1.台風への備えは食べ物から!スーパーでも買える備蓄食料1週間リストを公開
台風による停電や断水に備えるには、1週間分の食料備蓄が欠かせません。台風による被害からライフラインが復旧するまで、平均して3~7日かかるとされています。過去の災害をふまえ、政府は3日以上、できれば1週間分の食料備蓄を呼びかけています。
2019年の台風15号では千葉県で2週間以上の停電が続いた地域もありました。不測の事態に備えるには、1週間分の備えがあると気持ちにも余裕が生まれます。
主食・主菜・副菜をバランスよく揃えて、家族の安全を守りましょう。
●主食|無洗米・パン・乾麺などの炭水化物
主食は体を動かすエネルギー源として最も重要な食材です。台風時は電気やガスが使えない可能性があるため、調理が簡単で常温保存できるものを選びましょう。
1週間分の目安は以下のとおりです。
・無洗米2kg(大人1人につき)
・パックご飯14個
・乾麺4袋程度
・パン缶詰
・クラッカー・ビスケット
とくにパンの缶詰は缶切りなしで食べられ、3~5年間保存できるため、非常時の備蓄に適しています。クラッカーやビスケットは水分なしで食べられ、子どもにも人気です。
すべてを最大量備蓄せず、主食の種類に応じてパックご飯や乾麺の量を調整しましょう。
1か月分が必要な場合は、これらの量を約4倍に増やして計算してください
●主菜|缶詰・レトルトでたんぱく質を確保
たんぱく質は筋肉や免疫力を維持するために欠かせない栄養素です。台風による長期避難では体力の消耗が激しいため、しっかりと摂取する必要があります。
以下は、たんぱく質を摂取するための1週間分の主菜の例です。
・ツナ缶・サバ缶(1週間分として1人7缶程度)
・レトルト(カレー・ハンバーグなど)
・鶏そぼろ缶・白身魚の缶詰(高齢者・子ども用)
・豆類の缶詰
レトルトカレーやハンバーグは温めなくても食べられる商品が多く、食事に満足感が得られます。
高齢者や小さな子どもがいる家庭では、やわらかい鶏そぼろ缶や白身魚の缶詰も用意しましょう。豆類の缶詰は植物性たんぱく質が豊富で、サラダ感覚で食べられます。
1か月分なら缶詰類・レトルト食品を50個以上準備しておくといいでしょう。ただし、家族構成や他の食材との兼ね合いで調整する必要があります。
●副菜・お菓子・飲み物など補助食材
野菜不足やストレス軽減のため、副菜や気分転換になる食品・飲料の備蓄も必要です。栄養バランスと精神的安定のサポートをしてくれます。
1週間を想定した備えの目安は、以下のとおりです。
・野菜ジュース(1日1本×7日分)
・フルーツ缶詰(4缶程度)
・インスタント味噌汁・スープ
・お菓子(ようかん・ビスケットなど)
・飲み物(水・スポーツドリンクなど)
温かいスープで塩分を補い、お菓子でエネルギーと気分のリフレッシュができます。飲み物は1人1日3リットルを基準に、7日分で21リットル分のペットボトルを準備してください。脱水を防ぐために、スポーツドリンクを準備するのもひとつの方法です。
1か月分では水84リットル、野菜ジュース30本程度が必要になるため、保管場所も考慮して計画的に備蓄しましょう。
参考:政府広報オンライン|今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方
関連人気記事:スーパーで揃える非常食おすすめ15選!ドラッグストアで買えるものも紹介
2.台風に備える食料準備の基本

台風対策のために食料を備えるときは、保存期間や品質の目安を知っておくと役立ちます。保存性・栄養バランス・水の確保を軸に、計画的に準備しましょう。
●なぜ1週間分の備蓄が必要なのか
台風による被害からライフラインが復旧するまで、平均して3~7日かかるとされています。
過去の災害をふまえ、政府は3日以上、できれば1週間分の食料備蓄を呼びかけています。
近年の台風では想定を上回る被害が発生することも多く、道路の寸断や停電の長期化により復旧が大幅に遅れるケースが珍しくありません。
2019年の台風15号では千葉県で2週間以上の停電が続いた地域もありました。不測の事態に備えるには、1週間分の備えがあると気持ちにも余裕が生まれます。
行政の支援物資が届くまでの期間を自力で乗り切れるよう、十分に準備しておきましょう。
●食料選びの3つの基準とは?
