フェーズフリーとは?認証を受けた商品の一例や防災グッズ7つを紹介

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昨今、人々の防災意識を高め、同時に日常生活の利便性も向上させることを目的としてフェーズフリーの概念が注目されています。しかし、聞き馴染みのない方は、どういった考え方なのかや、防災との関係性がわからないのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、フェーズフリーの概念や、認証を受けた商品の一例について解説します。フェーズフリーのおすすめ防災グッズ7選も紹介するので、緊急時に安心できるように備えておきましょう。

目次

1.フェーズフリーは日常時と非常時の境界線をなくす考え方

 

フェーズフリーは日常時と非常時の境界線をなくす考え方

フェーズフリーとは、日常時と非常時の境界線をなくす考え方を指します。身の回りにあるものを日常時だけでなく、非常時にも役立つデザイン・設計にするのがフェーズフリーです。 

フェーズフリーは、災害大国である日本において人々の防災意識を高める考え方として、注目されています。地震や風水害にあった直後は、人々の防災に関する意識は高いです。しかし、日が経つとともに防災意識は薄まっていきます。 

日常的に防災への取り組みを行い、被災した際の被害を減らす目的で、フェーズフリーの考え方が広まりました。 

最近では、多くのフェーズフリー製品が販売されています。防災用としてだけでなく、日常生活の質までも向上させるデザイン・設計のものがほとんどです。 

フェーズフリー製品で日常生活の質を向上させながら、災害にも備えていきましょう。

2.フェーズフリーで意識すべき5つの原則

 

日常時と非常時の境界線をなくす考え方であるフェーズフリーでは、以下5つの原則を意識する必要があります。 

・常活性:どのような状況においても使えること

・日常性:日常から使えること、日常の感性に合っていること

・直感性:使い方、使用限界、利用限界がわかりやすいこと

・触発性:気付き、意識、災害に対するイメージを生むこと

・普及性:誰でも気軽に利用、参加できること 

5つの原則を通して、フェーズフリーへの理解を深めていきましょう。

①常活性:どのような状況においても使えること

常活性は、どんな状況においても利用できることを意味します。フェーズフリーにおいては、 日常時にも非常時にも幅広く利用できる汎用性と、それぞれの場面で優れた機能を発揮できる有効性が重要です。つまり「災害時にしか使えないもの」ではなく、「普段使いしつつ、災害時に活躍するもの」がフェーズフリーにおける「常活性のあるもの」を指します。

②日常性:日常から使えること、日常の感性に合っていること

日常性とは、緊急時だけでなく日常生活でも使えるか、普段から愛着を持って使えるかの指標です。普段の生活の中で手に取りやすいか、販売しやすいかも求められます。

③直感性:使い方、使用限界、利用限界がわかりやすいこと

直感性は、

④触発性:気付き、意識、災害に対するイメージを生むこと

触発性は、気づきや意識、災害に対するイメージを生む製品であることを指します。たとえば、災害で通行止めになっている箇所がわかる「カーナビ」も触発性のある製品です。フェーズフリー製品を通して、防災への意識を高められるかが重要だとされています。

⑤普及性:誰でも気軽に利用、参加できること

普及性は、製品自体に面白さや革新性があり、周りに広めたくなるかの指標です。たとえば、目新しく話題になりやすいプリウスのプラグインハイブリッド車は、災害時には非常用電源の代わりとしても役立つ普及性のある商品です。身近な人やSNSを通して多くの人に広められれば、フェーズフリーが当たり前の生活に近づくでしょう。

3.フェーズフリーの認証を受けた商品の一例を紹介

 

フェーズフリーの認証を受けた商品

ここでは、フェーズフリーの認証を受けた商品の一例として以下の7つを紹介します。 

・Jackery ポータブル電源 600 Plus

・Jackery Solar Generator 600 Plus

・浄水器SESERA

・日常で使える防災スリッパ

・防犯ブザー付きポータブルライト「ポタラ」

・EVERYONEポンせん

・明治ほほえみらくらくミルク 

参考:フェーズフリー認証商品 

普段の生活に導入できる商品がないか見ていきましょう。

●Jackery ポータブル電源 600 Plus

ポータブル電源とは、内蔵されたバッテリーに電気を蓄え、電源コンセントがない場所でも電子機器や家電製品に電力を供給できる持ち運び可能な蓄電池です。Jackery ポータブル電源 600 Plusは、約7.3kgと手軽に持ち運べるサイズながら、スマホを約24回充電可能。また電気毛布を約8時間も使用できるなど緊急時に役立つ製品です。

