災害の種類一覧|自然災害と人的災害に分けて紹介!被害を抑える対策も解説

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「災害の種類と対策って何がある?」疑問に思って調べていませんか?よくある「地震」や「台風」のほかにも、災害にはさまざまな種類があります。

 

そこで、この記事では、自然災害と人的災害について分けて紹介。また、それぞれの災害の種類や防災対策も解説します。

 

この記事を読めば災害に関する知識が身に付き、家族や身の安全を確保するための防災対策に取り組めるでしょう。

目次

1.災害の種類は「自然災害」と「人的災害」の2つがある

 

災害の種類は以下の2つがあります。 

・自然災害|自然現象によって被害が発生する災害

・人的災害|人為的な要因によって被害が発生する災害 

詳しく解説しているので、それぞれ見ていきましょう。

●自然災害|自然現象によって被害が発生する災害

自然災害とは、台風や洪水・地震などの異常な自然現象によって日常生活に被害をもたらす災害です。正確な予測が困難なため、人命や社会活動に甚大な被害を引き起こすケースがあります。自然災害から身を守る対策として、事前に避難訓練の実施や避難経路の確認、防災グッズの準備などが効果的です。

●人的災害|人為的な要因によって被害が発生する災害

人的災害とは、工事現場や工場、車・飛行機・船の事故など人為的な要因によって起こる災害を指します。事前に安全対策・予防策を行うことで、人的災害による被害の防止や軽減が可能です。 

たとえば、自宅では常日頃から車のメンテナンスをしておくことが重要です。また会社では従業員への安全教育や定期的な設備の整備・安全点検など、日常的に人的災害の対策に取り組まなければいけません。

2.自然災害は主に15種類

 

 

自然災害は主に15種類

自然災害は主に以下の15種類があります。 

・地震

・集中豪雨(大雨)

・台風

・落雷

・高潮

・洪水

・津波

・土石流

・大雪(降積雪/豪雪)

・竜巻

・干ばつ

・冷夏

・がけ崩れ

・地すべり

・火山噴火 

種類ごとに災害が発生する原因を詳しく解説しているので、参考にして事前の対策に取り組みましょう。

●種類1:地震

地震は地下地盤(プレート)の動きによって、地上に揺れが発生する現象です。地震の規模により、建物の倒壊・津波・土砂崩れ・地盤の液状化(※)など地上に大きな被害を及ぼします。また地震の影響で電気やガス・水道のライフラインがストップし、日常生活に大きな被害を与えるケースもあります。

※地震の揺れで地盤が液体状になる現象のこと。平時には互いに支え合っている地盤の土の粒子が、自身の衝撃でバラバラになることで発生する。

●種類2:集中豪雨(大雨)

集中豪雨(大雨)は積乱雲が活発化し、一部の地域で短時間に大量の雨が降ることです。目安として1時間が約50mm以上の雨が数時間にわたり降ると、道路の冠水や河川の氾濫・斜面災害(地すべり)などが起こります。 

例えば西日本を中心に集中豪雨が発生した「平成30年西日本豪雨」は、下記の大規模な被害をもたらしています。 

死者

行方不明者

負傷者

住家全壊

半壊

一部破損

床上浸水

床下浸水

224名

8名

459名

6,758棟

10,878棟

3,917棟

8,567棟

21,913棟

参考元:「総務省消防庁|平成30年版 消防白書」より 

台風7号と活発化した梅雨前線の影響で集中豪雨が発生したため、広範囲で甚大な被害を受けました。

●種類3:台風

台風は熱帯地方の海上で発生した、最大風速17m/s以上の熱帯低気圧です。突風や大雨・洪水・高潮の影響で家屋の床下・床上浸水、道路の冠水、強風で飛来物が当たりケガをするなど日常生活に被害を及ぼします。

●種類4:落雷

落雷は発達した積乱雲と地上の間で発生する、強い電流と高温を持つ放電現象のことです。建物に落雷すると電気製品(設備)の故障や火災が発生するケースがあり、人間の場合は命を落とす危険性があります。

●種類5:高潮

高潮は台風や低気圧、強風などによって海面が上昇することです。通常よりも海面が上昇するため、高潮が発生すると普段は届かない沿岸部に波が押し寄せて建物や農作物に被害が及びます。規模が大きい高潮になると防波堤や堤防を破壊し、陸地で大きな浸水被害が発生します。

●種類6:洪水

洪水は大雨や高潮の影響で、河川の増水や氾濫が起き陸地が浸水する災害です。道路の冠水や家屋の浸水などが発生し、交通網や日常生活に被害をもたらします。規模が大きいと、水圧で堤防や橋が壊れてより被害が大きくなることもあります。

●種類7:津波

津波は海底で発生した地震の影響で海面が上下に動き、周囲の海水を巻き込んで壁となったものです。地震の規模が大きければ陸地に押し寄せる波の威力は増し、建物や自動車などを簡単に流すほどの破壊力があります。

