赤ちゃんの防災グッズリストを月齢別に紹介!なくて困ったもの5選も解説

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赤ちゃんがいるご家庭の防災準備って、大人だけのときよりもずっと難しいですよね。何を準備したらいいのか、どのくらい用意すればいいのか、悩みがつきません。

 

でも安心してください。この記事では、赤ちゃんの月齢別に必要な防災グッズをまとめました。さらに、実際の災害時に「なくて困った」という声が多かったものもピックアップ。これを読めば、もしもの時に赤ちゃんを守る準備がバッチリできます。

目次

1.【月齢別】赤ちゃんの防災グッズリスト

 

新生児と1歳の子では食べるものも過ごし方もまったく違うように、赤ちゃんの月齢によって必要なものは大きく変わります。そこで、月齢ごとに分けて必要な防災グッズをまとめました。

【新生児~5か月】赤ちゃんの防災グッズリスト

生まれたばかりの赤ちゃんは、自分で体温調節ができないため、暑さ・寒さ対策が特に大切です。また、ミルクや衛生面のケアも欠かせません。 

分類

防災グッズ

授乳用品

ミルク(できれば液体)6回分以上

軟水

哺乳瓶

授乳カップ

消毒用品

母乳パッド

おむつ関連

紙おむつ(3日で25~30枚程度)

おしり拭き

おむつ替えシート

防臭袋

衣類・防寒具

ロンパース(1日2枚程度)

肌着(1日2枚程度)

靴下

帽子

毛布・ブランケット

着替え

睡眠用品

バスタオル

ガーゼケット

おくるみ

抱っこ用品

抱っこ紐

衛生用品

体温計

除菌シート

ガーゼ

ウェットティッシュ

ワセリンなど保湿クリーム

救急セット

とくに抱っこ紐は両手が使えるようになるので必ず用意しましょう。また、災害時は母乳が出にくくなることもあります。普段は母乳育児でも、ミルクは備蓄しておいた方が安心です。常温で飲ませられる液体ミルクも用意しておくと良いでしょう。

【6か月~11か月】赤ちゃんの防災グッズリスト

お座りやハイハイができるようになり、離乳食も始まるこの時期。行動範囲が広がるため、安全対策や食事面での準備が増えます。 

分類

防災グッズ

食事・授乳用品

ミルク(できれば液体)6回分以上

軟水

哺乳瓶・乳首

レトルト離乳食・ベビーフード

フリーズドライ離乳食

スプーン・フォーク

使い捨て食器

ペットボトルのお茶など飲料

飲料を飲むマグ

おむつ関連

紙おむつ(3日で20~25枚程度)

おしり拭き

おむつ替えシート

防臭袋

衣類・防寒具

上下セパレートの服

肌着(1日1~2枚)

靴下

帽子

毛布・ブランケット

防寒着

睡眠用品

バスタオル(簡易ベッド代わり)

お気に入りのタオルやぬいぐるみ

移動用品

抱っこ紐

遊び用品

お気に入りのおもちゃ

医療・衛生用品

体温計

除菌シート

ガーゼ

ウェットティッシュ

ワセリンなど保湿クリーム

救急セット

この時期は離乳食が始まるため、レトルトタイプの離乳食や持ち運びしやすいスティック飲料があると便利です。また、好奇心が強くなるので、見慣れたおもちゃや絵本があれば機嫌も取れるでしょう。

【12か月~1歳6か月】赤ちゃんの防災グッズリスト

歩き始める子も多く、より活発に動き回るようになる時期です。食事も大人に近づき、コミュニケーション能力も発達します。 

分類

防災グッズ

食事・授乳用品

ミルク(できれば液体)6回分以上

軟水

レトルト離乳食

カップ麺(※お湯で薄める)

フリーズドライのお味噌汁

スプーン・フォーク・マグカップ

ストロー付き飲料

ゼリー状飲料

お菓子(ビスケットなど栄養価の高いもの)

おむつ関連

紙おむつ(3日で15~20枚程度)

おしり拭き

防臭袋

衣類・防寒具

上下セパレートの服(1日1セット)

肌着

靴下

靴(歩ける子)

帽子

使い捨てカイロ

睡眠用品

バスタオル

お気に入りのタオルやぬいぐるみ

移動用品

抱っこ紐

ケープ

遊び・機嫌対策

お気に入りのおもちゃ・絵本

クレヨンとメモ帳

医療・衛生用品

体温計

除菌シート

ガーゼ

ウェットティッシュ

ワセリンなど保湿クリーム

歯磨き用品

救急セット

この時期は言葉の理解が進んでくるものの、状況が理解できずに不安になることも多いです。クレヨンとメモ帳を持っておけば、自由にお絵描きさせて不安を取り除けるでしょう。