台風に備える食料選びは、以下の3つの基準で判断します。
・保存性:6か月以上保存できる常温品を選ぶと、賞味期限の管理が簡単
・調理のしやすさ:そのまま食べられる・手間のかからない食品
・栄養バランス:主食・主菜・副菜を揃え、栄養バランスやミネラル類にも配慮
野菜ジュースや果物の缶詰を活用すれば、ビタミンや食物繊維も補いながら、災害時でも栄養バランスを保てます。非常時でも心と体の健康を守るために、日頃から無理のない備えを意識しましょう。
●水や調味料も必須アイテム
水は1人1日3リットルを目安に、飲料水だけでなく調理や衛生管理にも必要な分を計算して備蓄します。4人家族なら1週間で84リットルが目安で、2リットルペットボトルに換算すると42本分相当です。
また、以下の常温保存できる基本調味料があれば、同じ食材でも味付けを変えて飽きずに食べられます。
・醤油
・塩
・砂糖
・味噌
とくに塩は食材の保存にも活用できる万能調味料です。また、断水時に食器を洗えないため、紙皿や割り箸などの使い捨て食器やラップ・ウエットティッシュも準備してください。
ラップは食器に敷いて使えば洗い物を減らせ、衛生的に食事を楽しめます。これらの準備により、台風時でも快適な食生活を維持できます。
関連人気記事:災害時の水の必要量ってどれくらい?大人・子ども1人あたりの備蓄量を解説
3.台風に備える食べ物対策|災害時におすすめの食料とは
台風時には、停電や断水を想定した食料選びが必要です。調理不要で栄養価の高い食品を中心に、誰でも手軽に購入できる身近な食料を備蓄しましょう。
●調理不要でそのまま食べられる非常食
台風による停電や断水時でも安心して食べられるのが、開封すればすぐに食べられる非常食です。準備なしで食べられる非常食の例は、以下のとおりです。
非常食 |
保存期間 |
特徴・メリット |
缶詰パン |
約3~5年 |
缶切り不要 ふんわり食感でそのまま食べられる |
カロリーメイト |
約半年 (非常食用は3年) |
手のひらサイズ ビタミン・ミネラル・たんぱく質など含有 |
ソイジョイ |
約1年 |
小型で持ち運びやすい 大豆由来のたんぱく質・食物繊維豊富 |
inゼリー |
約1年 (防災備蓄品用は5年) |
水分・エネルギー・ビタミン補給 飲みやすいゼリータイプ |
調理不要の食品は、水や火を使わずにそのまま食べられます。ライフラインが止まっても、家族全員が安心して栄養をとれる心強い備えです。
なお、保存期間は商品ごとに差があるため、購入時に必ず確認しましょう。
関連人気記事:火を使わない非常食レシピ10選!災害時に備えておきたいアイテムも紹介
●スーパーやドラッグストアで買えるおすすめ食料
普段の買い物で手軽に備蓄できるのが、スーパーやドラッグストアで購入できる日用品タイプの非常食です。「1万円以内で1週間分を揃える」場合の組み合わせ例は以下のとおり。
・レトルトカレー10個
・ツナ缶15缶
・インスタント味噌汁20食
・パックご飯15個
普段の食事に取り入れやすく、賞味期限が1年以上の食品なら備蓄しても無駄になりにくいです。業務スーパーでは大容量の缶詰やレトルト食品が安く手に入り、ドラッグストアでは栄養補助食品や長期保存できるお菓子が充実しています。
ドラッグストアのプライベートブランドは価格が抑えられているため、コストを重視する家庭におすすめです。
●子ども・高齢者・アレルギー対応食品
家族構成に合わせた専用食品の備蓄も忘れてはいけません。乳幼児がいる家庭では、月齢に応じたベビーフードや粉ミルクを1週間分以上用意しましょう。高齢者や飲み込みに不安がある方には、やわらか食の缶詰や介護食用のおかゆが適しています。
食物アレルギーがある場合は、アレルゲン除去商品を多めに備蓄してください。商品パッケージの原材料表示を必ず確認し「小麦不使用」「卵不使用」などの表示があるものを準備します。
噛む力が弱い方向けには、ゼリー状の栄養補助食品や液体栄養食品もおすすめです。家族全員が安心して食べられる食品を事前に準備しておくことで、災害時の不安を軽減できます。
関連人気記事:赤ちゃんの防災グッズリストを月齢別に紹介!なくて困ったもの5選も解説
4.台風に備えた食料管理|ローリングストックのやり方

ローリングストックは、日常の食品を少し多めに持ち、使ったらその分を買い足して備蓄を続ける方法です。家族の協力と管理の工夫で、手間なく食料備蓄を続けられます。
●継続のコツは普段使いとチェックの習慣
普段の食材を多めに備え、古いものから使う「先入れ先出し」の意識が、ローリングストックを続けるコツです。ローリングストックを続けるためのコツを以下に整理しました。
・新しい食品は奥に、古いものは手前に置く
・定期的なチェック習慣をつける
・賞味期限と在庫数を確認する
・スマホのカレンダーでリマインダーを設定する(忘れ防止に便利)
備蓄を「面倒な作業」と感じさせないよう、普段の買い物の延長として気軽に取り組むことが大切です。無理のない範囲で始めて、徐々に備蓄品目を増やしていけば、ストレスなく継続できます。
●ラベリングと収納の工夫でストック管理が楽に
ストックを効率よく管理するには、賞味期限をシールやテープに書いて貼ると、一目で確認できて便利です。ストック管理のポイントは以下のとおりです。
・食品は透明ボックスで分類収納(誰でも中身が把握しやすい)
・保管場所はキッチン以外も活用
・分散保管でリスクも分散(一箇所が被災しても別の場所から取り出せる)
・家族全員で在庫を管理する仕組み
家族で備蓄を管理するには、わかりやすい仕組みが必要です。チェック表やスマホアプリを使い、使用状況と補充内容を確認しましょう。
ローリングストックは仕組み化することで、日々の管理にかかる手間を大きく減らせます。
●子どもと一緒に取り組むことで習慣化
9月1日の防災の日を活用し、家族で備蓄食料の点検をする習慣をつけましょう。子どもに「賞味期限チェック隊長」などの役割を与えると、楽しみながら防災意識を育めます。
賞味期限が近づいた食品は「非常食パーティー」として家族で試食し、味や食べやすさを確認してください。
子どもと一緒に取り組むことで、防災が身近なものとして定着します。災害時に備えて、備蓄の目的や必要な食料について家族で話し合いましょう。
子どもが積極的に参加すれば、家族全体の防災意識が高まり、自然とローリングストックが生活の一部として習慣化されます。
5.台風に備えるにはJackery(ジャクリ)の「ポータブル電源」がおすすめ!

