1.買ってはいけない軽自動車に乗る4つのリスク
大前提として、実際には「買ってはいけない軽自動車」と断言できる車は存在しません。しかし、自身の用途やライフスタイル、使用環境に合わない軽自動車を購入したり、費用を抑えるために中古車を選んだりした場合にはトラブルや後悔につながるケースがあります。
以下のリスクについて事前知識を持っておけば、購入後に大きな後悔へ発展するのを防げます。軽自動車選びに失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。
①事故時の安全性が低い
一般的に、軽自動車は普通自動車と比較すると衝突時の安全性が低いとされています。特に以下の点に当てはまる場合には注意が必要です。
・エアバック数が少ない
・安全運転支援機能が搭載されていない
・衝突試験の評価結果が低い
自動車の安全性を客観的に評価できるJNCAP(自動車アセスメント)は、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)のWebサイトで確認できます。
②維持費が高くなる
購入費用や税金、保険料を抑えるために軽自動車を選んでも、燃費が悪かったり、故障リスクが高かったりする車種であれば結果的に維持費用が高くなるケースがあります。
中古車を購入する場合には、年式や走行距離、整備歴について入念に確認しておくと良いでしょう。燃費に関しては、カタログだけでなく、実燃費レビューが参考になります。
③長距離運転で疲れやすい
車体が小さい軽自動車は小回りが効き、街乗りなどに優れている一方で、高速道路に乗ったり、長距離を移動したりする場合には疲れを感じやすいでしょう。
軽くて小さな車体は横風の影響を受けやすく、パワー不足を補う形でエンジン回転が高くなりやすいため、騒音や振動が増えてしまいがちです。快適な長距離運転を求める方は、軽自動車ではなく、別の車種を検討するのがおすすめです。
④売却時に値段がつきづらい
軽自動車の場合でも年式が古かったり、車体状態が悪かったりすれば売却時に値段がつきづらい傾向にあります。他にも、定番色や需要の高いグレードを外すと想定以上に査定金額が伸びません。購入の段階から売却を見越した車・モデル・グレード選びが重要です。
2.買ってはいけない軽自動車の特徴7選

