在宅避難の備蓄品ガイド!快適に自宅避難するグッズは?必要なものを徹底解説

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地震や台風が起きたとき、避難所よりも在宅避難のほうが安全に過ごせるケースがあります。とはいえ「災害時の在宅避難って何があればいいの?」と気になる人もいるでしょう。

 

この記事では、在宅避難に欠かせない備蓄品とあわせて、自宅避難の快適性を高めるグッズを紹介します。災害時でもストレスが少ない避難生活をしたい人は、この記事をチェックしてみてください。

目次

1.在宅避難に役立つ備蓄品リスト

 

在宅避難には以下の備蓄品が役立ちます。 

3日~7日分の水と非常食

携帯トイレ

カセットコンロ

ポータブル電源とソーラーパネル

下着類

ウェットティッシュ・タオルなどの衛生用品

携帯ラジオ

LEDランタン

エマージェンシーシート

ラップ・新聞紙・ポリ袋 

一つずつ確認していきましょう。

3日~7日分の水と非常食

農林水産省は、災害が起きてから救援物資が届くまで約3日間を想定しています。ただし、道路状況が悪いと支援が遅れかねないため、7日分の水と非常食の用意が望ましいです。 

非常食の例を以下にまとめたので、参考にしてください。 

水21ℓ

米1kg

レトルトご飯

レトルト食品(牛丼・カレーなど)

カップ麺

乾麺(うどん・パスタ)

食パン・シリアル 

なお、非常食は日持ちしやすいとはいえ、入れ替えずに放置すると消費期限が過ぎてしまいます。期限切れを防ぐ方法として、日持ちする食品を日常生活に取り入れて、使った分を補充する「ローリングストック法」がおすすめです。 

参考:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」

携帯トイレ

災害で断水が起きればトイレが使えなくなるため、携帯トイレは在宅避難の必需品です。 

また断水時のアパートやマンションで、上の階の住人がトイレを使うと下の階で汚水があふれる危険性があります。掃除に手間もかかり、衛生面で心身の調子を崩しかねません。災害から立ち直ったあとの人間関係が、ぎくしゃくしてしまうことも。携帯トイレを用意して、災害時の衛生問題に備えましょう。 

参考:国土保全局 下水道部「災害時のトイレ、どうする?」

カセットコンロ

災害への対策としてカセットコンロは欠かせません。電気・ガスが供給停止するとガスコンロや電子レンジが使えず、カップ麺などのインスタント食品が食べられなくなります。東日本大震災が起きたとき、ライフラインの全面復旧まで以下の日数がかかりました。 

電気:6日

水道:24日

ガス:34日 

ライフラインの復旧は電気が優先されるものの、それでも6日経過しています。ガスの復旧にいたっては1カ月を必要としました。カセットコンロを用意して、災害時のライフライン停止に対応しましょう。 

参考:日本気象協会「備蓄品はこれが必要(知る防災)」

ポータブル電源とソーラーパネル

手軽に携帯できるバッテリー装置「ポータブル電源」とソーラーパネルは防災対策に不可欠です。 

ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせれば、持ち運び可能な小型の太陽光発電システムとして使えます。ライフラインが長期間停止しても「スマホの電池切れ」や「非常食が食べられない」などの困りごとを減らせます。 

また、自宅以外に避難する場合への防災グッズとしてもおすすめです。避難所で大勢の人が一斉に電気マットを使い、ブレーカーが落ちた事例があります。ポータブル電源とソーラーパネルを持ち込めば、避難所のブレーカーを落とさずに扇風機や電気毛布を長時間動かせるでしょう。 

参考:内閣府政策統括官(防災担当)「避難所に電気マット持ち込み、何度も落ちたブレーカー」

下着類

災害時の避難生活では、皮膚のかぶれや感染症予防のために清潔な下着が必要です。特に、免疫力が低い赤ちゃんや高齢者は、ほんの少し体調を崩すだけで命の危険性があります。下着を最低限2~3枚用意して、衛生面のリスクを避けてください。 

参考:杉並区公式ホームページ「妊娠中の方、 乳幼児がいるご家族の方へ~ - 知っておきたい!」

ウェットティッシュ・タオルなどの衛生用品

体をふいて清潔に保つためには、ウェットティッシュやタオルなどの衛生用品が欠かせません。災害時は断水が長期間続きやすく、体を洗う水・お湯を用意できなくなります。衛生用品を備蓄して、在宅避難中も体の汚れを落とせるようにしておきましょう。

