境省「エコドライブのあれこれ」 

一方で、「電気代」なら、これよりも圧倒的に安く済みます。1,000Whの中容量ポータブル電源をフル充電して一晩使った場合、電気代はおよそ30円。8時間の車中泊を想定すると、なんと1,000円以上もポータブル電源のほうがおトクです。月に2回なら2,000円、れを1年続ければ24,000円。余裕でポータブル電源の元が取れてしまうでしょう。

⑦車中泊でもドライヤーやヘアアイロンなどを使え、身だしなみを整える

車中泊では電源の確保が難しく、ドライヤーやヘアアイロンの使用を諦めがちです。しかし、ポータブル電源があればこれらの家電にも給電でき、外出先でもしっかりと身だしなみを整えられます。

大容量のポータブル電源なら、出力にも余裕があり、ヘアケア用品を安心して使用可能。特にビジネスや観光での車中泊では、清潔感や印象が重要です。限られた環境でも快適に過ごすために、ポータブル電源は車中泊の必需品と言えます。

⑧スマートフォンを常にフル充電して緊急事態に備えられる

車中泊ではスマートフォンが情報収集や連絡手段として欠かせない存在です。ポータブル電源があれば、コンセントがない場所でも常にフル充電を維持でき、災害時や緊急事態にも安心して対応できます。

小型ポータブル電源でもスマホを10回以上充電可能で、複数台の同時充電にも余裕。ナビや防災アプリ、SNSの利用も途切れることなく、安心・安全な車中泊生活をサポートします。万が一に備えるなら、電源の確保は必須です。

⑨車のバッテリー上がりの備えにもなる

車のバッテリー上がりの備えにもなる

専用ケーブルを利用すれば、車のバッテリーにも充電できます。車中泊でバッテリー上がりが起きたら、ポータブル電源から車のバッテリーに充電して始動をサポートできます。

車のバッテリーを自分で交換する際の予備電源に使用しました。車の設定もリセットされずに無事交換出来ました。またバッテリー上がりで困っている方がいたら助けられるし、持っていて損は無い商品だと感じました。

引用:Jackery

●なぜモバイルバッテリーではなくポータブル電源がおすすめなのか?

家電に電源を供給する機器には、モバイルバッテリーもあります。「車中泊ならモバイルバッテリーで十分」と考える方もいるかもしれません。

なぜモバイルバッテリーではなく、ポータブル電源がおすすめなのでしょうか?その理由は、ACコンセントの有無と電池容量、出力の大きさの違いにあります。

モバイルバッテリーは携帯性を重視するため、定格出力や容量が抑えられています。一般的なモバイルバッテリーにはUSB出力しかありませんが、ポータブル電源にはAC出力が搭載されています。

出力ワット数についても、モバイルバッテリーは最大でも30W程度ですが、ポータブル電源は比較的高出力で100Wから2,000Wを超えるものまで、調理家電や暖房器具などさまざまな家電を動かせます。

モバイルバッテリーは主にスマートフォン向けに作られていますが、ポータブル電源はより幅広い電化製品に電力を供給することができます。

 

ポータブル電源

モバイルバッテリー

本体サイズ

大きい

小さい

重さ

重い(※ハンドルやキャスター付いているので、持ち運び便利。)

軽い

容量

大容量

小容量

出力電力

高出力

低出力

出力端子

AC出力、USB出力、シガーソケット

USB出力

2.ポータブル電源が車中泊にいらないと言われる理由は?

ポータブル電源が車中泊にいらないと言われる理由は?

車中泊でポータブル電源がいらないという声もあります。今回は、車中泊でポータブル電源がいらないと考えている人の理由をまとめました。これらの懸念や不安のほとんどは、ポータブル電源の選びに工夫すれば解決できるものです。それでは、それぞれの理由を確認し、どのような課題があるかみていきましょう。車中泊用ポータブル電源選びの参考になれると思われます。

その1:用途が限られる

ポータブル電源は、安いモデルほど「定格出力」が小さく、動かせる家電が限られるのがひとつのネックです。 

「ポータブル電源を買おうか今の今まで悩んでたんですが、用途を後出しででっち上げようにも浮かばない、車中泊も寝れればいいという事で見送りました。必要になったらブラックフライデーの時にでもポチろうかと思います。」

引用:X 

定格出力が小さいモデルを買ってしまうと、「電気毛布を使ったりスマホの充電をしたりするのは余裕だけど、炊飯器のようなパワーが要る家電は使えない」といった事態になりがち。

結果として「あまり役に立たない」評価になってしまいます。はじめから使い方をイメージして、それに合ったポータブル電源を選ぶのがポイントです。

関連記事:【最新版】ポータブル電源を普段使いする方法は多彩!

