【冬キャンプ】電気毛布におすすめのポータブル電源とは?|2枚使える容量や一晩に必要な容量を紹介!

近年のアウトドア人口の増加に伴い、ポータブル電源の購入を検討する方が増えています。ポータブル電源はキャンプだけでなく、災害時や緊急時の非常用電源としても活躍します。特に冬の寒い時期には電気毛布を使う方も多いため、ポータブル電源によって簡単に暖を取れるのは大きなメリットです。 本記事では電気毛布向けのポータブル電源の選び方や、電気毛布におすすめのポータブル電源を解説します。

屋外で電気毛布を使うにはポータブル電源が必須

電気毛布は寒い時期の冬キャンプや車中泊はもちろん、災害によりインフラが正常に稼働していない際、火やガスを使わずに安全に暖を取れるため便利です 。

災害やキャンプ時に電気毛布を使いたい場合、ポータブル電源が役立ちます。

主要な暖房機器の消費電力を比較してみると、ヒーター・エアコンが1,000W程度、こたつが100~300W程度、ホットカーペットが200~500W程度です。一般的な電気毛布の消費電力は50W程度のため、電気毛布であれば限られたポータブル電源の電力を効率よく使うことができます。

 

ポータブル電源で電気毛布は何時間使える?

電気毛布の使用時間は、電気毛布の消費電力(W)とポータブル電源の電気容量(Wh)から計算できます。具体的な計算方法は下記のとおりです。

【計算方法】ポータブル電源の電気容量(Wh)÷ 電気毛布の消費電力(W)

例えば電気毛布の消費電力が50Wの場合、以下のように使用時間が求められます。

  • ・300Whのポータブル電源:6時間(300Wh÷50W)

・500Whのポータブル電源:10時間(500Wh÷50W)

電気毛布の使用枚数が増える場合

災害時やキャンプで電気毛布を複数枚使用する場合、枚数が増えると消費電力も大きくなるため、使用枚数に応じて容量の大きいポータブル電源が必要です。例えば消費電力が50Wの電気毛布を6時間使いたい場合、以下のとおり必要なポータブル電源が違いますので注意しましょう。

  • ・2枚使う場合:50W×6時間×2枚=600Wh以上のポータブル電源が必要
  • ・3枚使う場合:50W×6時間×3枚=900Wh以上のポータブル電源が必要

気温によっても使用可能時間が異なる

ポータブル電源にはリチウムイオン電池が使用されています。リチウムイオン電池は温度に影響を受けるため、高・低温の状況では充電効率や出力低下が生じやすくなります。そのため、ポータブル電源には動作温度が定められています。状況次第では8時間使えるはずなのに、実際には5時間しか使えないといったことも起こり得ます。

  • 冬場に使うことを前提とした場合、以下のような特徴を持ったポータブル電源を選ぶと良いでしょう。
    ・低温状態、特に氷点下でも使える
  • ・対応温度の範囲が広い

また電源メーカーの保温バッグに入れておくのも、極度に冷やさないために有効です。

電気毛布の出力を弱めれば使用時間を長くできる

電気毛布の出力を弱めれば消費電力が下がるため、長時間の使用が可能になります。先ほど電気毛布の使用可能時間を求めるにあたり、電気毛布の消費電力を50Wとして計算しましたが、これは一般的な電気毛布における最大出力時の値です。もしも電力を30Wに抑えた場合に、電気容量が600Whのポータブル電源で電気毛布を使うと、以下のように使用可能時間に差が生じます。

  • ・出力50Wで使う場合:600Wh÷50W = 12時間
  • ・出力30Wで使う場合:600Wh÷30W = 20時間
  •  

電気毛布向けのポータブル電源の選び方

電気毛布向けのポータブル電源を選ぶ際、注目すべきポイントは次の5点です。

【電気毛布向けのポータブル電源の選び方】

  • ・バッテリーの容量
  • ・出力波形
  • ・出力ポートの形状
  • ・安全性の確認
  • ・電源以外の便利な機能

災害時の非常用電源としてポータブル電源を購入する場合は、2~3日程度使用可能な容量とLEDライトを備え、ソーラー充電に対応した製品を選ぶと良いでしょう。では具体的にそれぞれのポイントを詳しく解説していきます。