携帯ラジオ

携帯ラジオは、スマホ以外での災害情報収集に役立ちます。携帯は大切な人と連絡を取るために取っておきたいところ。不安になってスマホを使いすぎると、すぐにバッテリー切れを起こします。長い在宅避難中にスマホを温存するためにも、携帯ラジオの備蓄がおすすめです。

LEDランタン

懐中電灯は停電時の明かりとして有効ですが、一方向しか照らせません。部屋をまんべんなく明るくするなら、全方向を照らせるLEDランタンがおすすめです。 

当社Jackery(ジャクリ)のLEDランタンは最大8時間使用可能で、暗くなるのが早い冬でも就寝前まで使えます。さらに、搭載された内臓バッテリーでスマホやタブレットを充電可能で、モバイルバッテリーの役割もこなせる防災グッズです。 

エマージェンシーシート

エマージェンシーシートは、体温の保持に効果的です。断熱・保温性能が高く、床に敷けば冷たさを軽減できるので冬の防寒対策に力を発揮します。 

ポータブル電源とソーラーパネルがあれば扇風機や電気毛布を使えますが、悪天候で発電できなくなるかもしれません。エマージェンシーシートを使って、ポータブル電源の電力を節約しましょう。 

参考:農林水産省「地震・津波等防災に関する留意点について教えてください。」

ラップ・新聞紙・ポリ袋

地震や台風への防災対策として、ラップ・新聞紙・ポリ袋は必須の備蓄品です。これら3つの道具は、次のような使い道があります。 

ラップ:食器を覆って洗い物を減らせる

新聞紙:毛布と一緒に使って寒さ暑さをしのげる

ポリ袋:綺麗な布を使ってオムツを作れる 

水の節約や就寝時の体温保持、オムツがなくなったときの代替品用意まで、さまざまな事態に対処できます。

関連人気記事:在宅避難に必要な備えとは?メリット・デメリットや心得ておくべき注意点も解説

2.自宅避難を快適にするグッズ5選

 

キャンプでポータブル電源の使い道

備蓄品以外にも、以下の防災グッズで自宅の避難生活を快適にできます。 

軍手

スリッパ

薄手の服(複数枚)

USB式湯たんぽ

小型冷蔵庫 

どんな利便性があるか見ていきましょう。

軍手

軍手は、床に散らばった割れ物を片づけるのに役立ちます。割れた食器やガラス片を手作業で掃除すれば手を切ってしまうだけでなく、貴重な消毒液や絆創膏を使わなければなりません。ケガを放置すると感染症にかかる恐れもあります。安全に割れ物を処分するためにも、軍手の用意がおすすめです。

スリッパ

スリッパは足裏の怪我を防ぐのに有効です。災害時に素足で歩くと大きな家具を避けようとして、目に入りにくい破片を踏む可能性があります。安全に歩けるようにスリッパを常備しておきましょう。

薄手の服(複数枚)

体温を維持する方法として、薄手の服の重ね着は効果的です。服を複数枚着用すると保温・断熱効果が高まり、厚いコートよりも体温を高めやすくなります。暖房で厚着する必要がない部屋なら、服を脱いで調節することも可能です。

USB式湯たんぽ

USB式湯たんぽは、冬の在宅避難生活に欠かせない防災グッズです。普通の湯たんぽはお湯がなければ使えませんが、USB式は充電すれば何度でも使えます。災害時には断水が起きやすく、湯沸かしできない事態を想定しなければなりません。 

ただし、停電時でもUSB式湯たんぽが使えるように、ポータブル電源などの非常用電源も用意しておきましょう。

小型冷蔵庫

災害時でも野菜や飲み物を安全に保管する方法として、小型冷蔵庫がおすすめです。非常用電源で給電する必要はありますが、当社Jackery(ジャクリ)のポータブル電源 2000 Newなら、60Wの小型冷蔵庫を約27時間動かせます。消費電力200Wの冷蔵庫では、8時間ほどしか持ちません。 

自宅避難中でも新鮮な食材を食べたい人は、小型冷蔵庫とあわせてポータブル電源を用意しましょう。

関連人気記事:避難所に持って行かない方がいいもの7選!本当に必要だったものも厳選

3.在宅避難のメリットとデメリット

 

在宅避難は避難所での生活と比べて、以下のメリットとデメリットがあります。 

メリット

デメリット

● プライバシーを確保できる

● ストレスが少ない環境で過ごせる

● 避難所への危険な移動を避けられる

● 感染症から身を守れる

● 自宅が倒壊するリスクがある

● 停電や断水への備えが必要になる

● 地震や津波の被害を受ける可能性がある

● 支援物資や災害情報を受け取りに行く必要がある

避難所よりも大きなメリットは、やはり慣れた環境で過ごせることです。会ったことがない人と同じ空間で数日間、数週間も過ごす生活は大きなストレスになります。また、コロナやインフルエンザに集団感染する恐れもあり、体調を崩しやすい赤ちゃんや高齢者は衛生面に特に気を付けなければなりません。 

