延長コードの捨て方でもう迷わない!安全にできる正しい処分方法と注意点

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不要になった延長コードの処分方法がわからず、何ゴミに出せばいいのか迷っていませんか。

 

延長コードは自治体によって分別ルールが異なり、間違った方法で出すと回収されない可能性もあります。

 

この記事では、延長コードの正しい捨て方や自治体ごとの処分ルール、安全に処分するための注意点を解説します。

 

リサイクルや買取といった処分以外の選択肢も紹介しているので、状況に合わせた方法を見つけられるでしょう。

目次
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1.延長コードの捨て方を解説|代表的な処分方法と使い分け

延長コードは状態に応じて処分方法を選べば、手間をかけずに安心して処分できます。ここでは、5つの処分方法を紹介するので参考にしてください。

自治体のゴミ回収に出す方法|都市別の処分ルール

延長コードの分別方法は、自治体によって異なり「燃やすゴミ」「燃えないゴミ」など扱いがわかれます。主要都市の処分ルールを確認しておきましょう。

大阪市での延長コードの分別方法と注意点

大阪市では、延長コードは「普通ゴミ」として週2回の収集日に出せます。普通ゴミとは台所の生ゴミなどと同じで、最大の辺または径が30cm以内、あるいは棒状で1m以内のものが対象です。 

延長コードのように細長い形状でも、基本的には普通ゴミとして処分できるため、他の自治体とは異なり「普通ゴミ」となります。 

ただし、リール付きや極端に長いタイプは粗大ゴミになる可能性があるため注意が必要です。区役所やスーパーの小型家電回収ボックスで回収できる場合もあるため、資源化を望む人は利用を検討しましょう。 

参考

大阪市|品目別収集区分一覧表(50音順)

大阪市|大阪市 ごみ分別辞典

大阪市|ごみの出し方

福岡市での延長コードの処分ルール

福岡市では、延長コードやケーブル類は「小型家電」として回収されています。区役所やスーパーなどに設置された回収ボックスへ投函するのが基本で、投入口のサイズは横25cm×縦8.5cmです。 

投入口のサイズに入らない長さや太さの延長コードは「燃えないゴミ」として出す必要があります。回収ボックスを利用する際は、端子部分や金属が露出していないか事前に確認しておきましょう。 

福岡市の公式サイトには回収ボックスの設置場所一覧が掲載されているため、最寄りの拠点を確認できます。 

参考

福岡市|ごみの分け方(品目)検索

福岡市|家庭ごみの出し方ルール

福岡市|使用済小型電子機器(小型家電)を回収しています!

横浜市・名古屋市・仙台・京都など他都市の分別方法比較

横浜市・名古屋市・仙台・京都の延長コードの分別は、自治体間で以下のような違いがあります。 

自治体

分別区分

処分方法・特徴

横浜市

燃やすゴミ(家庭ゴミ)

「燃やすゴミ」として処分する

名古屋市

不燃ゴミ

「不燃ゴミ」として分別される

京都市

拠点回収(資源物)

・小型家電として拠点回収の対象

・資源化を優先しており、ボックスでの回収を推奨

仙台市

家庭ゴミ

・家庭ゴミとして分別

・サイズ内であれば小型家電回収ボックスでの資源化を推奨

自治体ごとに扱いがわかれるのは、ゴミ処理施設の能力や分別方針の違いによるものです。 

自身が住む地域の正確な情報を知るには、市区町村の公式サイトにある「ゴミ分別辞典」や「50音順早見表」を参照するのが確実です。 

地域のルールを確認してから処分するようにしてください。

参考

ジモティー|横浜市での延長コードの正しい処分・捨て方・リユース方法

横浜市|ごみ・リサイクル

名古屋市|家庭ごみ・資源の分別早見表

名古屋市|不燃ごみの分け方・出し方

京都市|Q.小型家電の回収について教えて欲しい。

仙台市|延長コード(テーブルタップ)の出し方を教えてください。 

小型家電回収ボックスに出す方法

小型家電回収ボックスを使えば、延長コードを無料で処分できます。自治体の回収日を待たずに好きなタイミングで処分でき、環境負荷を抑えられる点が魅力です。設置されている場所は以下のとおりです。 

家電量販店

スーパーマーケット

ホームセンター

公共施設 

ボックスの設置場所は市区町村の公式サイトや家電量販店で確認できるため、事前にチェックしておくとスムーズです。 

投入口のサイズに制限があるため、長いコードは結束バンドやひもでコンパクトに束ねてから出しましょう。回収後は小型家電リサイクル法に基づいて分解され、銅などの金属が再資源化されます。