「絶対に購入を避けるべき」と言える車種はないものの、購入後の後悔を避けるために、軽自動車を選ぶ際には以下の点に注意しておくと良いでしょう。中古車選びから新車購入時まで使える知識なので、軽自動車選びで失敗を防ぎたい方は、ぜひ参考にしてください。
●特徴1|事故歴・修復歴がある中古車
事故で車体フレーム部分に損傷があり、修復歴があった軽自動車は避けたほうが良いでしょう。走行中の安定性が悪かったり、修復歴のない車体と比較すると、衝突時の安全性能が劣っていたりします。中古車を購入する際には「修復歴」があるか必ず確認してください。
●特徴2|車両価格が極端に安い軽自動車
価格が極端に安い軽自動車は避けるのがおすすめです。相場価格から大きく乖離している場合は事故歴・水没歴・整備放置があった可能性があり、修理が発生した結果、購入費用が高くつく場合があります。購入前に情報確認をしたり、下回りの点検を依頼しましょう。
●特徴3|安全性能が低い軽自動車
年式の古い軽自動車の場合は、現在の衝突安全基準を満たしていない可能性があり、注意が必要です。一方で、最新の軽自動車には衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能などの運転支援システム(ADAS)が標準搭載されている車種があります。
安全性能の確認には、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が実施している自動車アセスメント(JNCAP)が参考になります。軽自動車を購入する際には、最低限、JNCPAの水準を満たした車種を選ぶのが重要です。
●特徴4|燃費性能が悪い軽自動車
軽自動車は一般的に燃費性能が高いものの、以下の特徴がある車種の場合は想定以上に燃費が悪く、ランニングコストがかかるケースがあります。
・ターボ機能(ターボエンジン)を搭載している
・車体重量のある車種
・4WD車
上記の特徴は運転の快適さや、使用目的に影響するので、購入前に入念に検討しましょう。
●特徴5|用途に合わない軽自動車
軽自動車の枠組みの中にも複数のタイプがあるため、使用用途に合わない車種を選んでしまうと買ってから後悔する可能性があります。
一度に乗車する人数が多い場合や、荷物が多い場合にはハイトワゴンやスーパーハイトワゴンがおすすめです。一方で街乗りがメインで、より取り回しがやすい車種や乗車人数が2名ほどであればロールーフも良い選択肢になるでしょう。
●特徴6|年式が極端に古い軽自動車
年式が極端に古い軽自動車の場合は、現行の安全基準を満たしていなかったり、運転支援システムが搭載されていなかったりする場合があります。他にも、電気系統の装置や機器の劣化が進んでいる可能性があります。
販売店の許可が得られれば実際に試乗したり、エンジンを掛けてエアコンやスピーカー、パワーウィンドウなどが十分に機能しているかを確認しておくと良いでしょう。
●特徴7|車両の状態が不明な中古車
中古車選びでは、車両の状態を確認するのが特に重要です。以前のオーナーがどのような乗り方をしていたかは修理歴や「整備記録簿」で確認できます。
他にも、冠水車や塩害車は見た目では判断が難しいものの、内部の劣化が進んでいる可能性があるため、購入前は忘れずに販売店に確認しましょう。
3.買ってはいけない軽自動車を選ばないための対策3選
軽自動車の購入は「何を参考に」「どの店舗で」「どの車種を選べば良いか」を明確にしておく必要があります。いざ購入した後に「買わなければ良かった」と後悔しないためにも、以下で紹介する代表的な対策方法をぜひ参考にしてください。
どの対策も重要でありながら、簡単にできて費用負担もないため、軽自動車選びだけでなく、今後の自動車購入時にも役に立つでしょう。
①信頼できるディーラーで購入する
軽自動車を購入する際は、信頼できるディーラーを選ぶのが重要です。正規ディーラーや整備工場を併設している販売店なら保証や整備体制が充実している場合が多く、さらに購入後の点検や修理もスムーズに対応してもらえます。
信頼できるディーラーかどうか判断するポイントは大きく以下の5点が挙げられます。
・見積や費用がわかりやすくて、明確
・購入後のアフターサービスがある
・保証内容が充実している
・豊富な在庫があり、取り扱っている車両の質が高い
・スタッフに十分な知識と提案力がある
上記の点を抑えれば、軽自動車購入が初めての方や初心者でも、信頼できるディーラーを見極められて、安心して軽自動車の購入へと進めるでしょう。
②口コミやレビューを参考にする
店舗に関する口コミや、車種のレビュー情報は軽自動車選びに重要です。実際に店舗を利用した方や軽自動車を購入した方ならではの実体験が知れ、貴重な情報源として役立ちます。
特に納車後の対応や故障時のサポート、スタッフの説明のわかりやすさなど、具体的な内容に注目すると信頼性を判断しやすくなります。車種の情報に関しても、カタログには載っていない詳細部分まで確認できるでしょう。
③用途から必要な性能を明確にする
軽自動車を選ぶ際には、自分の目的や用途を明確にし、そこから逆算して必要な性能を見極めるのが重要です。特に以下の点を購入前に明らかにしておきましょう。
・乗車人数や荷物スペース容量
・求める燃費性能
・坂道や悪路を走行する機会や頻度
・高速道路の利用の有無や頻度
軽自動車でも機能や性能を求めれば求めるほど、購入コストは増加します。限られた予算内で自分や家族が満足できる軽自動車を選べるよう判断基準を持っておくのが大切です。
4.買ってよかったと言われる軽自動車3選
数ある軽自動車の中でも、次に紹介する3車種はユーザーから「買ってよかった」と支持されています。どの軽自動車を選べば良いかわからない方は、ぜひ参考にしてください。
いずれの車種も独自性のある機能を持ち合わせているため、自身の用途にあったものを選べば、より満足度の高い買い物になるはずです。
①ホンダ|N-BOX

出典:ホンダ│N-BOX
N-BOXは「センタータンクレイアウト」によって軽自動車にも関わらず、後部座席でも広い室内空間を確保しているのが特徴です。また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」搭載で、街乗りから遠出まで、快適な運転をサポートしてくれます。
中古車市場でも流通台数が非常に多いため、予算や好みの装備に合わせて選びやすい点もユーザーからの支持を集めている点です。
②ダイハツ|タント

出典:ダイハツ│タント
タントには、リアシート側のドアが大きく開く「ミラクルオープンドア」機構が採用されています。助手席側の柱が一切なく、かつリアシート側のドアはスライド式のため、他メーカーの軽自動車と比較して、よりスムーズな乗り降りを実現しています。
また、広々とした室内と運転席のロングスライドシート構造により、車内から出る必要がなく、後部座席に移動可能です。荷物を積み込む機会が多い方や、後部座席に子どもや年配の方を乗せる機会がある方に、特におすすめの車種です。
③スズキ|スペーシア

出典:スズキ│スペーシア
スペーシアの魅力は軽自動車とは思えない広々とした室内空間です。スクエアボディと高い天井で、後部座席に大人が乗っても頭上や膝周りには十分なスペースが確保されています。
さらに「マイルドハイブリッド」システムを搭載し、燃費を向上させつつ発進時や加速時にエンジンをアシストするため、軽自動車でも力強くてスムーズな走りが可能です。
5.軽自動車の電気供給源に!ポータブル電源とは