その2:重い

ポータブル電源の重さは、車中泊での持ち運びに大きな障壁となることがあります。 

「まだ、ポータブル電源(&ソーラーパネル)を購入するか迷ってる。災害時や車中泊も視野に入れると欲しいっ!!でも、今、必要か!?お安くないぞっ!しかも、しっかり電力確保できるものとなると。。。重いっ!!!←ココ重要 そんなこんなで迷ってる」

引用:X 

「車中泊もバッテリー上がり経験者からしたら絶対戦々恐々だし、ポータブル電源も持ち歩くの重くてだるそうだなって感じで本当に見るだけで満足してる」

引用:X 

たしかに、ポータブル電源は大容量になるほど重量が増す傾向です。充電のために車と家を往復するときの「持ち運び」が面倒に感じる方も少なくありません。 

しかし、近年は技術革新により軽量化が進んでいます。例えば、Jackeryの最新ポータブル電源「1000 New」は、製品設計の見直しをすることで従来モデルより全体の体積を20%、外殻の重量を31%削減し、1000Wh容量帯で業界最軽量と最小を実現。そこまで重量を気にしすぎる必要はないでしょう。

その3:普通の車での車中泊では意外と使わない

キャンピングカーのような広い車ではない、一般車での車中泊ではポータブル電源を持て余すケースもあるようです。 

「車中泊でいらなかったものというか、完全に軽キャンピングカーとして使うのではなく普段の足と兼用の軽だとたいして電化製品積んでいけないので下手にでかいポータブル電源は容量もてあます」

引用:X 

たしかに家電をあまり使わないスタイルや短時間の車中泊であれば、大容量のポータブル電源は必要ないかもしれません。

そもそも一般車では、消費電力が大きい「電子レンジ」や「ホットプレート」のような家電を多く積み込むスペースがないでしょう。

このようなケースを避けるためには、より安くて小型・低出力のポータブル電源を選ぶのがポイント。用途に合った必要最低限の電力を確保できれば「ムダ」とは感じません。Jackeryポータブル電源600Plusのような中小容量モデルも用意しているので、自分の車中泊スタイルに合わせて選べます。

その4:買い替えのコストが高い

ポータブル電源は故障した際の買い替えコストが高額になる点を懸念する声も多くあります。 

「今日は久しぶりの車中泊〜(中略)ポータブル電源壊れて充電出来なくなりました…

買いなおさなきゃ…出費が…」

引用:X 

たしかにポータブル電源は一般的な家電と比べると高価です。安いものでも、数万円かかるのが当たり前。故障時の買い替えは家計に大きな負担となるでしょう。 

しかし、寿命が長く耐久性が高いポータブル電源を選べば、最近は10年以上持つケースも少なくありません。たとえばJackeryのポータブル電源は、最新の「リン酸鉄リチウムイオン電池」の内臓により、毎日使っても10年持つ長寿命を実現。さらに最長5年間の長期保証付きで、万が一の故障時にも安心です。

その5:廃棄方法が限られる

リチウムイオン電池を内蔵するポータブル電源は、一般ゴミとして処分できません。そのため、ポータブル電源の廃棄方法の問題も指摘されています。 

「だからポータブル電源は廃棄時に自社回収を明言してないメーカーは全部候補から外せとあれほど」

引用:X

「ポータブル電源を4つほど買った身として、ポータブル電源を買うときは必ず「処分するときのこと」を考えたほうが良い。一般ごみには出せないし、JBRCに加盟してないようなメーカーのバッテリーは基本量販店等でも回収してくれず、廃棄物処理業者に委託するなど超面倒。」

引用:X 

ポータブル電源は自治体指定の方法や、不用品回収業者への依頼で回収してもらう必要あり。手間も費用もかかるのが事実です。 

一方で、Jackeryのように使用済みポータブル電源の無料回収サービスを提供しているメーカーもあります。はじめから無料回収サービスがあるメーカーを選べば、廃棄の手間や追加費用を心配する必要はありません。

関連人気記事:ポータブル電源は回収してもらえる?不要になったポータブル電源の廃棄・処分方法

3.車中泊向けポータブル電源を選ぶ際の5つのポイント

車中泊向けポータブル電源を選ぶ際の5つのポイント

ポータブル電源は、多数の製品が販売されており性能もさまざまです。適切な製品選びが快適な車中泊を左右します。車中泊で活躍するポータブル電源を選ぶ際には押さえておきたいポイントが5つあります。