不用品回収業者にまとめて依頼する方法

不用品回収業者を利用すれば、延長コードだけでなく家電やOA機器などをまとめて一度に処分できます。不用品回収業者に依頼するメリットは以下のとおりです。 

多くの業者が見積もりは無料で対応している

自宅まで訪問して回収してくれるため、運搬の手間がかからない

引っ越しや大掃除の際に効率よく片付けられる 

ただし、業者のなかには高額な費用を請求する悪質なケースもあるため「一般廃棄物処理業許可」を保有しているか確認しましょう。回収費用は不用品の量や種類で異なりますが、軽トラック一台分で8,000円〜15,000円程度です。 

複数社から見積もりを取って比較し、納得できる料金とサービス内容の業者を選ぶと安心です。

リサイクルショップや中古買取店を利用する方法

状態のよい延長コードは以下の条件を満たせば、リサイクルショップや中古買取店で売却できる場合があります。 

動作確認済みであること

焦げ跡や断線がないこと

プラグ部分に破損がないこと 

購入時の価格が高い多機能タイプや、メーカー純正品は比較的高値で買い取られやすいでしょう。一方で、年式が古いものや使用感が目立つもの、破損している場合は買取不可となり、処分対象として扱われます。 

査定前にコードをきれいに拭き、動作確認を済ませておくと査定がスムーズです。出張買取に対応している店舗もあるため、複数の不用品と一緒に依頼しましょう。

フリマアプリやリユースイベントで延長コードを譲る方法【安全確認が必須】

フリマアプリやリユースイベントで延長コードを譲る際は、出品前に以下の内容を点検してください。 

破損がないか

断線していないか

焦げ跡がないか

正常に動作するか 

説明文には「動作確認済み」の旨と使用年数、傷や汚れの有無を明記すると、受け取る側が安心できます。 

プラットフォームによっては電気用品の出品に制限がかかるケースもあるため、規約を事前に確認しましょう。 

対面でおこなうリユースイベントでは、実物を直接見せながら状態を説明できるため、受け渡し後のトラブルを防ぎやすいです。

2.延長コードの処分前に押さえておきたい注意点

延長コードの処分前に押さえておきたい注意点

延長コードを安全に処分するには、いくつかの注意点があります。処分前に確認しておくべきポイントを順番に見ていきましょう。

プラグ端子をテープで覆って安全に処分する

プラグの金属端子部分は、ビニールテープで覆ってから処分してください。テープで保護する目的は感電防止やケガの予防です。収集作業時の安全確保や清掃員への配慮のため、以下の点に注意してテープで覆います。 

赤や黄色などの目立つテープを使い、処分品としてすぐに判別できるようにする

プラグ部分だけでなく、被覆が破れて銅線が見えている箇所もテープで保護する

複数の延長コードをまとめて出す場合は、1本ずつ丁寧に処理する

安全に回収してもらえるよう、処分前に確認しておきましょう。 

延長コードを束ねてコンパクトにする

長い延長コードは、ケーブルタイやビニールテープで束ねてからゴミ袋に入れると扱いやすくなります。コード類は絡まりやすく、ほどけた状態で袋に入れると他のゴミと絡まってしまうためです。ポイントは以下のとおりです。 

コードは軽く丸めて数か所をテープで留める

強く縛りすぎず被覆を傷めないよう注意する

複数本ある場合は、まとめて束ねずに1本ずつわけて固定する 

固定する際にきつく縛りすぎると被覆が傷む可能性があるため、緩めに固定するのがコツです。コンパクトにまとめれば、ゴミ袋のスペースを無駄なく活用できます。

延長コードを処分前に破損や焦げ跡がないか確認する

処分前には、延長コードに以下のような不具合がないかチェックしましょう。

焦げ跡

変形

被覆の破れ 

焦げ跡や変形などは、過去に過負荷や漏電があった危険サインで、異臭や溶けた跡がある場合はとくに注意が必要です。 

このような状態の延長コードは、不燃ゴミとして出すか、不用品回収業者に依頼する方が安全です。 

使用中に異常な発熱やスパーク音があったものは、再利用せず必ず破棄してください。

不法投棄を避けて正しく処分する

延長コードを空き地や道端に捨てる不法投棄は、廃棄物処理法違反です。違反した場合、最大で5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科される可能性があります。 

不法投棄は景観を損ねるだけでなく環境汚染を引き起こし、地域住民とのトラブルにも発展しやすくなります。 

自治体のゴミ回収や小型家電リサイクルボックスを利用すれば、簡単かつ合法で処分可能です。正しいルートで処分すれば、資源として再利用される可能性もあり、環境保全にもつながるでしょう。 