バッテリーの容量

バッテリーの容量を検討する前に、電気毛布の消費電力を確認しましょう。一般的な電気毛布の消費電力は50Wであり、寒い夜間に使うことを考えると6~7時間程度使える容量があると良いでしょう。使う電気毛布が1枚であれば300~350Whの容量が必要です。2枚なら700~800Wh程度の容量があると良いでしょう。

キャンプや車中泊以外に、災害時の備えとしてポータブル電源を購入する際は、電気毛布以外の家電にも使えるよう1,000Wh以上の容量があると安心です。

ただし容量が大きければその分、高価になり、サイズや重量も大きくなります。目的を考えずにとりあえず容量が大きいものを買うのではなく、どんな場面でどんな機器を何台つなぐのか、ポータブル電源の使用用途を具体的に考えて選びましょう。

出力波形

出力波形とは、ポータブル電源に蓄えた直流電流(DC電源)を交流電流(AC電源)に変換する際に使用される、インバーターという部品から出力される電気波形のことを指します。

出力波形には正弦波と、正弦波に疑似的に近づけた矩形波の2種類があります。家庭やオフィスの一般的なコンセントから出力されているのは交流の正弦波、または純粋正弦波と呼ばれる出力波形です。家庭用電源で使うテレビ、スマートフォン、暖房機器、パソコンといった電気機器の大半は、正弦波の電気で使うことを前提としています。そのため、正弦波を出力するポータブル電源であれば用途を選ばず使えるため使い勝手が良いでしょう

しかし、一部のポータブル電源は低価格を実現するために、正弦波ではなく矩形波を出力するインバーターを搭載しています。矩形波を出力するポータブル電源に正弦波を前提とした電気機器をつなぐと、正常に動作しなかったり、故障や劣化を引き起こしたりなどのトラブルが生じる恐れがあります。ポータブル電源に繋ぐ電気機器の対応波形をチェックし、適した波形の製品を選びましょう。

出力ポートの形状

出力ポートの形状も使い勝手を大きく左右します。一般的なポータブル電源には、以下の3種類の出力ポートが備わっています。

  • ・AC出力
  • ・USB出力
  • ・DC出力

AC出力は、一般的な家庭用電源のコンセントと同じ交流100Vの電力を出力します。電子レンジや電気ケトル、IHクッキングヒーター、扇風機、スマートフォン、タブレット、パソコンまで、大半の家庭用電気機器で使用可能です。USB出力(タイプA、タイプC)は、パソコンにも備わっている出力ポートです。

スマートフォンやタブレットは、AC出力のコンセントからはACアダプターを介さないと充電できませんが、USB出力であればUSBケーブルを直結して充電ができます。加えて、車のシガーソケットと同様のDC出力が備わっており、車載冷蔵庫など車載専用の電気機器への電源供給が可能です。

ポータブル電源に挿して使う機器を具体的に考え、必要なポート数がそろっている製品を選びましょう。スマートフォンやタブレットへの充電をあまり重視しない場合や、ACアダプター経由で充電できれば十分な場合は、汎用性の高いAC出力が充実した機種がおすすめです。車載専用の電気機器を使うのであれば、DC出力もあることが必須です。

安全性の確認

電気を扱う以上、ポータブル電源の安全性は気になるところです。ポータブル電源の安全性を認定するマークとして、防災安全協会推奨マークとPSEマークの2種類があります

【安全性の指標になるマーク】

  • ・防災安全協会推奨マーク:防災安全協会の認定を取得した製品を示すマーク。「災害時に有効に活用できて安全と認められる防災用品」と認定された製品が使用可能。
  • ・PSEマーク:電気用品安全法で定められた技術基準適合義務、検査義務などを履行しPSEマーク検査に合格したことを示すマーク。ACアダプターの安全性が示されている。

ポータブル電源は、リチウムイオン電池を搭載した電気機器です。リチウムイオン電池は高出力で優れた特性を持つ便利な電池ですが、異常発熱や火災、破裂のような重大事故も多発しています。そのため認定マークを確認し、安全性の高い製品を選ぶ必要があります。