在宅避難のデメリットは、自力で一定期間過ごす必要があること。公的機関の支援が始まるまで3日ほどかかり、インフラの状況が悪ければ支援物資到着が遅れるかもしれません。 

自宅の備蓄品が足りなくなれば、避難所まで徒歩で向かう必要も出てきます。しかし、大地震や大津波で道路が壊れ、そもそも避難所まで辿り着けないかもしれません。在宅避難を長期間続けるためには、豊富な備蓄品とポータブル電源などの防災グッズを揃える対策が重要です。 

なお、お住まいの地域によっては、車中泊で過ごす人や在宅避難者を支援する拠点があります。万が一に備えて、市・区役所などの防災危機管理課で場所を聞いておきましょう。 

参考:国土交通省「住宅・建築物の耐震化について」

参考:内閣府防災情報「在宅・車中泊避難者等の支援の手引き」

4.マンション住まいなら在宅避難!倒壊のリスクが小さい建物

 

マンション住まいなら在宅避難!倒壊のリスクが小さい建物

現在のマンションは基本的に優れた耐震性を備え、震度6強ほどの地震なら倒壊しにくいとされています。 

参考:「港区マンション震災対策ハンドブック~在宅避難のすすめ~」概要版 

備蓄品が不足したり部屋が壊れたりしなければ、マンションで生活するほうがいいでしょう。避難所の収容人数には限界があるため、自宅で過ごせる人は自宅で過ごすのが鉄則です。 

ただし、中には耐震性能が不足しているマンションもあります。マンションの耐震性能を調べ、避難生活できるかを確認しておきましょう。また、災害時のアクシデントを防ぐために以下のルールも重要です。 

ルール

目的

断水中はトイレを使わない

下の階で汚水があふれないようにするため。

被災直後はエレベーターを使わない

エレベーターに閉じ込められないため。

被災直後は家電・水道を使わない

漏水や通電火災を起こさないため。

トイレから汚水があふれれば、個人では対処しきれない悪臭や衛生面の問題で自分や周辺住民が生活できなくなるリスクも考えられます。ルールを守り、マンション内の住人に迷惑をかけない行動が大切です。 

なお、区や市役所などで防災対策を支援している場合があるので、不安がある人は相談しましょう。

関連人気記事:マンションが地震で倒壊する可能性は?地震発生時の4つのリスクを解説

5.停電の心配から開放!在宅避難にはJackeryポータブル電源

 

長期間の自宅避難では、家電を継続して使うための非常用電源が必須です。容量と出力に優れたポータブル電源があれば、停電時でも冷蔵庫や電子レンジを動かして快適な避難生活を送れます。 

また、折り畳みのソーラーパネルとセットで使えば、太陽光発電で繰り返し充電できるのでライフラインの復旧が遅れる事態にも対応可能です。 

さらに、自宅で避難生活できない場合でも、避難所に持ち運べばスマホの充電・扇風機や電気毛布が使えます。自宅避難を快適にするだけでなく、避難所での生活にも備えたい人はJackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。 

一例として、当社のJackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットの特徴を見ていきましょう。 

寝室で使っても気にならないレベルの静音性で、寝るときの邪魔になりません。持ち運びもしやすく、小さな音で赤ちゃんが起きる部屋からも簡単に移動させられます。また、高効率の自己放電率を誇り、1年間充電せずとも90%の電力量を維持。使う機会が少ない人も安心です。

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まとめ

 

災害時に在宅避難をする人は、備蓄品と防災グッズの準備が必須。市や国の支援が届くまで3~7日ほどの日数を想定して、水・非常食・衛生用品などを欠かさず用意する必要があります。 

また、避難生活をできる限り快適にするなら、以下の防災グッズが効果的です。 

軍手

スリッパ

薄手の服

USB式湯たんぽ

小型冷蔵庫

ポータブル電源・ソーラーパネル 

気象庁の推測によれば、今後30年以内に東日本大震災クラスの「南海トラフ大地震は」が70~80%の確率で起きるとされています。いつ大災害が起きてもあなたの命と生活を守れるように、防災対策を実践しましょう。 

参考:気象庁「南海トラフ地震に関連する情報」

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