【1歳7か月〜2・3歳】赤ちゃんの防災グッズリスト

自我が芽生え、自分でやりたい気持ちが強くなる時期です。また、好き嫌いがはっきりしてくることも。より子どもの特性に合わせた準備が必要になります。 

分類

防災グッズ

食事用品

子どもが好きな非常食

レトルト食品・缶詰

お菓子(ビスケットなど栄養価の高いもの)

ストロー付き飲料

スプーン・フォーク・マグカップ

おむつ関連

紙おむつまたはトレーニングパンツ

おしり拭き

防臭袋

補助便座(トイレトレーニング中の場合)

衣類・防寒具

上下セパレートの服(1日1セット)

下着・靴下

レインコート

軽い上着

帽子

睡眠用品

毛布・ブランケット

お気に入りのタオルやぬいぐるみ

移動用品

抱っこ紐

子ども用リュック

遊び・機嫌対策

おもちゃ(音が出ないもの)

塗り絵とクレヨン

絵本

シール

医療・衛生用品

体温計

除菌シート

ガーゼ

ウェットティッシュ

ワセリンなど保湿クリーム

歯磨き用品

マスク(2歳以上目安)

3歳くらいになると「なぜ避難しているのか」をなんとなく理解できるようになります。好みがはっきりしてくるので、食べ物は普段から食べ慣れているものを用意しておくと安心です。また、リュックを背負ってくれるようなら、軽いものを入れて持たせるのもよいでしょう。

関連人気記事:【0~1歳】赤ちゃんのための防災グッズ10選!災害時にリュックに入れるものとは

2.100均で揃う!すぐに買える赤ちゃんの防災グッズリスト

 

100均で揃う!すぐに買える赤ちゃんの防災グッズリスト

防災グッズは高いものと思われがちですが、実は100均でも揃えられるものがたくさんあります。すぐに準備したい方や予算を抑えたい方は、まずはここからチェックしてみましょう。 

分類

100均で買える防災グッズ

食事用品

プラスチック食器

スプーン・フォーク

マグカップ

使い捨て手袋(調乳用)

おむつ関連

おむつ替えシート

防臭袋

おしり拭き入れ

衣類・収納

赤ちゃん用靴下

収納ポーチ

巾着袋(着替え分別用)

睡眠・防寒

アルミブランケット

レジャーシート

タオル各種

衛生用品

ガーゼハンカチ

ウェットティッシュ

除菌スプレー・シート

マスク

綿棒

ばんそうこう

ビニール手袋

便利グッズ

安全ピン

ライト

電池

メモ帳・ペン

ジップロック(小分け保存用)

使い捨てスリッパ

とくに消耗品は100均で用意して、普段使いの中でストックしておくのも良い方法です。哺乳瓶や抱っこ紐などは手に入りませんが、補助的な役割として100均を活用しましょう。

3.災害時に赤ちゃんの防災リュックになくて困ったもの5選

 

災害時に赤ちゃんの防災リュックになくて困ったもの

実際に被災した方の意見から分かる「災害時、赤ちゃんにこれがなくて本当に困った」というアイテムが5つあります。 

液体ミルク

紙オムツ

おしり拭き

防臭袋

抱っこ紐 

これらのアイテムがなくてはならない理由を解説するので、育児中の方は要チェックです。

液体ミルク

「粉ミルクは持っていたけど、お湯がなくて使えなかった」「調乳する余裕がなかった」という声が多く聞かれます。粉ミルクは軽くてたくさん持ち運べる利点がありますが、キレイな軟水とお湯、そして落ち着いて調乳できる環境が必要です。 

その点、液体ミルクは開封してすぐに飲ませられる災害時に最適なアイテム。賞味期限は6ヶ月~1年程度あるので、定期的に入れ替えながら常に数本用意しておくことをおすすめします。

紙オムツ

「想像以上にたくさん必要だった」「サイズアウトしていた」という失敗談が多い紙おむつ。特に新生児期は1日10枚以上使うこともあり、避難が長引くと足りなくなることが多いです。 

避難所で赤ちゃん用品が配られるとしても、サイズが合わない可能性もあります。月齢に合ったサイズはもちろん、一回り大きいサイズも少し用意しておくと安心でしょう。最低でも3日分、できれば1週間分を目安に準備しておくのがポイントです。