参考:e-GOV 法令検索|廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第二十五条 

延長コードや電気コードを自治体ルールに従ってゴミ分別する

延長コードの分別方法は自治体ごとに異なります。 

横浜市では燃やすゴミ、福岡市では燃えないゴミとして処分するなど、同じ延長コードでも地域によって出し方が違うため注意が必要です。 

引っ越し後や初めて処分する場合は、以下の手順で確認し処分してください。 

1.自治体の公式サイトにある「ごみ分別辞典」や「50音順検索」を利用する

2.品目名に「延長コード」や「電気コード」などを入力して調べる

3.正しい分別方法がすぐに表示されるので、指示に従って処分する

4.不明な場合は、自治体の清掃事務所または環境課に問い合わせる 

間違った分別を防ぐためにも、自治体の公式サイトで最新の情報をチェックしてから分別すると安心です。

3.延長コードを減らすためにできる配線の工夫

延長コードが増えると配線が乱雑になり、見た目や安全性にも影響します。配線を見直して、延長コードを使わなくても済む環境を整えましょう。

家具や家電の配置を見直して延長コードを使わない方法

模様替えの際に「どの壁にコンセントがあるか」を確認してから家具を置くと、無駄な延長コードを減らせるでしょう。テレビやパソコンデスクなど電力を使う家具は、壁のコンセント位置に合わせて配置を決めると配線距離を短くできます。 

家電の配置を工夫するだけで部屋全体がすっきり片付いた印象になり、つまずき・転倒のリスクも軽減されます。

関連人気記事:炊飯器に延長コードを使っても大丈夫?コードが届かないときの対処法も解説

マルチタップやUSBポート付き電源タップを活用する方法

延長コードを何本も使うのではなく、マルチタップ1台でまとめれば配線をシンプルにできます。マルチタップや電源タップの活用方法は以下のとおりです。 

活用方法

特徴

複数口タップを使用する

テレビ・ゲーム機・Wi-Fiルーターなどを1か所で電源供給できて便利

USB充電ポート付きタップを選ぶ

スマホ・タブレット・ワイヤレスイヤホンなども同じ場所で充電可能

過電流防止ブレーカー付を使う

使いすぎによる発熱や火災のリスクを抑え、安全性が高まる

複数の差込口があるタップは、1か所で電源供給できるため便利です。個別スイッチ付きのタップを使えば、待機電力もカットできて節電にもつながります。 

延長コードを何本も連結するより、機能性の高いタップ1つで管理する方が見た目もすっきりします。

ポータブル電源を利用して延長コードを使わない方法

ポータブル電源とは、コンセントが使える持ち運び式の蓄電池で、好きな場所へ移動させて家電を動かせます。以下のようなコンセントから遠いシーンでも電源を確保できるため、ポータブル電源があれば延長コードは不要です。 

リビングから離れた場所で家電の使用

ベランダやバルコニーでの作業

庭でのDIYや洗車作業 

屋外イベントやキャンプでの電源確保にも役立ち、災害時の非常用電源としても活用できます。配線が床を這わないため、見た目がすっきり整理されるだけでなく、足を引っかける心配もありません。 

充電式のため持ち運びが簡単で、必要な場所へすぐに移動できる点も魅力です。ポータブル電源を活用すれば、延長コードに頼らない快適な生活環境を整えられます。

4.Jackery(ジャクリ)のポータブル電源なら延長コードがなくても電源を確保できる

Jackery(ジャクリ)のポータブル電源なら延長コードがなくても電源を確保できる

延長コードに頼らない暮らしを実現するなら、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。 

Jackery(ジャクリ)は13年間の販売実績を持ち、全世界で500万台以上を販売してきた信頼性の高いブランドです。主な特徴は以下のとおりです。 

準備はケーブルをつなぐだけ(余計な設備は不要)

最大5年の無料保証と日本語サポートが充実

リン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルは寿命が10年以上

業界最高峰のソーラーパネル変換効率(最大25%)

防災製品等推奨品マーク取得済みで安全性が高い 

室内作業やアウトドア、災害時など、使えるシーンは多岐にわたります。快適で自由な電源環境を整えたい方は、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源を選びましょう。

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まとめ

延長コードの処分方法には、自治体のゴミ回収や小型家電回収ボックス、不用品回収業者の利用などさまざまな選択肢があります。 

自治体によって「燃やすゴミ」「燃えないゴミ」など分別が異なるため、お住まいの地域のルールを確認してから処分します。処分前にはプラグ端子をテープで覆う、コードを束ねるなどの安全対策もおこなってください。 

配線を少なくするには、多機能タップやポータブル電源の使用も有効です。延長コードに頼らない生活を目指して、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源を取り入れましょう。

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