1.キャンピングカーで車中泊ができる場所3選【初心者にもおすすめ】
キャンピングカーで車中泊ができる場所として初心者におすすめの場所は、以下の3つです。
・RVパーク
・オートキャンプ場
・道の駅
ここでは、3つの場所の特徴を詳しく解説します。
①RVパーク|キャンピングカーでの車中泊に特化した有料の駐車スペース
RVパークは、キャンピングカーでの車中泊に特化した専用の有料駐車スペースです。日本RV協会が認定しており、安心して車中泊を楽しめるのが特徴です。2023年には全国のRVパークの数は300カ所を超え、温泉施設や宿泊施設などさまざま場所でRVパークが設置されています。
参考:一般社団法人日本RV協会『日本RV協会認定車中泊施設「RVパーク」』
利用料金は施設によって異なりますが1泊2,000円前後で、誰でも利用できます。外部電源・水道設備・トイレなどが整備されていることもあり、キャンピングカー初心者が最初に選ぶ宿泊地としておすすめです。
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②オートキャンプ場|キャンピングカーの乗り入れ可能なキャンプ場
オートキャンプ場とは自家用車やキャンピングカーを乗り入れて利用できるキャンプ場のことで、以下のような特徴があります。
・区画(サイト)が明確に分けられている
・予約制になっていることが多い
・AC電源や専用シンク、温水シャワーなどの設備が整っている
・テント近くに車を駐車できるため、大きな荷物の出し入れがスムーズにできる
このような充実した設備があることで、キャンピングカー車中泊の初心者でも安心して利用できます。
一方で普通のキャンプ場と比べると料金が高めなことや、自然を楽しむような雰囲気になれないことが懸念点です。そのためオートキャンプ場は、とくに利便性を重視する方におすすめします。
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③道の駅|休憩・情報発信・地域連携の機能を有する、地域振興を目的とした施設
道の駅とは休憩・情報発信・地域連携の機能を有する地域振興を目的とした施設です。駐車場は24時間無料で利用でき、移動中の休憩場所にもなります。
ただし国土交通省の見解によると道の駅はあくまで休憩施設で、宿泊目的の利用を推奨していません。
道の駅では、以下のような行為を控えたほうがよいでしょう。
・仮眠の範囲を超えた長時間滞在
・道の駅の営業が始まっても長時間駐車場に居座り続ける行為
・2日以上の長期滞在
あくまで一時的な利用を前提とし、公共マナーを守った行動が求められます。
2.キャンピングカーでの車中泊は危険?注意点と対策まとめ

「キャンピングカーでの車中泊は危険じゃないの?」と不安に感じている方も中にはいます。ここでは、キャンピングカーで車中泊するにあたって注意したほうがよいことと対策を解説します。
●一酸化炭素中毒|エンジンのつけっぱなしに注意する
車中泊中の事故の1つが、エンジンのつけっぱなしによる一酸化炭素中毒です。密閉された車内でエンジンをかけ続けると排気ガスが車内に入り込み、車内の一酸化炭素濃度が上昇しやすくなります。
一酸化炭素は無色無臭のため気づきにくい一方、中毒症状に陥ると最悪の場合は命に関わります。
就寝時はエンジンを切り、車内の換気を定期的に行いましょう。また「一酸化炭素チェッカー」を持参しておくと、音や光で危険を知らせてくれます。
●熱中症|車内の締め切りで発症リスクが上がる
キャンピングカーの車中泊では、熱中症にかかる可能性があります。車内を締め切ることで温度と湿度が上昇し、発症リスクも上がります。
とくに夏場や晴天時は、エンジンを切ると車内温度が40°Cを超えることもあるため危険です。車内で熱中症を引き起こし、最悪の場合は命に関わる危険もあります。
熱中症リスクを軽減するためには、以下のような対策が有効です。
・窓やベンチレーターで通気を確保する
・冷感寝具・ポータブルクーラーを活用する
・こまめに水分を補給する
車内に長時間滞在する際は外気との温度差に気を配り、こまめに水分補給するようにしましょう。
●エコノミー症候群|狭い車内で同じ体勢で居続ける
エコノミー症候群とは、狭い車内で同じ体勢で居続けることによって起きる症状です。
食事や水分を十分に取らない状態で車などの狭い空間に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良により血液が固まりやすくなります。すると血栓が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。
キャンピングカーの車中泊でのエコノミー症候群を予防するために、以下を心がけてください。
・定期的に、軽い体操やストレッチをする
・こまめに水分補給する
・服装をゆったりしたものにして、ベルトをきつく締めない
・かかとの上げ下ろし運動や、ふくらはぎをマッサージする
・眠るときは足を上げる
できる限り水平に足を伸ばせるスペースを確保しましょう。