合計5つのポートが搭載されており、複数のデバイスを同時に充電できます。複数人でのキャンプや旅行の際にJackery ポータブル電源 600 Plusがあれば、充電を気にせずスマホやタブレットを使えるでしょう。

●Jackery Solar Generator 600 Plus

Jackery ポータブル電源 600 Plusとソーラーパネルがセットになった商品です。災害時でも太陽光さえあれば発電して電気を使えます。ソーラーパネルは業界最高峰のエネルギー変換効率を誇っており、曇りの日でも効率良く発電可能です。

キャンプなどのアウトドアに持って行けば、電気ケトルでお湯を沸かして朝からコーヒーを飲んたり、ホットプレートで手軽に肉や野菜を焼いたりできます。

●浄水器SESERA

浄水器SESERAは、普段は家庭用の高性能浄水器として使用でき、緊急時には雨水など水道水以外の原水から飲用水を作ることができる商品です。水道が普及した後には、カートリッジを交換して再び浄水器として使用できます。

●日常で使える防災スリッパ

日常で使える防災スリッパは、踏抜きを防止する丈夫なインソールによって、床に落ちた食器やガラスの破片から足を守ってくれます。また、足の形状に沿って包み込むようなフィット感や落ち着いた色・デザインなため、日常生活でも使いやすいです。

●防犯ブザー付きポータブルライト「ポタラ」

防犯ブザー付きポータブルライト「ポタラ」は、大音量の防犯ブザー機能を搭載したLEDライトです。夜間のウォーキングや帰宅時、緊急時などさまざまなシーンで活躍します。

●EVERYONEポンせん

EVERYONEポンせんは、アレルギーフリー・オールナチュラルで子供やお年寄りも安心して食べられるフードです。栄養価が高く食べやすいため、ダイエッターや子供のおやつ、お年寄りのちょっとした栄養補給に最適です。

お湯を注げばお粥や腹持ちの良いスープとして主食にもなるので、緊急時の非常食としても役立つでしょう。

●明治ほほえみらくらくミルク

明治ほほえみらくらくミルクは、調乳が不要で常温のまま赤ちゃんが飲める、乳児用液体ミルクです。専用アタッチメントをセットすると、普段から使っている哺乳びん用乳首を取り付けられるため、哺乳びんに移し替える手間がかかりません。

4.緊急時に役立つフェーズフリーの防災グッズ7選

 

緊急時に役立つフェーズフリーの防災グッズ

緊急時に役立つ自宅に備えておくべきフェーズフリーの防災グッズは、以下の7つです。 

・ポータブル電源

・救急時止血用パッド

・LEDライトや懐中電灯

・レインコート

・携帯用簡易トイレ

・サバイバルフーズ

・おしゃれな防災タオル 

気になるグッズがあれば、さっそく調べてみましょう。

●ポータブル電源

ポータブル電源は、内蔵バッテリーに電気を蓄え、電源コンセントがない場所でも家電製品を使える持ち運び可能な蓄電池です。キャンプや車中泊はもちろん、緊急時の非常用電源としても活躍すること間違いなしでしょう。 

また、ソーラーパネルに対応している製品であれば、太陽光から発電して電気を使い続けられるため、被災した後の復旧が長引いても安心です。普段使いすれば、電気代の節約にもなります。

●救急時止血用パッド

救急時止血用パッドは、出血時に素早く止血を行うための医療用品です。出血部位に当てて固定するだけで使用できるため、誰でも簡単に使えます。

また、サイズバリエーションが豊富で、さまざまな大きさの傷口に対応可能です。個別で滅菌パックに入っているものが多く、被災時でも衛生的に使えるでしょう。

●LEDライトや懐中電灯

LEDライトや懐中電灯は、すでに多くの人が利用している照明器具です。緊急時はもちろん、夜間のウォーキングやキャンプ、塾の帰りなどさまざまなシーンで活躍します。 

最近では、耐久性や防水性が高い製品が多く、地震や風水害にあった際でも壊れにくく重宝するでしょう。

●レインコート

日常生活で使用するレインコートも、非常時に役立つアイテムです。 

レインコートは雨風を防ぐだけでなく、防寒具としても機能します。地面が濡れている際には、座布団やシートとしても使用できるでしょう。また、避難所での着替えやトイレの目隠しとしても役立ちます。