●種類8:土石流

土石流は大雨・火山活動・雪解けなどにより、山の土砂・石が雨水や地下水と混ざって急速な勢いで流れ落ちる現象です。強い破壊力を持つ土石流が発生すると、建物や道路などが崩壊し命の危険が及び得ます。

●種類9:大雪(降積雪/豪雪)

大雪(降積雪/豪雪)が発生すると交通の混乱や交通機関の停止、積雪による電線の断線で停電する生活のインフラなどの雪氷被害をもたらします。 

例として平成26年2月14~16日には、西日本から北日本にかけての太平洋側を中心に広範囲で、大雪により以下の被害が発生しました。 

死者

負傷者

住家全壊

半壊

一部破損

床上浸水

床下浸水

26名

701名

16棟

46棟

585棟

2棟

30棟

参考元:「内閣府防災情報|2014年(平成26年)2月14~16日大雪による災害 」より 

大雪は人的被害だけではなく、大量の雪が家の屋根に積もって重さに耐えられず家屋が倒壊する事故などの被害があります。  

●種類10:竜巻

竜巻とは、活発化した積乱雲の下で地上から雲に向かって渦巻状に発生する高速な上昇気流です。短時間で強い風が発生する自然現象で、建物の壁や窓ガラス・屋根が吹き飛ぶ損壊や突風による飛来物が当たりケガをする被害が起こり得ます。

●種類11:干ばつ

干ばつとは、長期間にわたって雨が降らないことや降水量が少ないことで生じる水不足のことを指し、以下の被害をもたらします。 

・ダムの水不足による水道使用の制限・断水

・土地の乾燥による農作物の不作

・地上の砂漠化

・山火事の発生 

他の自然災害と比較して進行が遅いため、被害が深刻になるまでわかりにくいのが特徴です。

●種類12:冷夏

冷夏とは、6月~8月の夏季にかけての平均気温が平年より低いことです。気温が低いと農作物が不作になりやすく、野菜・果物などの価格高騰が発生します。一方で、猛暑特有の熱中症の被害が減少傾向になる、プラスの側面をもつのも冷夏の特徴です。

●種類13:がけ崩れ

がけ崩れは山や谷の斜面が急激に崩れ落ち、山間部の斜面に近い地域の家屋や建物・道路などに被害を及ぼす災害です。突発的に発生し避難が難しいため、命に危険が及ぶケースがあります。

●種類14:地すべり

地すべりとは、重力と土に含まれた地下水の影響で斜面が滑り落ちる現象です。家屋や建物など、あたり一帯を巻き込んで滑り落ちるため、広範囲にわたって被害をもたらします。道路を分断するほどの被害に発展すると、交通や物流に影響が出て日常生活に支障をきたします。

●種類15:火山噴火

火山噴火は地下のマグマが地表に向かって上昇し、火口から吹き出す現象です。噴火すると、マグマや噴石・火山灰・火砕流・溶岩流などが発生し、周辺の地域に人体の健康被害や人命にかかわる被害をもたらします。

3.人的災害は主に5種類

 

人的災害は主に5種類

人的災害は主に以下の5種類です。 

・火災(爆発)

・交通事故・脱線事故

・ビルや建物などの倒壊

・有害物質の漏洩(ろうえい)・流出

・原発事故 

甚大な被害をもたらす可能性があるので、事前の対策で被害を軽減させるために把握しておきましょう。

●種類1:火災(爆発)

火災(爆発)は、火・電化製品の近くに燃えやすい物を置いたことや寝たばこなどが原因で起こります。また会社においては、工場・工事現場などで取り扱う設備の誤操作や故障によって発生する災害です。爆発を伴う火災は、一瞬にして甚大な被害に及ぶ危険性があります。火災(爆発)が発生する要因として、火の不注意・設備の管理不十分・操作管理不十分などが挙げられます。

●種類2:交通事故・脱線事故

交通事故・脱線事故は、車の運転ミスや電車・レールの故障によって起こる人的災害です。運転者の危険な運転や車両の点検不足によって発生します。人為的なミスが原因で突然事故が起こるので、直前に回避することが難しい災害です。

●種類3:ビルや建物などの倒壊

事故の爆発や建物の設計不備が原因でビルや建物が倒壊するケースがあり、人命・財産・日常生活などに影響を与えます。耐震補強がされていない建物や建築基準法の耐震基準を満たしていない建物は、大きな衝撃で倒壊する危険性が高いです。

●種類4:有害物質の漏洩(ろうえい)・流出

有害物質の漏洩(ろうえい)・流出は、化学工場で発生する人的災害です。周辺地域の土壌汚染や水質汚染など深刻な被害を与えるリスクがあり、人体の健康被害の他に生態系に悪影響を及ぼします。

●種類5:原発事故

原発事故は、原子力発電所で起きた設備機器の破損などなんらかの事故が原因で、放射性物質が外に漏れる災害です。放射性物質が漏れることにより人が放射線を受けると「外部被ばく」し、吸引すると「内部被ばく」します。外部被ばく・内部被ばくすると、例として以下の症状が現れます。 

・全身の脱力と吐き気・嘔吐

・脱毛や口内炎(約3週間~2ヶ月経過の場合)