●公共施設内でのマナー違反|騒音を控え、車中泊禁止エリアに停めない
キャンピングカーの車中泊を公共施設内でするときは、以下のようなマナー違反は避けてください。
・アイドリング音や話し声、車の出入りなどで騒音を出すこと
・車中泊禁止エリアに停めない
1人の迷惑行為が、近隣住民やほかの利用者の迷惑になるケースがあります。キャンピングカーで車中泊する前には、宿泊予定地のルールやマナーを確認しておきましょう。
●防犯対策不足|とくに女性は事件に巻き込まれやすい
キャンピングカーの車中泊では、外部からの侵入やトラブルに備えた防犯対策が必要です。とくに女性は事件に巻き込まれやすく、深夜の覗きや窃盗・暴行などの被害リスクが高くなります。
車中泊中の出入りの際には、必ずドアロックするようにしてください。そして人目の少ない場所や暗所での車中泊は、犯罪のターゲットになりやすい傾向があるため用心しましょう。
3.キャンピングカー車中泊に必要な持ち物リスト【必須&便利グッズ】
キャンピングカー車中泊に必要な持ち物リストを「必須グッズ」と「便利グッズ」にわけて表にして紹介します。
●【季節別】キャンピングカー車中泊に必要なものリスト
キャンピングカー車中泊に必要なものを、夏と冬にわけて紹介します。
┃夏のキャンピングカー車中泊に必要なものリスト
夏のキャンピングカー車中泊に必要なものは、以下です。
ジャンル |
具体例 |
暑さ対策 |
・ポータブル扇風機 ・サーキュレーター |
電源確保 |
・ポータブル電源 |
睡眠環境 |
・遮光カーテン |
虫よけ対策 |
・虫除けスプレー |
換気・通気性 |
・網戸付きパネル |
水分補給 |
・飲料水 |
夏の暑さ対策は命に関わる問題でもあるため、通気性を確保しつつ電源を活用した冷却グッズを導入しましょう。また、虫対策や熱中症防止にも十分な配慮が必要です。
┃冬のキャンピングカー車中泊に必要なものリスト
冬のキャンピングカー車中泊に必要なものは、以下です。
ジャンル |
具体例 |
防寒対策 |
・毛布(電気毛布) ・厚手の寝袋 |
電源確保 |
・ポータブル電源 |
加熱器具 |
・カセットガスストーブ |
換気装置 |
・一酸化炭素チェッカー ・換気ファン |
衣類 |
・ヒートテック ・フリース素材の衣類 |
冬の夜間の冷え込みは想像以上になることが多く、防寒対策と電源確保が何より重要となります。命の安全や快適な睡眠に直結するものを準備してください。
●キャンピングカー車中泊であったら便利なものリスト
キャンピングカー車中泊であったら便利なものは、以下です。
ジャンル |
具体例 |
電源・充電 |
・ポータブル電源 ・DC-ACインバーター ・延長コード |
照明 |
・LEDランタン ・ヘッドライト |
冷暖房 |
・携帯用扇風機 ・小型セラミックヒーター |
調理・食事 |
・ポータブル冷蔵庫 ・卓上IHクッキングヒーター ・電気ケトル ・小型炊飯器 |
寝具関連 |
・エアマット ・ブランケット ・アイマスク |
収納・整理 |
・折りたたみ式収納ボックス ・マグネットフック ・突っ張り棒 |
衛生用品 |
・ポータブルトイレ ・除菌スプレー ・車内用ゴミ袋 ・ウェットティッシュ |
快適グッズ |
・耳栓 ・スマホスタンド ・読書ライト ・コンパクトテーブル |
セキュリティ |
・外付けカーテン ・車内用防犯アラーム ・窓用目隠しシート |
以上のアイテムは、長時間の滞在や過酷な環境下での車中泊でストレスを軽減するのに役立ちます。
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4.キャンピングカーの車中泊をより快適にするために「Jackeryのポータブル電源」を準備しよう

キャンピングカーでの車中泊では暑さ・寒さ対策とともに、車内の快適性を保つための電源確保が重要です。電源確保には、工事不要で導入できる持ち運び式蓄電池「ポータブル電源」をおすすめします。
中でも「Jackery(ジャクリ)ポータブル電源」は、冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品も安定して動かせる大容量・高出力モデルが揃っています。ソーラーパネルと組み合わせれば電源のない場所でも充電可能で、長期間の車中泊や災害時でも電力が確保できるため安心です。また騒音が30dB以下(深夜の郊外の静けさや、ささやき声に相当するレベル)で、キャンプの雰囲気も壊しません。
Jackery(ジャクリ)は世界累計500万台以上の販売実績を持ち、日本語サポートも充実しています。防災製品等推奨マークも取得済みで、非常時にも役立ちます。Jackery(ジャクリ)のポータブル電源を導入して、キャンピングカーの車中泊をより快適にしましょう。
5.キャンピングカーの車中泊に関するよくある質問
キャンピングカーの車中泊に関するよくある質問と回答をまとめました。
●キャンピングカーの車中泊でエアコンを使う場合は、何か工夫が必要ですか?