台風による長期停電を想定し、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源を準備しておくと安心です。ポータブル電源とは、家庭用コンセントが使える持ち運び式の大容量蓄電池のことで、停電時でも普段通りの電気機器を使用できる優れものです。
停電になると、以下のような生活に必要な電力が使えなくなります。
・冷蔵庫の食材保存
・調理器具の使用
・スマホの充電
Jackery(ジャクリ)ポータブル電源なら冷蔵庫で食材を保冷し続けられます。電子レンジやホットプレートなどで温かい食事も作れるため、台風時でも「食の安心」と「生活の質」を維持できるでしょう。
さらに、工事不要で導入でき、ソーラーパネルとセットにすれば太陽光で継続充電も可能です。いざというときの備えとして、Jackery(ジャクリ)ポータブル電源で台風対策を万全にしましょう。
6.台風に備えた食べ物選びでよくある質問
ここでは、台風に備えた食料の備蓄のよくある疑問にお答えします。
●台風に備えての食べ物は?
台風に備える食べ物は「加熱不要・常温保存・栄養バランス」を重視した、以下の食べ物がおすすめです。
・パン缶詰(5年保存可能)
・レトルト食品
・魚介類缶詰
・inゼリー
停電や断水を想定し、開封してすぐに食べられるものが基本です。野菜不足を補うため、野菜ジュースや果物缶詰も忘れずに備蓄してください。これらの組み合わせにより、台風時でも栄養バランスのとれた食事を維持できます。
●台風に備えて買うものは何ですか?
台風に備えて購入すべきものは、以下の5カテゴリに分けて準備します。
・食料
・飲料
・調味料
・衛生用品
・電源
最低限の基本セット例(4人家族3日分)は以下のとおりです。
分類 |
品目内容 |
食料 |
パックご飯18個・缶詰12缶・レトルト食品9袋 |
飲料 |
2リットルペットボトル18本 |
調味料 |
醤油・塩・砂糖 |
衛生用品 |
紙皿・紙コップ・ウエットティッシュ・ラップ |
電源 |
懐中電灯・電池・モバイルバッテリー |
基本セットがあれば、台風による停電・断水時でも安心して過ごせます。カセットコンロとガスボンベがあれば、温かい食事も楽しめるでしょう。
●防災食で最強なのは?
保存期間・栄養価・利便性を総合評価すると、25年保存可能なサバイバルフーズが防災食の最強候補です。フリーズドライ製法により軽量でありながら、水なしでもそのまま食べられる利便性を持ちます。
管理栄養士が推奨する高品質な防災食では、レスキューフーズシリーズも注目です。発熱剤付きで温かい食事が楽しめ、栄養バランスも優れています。一見価格は高く感じますが「1食あたりのコストを保存年数で割る」と、長期的にはお得です。
いざというときの家族の安全を考えれば、多少の投資をしても高品質な防災食を選ぶ価値は十分にあるでしょう。
参考:
まとめ
台風時の食料備蓄は、1週間分を目安に主食・主菜・副菜をバランスよく揃えることが重要です。調理不要で常温保存できる食品を選び、ローリングストック法で日常的に管理しましょう。
家族構成に応じたアレルギー対応食品や子ども・高齢者向けの食品も忘れずに準備してください。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源があれば、台風による長期停電時でも冷蔵庫での食材保存や調理器具の使用が可能です。万全な台風対策として、ぜひJackery(ジャクリ)ポータブル電源を取り入れましょう。