【オール電化と蓄電池で電気代を節約!】メリットとデメリットを徹底解説

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電気代を節約したい方は、オール電化と蓄電池の節電効果が気になるでしょう。結論から言えば、2つの組み合わせで年間2万円以上節電できます。

 

この記事では、オール電化と蓄電池を導入する際のメリット・デメリットや、蓄電池を選ぶ際のポイントを解説します。非常時に役立つポータブル蓄電池も紹介するので、この記事を参考にしてオール電化住宅の防災対策を整え、家計の出費を抑えましょう。

目次
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1.オール電化で蓄電池があればできること

 

オール電化と蓄電池の組み合わせには、3つの効果があります。

・オール電化でガス代を削減

・蓄電池による電気代の節電

・非常時への備え 

オール電化住宅では給湯・エアコン・ガスコンロなどを全て電気で利用するため、ガス代を削減できます。調理時に火を使う機会も減るため、火災や火傷のリスクを減らせるのもメリットです。 

蓄電池は太陽光を利用して電気を貯める装置です。日中に貯めた電力を夜間の家電に利用すれば、電気代を節約できます。オール電化住宅で停電が起きると家電がすべて使えなくなり、お湯を沸かすことすらできなくなってしまうため、蓄電池は非常時への備えとして重要です。 

2.オール電化+蓄電池のメリット3選

 

オール電化+蓄電池のメリット

オール電化と蓄電池の併用には、3つのメリットがあります。

・電気代を年間2万円以上節約できる

・非常時でも電気機器を使える

・55~100万円前後の蓄電池導入補助金制度でお得に導入できる 

順番に見ていきましょう。

●電気代を年間2万円以上節約できる

オール電化住宅と蓄電池を合わせれば、以下の内訳で年間2万円以上節約できます。

・年間の平均ガス代:5,209円

・蓄電池の年間節電額:17,358円 

蓄電池の節電額は、東京電力の従量電灯Bプランを採用している家庭が、10kwhの蓄電池を使用する条件でシミュレーションしました。ガスを使用する家電を全て電力に置き換えたとすると、合わせて年間約22,000円の節約になります。オール電化住宅で節電したい人は、蓄電池との併用がおすすめです。 

参考:政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 」

参考:京セラ株式会社「太陽光発電・蓄電池のシミュレーション」

●非常時でも電気機器を使える

蓄電池は非常時の備えとして役立ちます。オール電化住宅はさまざまな機器を電気で使用するため、地震や台風で停電が起きると危険です。冷蔵庫やエアコンが使えなくなれば、飲食物の保管や体調管理ができなくなります。 

蓄電池に電気を貯めておけば、非常時でも冷暖房の使用やスマートフォンの充電などが可能です。非常時に家族の安全を確保するためにも、蓄電池を導入しましょう。

●55~100万円前後の蓄電池導入補助金制度でお得に導入できる

新築住宅で蓄電池を導入する場合は、ZEH補助金を活用しましょう。ZEH補助金は新築住宅で蓄電池を購入する際に、55万円~100万ほどの補助金をもらえる制度です。 

補助金をもらうためには、太陽光発電システムや地中熱を冷暖房に利用する地中熱ヒートポンプシステムなどを設置する必要があります。また、利用者数に制限があるため、制度を利用したい人は積極的に応募しましょう。 

参考:環境共創イニシアチブ「ZEH支援事業」p4

3.オール電化+蓄電池のデメリット3選

 

オール電化住宅に蓄電池を導入する際のデメリットを3つ紹介します。

・設置費用が高めの傾向がある

・15~20年程で寿命を迎える

・塩害地域や豪雪地帯での屋外使用には向かない 

デメリットはありますが解消できる方法もあります。一つずつ見ていきましょう。

●設置費用が高めの傾向がある

蓄電池の設置費用は高い傾向にありますが、電力の容量で費用が変わります。容量ごとに必要な費用は、およそ以下のとおりです。

・5kWh未満:約80万円

・5~10kWh未満:70万円~150万円

・10kWh以上:125万円以上

・平均:約139万円 

決して安い買い物とはいえませんが、ZEH補助金を活用すれば設置費用を抑えられます。蓄電池を導入する際は、補助金制度を忘れずに活用しましょう。 

参考:三菱総合研究所「定置用蓄電システムの普及拡大策の検討に向けた調査」 p42

●15~20年程で寿命を迎える

蓄電池で主に使われるリチウムイオン電池の寿命は長くても20年ほどです。寿命を超えると節電効果が低下してしまいます。 

しかし、蓄電池を20年間利用した場合は約34万円節電できます。オール電化住宅のガス代削減と合わせれば、光熱費の節約額は約44万円です。蓄電池は長期的な節約目線で導入しましょう。 

