1.【2025〜2026】関東はいつから雪が降る?今年の初雪・降雪予想
今年(2025〜2026年)の関東地方はいつから雪が降るのでしょうか。ここからは、初雪時期と降雪予想を解説します。
●平野部ではおおむね12月〜1月にかけて初雪を観測することが多い
関東地方の平野部では、おおむね12月〜1月にかけて初雪を観測することが多くなっています。たとえば東京で11月に初雪が観測されることは稀です。2016年には11月に初雪が観測されていますが、これは54年ぶりのことだと報道されています。
一方で山間部では、これよりも早い10月〜11月中に初雪を観測することも珍しくありません。標高が高く冷え込みの強い地域では都市部より一足早く本格的な冬が訪れるため、出張や観光などで山間部へ向かう際は早めの備えが必要です。
●東京の平年値は1月3日で、1月〜2月は雪が降る可能性が高い
気象庁によると、1991年〜2020年までの30年間における東京の初雪の平年値は1月3日となっています。
東京では1月から2月にかけて雪が降る可能性が高く、強い寒気の流れ込みと南岸低気圧の影響が重なることで降雪が観測されるケースが多いです。たとえば2024年の2月5日〜6日には東京都内でも積雪を観測し、首都圏の交通機関に大きな影響が出ています。
積雪にならなかったとしても気温が低い日は雨と雪が混じった「みぞれ」や湿った雪が降ることがあり、路面が滑りやすくなったり交通へ影響が出たりする場合もあります。通勤や通学に公共交通機関を利用している方は、天気予報のチェックとともに遅延・運休の情報もこまめに確認しましょう。
●今年は局地的に大雪となる可能性もあり、12月でも注意しておいた方がいい
今年は局地的に大雪となる可能性もあり、12月でも降雪の注意が必要です。気象庁によれば今年の冬の前半はラニーニャ現象(※)に近い特徴が見られ、12月から真冬並みの強い寒気が南下する見通しが出ています。さらに、日本海の海面水温が高く、雪雲が発達しやすい条件が整っているため、日本海側を中心に局地的な大雪に注意が必要とされています。
参考:日本気象協会「2025年冬は早く到来し、12月から厳しい寒さと大雪に注意 業界別ポイント解説【ウェザーマーケティングレポート】」
※ラニーニャ現象:太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より低い状態が続く現象。冬型の気圧配置が強まりやすくなり、気温が低くなる傾向にある。
こうした気圧配置や寒気の影響は関東地方にも及ぶ可能性があるため、例年よりも早い12月でも雪が降るリスクがあると考えてよいでしょう。
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2.今年の関東は雪が多い?少ない?3ヶ月の天候の見通し

今年の関東地方は雪がどのくらい降るのでしょうか。気象庁の予想をもとにした3ヶ月の天候の見通しを紹介します。
●晴れる日が多い予想で、雪は少なくなる見通しが出ている
気象庁が発表した2025年11月〜2026年1月の3か月予報によれば、関東甲信地方は晴れる日が多く、雪は少なくなる見通しが出ています。
このため例年と比べて雪の降る日が少なくなる可能性があります。とくに南関東の平野部では、気温が高ければ降水があっても雪ではなく雨になるため積雪の機会はさらに限られるでしょう。
ただし低気圧の通過タイミングや寒気の強まりによっては局地的な降雪もあり得るため、油断はできません。天気予報のこまめなチェックが必要です。
●2026年2月は例年に比べて暖かくなり、春の到来が早まる可能性もある
2026年2月の関東は例年に比べて暖かくなり、春の到来が早まる可能性があると予想されています。気温が高くなる可能性があると予想されています。冬の後半はラニーニャ現象の影響が不明瞭となる見通しが出ているため、寒さが一段落すると考えられているためです。
参考:日本気象協会「2025年冬は早く到来し、12月から厳しい寒さと大雪に注意 業界別ポイント解説【ウェザーマーケティングレポート】」
積雪や路面の凍結などのリスクは1月に比べて低下する可能性があるものの、2月になっても油断せず引き続き注意しましょう。