●携帯用簡易トイレ

携帯用簡易トイレは、被災時やキャンプなど通常のトイレが使用できない状況に備えて設計された、コンパクトで持ち運び可能なトイレです。個別包装の処理袋と凝固剤を使用するため、衛生的に使用でき、匂いも少ないのが特徴です。 

緊急時の持ち出しバッグに入れたり、キャンプや車中泊に持って行ったりして活用しましょう。

●サバイバルフーズ(25年間の長期保存が可能な食品)

サバイバルフーズは最大25年間の長期保存が可能なため、いざという時に賞味期限切れで食べられない事態を防げるでしょう。また、3年から5年保存が一般的な通常の非常食に比べて、買い替えの手間がかからないのもメリットです。

●おしゃれな防災タオル:「ORUNET」

「ORUNET」の防災タオルは、ライフスタイルに馴染む優しくおしゃれなカラーを展開しています。タオルとしての機能をもつのははもちろん、フェイスタオルより長く、両端がメッシュ地になっているため被災時のマスクや包帯としても活躍します。

5.日常時も非常時も活躍できるポータブル電源4選

 

日常時も非常時も活躍できるポータブル電源

ポータブル電源は、手軽に持ち運べるサイズながら蓄電池に負けない容量と出力で、さまざまな家電を長い間使い続けられるのが特徴です。アウトドア時に電気毛布や扇風機を使って快適に過ごしたり、緊急時のスマホ充電やケトルによる湯沸かしを担う非常用電源にしたりと幅広く活躍します。 

中でもJackery(ジャクリ)の「Solar Generatorシリーズ」は、業界最高峰のエネルギー変換効率を誇るソーラーパネルとのセット商品です。ソーラーパネルをつなげれば、曇りの日でも効率良く発電できます。 

これから、日常時か非常時かに関わらず活躍するJackeryのポータブル電源4選を紹介するので、気になる商品がないか見ていきましょう。

●Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル:約3.6kgとコンパクトサイズで誰でも手軽に持ち運べる

Jackery ポータブル電源 240 NewとJackery SolarSaga 100Wがセットになった商品です。小型サイズなため、キャンプや車中泊、被災時の避難所などさまざまなシーンに持ち運んで活用できるでしょう。

●Jackery Solar Generator 100 Plus 40 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル:超小型サイズで飛行機にも持ち込める

Jackery ポータブル電源 100 PlusとJackery SolarSaga 40 Miniがセットになった商品です。容量が99Whであり機内に持ち込めるため、飛行機での時間を快適に過ごせるでしょう。 

また手のひらサイズなので、急に地震が起きた際でもあらかじめ用意しておいた緊急時用バッグに入れて、手軽に避難所へ持っていけます。

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル:1,500Wの定格出力を備えながら業界トップクラスの軽量設計

Jackery ポータブル電源 1000 NewとJackery Solar Saga 100をセットにした商品です。最新の耐衝撃フレーム技術を採用しているため、地震が起きた際でも壊れにくく重宝します。 

変換効率25%の高性能ソーラーパネルで日常的に発電すれば、高い節電効果も期待できるでしょう。

●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット:2,000Whの大容量で大型家電も長時間使い続けられる

Jackery ポータブル電源 2000 Newポータブル電源と200Wのソーラーパネルがセットになった商品です。長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているため、毎日使っても10年以上使い続けられるコストパフォーマンスが魅力です。

まとめ

 

災害大国である日本では、日頃から防災に対する意識を持たなければいけません。フェーズフリー商品なら、緊急時だけでなく日常生活でも有効に使えます。普段使いできるフェーズフリーな防災グッズで、今日から緊急時に備えましょう。 

まずは「ポータブル電源」と「ソーラーパネル」のセットを用意して、節電しながら災害対策をはじめてみてはいかがでしょうか。

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