またPSEマークはACアダプターに対する安全性を示すマークであることから、ポータブル電源にACアダプターがないモデルにはPSEマークがありません。仮にPSEマークがなくても安全性が劣ることを意味するわけではため、ACアダプターの有無を確認すると良いでしょう。

電源以外の便利な機能

ポータブル電源の中には、電源以外にも役立つ機能が搭載されているものもあります。近年増えているのがソーラー充電機能を搭載した機種です。通常のポータブル電源の電力はバッテリーのため、使い切ったら充電が必要ですが、ソーラー充電に対応した機種であれば充電し忘れていても太陽光発電パネルさえあれば充電できるため、キャンプや車中泊での連泊時はもちろん、災害時にも役立つでしょう。

ライト機能を搭載した機種では、キャンプや車中泊だけでなく、災害時や停電時に電源が確保できない状況でも照明器具として活用できるため便利です。他にもUSB経由の高速充電に対応している機種もあります。スマートフォンといった端末やケーブルも高速充電に対応している必要がありますが、対応していれば端末を素早く充電できます。

電気毛布におすすめのポータブル電源

最後に電気毛布におすすめの、1,000Wh程度の容量を持つポータブル電源をご紹介します1,000Wh程度の容量があれば、50Wの電気毛布3枚を6時間程度使えるため、寒い冬でも一晩中安心です。

Jackery Solar Generator 1000 Pro 800Wポータブル電源およびソーラーパネルを発売するJackery(ジャクリ)社の人気機種「Jackery ポータブル電源 1000」の上位モデル「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」と、ソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」のセット商品です。

1,002Whの大容量を備えており、炊飯器やオーブントースター、ヒーターなどの家電製品を使用しても数日にわたって電源を供給できます。

セットのソーラーパネル4枚をフルに使った場合、従来品より大幅に短い1.8時間でフル充電可能です

消費電力40~50Wの電気毛布なら約34時間使用できます。停電時でもソーラーパネルから充電できるため、アウトドアや車中泊、災害時や非常時の電源確保まで、幅広い用途で使用できる安心感があります。

市販の同クラス(1,000Wh)のポータブル電源と比べても、小型軽量のため手軽に持ち運べます静音設計により室内で使っても駆動音は気になりにくいでしょう。安全性に関する認定マークはUN38.3、PSE、防災安全協会推奨の各種認定を取得済みで、高温、過充電・過放電、過負荷、過電流に対する保護機能を備えています。決して安くはありませんが、さまざまな特長から納得感のある価格と言えるでしょう。

Jackeryポータブル電源各機種の詳細比較はこちらへ

Jackery Solar Generator 1000 Pro 800Wのスペック情報は下記:

項目

該当する仕様

安全性に関する記載・マーク

UN38.3、PSEマーク、
防災安全協会推奨マーク

バッテリー容量

1,002Wh

定格出力

1,000W

対応周波数

50/60Hz
(周波数は自動切替)

出力形状

AC出力×3(AC出力は正弦波)

USB-A出力×2
(QuickCharge3.0対応)

USB-C出力×2
(PowerDelivery対応)

その他の機能

ソーラー充電
(最大4枚接続可能)

大きさ

約364×262×255mm

重さ

約11.5kg

【こんな人におすすめ!】

非常時や車中泊、アウトドアだけでなく、日常においてもソーラー発電の電力を普段使いするエコライフが実現できます。ポータブル電源をさまざまなシーンで使いたい方におすすめです.

ポータブル電源はこんなふうに使える!庭や車中泊での活用方法を紹介

まとめ

近年のアウトドア人気の盛り上がりで注目を集めるポータブル電源は、テント泊や車中泊だけでなく、災害時や停電時のような非常時まで幅広い使い道があります。最近のポータブル電源にはソーラーパネルを接続して充電する機能を備えた製品も多く発売されています。

ソーラーパネルにより非常時やアウトドア時のポータブル電源の再充電だけでなく、平常時でも電力を自給自足するライフハック的な使用法も考えられます。ポータブル電源の購入にあたっては、電源に接続する電気機器の入力形状や消費電力、必要電力量を考え、安全性を示すマークを確認しながら適切な製品を選びましょう。

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