参考:三菱総合研究所「定置用蓄電システムの普及拡大策の検討に向けた調査」p74

参考:日本生活協同組合連合会「わが家の電気・ガス料金しらべ」」p14

●塩害地域や豪雪地帯での屋外使用には向かない

塩害が発生する海辺の近くや豪雪地帯の屋外は、蓄電池の設置に不向きです。塩分を含む潮風にさらされると、蓄電池が故障する可能性があります。雪が積もってしまうと発電効率が低下しかねません。塩害や豪雪地帯では製品保証外になる可能性もあるため、サポートの対象外になります。 

しかし、蓄電池は屋内にも設置できます。塩害・豪雪地帯で蓄電池を導入したい人は、屋内の設置を検討しましょう。「屋内に蓄電池を置けるスペースがない」という方には、ポータブル電源がおすすめです。重量・サイズ・用途に合わせた機能がコンパクトにまとめられており、屋内外関係なく好きな場所で使用できます。

関連人気記事:ポータブル電源とは?メリットとデメリットを徹底的に解説!

4.オール電化住宅に導入する蓄電池選びのポイント4選

 

オール電化住宅に導入する蓄電池選びのポイント

オール電化住宅で蓄電池を選ぶ際には、4つのポイントが重要です。

・用途に合った容量があるか計算する

・補助金の条件を満たせるか確認する

・太陽光発電の出力より大きい蓄電池を選ぶ

・オール電化の家電と併用できるかチェックする 

上記の4点をチェックし、効率的に節電しましょう。

●用途に合った容量があるか計算する

蓄電池を選ぶ際は、用途に合った容量の計算が必須です。家庭の電力消費量を超える蓄電池では容量が余ってしまい、購入費が無駄になってしまいます。家庭での使用頻度が高い家電を参考に容量を計算してみましょう。 

家電の種類

消費電力

1日の平均利用時間

1日の消費電力量

エアコン

660W

5時間~6時間

約3,600Wh

冷蔵庫(450L)

250W

24時間

6,000Wh

液晶テレビ(42型)

210W

約3時間

630Wh

1日の消費電力量の合計は10.23kWhになり、一般家庭ではおよそ10kWh以上の蓄電池が必要な計算になります。家電によって必要な容量は変わりますが、一般家庭で蓄電池を導入する場合は10kWh以上の容量がおすすめです。 

参考:環境省「省エネ家電って何? 子どもと一緒に「消費電力」を調べてみよう」

参考:環境省「家庭における温室効果ガス排出量の「見える化」に関するモデル事業分析結果」p21

参考:総務省「主なメディアの利用時間と行為者率」

●補助金の条件を満たせるか確認する

ZEH補助金を利用したい人は、条件を満たせるか確認しておきましょう。補助金をもらうためには、新築住宅に以下のような設備を導入する必要があります。

・PVTシステム:太陽光発電システム

・直交集成板(CLT):木材の繊維を交差させるパネル

・地中熱ヒートポンプ・システム:地中熱を空調や給湯に利用するシステム 

設備の導入数が増えるほど補助金額も増加するので、一度に設置する数を増やすほどお得です。補助金の条件は忘れずにチェックしておきましょう。 

参考:環境共創イニシアチブ「ZEH支援事業」p4

●太陽光発電の出力に対し容量が大きい蓄電池を選ぶ

蓄電池は太陽光発電の出力に対し容量が大きいものを選ぶのがおすすめです。太陽光発電で発電した電力は自家消費するだけでなく、蓄電池に貯められます。しかし、太陽光発電の発電量が蓄電池の容量を超えると放電してしまい、電力を貯められず節電効果が低下してしまいます。 

蓄電池の容量が大きければ放電されず、貯めた電力を売却して利益を出すことも可能です。節電して出費を抑えるためにも、蓄電池は太陽光発電の出力より大きい物を選びましょう。