おしり拭き

「おむつは支援物資でもらえたけど、おしり拭きがなくて困った」という声もよく聞かれます。ちゃんとおしりが拭けなくて、赤ちゃんがひどいおむつかぶれになってしまった……そんなトラブルを防ぐために、できるだけ多く備えておきましょう。 

おしり拭きは赤ちゃんのおむつ替えだけでなく、大人の手や体を拭いたり、物を拭いたりと多目的に使える便利なアイテムです。災害時は水が不足することが多く、手や体を洗える機会が少なくなります。そんな時、おしり拭きがあれば衛生面の不安が軽減。とくに避難所などの共同生活では、感染症予防のためにもおしり拭きが役立つはずです。

防臭袋

「使用済みおむつの処理に困った」「避難所で臭いが気になった」という声も多いです。とくに夏場は、使用済みおむつの臭いが周囲に広がって肩身の狭い思いをするケースも。 

防臭袋があれば、使用済みおむつをしっかり密閉できるので、臭いを気にせず避難生活を送れます。ゴミ袋でもある程度代用できますが、しっかりと防臭効果のある専用の袋の方が安心です。100均でも手に入るので、多めに用意しておきましょう。

抱っこ紐

「避難するとき、赤ちゃんを抱っこしながら荷物を持つのが大変だった」「避難所で両手が使えず、何もできなかった」というトラブルも少なくありません。抱っこ紐は、普段はベビーカー派のパパ・ママも用意しておきたいアイテムです。 

災害時は赤ちゃんをゆっくりと床に寝かしつけられないシーンもよくあります。長時間抱っこしても、赤ちゃんと自分の体に負担がかからない抱っこ紐を選ぶのがおすすめです。

関連人気記事:【地震への備え】子供がいる家庭向けの対策|防災グッズをリストで紹介

4.赤ちゃんの防災グッズを用意するポイント3つ

 

赤ちゃんの防災グッズを準備しようとすると、「何から始めればいいの?」「どれくらい用意すれば十分?」「すぐに成長してしまうけど……」など、さまざまな悩みが出てきますよね。 

そんなパパやママの不安を解消するために、効果的な準備方法を3つご紹介します。これらのポイントを押さえておけば、防災準備がぐっと楽になりますよ。

ローリングストックでミルクを多めに備蓄する

ミルクは赤ちゃんにとっての食料。なくなったら命にかかわる、といっても過言ではありません。そこで「ローリングストック法」を使ってミルクを多めに備蓄しておきましょう。 

ローリングストック法とは、以下のように普段から少し多めにミルクを買っておき、古いものから使いながら新しいものを補充していく方法です。 

1.通常より1~2缶多く粉ミルクを購入する

2.開封したものから使い、1つ使い切ったら新しいものを1つ買い足す

3.この繰り返しで、常に未開封の粉ミルクが1~2缶ある状態を保つ 

この方法なら、賞味期限切れを心配せずにミルクを備蓄できます。液体ミルクも同様にときどき飲ませて慣れさせながら、数本は常にストックしておくと安心です。 

また、普段は完全母乳育児でも、災害時のストレスや疲労で母乳の出が悪くなることがあります。そのため、母乳で育てているママも、いざという時のためにミルクを用意しておくのがおすすめです。たまに赤ちゃんにミルクを飲ませる練習をしておくと、実際の災害時にも焦らずスムーズに対応できるでしょう。

赤ちゃんの成長を見据えた防災グッズを選ぶ

赤ちゃんは成長のスピードが早いため、防災グッズも常に見直しが必要です。以下のポイントに注意して準備しましょう。 

衣類は少し大きめのサイズも入れておく

おむつは現在のサイズと一つ上のサイズも用意する

食事関連は月齢に合わせて見直す(粉ミルク→液体ミルク→離乳食→幼児食)

おもちゃや気分転換グッズも成長に合わせて変える 

たとえば3ヶ月の赤ちゃんなら、半年後には離乳食が始まっていることを考えて、少しずつレトルト離乳食なども準備していくと良いでしょう。実際に半年経ったとき、また半年後を見据えたものに入れ替えていけば、用意したものがムダになることはありません。

また、季節の変化も考慮するのがポイント。夏に準備した防災グッズでは、冬の災害に対応できないこともあります。半年に一度は中身を見直して、季節に合った衣類や防寒・防暑グッズに入れ替えましょう。