3.関東で雪に注意すべき時期と、早めに準備しておきたい大雪への備え

関東地方では平野部を中心に冬でも雪の降る機会は限られていますが、ひとたび雪が降ると交通機関が麻痺しやすく日常生活に大きな影響を及ぼします。ここからは、関東地方で雪に注意すべき時期と早めに準備しておきたい大雪への備えを解説します。
●12月から雪への備えを始める
12月から雪への備えを始めておきましょう。関東の平野部では例年1月ごろに初雪を観測することが多いですが、年によっては12月中に積雪となることもあります。2025〜2026年シーズンは、冬の前半から真冬並みの寒気が流れ込む見通しも出ています。
また雪が降ってからでは対策グッズが品薄になりやすく、出遅れると十分な準備ができない可能性もあるので早めに揃えておきましょう。
●交通インフラが麻痺した場合の行動パターンを想定しておく
交通インフラが麻痺した場合の行動パターンを想定しておきましょう。関東では雪に慣れていない地域も多く、少量の積雪でも電車の遅延や運休が頻発します。とくに2024年2月のようにわずか数センチの積雪でも首都高速が通行止めになったり、ターミナル駅で足止めされる人が続出した例があります。
具体的には、以下のような行動パターンを考えておきましょう。
・最寄駅から徒歩で帰れるルートを確認しておく
・自宅に1泊分の非常食や水を備えておく
・持ち運び可能な充電器や身の回りのケア用品を持参しておく
最悪のケースを想定しておくだけでも、いざというときに落ち着いて行動できます。
●寒くなる雪の日に備えて持ち歩くべきアイテムを揃えておく
寒くなる雪の日に備えて、普段持ち歩くべきアイテムを揃えておきましょう。雪が降ると気温は日中でも5℃を下回ることが多く、体感温度はさらに低下します。
具体的には以下のようなアイテムです。
・滑りにくい靴
・防寒ブーツ
・防寒着
・手袋
・耳当て
・ネックウォーマー
雪の中で長時間過ごすことを想定し、軽量で持ち運びやすいものを中心に備えていきましょう。
●車を使うならタイヤやチェーンなど必要なものを準備しておく
車を使う方は、タイヤやチェーンなど必要なものを準備しておきましょう。関東では雪道に慣れていないドライバーが多く、積雪や凍結時の事故が毎年相次ぎます。もし冬に車を使う必要があるなら、12月中旬までに以下のようなものを準備しておいてください。
・スタッドレスタイヤ
・タイヤチェーン
・スノーブラシ
・解氷スプレー
・牽引ロープ
・折りたたみスコップ
また渋滞や立ち往生の可能性も踏まえ、燃料は常に半分以上をキープする習慣も心がけましょう。
4.関東でも雪による停電・寒さ対策は必要?過去の事例を紹介
関東でも雪による停電・寒さ対策は必要なのでしょうか。過去の事例を紹介しながら、停電・寒さ対策の有無を考えていきましょう。
●令和6年(2024年)2月5日〜6日の大雪|1都3県で3,340軒が停電
2024年2月5日〜6日にかけて、東京都・神奈川県・埼玉県・山梨県の1都3県で合計約3,340軒の停電が報告されました。鉄道や航空関係にも影響が出ていて、運休や欠航が多数出ています。
参考:気象庁「令和6年2月5日から6日にかけての大雪に関する気象速報」
この事例は、関東でも大雪によって交通や電気などインフラに影響が出る現実を改めて示すものです。
●平成26年(2014年)2月8日の大雪|1都8県で7万軒を超える停電
2014年2月8日に関東甲信地方を襲った記録的大雪は、東京電力管内の1都8県で最大7万軒を超える停電が報告されました。東京都心でも積雪が25cmに達し、45年ぶりの大雪となっています。
参考:テレ朝NEWS「東京で45年ぶりの大雪 7万軒を超える停電も」
都市部でこれほどの停電規模が起きたのは非常に珍しいことです。交通機関も大きく乱れ、ライフライン全体に波及しました。このような事例を見ると、関東での冬の雪へ備える場合は万が一に備える視点が必要だと考えられます。
●平成26年(2014年)2月14〜15日の大雪|関東甲信の広い範囲で約3,000軒が停電