・消化管(胃・腸など)の粘膜が痛む障害

・血液細胞(赤血球・白血球・血小板)の減少

また長期間にわたる避難生活や居住地域の立ち入り制限など、日常生活にも大きな影響を受けるでしょう。

4.自然災害・人的災害に備えた防災対策

 

自然災害・人的災害から身の安全を確保するためには、事前に防災対策が必要です。被害リスクを軽減させる防災対策を把握しておき、万が一に備えておきましょう。

●自然災害に備えた防災対策

自然災害に備えた防災対策は以下の5つがあります。 

・避難所・経路を確認:地域の避難所や避難経路、ハザードマップを事前に把握する

・安否情報の確認:緊急時の家族や友人との連絡手段を決めておく

・防災意識の向上:地域が実施する防災訓練へ参加する

・家屋(建物)の強化:耐震補強や耐震診断を行い災害に耐えられる設計にする

・防災グッズの準備:非常食や水・懐中電灯・携帯ラジオ・ポータブル電源などを事前に準備する 

上記の自然災害に対する防災対策はどれも効果的です。なかでも、自然災害によりライフラインがストップすることが想定されるため、防災グッズの準備は欠かせません。停電が長期間に及べば、家電製品が使えない不便な生活を余儀なくされます。そこで災害時に備えてポータブル電源の導入がおすすめです。 

ポータブル電源とは、電源がない場所でも電化製品へ電力供給ができる可搬性の蓄電池のこと。停電時は非常用電源となり、普段の生活と同じようにテレビを視聴できたり、炊飯器でご飯を炊けたりするので、防災用に便利なアイテムです。 

当社Jackery(ジャクリ)では家庭でも導入できるリーズナブルなポータブル電源を取り揃えているので、地震や台風から自分や家族を守りたい人は1台用意しておきましょう。

●人的災害に備えた防災対策

人的災害に備えた防災対策に以下の4つがあります。 

・火気使用に関する安全対策の徹底:消火器の設置や避難計画を策定する

・交通ルールの遵守、車両のメンテナンス:安全運転の心がけと、定期的に車両を点検する

・汚染拡散防止措置の計画:有毒物質の漏えいや流出を防ぐための事故防止策を策定する

・原発の安全管理を強化:事故の未然防止・対応計画の策定や住民へ情報を提供する 

人的災害は、安全に対する教育不足や設備の誤操作などが原因で発生します。また設備の点検を怠ったり、事故防止計画や安全対策を徹底していなかったりと人為的ミスで起こる災害です。事前に対策しておくことで、人的災害による被害の回避や軽減に繋がります。

5.災害時に非常用電源として活躍するポータブル電源&ソーラーパネル4選

 

災害時に非常用電源として活躍するポータブル電源&ソーラーパネル4選

災害時はライフラインがストップし停電することもあり得るため、非常用電源としてポータブル電源を備えておくのがおすすめです。停電時でも電子レンジで非常食のレトルト食品を温めたり、スマートフォンを充電して災害情報を入手したりと電力復旧まで生活の負担を軽減できます。またソーラーパネルもセットで備えておけば長期間の停電になっても太陽光で充電できるので、バッテリー切れになる心配がありません。 

なかでも、当社Jackery(ジャクリ)が販売しているポータブル電源とソーラーパネルは世界各国で400万台の販売実績があり、世界中のユーザーから高い信頼を得ている製品です。ここでは、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源&ソーラーパネルセットを4モデル紹介します。

●Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、ポータブル電源 240 NewとJackery SolarSaga 100Wソーラーパネルがセットになった商品です。コンパクトサイズでバッグに収納できるから、どこでも好きな場所に持ち運んで使えます。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、Jackery ポータブル電源 600 PlusとJackery SolarSaga 100Wソーラーパネルがセットになりました。「バッテリー節約モード」を搭載しておりバッテリーの自然放電や劣化を防いでくれるので、突然の災害にもしっかり対応できます。

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、Jackery ポータブル電源 1000 NewとJackery SolarSaga 100Wがセットになりました。22dBの静音設計だから夜に使用しても睡眠を妨げないほど作動音が静かで、災害時は避難先でも安心して使えます。

●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、Jackery ポータブル電源 2000 PlusとJackery Solar Saga 200Wがセットになっています。停電時でも家族でテレビ(60W)を視聴したり、冷蔵庫(520W)で飲み物や食べ物を保存できたりします。災害時はもちろん、アウトドアや車中泊など電力がないシーンでも活用できるポータブル電源です。

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まとめ

 

災害には自然災害や人的災害と2種類があり、それぞれ防災対策が異なります。身の安全を守るためには、事前に防災対策の内容を確認することが重要です。 

近年は震度7の地震と高さ10mを超える津波の発生が想定される「南海トラフ巨大地震」の発生が懸念されています。命を守るために防災対策を行いましょう。 

参考:気象庁「南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ」 

なかでも災害時は非常用電源として活用できるJackery(ジャクリ)のポータブル電源があると、停電対策に効果的です。予算や用途に合ったモデルを1台、自宅に備えてみてください。

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