●オール電化の家電と併用できるかチェックする

オール電化住宅では、蓄電池で家電を利用できるかチェックする必要があります。オール電化住宅におけるエコキュートやIHは、200Vの電源で使用する設備です。しかし、蓄電池は100Vにしか対応していないものがあります。 

電圧を間違えると、家電が故障しかねません。エコキュートやIHを使いたい場合に蓄電池を導入するなら、200V対応かチェックしましょう。 

参考:三菱電機「よくあるご質問」

参考:一般社団法人日本電機工業会「ハイパワー家電をお使いになるために「単相3線式100V/200V配線」が必要です」

5.オール電化住宅の防災にはポータブル蓄電池もおすすめ!

 

パススルー&UPS機能を搭載Jackeryポータブル電源1000 New

オール電化住宅で防災対策を充実させるためには、ポータブル蓄電池もおすすめです。ポータブル蓄電池は以下のような特徴を持っています。

・設置・配線工事が不要

・据置型の蓄電池より安価

・コンパクトサイズで持ち運び可能 

ポータブル蓄電池は工事が一切不要。価格も数十万円で済むため経済的です。サイズも小さいので、キャンプ先に持ち運べば電源として利用できます。 

ポータブル蓄電池は電子レンジや炊飯器などの一般的に家庭で使用する家電はほとんど使えます。スマートフォンの充電や電気毛布にも使用できるので、非常時の電源としてうってつけです。オール電化住宅で非常時の対策を目指す人は、ポータブル蓄電池を活用しましょう。

6.オール電化住宅の停電対策におすすめなポータブル電源とソーラーパネルのセット3選

 

オール電化住宅では、非常時の停電対策としてポータブル電源が有効です。普通の蓄電池を導入すると、およそ70万円以上かかります。ZEH支援事業を利用すれば、55万円~100万円ほどの補助を受けられますが、利用者数に限りがあるため確実ではありません。 

ポータブル電源ならば数十万円で約10年間、さまざまな家電を節電可能です。ポータブル電源を買うなら、当社の「Jackery Solar Generator」のようなソーラーパネルとのセット商品を選ぶと良いでしょう。「Jackery Solar Generator」には以下のようなメリットがあります。

・大規模災害時には避難所に持ち込んで使える

・ベランダや庭にパネルを置くだけでカジュアルに太陽光発電して電気代を節約できる

・キャンプ・車中泊のようなアウトドアシーンでも電力を自給自足できる

・一般的な太陽光発電システムと違い設置工事が一切不要で導入しやすい 

ここでは少人数から大人数まで対応できる、3種類のポータブル電源・ソーラーパネルセットを紹介します。オール電化住宅で防災や節電を目指す人におすすめです。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、専用のアプリでさまざまな機能を使えます。電力残量・充電状況などを把握してバッテリーモードを選べば、バッテリーの長寿命化が可能です。緊急充電モードを使えば1時間で充電が完了するため、非常時の避難先でスマートフォンを充電したいときにも役立ちます。

●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セットは、長寿命のポータブル蓄電池です。毎日充電した場合でも寿命は約10年使用できます。設置費用が70万円を超える通常の蓄電池に比べて、圧倒的に安く済みます。製品回収サービスもあるため、リサイクル料金もかかりません。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セットは、優れた発電効率を誇ります。過去のソーラーパネル(PERC)よりも少ない光量で発電できるため、曇りの日でも充電可能です。付属のキャスターを使えば山道でもラクラク運べます。

まとめ

 

オール電化と蓄電池の併用には以下のメリットがあります。

・年間2万円以上節約できる

・非常時の電源として使用できる

・ZEH支援事業で55万円~100万円の補助金をもらえる 

節電とガス代削減による節約が大きなメリットですが、蓄電池自体の設置には70万円以上かかります。補助金制度の利用者数も限りがあるため、迷う人も多いでしょう。 

予算がオーバーしてしまう人には、ポータブル蓄電池(ポータブル電源)がおすすめです。この記事で紹介した「Jackery Solar Generator」なら、12万円~35万円ほどで購入できます。設置工事がなく持ち運びができるため、非常時の避難先やキャンプ先での電源としても活用可能です。地震や台風などの災害に対策したい人は、ポータブル蓄電池の導入を検討しましょう。

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