防災セットの中身を定期的に確認する

どんなに良いものを準備しても、定期的な確認をしないと意味がありません。以下のポイントを3ヶ月に一度はチェックしましょう。

ミルクや離乳食の賞味期限は切れていないか

衣類やおむつのサイズは今の赤ちゃんに合っているか

季節に合った防災グッズになっているか

電池式の製品・おもちゃは電池が切れていないか

カレンダーに「防災グッズチェックの日」を設定して、定期的に見直す習慣をつけるのがおすすめです。また、赤ちゃんの誕生日や記念日に合わせてチェックするのも忘れにくいでしょう。

5.災害時は在宅避難の可能性アリ!ポータブル電源を備えて赤ちゃんの負担を減らそう

 

赤ちゃんにとって、真夏の暑さや真冬の寒さは命に関わる危険があります。赤ちゃんは体温調節が未熟で、大人よりも熱中症や低体温症になりやすいからです。災害時の停電はこのリスクをさらに高めてしまいます。

参考:千葉県医師会「乳児の熱中症について」

このリスクを減らしてくれるのが、非常用電源として使える持ち運び式のバッテリー「ポータブル電源」です。ポータブル電源はコンセントと同じAC100V電源を搭載しているので、災害時も以下のイメージで家電が使えます。

夏場の熱中症対策に小型扇風機が使う

冬場の低体温症対策に電気毛布が使う

ミルクを作るためのお湯を沸かす

夜間の授乳時に明かりをつける

電動搾乳機を使う(母乳育児の場合)

スマホを充電して周りと連絡を取ったり、連絡手段を確保したりする

赤ちゃんにテレビを見せて落ち着かせる

安全性と信頼性に優れたJackery(ジャクリ)のポータブル電源は、赤ちゃんのいる家庭にぴったり。フル充電状態から約1年間放置しても95%以上の充電量を維持できるため、普段使わなくてもいざというときに活躍します。

さらにソーラーパネルとセットで用意すれば、長期にわたる停電でも安心して赤ちゃんを守れるサポーターになってくれますよ。豊富なラインナップから、予算と使い方に合った1台を探してみてください。

停電時におすすめのポータブル電源製品一覧

6.赤ちゃんの防災グッズについてよくある質問

 

最後に、赤ちゃんの防災グッズに関する、よくある質問にお答えします。

ピジョンでおすすめの赤ちゃん防災グッズは?

ピジョンでは赤ちゃん用の防災グッズとして「災害用授乳カップsonaetta(ソナエッタ)」を販売しています。

ピジョン公式オンラインショップ「sonaetta (ソナエッタ) 災害用授乳カップ」

引用:ピジョン公式オンラインショップ「sonaetta (ソナエッタ) 災害用授乳カップ」 

ソナエッタは使い捨ての紙コップを使って哺乳瓶のように授乳ができるカップ。フタの内側にミルクを溜めてられるため、月齢の小さい新生児でもむせないよう少しずつ飲ませられます。マドラーもついており調乳もラクラクです。1ケースに6セット入っているので、ミルクを飲む回数にあわせて3~6ケースほど用意しておくと良いでしょう。

赤ちゃんの防災グッズは最低何日分必要?

基本的には3日分(72時間分)が最低ラインです。ただし、大規模な災害では支援物資が届くまでに1週間以上かかることもあるため、できれば7日分の準備をおすすめします。 

とくに以下のものは多めに用意しておくと安心です。 

ミルク:7日分(粉ミルクなら1缶、液体ミルクなら14本程度)

おむつ:7日分(新生児なら70枚前後、月齢が上がるほど枚数は減ります)

おしり拭き:1~2パック

着替え:3~4セット

飲料水:赤ちゃん用に1日1.5Lを7日分 

とはいえ、すべてを一度に揃えるのは大変です。まずは3日分を目標に、徐々に増やしていく方法が良いでしょう。

まとめ

 

赤ちゃんの防災グッズは、月齢や季節によって必要なものが変わります。この記事で紹介した防災グッズリストをベースに、お子さんの特性に合わせてカスタマイズしましょう。とくに「液体ミルク」「紙おむつ」「おしり拭き」「防臭袋」「抱っこ紐」の5つは、災害時になくて困ったという声が多いので、優先的に準備しておくのがおすすめです。 

災害はいつ起こるか分かりません。とくに「電気の確保」は赤ちゃんの安全に直結します。Jackery(ジャクリ)のポータブル電源なら小型で使いやすく、しかも自然放電が少ないので防災用として最適。あなたの大切な赤ちゃんを守るために、Jackery(ジャクリ)ポータブル電源で防災準備を始めてみてください。

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