①車中泊日数と使いたい家電に合わせて必要な容量と定格出力を確認

必要とされるポータブル電源の容量と定格出力は、車中泊の日数と使いたい家電に合わせて決めることがおすすめです。

●定格出力

ポータブル電源で使える家電は、定格出力で制限されます。原則として、接続する家電の消費電力は、ポータブル電源の定格出力を超えては行けません。同時複数繋ぐ場合は、消費電力の合計が定格出力を下回る必要があります。

コンセントにつなぐ家電はいくつあるか、USB-AやUSB-Cにつなぐ機器がいくつあるか、及びそれぞれの消費電力事前に調べておきましょう。 車中泊でよく使う代表的な家電の消費電力目安は、以下の表でご参考ください。 

家電

消費電力

IHクッキングヒーター

1300W~1400W

電子レンジ

1000W~1400W

コーヒーメーカー

500W~1500W

電気ケトル

800W~1200W

トースター

650W

車載冷蔵庫

60W

炊飯器

330W

ドライヤー

600W~1200W

ヘアアイロン

20W~1200W

扇風機

20W~40W

パソコン

30W~80W

液晶テレビ

60W

関連記事:初心者必見!ポータブル電源の購入前に知っておくべき定格出力とは?

●容量

次に、ポータブル電源の容量のチェックも重要です。車中泊で必要なポータブル電源容量は、下記のように、使いたい家電の消費電力(W)と合計の使用時間で試算できます。

家電消費電力×使用時間÷80%=容量

ここでは、1日の快適な車中泊に必要な電力量目安(例)(2070Wh)を下記のように試算してみました。どうぞご参考ください。

用途

利用時間

1日あたりの消費電力

車内照明(10W相当×1灯)

5時間(17〜22時)

50Wh

ノートパソコン

4時間

160Wh

扇風機

6時間

180Wh

電気毛布

6時間

300Wh

冷温蔵ボックス

20時間

1000Wh

IHクッキングヒーター

30分

500Wh

スマートフォンの充電(1人分)

1日2回

60Wh

 

 

合計:2070Wh

※上記表は目安となり必要な電池容量はどの家電を使うかにより変わります。

1泊2日で夜に2時間程度パソコンを使いスマートフォンを充電する程度なら、300Wh程度のポータブル電源でもよいでしょう。

一方でIHクッキングヒーターやケトルなどを使って1日3食を調理するなら、1泊2日でも2000Wh~3000Whの製品がおすすめです。また2泊3日の場合は、この2倍程度の容量を用意すると安心です。 

②短時間でAC充電できるバッテリーを選ぶ

ポータブル電源を短時間でフル充電できれば、自宅でのすき時間で車中泊の準備ができます。また、車中泊先でバッテリーが切れて道の駅などでポータブル電源にAC充電する場合、短時間で急速充電できるもののほうが便利で好ましいでしょう。

さらに、車中泊では、走行中に充電できる「シガーソケット対応」のポータブル電源が非常に便利です。車の12V出力から電源本体に充電できるため、目的地に着く頃にはバッテリーが満タンに。特に連泊や長距離移動が多い場合は、車載充電対応モデルを選んでおくことで、走行と充電を効率的に両立できます。

関連記事:最短1時間でフル充電できるポータブル電源Jackery Newシリーズが人気な理由とは?

③ソーラーパネルを使った太陽光充電できるもの

長期間の車中泊やドライブの場合、電力の使い切ったポータブル電源に充電しなければなりません。

車のシガーソケットを使った充電は24時間以上を要する場合もあり、車の燃料やバッテリーも消費するため、移動中以外の充電はおすすめできません。 

この場合、ソーラー充電機能を持ったポータブル電源であれば、車中泊で連泊する場合でも太陽光で充電できるため安心でしょう。

車中泊での生活を充実したい方は、ポータブル電源とソーラーパネルをセットで購入するとよいでしょう。晴れた日の日中にソーラーパネルで充電できるため、毎日家電を使って快適に過ごせます。ソーラーパネルを2枚以上用意すれば充電時間を短くできることも、知っておきたいポイントです。