軽自動車に搭載されているバッテリーは低容量のものが多く、電装品を多用するとバッテリーが上がるリスクがあります。電気供給源としてポータブル電源を活用すれば、バッテリーにかかる負担を軽減するのに役立つでしょう。
ポータブル電源とは、内部の大容量バッテリーに電気を蓄え、コンセントのない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。軽自動車のシガーソケットやUSB電源では対応できない出力にも対応できるため、車内で使えるアイテムの幅が広がります。
軽自動車にポータブル電源を導入するメリットは、以下のとおりです。
・ポータブルファンや電気毛布を使い、快適に車内で過ごせる
・電気ケトルを使い、車内にいながらで温かい飲み物や食事が摂れる
・車載冷蔵庫を使い、食材や飲み物を冷蔵保存しておける
・LEDライトを点ければ、夜間でも車内で明かりが確保できる
・スマートフォンやタブレットなど複数のデバイスを同時に充電できる
軽自動車に備えるポータブル電源は、創業から13年間で世界販売台数500万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製品がおすすめです。業界最大級の軽量コンパクト設計で、軽自動車の限られた室内にも気軽に積み込めます。
さらに、最短60分という業界屈指の急速充電が可能です。100%の電池残量で保管した場合、1年経過しても自然放電はわずか5%なので、使いたい時にすぐ使えます。
6.買ってはいけない軽自動車に関するよくある質問
軽自動車選びの際に多くの方から寄せられる、よくある質問について解説します。軽自動車といっても、購入時には多額の費用が必要です。購入後の後悔が少しでも減らせるよう軽自動車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
●買ってはいけないとされる中古軽自動車の走行距離は?
中古軽自動車において、走行距離が10万kmを超えているかが、1つの目安です。10万kmを超えている車は、エンジンやサスペンションなどの足回りのパーツの劣化が進んでいる可能性が高く、購入後に交換が必要になる場合があります。
ただし、10万kmを超えていても、定期的にメンテナンスされていれば、問題なく乗れる車両もあります。購入前に点検記録簿や消耗部品の交換履歴を確認し、必要に応じて追加整備を行うのが重要です。
●買ってはいけない軽自動車を買ってしまった際の対処法は?
新車で軽自動車を購入した場合は、比較的大きなトラブルは起こりにくいですが、中古車を購入した際は、長く快適に乗り続けられるように以下の定期的なメンテナンスが重要です。
・エンジンオイル交換
・タイヤの溝・空気圧のチェック
・バッテリーの状態確認
・消耗品の点検・交換
中古車の購入を検討している場合は、万が一の故障に備えて保証がついた自動車を選んでおくのが事前にできる対処法の1つです。
●買ってはいけない軽自動車メーカーと車種は?
現状、買ってはいけない特定の軽自動車メーカーや車種はありません。ただし、軽自動車といっても、車両の高さの違いで大きく3つの種類に分けられています。乗り心地や価格、向いている人が異なるので、購入前に確認しておくと良いでしょう。
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スーパーハイトワゴン |
ハイトワゴン |
ロールーフ |
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室内空間 |
車高が高く、かつ広い |
広い |
狭い |
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向いている人 |
荷物が多い・ファミリー層 |
ファミリー層 |
1〜2人の少人数 |
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新車価格 |
150万〜250万円 |
130万〜200万円 |
100万〜200万円 |
長距離移動や高速道路を頻繁に利用する方なら、軽自動車ではなくコンパクトカーを購入したほうが燃費や走行性能面で満足できるケースがあるため、併せて検討してください。
●軽自動車を買ってはいけない人の特徴は?
軽自動車の乗車定員は法的に4名までと決められているため、それ以上の人数で乗車する機会がある方は購入を控えた方が良いでしょう。また、荷物スペースにも限りがあるため、4人で乗車した上で荷物を多く積む予定がある方は注意が必要です。
他にも、ハイブリッドカーのような燃費性能や、ターボエンジン搭載車のように走行時のパワーを求める方は軽自動車以外の選択肢を考慮したほうが良いでしょう。
まとめ
「この車種だけは絶対に買ってはいけない」という軽自動車はありませんが、現実的には購入後の後悔につながりやすいケースがあります。軽自動車を購入する目的や用途が明確になっていない場合や、中古車を購入する場合には特に注意してください。
本記事を参考にすれば、心から納得した上で、自分にとって満足度の高い軽自動車を購入できます。ぴったりの1台を見つけて、カーライフを思いっきり満喫してください。
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