2014年2月14〜15日の大雪は関東甲信地方を中心に記録的な降雪量を記録し、東京電力管内では約3,000軒の停電が発生したとされています。とくに道路への積雪や雪崩などによる車両の立ち往生や、交通麻痺による集落の孤立が複数の都県にわたって発生しました。
関東で数千軒レベルの停電被害が起きるのは、一度や二度ではありません。気象庁の予想は参考になりますが、万が一のことを考えて備えは確実にしておきましょう。
5.大雪による停電被害が起きた場合の電源確保には「Jackery(ジャクリ)のポータブル電源」

関東でも大雪によって過去に数千〜数万軒規模の停電が起きています。寒さと暗闇の中での生活は、想像以上に過酷です。そんなもしもの事態に備えておきたいのが、コンセント付きの持ち運び可能な蓄電池「ポータブル電源」です。停電時にJackery(ジャクリ)のポータブル電源があれば、以下のような使い方で停電時も安心して過ごせます。
・スマートフォンを充電し情報収集や安否確認を継続できる
・電気毛布や電気カーペットで暖を取れる
・LED照明やランタンで室内を明るく保てる
・ノートパソコンを使用して在宅勤務を継続できる
・電気ケトル・ポットで温かい飲み物を作れる
・テレビやラジオで最新の気象情報・交通情報を確認できる
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は全製品が、災害が起きたとき必要な安全性や機能性を備えていると認められた製品に付与される「防災製品等推奨品マーク」を取得済みです。大雪によって停電が発生したときでも、有効に活用できることが保証されています。また過負荷や過熱などを防ぐBMS(バッテリーマネージメントシステム)が搭載されているため、災害発生時でも安全に使用可能です。
大切な家族の安心を守る備えとして一家に一台導入し、防災対策の要として役立ててみてください。
6.関東の雪に関するよくある質問
関東の雪に関するよくある質問とその回答をまとめました。
●関東では3月になっても雪は降りますか?
関東では、3月になっても雪が降る可能性があります。山間部になるほど雪が降る可能性は高いです。都心部でも2025年3月には20年ぶりに雪日数が4日以上になったと記録されています。
参考:日本気象協会「関東はこの先もまだ雪が降る?2025年3月は雪が多い 厳しい寒さが戻る日は」
3月は季節の変わり目で寒暖差もあるため、下旬ごろになるまでは油断しないようにしましょう。
●現在東京で雪が降っているか確認するにはどうすればいいですか?
現在東京で雪が降っているか確認する手段は、以下です。
・気象庁の「雨雲の動き(ナウキャスト)」を確認する
・日本気象協会やウェザーニュースの公式サイトで雨雲レーダーを確認する
・警報・注意報の発表を確認する
・現地の目撃情報や交通機関の運行状況も併せて確認する
上記4点を確認すれば、現在東京で雪が降っているかどうかをほぼリアルタイムで把握できます。
●今年、都心(東京・横浜)で積雪は何cmくらい予想されますか?
今年都心(東京・横浜)で積雪が何cmくらいになるかの公式な予想データはありませんが、過去の平年値から推測するとにすると平年並みの見込みの今年は8cm前後になると考えられます。
あくまで予想なので、8cm以上にも以下にもなり得ます。
●今年、関東の雪の量は平年と比べて多い?少ない?
今年(2025〜2026年)における関東の雪の量は、平年と比べて少ない見込みです。気象庁の関東甲信の寒候期予報では「冬の降水量は、低気圧の影響を受けにくいため少ない」とされています。
「降水量が少ない=雪量が少ない」ではありませんが、雪になるか雨になるかは寒気の強さや低気圧の通過経路など条件次第で変わります。あくまで見込みにすぎないので、参考程度にとどめておいてください。
まとめ
2025〜2026年の関東は平年より降雪が少ない見通しがある一方で、寒気の流れ込み次第では局地的な大雪や停電が起きる可能性もあります。12月には備えを始め、3月上旬ごろまでは油断しないようにしましょう。
交通麻痺への対策や防寒グッズの準備に加え、万が一の停電に備えて「Jackery(ジャクリ)ポータブル電源」を備えておくと家族の安心も確保できます。冬を安全に過ごすためにも導入してみてください。