関連記事:ポータブル電源×ソーラーパネルセットおすすめモデルと選び方徹底ガイド

④出力ポートの種類が多いものを選ぶ

車中泊で使う家電や機器が要求する給電方法は、さまざまです。AC100Vのコンセントは一般的ですが、スマートフォンを中心にUSBを使って充電する機器も多いです。また車内での使用を前提とした機器(車載冷蔵庫等)では、シガーソケットを使うケースもあります。このため、以下の出力端子を持つポータブル電源を選ぶと便利です。

  • ・AC100Vのコンセント
  • ・USB(USB-A、USB-C)
  • ・シガーソケット出力

最近ではUSB-Cを使う機器も増えています。単に「USB端子があれば良い」と思わず、USB-AとUSB-Cの両方を備えるポータブル電源を選ぶとよいでしょう。

⑤軽くてコンパクト、持ち運びしやすい製品を選ぶ

ポータブル電源は、電池容量が大きいほど重くなることは致し方ありません。しかし設計の工夫しだいで、軽くてコンパクトな製品を作ることは可能です。加えて重量のあるポータブル電源でも、持ち運びしやすい工夫を行っている製品はあります。 

Jackeryは、ポータブル電源の持ち運びやすさを追求しています。同クラスの他社製品よりも10%~50%の軽量化や小型化を実現し、大きなハンドルやキャスターを搭載。軽くてコンパクト、持ち運びしやすい製品を提供しています。

⑥電源以外の便利な機能

製品によっては、電源としての機能以外に便利な機能を持ったポータブル電源もあります。例えば、LEDライト機能を備えたポータブル電源なら、車中泊に照明機器を別途持っていく必要がないため便利です。これらの便利機能は、アウトドアだけでなく災害時にも適しています。近年では、ポータブル電源は電源機能のほかに以下のような便利な機能が備わっています。

【車中泊にあると便利なポータブル電源の機能】

  • ・ソーラー充電
  • ・カーチャージ機能
  • ・パススルー充電
  • ・ライト機能
  • ・スマホアプリによるリモート操作

4、車中泊で使うポータブル電源おすすめ7選!


車中泊におすすめのポータブル電源7選!

最後に、車中泊で電気毛布などを使用する際におすすめのポータブル電源をご紹介します。

車中泊にポータブル電源を使うなら、世界累計販売500万台以上の実績を持つJackery(ジャクリ)がおすすめです。耐久性や安全性、軽量とコンパクト、使いやすさにこだわった設計で、車中泊での信頼性がバツグン。10年以上の長寿命でコスパも良いポータブル電源です。 

今回は最新モデル「Newシリーズ」から、とくに車中泊で活用しやすいモデルをピックアップしました。価格・出力・容量がまったく異なる機種なので、自分に合うものを選んでみましょう。

車中泊におすすめの中小型ポータブル電源|短期間の車中泊やコストを抑えたい方におすすめ


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③1000Wh~以上で長期間車中泊におすすめのポータブル電源

1,000Wh以上の超大容量ポータブル電源は、機能性が高く車中泊でほとんどの電化製品に電力を供給することが可能です。スマートフォンの充電であれば55回程度、電気毛布は18時間程度使用することができます。このクラスのポータブル電源は出力も高く、炊飯器やオーブントースター、ヒーターやクーラーなども使用できるため、車中泊だけでなく災害時にも活躍できます。

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5.車中泊でのポータブル電源のおすすめ設置場所

車中泊でのポータブル電源のおすすめ設置場所

車中泊において、ポータブル電源の設置場所は安全性や使い勝手、通気性を考慮することが重要です。以下に、おすすめの設置場所を紹介します。

① 後部座席の足元

後部座席の足元は、ポータブル電源を設置するのに適したスペースです。ここに設置することで、電源へのアクセスが容易になり、冷蔵庫やスマートフォンの充電など、使用頻度の高い機器への接続がスムーズになります。また、車内のスペースを有効活用でき、移動中も安定して設置できます。

②トランクルーム内の固定スペース

トランクルーム内の固定スペースは、ポータブル電源を安全に設置するのに適しています。このスペースを利用してポータブル電源を固定して設置すれば、長距離の走行でも動くことがなく、安全に利用できます。

③運転席と助手席の間

小型ポータブル電源であれば、運転席と助手席の間に設置できます。スマホや小型機器の充電にすぐアクセスできるし、ドライバーも同乗者のどちらも使いやすいです。

ただし、走行中に動かないよう滑り止めマットなどで固定する必要があります。

6.車中泊でポータブル電源を利用する際の注意点

車中泊でポータブル電源を利用する際の注意点

車中泊でポータブル電源を安全に使用するにはいくつかの注意点があります。

①通気性を確保する

ポータブル電源は使用時に発熱することがあります。通気の悪い場所や布などで覆った状態では過熱のリスクが高まり、故障や火災の原因になることも。

特に夏場は温度管理が重要です。夏場にポータブル電源を車内に一時保管する場合、ポータブル電源より一回り大きいソフトクーラーボックスに入れて、後部座席足元にスノコを敷き、その上に置くことも対策の1つです。