キャンピングカーの車中泊でエアコンを使う場合は、以下2点の工夫が必要です。
・十分な電力供給源を用意する(ポータブル電源などを併用する)
・排熱ダクトを設置し、排気を正しく外に逃がす
事前に対策しておくことで、夏でも快適な車中泊を送れます。
関連人気記事:車中泊でエアコンを使いたい!ポータブル電源で動く?容量・選び方・注意点
●京都市内でキャンピングカーの車中泊ってできる場所ある?
京都市内でキャンピングカーの車中泊ができる場所は、以下のRVパークや施設の駐車場です。
・RVパーク京都北
・RVパーク京都中央
・RVパーク クルマ旅ステーション
・StandOut KYOTO
・京都御苑中立売駐車場
・スーパー銭湯の伏見力の湯駐車場
いずれも車中泊を安心かつ快適に行うための選択肢として有効です。
●キャンピングカーで車中泊する際に、トイレやシャワーはどうしてる?
キャンピングカーで車中泊する際のトイレ・シャワー対策は、以下の表で解説します。
トイレ |
・RVパークやキャンプ場のトイレを利用する ・道の駅に立ち寄る ・ポータブルトイレで済ます |
シャワー |
・キャンピングカーに付いているシャワーを利用する ・スーパー銭湯や日帰り温泉を利用する |
トイレやシャワーが不安でキャンピングカーの車中泊をためらっていた方も、公共施設の利用やポータブル設備を活用することで十分に快適な車中泊を楽しめます。
●キャンピングカーでの車中泊中の電源はどのように確保する?
キャンピングカーでの車中泊中の電源は、以下の方法で確保してみてください。
・RVパークやオートキャンプ場などで提供されているAC電源から電気を引く
・キャンピングカーに搭載されているサブバッテリーを使う
・ポータブル電源を活用する
・ソーラーパネルを使用して太陽光発電する
使いたい電化製品に応じて、どのくらいの電力を使うのか事前に把握しておきましょう。
●キャンピングカーをレンタルする場合の1日の相場は?
キャンピングカーをレンタルする場合の1日の相場は車種や時期によって異なりますが、以下が目安となります。
・軽キャンパー:8,000円~15,000円程度
・バンコン:15,000円~25,000円程度
・キャブコン:20,000円~30,000円程度
また、週末やゴールデンウィーク、お盆などのハイシーズンは料金が上がる傾向があります。
●冬のキャンピングカーの車中泊を快適に過ごす方法は?
冬のキャンピングカーの車中泊を快適に過ごすには、防寒対策と電源確保が必須です。厳しい冷え込みによる体調不良を防ぐために、以下のような対策を取りましょう。
・防寒対策として、電気毛布や厚手の寝袋を用意しておく
・電源を確保するために、・ポータブル電源を導入する
・加熱器具として、カセットガスストーブを用意する
また一酸化炭素中毒を防ぐためにも、一酸化炭素チェッカーを準備しておくことも忘れないでください。
まとめ
キャンピングカーで車中泊ができる場所として初心者におすすめの場所は、以下の3つです。
・RVパーク
・オートキャンプ場
・道の駅
キャンピングカーでの車中泊を楽しむためにも、正しい知識を身につけて快適に過ごすために準備しましょう。
また、暑さ・寒さ対策のためにも電源確保が重要です。Jackery(ジャクリ)のポータブル電源には、大容量・高出力など用途に合わせたモデルを多く揃えています。その中から自分の使い方や予算に合ったものを選んで、安心・安全な車中泊を楽しんでください。