②直射日光・高温を避ける

車内は夏場に60℃以上になることもあります。高温環境ではバッテリーの性能が落ち、劣化や膨張、発火のリスクが高まります。日陰になる場所や断熱材を活用して熱対策を行いましょう。

③走行中はしっかり固定する

走行中に本体が動くと、配線の断線や転倒による損傷が起きる可能性があります。滑り止めマットや収納ボックス、ベルトでしっかり固定してください。

④電力の使いすぎに注意

車中泊では限られた電力を効率よく使うことが快適性・安全性を大きく左右します。ポータブル電源を“なんとなく”使ってしまうと、いざというときに電力不足で困ることも。だからこそ、「計画的な使用」がカギとなります。例えば、

・夜は照明と冷蔵庫を優先

・朝は調理家電やドライヤーを短時間使用

・日中は走行充電やソーラーパネルで補充

というように、時間帯ごとの電力配分を意識すると、無駄なく使えます。

7、車中泊でポータブル電源を使う際によくある質問(Q&A)

車中泊にポータブル電源を使っていると、いくつかの疑問が出てくるかもしれません。ここからは主な4つの疑問について、回答していきます。 

Q1:車中泊以外にポータブル電源を活用できる場面はありますか?

車中泊は、ポータブル電源が活躍するシーンの一部に過ぎません。以下のように、ポータブル電源はさまざまな場面で活用できます。 

  • ・被災時に家電を動かすための電源
  • ・ソーラーパネルで発電した電気を貯め、電気代を節約する
  • ・キャンプやハイキングなど、野外でのアクティビティを楽しむ
  • ・車で移動する出張(パソコンなど、デジタル家電に電気を供給できる)
  • ・コンセントから遠い場所で家電を使う(電動工具など) 

Q2:ポータブル電源とサブバッテリーの違いはなんですか?車中泊バッテリーとしてどっちがおすすめ?

サブバッテリーは車のメインバッテリーと別に装備される、主に家電を使うための電池です。車に装備される備品ですから、購入時に用意しておけば使えることは魅力です。別途購入が必要なポータブル電源との大きな違いに挙げられます。 

一方でポータブル電源にはサブバッテリーと異なり、以下のメリットがあります。 

  • インバーターの設置が不要。狭いスペースを有効活用できる
  • 小型で軽い製品から大型で容量の多い製品まで、ラインナップが豊富
  • 後から外付けバッテリーを追加できる製品を選べる
  • 寿命が長い(サブバッテリーの寿命は3年程度。ポータブル電源は5年以上使える製品も多い)
  • Jackeryは、使用済みのポータブル電源を無料回収する 

すでにサブバッテリーをお持ちの方は、活用しても良いでしょう。まだサブバッテリーをお持ちでない方は、ポータブル電源の活用をおすすめします。 

Q3:車中泊でポータブル電源を車内に放置してもいいですか?

ポータブルバッテリーを車内に置いたままにすることは望ましくありませんが、車中泊をするならそう言ってもいられません。直射日光を避けエアコンをかけるなど、高温や低温を防ぐ対策を施せば車内に置いてもよいでしょう。 

一方で初夏や夏、残暑厳しい時期の場合、エアコンを切った状態で放置するとバッテリーの劣化を招きます。JAFが2012年8月下旬に実施したテスト結果によると、晴れた夏の日ではサンシェードを設置しても車内は50℃に達します。この時期に車中泊する場合は、冷房を動かしましょう。 

また冬は氷点下10℃を下回ると使えませんので、暖房を使いましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。 

関連人気記事:ポータブル電源の車内放置はNG!どうしても一時的に車内放置したい時5つの対策を解説


8、ポータブル電源の活用で、充実した車中泊にしよう

ポータブル電源は用途に合った製品を選べる、短時間で充電可能、安全に使えるなど、車中泊に適した特徴を持っています。モバイルバッテリーよりも対応する家電が多く、サブバッテリーよりも使いやすいことは魅力的です。あなたに合ったポータブル電源を選び車中泊を充実した時間にしましょう。

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