1.野外フェスに最低限必要な持ち物リスト5選
大きなトラブルなく野外フェスを楽しむには、欠かせない持ち物があります。会場に着いてから「忘れた」「持ってくればよかった」と後悔しないためにも、以下の持ち物が準備できているか必ず確認しましょう。
季節や日帰り、宿泊を問わず、野外フェスに持っていくと役立つ持ち物を厳選してまとめているので、ぜひ参考にしてください。
①チケット
チケットはフェス会場への入場に必須の持ち物です。紙チケットは紛失しても再発行ができない場合が多く、紛失対策は必ず行いましょう。紛失防止の点や入場口ですぐに紙チケットを提示できるよう、チケットホルダーなどに入れて管理するのがおすすめです。
最近は紙チケットではなく、電子チケットでの管理も増えてきています。ただし、会場内で大多数が同時にアクセスした場合は、通信状況が不安定になる可能性があります。通信ができない場合を想定し、事前にスクリーンショットを撮っておくなどの対策が重要です。
②スマートフォン
スマートフォンは連絡手段の他に、会場までのアクセス方法やスケジュールの確認、写真撮影、電子チケットの提示などフェスを満喫するには欠かせない持ち物です。
あらゆる場面で活躍するスマホのバッテリー切れは、フェス体験の満足度を損ねる可能性があります。バッテリー切れに備えてモバイルバッテリーを併用するのが重要です。
③身分証明書・保険証
フェス会場では、入場時やアルコール購入時に顔写真付きの身分証明書を提示するよう求められる場合があります。スムーズな確認作業のために、あらかじめ取り出しやすい形で準備しておきましょう。紛失防止のためにチケットホルダーを活用するのがおすすめです。
また、野外で長時間過ごすフェスでは、暑さや寒さで体調を崩す可能性があります。病院受診などの万が一に備えて、健康保険証を忘れずに携帯しておきましょう。
④タオル
タオルは季節を問わず、野外フェスで役立つ持ち物の1つです。単に汗を拭くだけでなく、日焼け防止や簡易的な防寒具としても活用できます。化学繊維製のタオルであれば、汗をかいても乾きが早いため、野外フェス会場でも快適な状態を維持しやすくなるでしょう。
⑤現金
キャッシュレス決済が普及したとはいえ、野外フェスでは現金を忘れずに持っていきましょう。野外フェス会場には、屋台や一部の物販ブースが並びますが、現金払いにしか対応していない店舗がまだ数多くあります。
ただし、紛失に備えて必要最低限の現金だけを持ち合わせるようにしておきましょう。荷物の軽量化のためにもコンパクトな財布を用意したり、普段から使っているカード類をあらかじめ抜いておいたりするのがおすすめです。
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2.快適な野外フェスに必要な持ち物「ポータブル電源」

野外フェスは、開放的な空間で音楽を満喫できるイベントです。一方で、暑さ・寒さ、朝晩の冷え込み、日没後の明かりの確保など環境変化への対応が課題になります。1日を通して、フェスを安全かつ快適に楽しむには、状況変化に対応するための事前準備が必要です。
ポータブル電源は快適な環境を整えたり、電源確保の問題を解消してくれたり、フェスを最大限に楽しむのに役立ちます。ポータブル電源とは、内部のバッテリーに電気を蓄え、コンセントのない場所でも家電製品が使用できる持ち運び可能な電源装置を指します。
野外フェスでポータブル電源を活用するメリットは、以下のとおりです。
・電気ケトルを使用し、フェスの最中に温かい料理が作れる
・小型の扇風機や電気ブランケットを使い、快適な気温で楽しめる
・日が暮れてもLEDランタンで明るさを確保できる
・小型冷蔵庫を常備し、飲み物をキンキンに冷やしておける
・スマートフォンやカメラのバッテリー切れの心配がなくなる
野外フェスの持ち物に含めるポータブル電源は、創業から13年間で世界販売台数500万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製品がおすすめです。業界最大級の軽量コンパクト設計で、フェス会場にも気軽に持ち運べます。
さらに、急速充電に対応しているため、家を出る前の60分で準備できる点も魅力です。UL認定の安全性、耐火性、耐衝撃性を備えているので、炎天下でも使用できます。
3.【季節別】野外フェスに必要な持ち物リスト

野外フェスに必要な持ち物は、通年で準備しておくものの他に、開催される季節によって変化します。それぞれの季節ごとの特徴を理解し、適切な準備をすることで、より快適で安全にフェスを楽しめます。
フェス会場内に持っていける持ち物には限りがあり、会場内での移動もあるため、必要最小限の量に留めておくのが良いでしょう。季節ごとに必要な持ち物をピックアップしているので参考にしてください。
●春・秋の野外フェスに必要な持ち物リスト
春や秋は快適な気温で野外フェスが楽しめる一方で、1日の中でも寒暖差が大きくなります。朝晩の冷え込みには、体温調節しやすい服装の工夫が必要です。他にも春・秋は花粉症が発生しやすい時期でもあり、以下の持ち物を準備するのがおすすめです。
・羽織りやすいアウター類(薄手のカーディガンやパーカー)
・防寒着(マウンテンパーカーや薄手のダウン)
・花粉対策グッズ
寒暖差に対応できるよう、半袖Tシャツの上にロンTを着たり、カーディガンを羽織ったりするなど、気温に合わせて調整が図れると良いでしょう。風が出てきたり、小雨が降ったりしても着用できるマウンテンパーカーがあれば、さらに安心です。
気温に合わせて衣類を脱ぎ着できれば、常に快適な状態を保てるでしょう。また春・秋の特徴として、花粉症への対策が必要になるケースがあります。快適な野外フェスのためにも、花粉症で悩んでいる方は対策をしておくのがおすすめです。
●夏の野外フェスに必要な持ち物リスト
気温が高い夏の野外フェスでは、熱中症対策が何よりも重要です。特に熱中症対策として、以下の持ち物を忘れずに準備しておきましょう。
・水筒・ペットボトル
・塩分タブレット
・冷却シート・冷却スプレー
・クールタオル
・レインコート・レインポンチョ
熱中症対策は「水分補給」と「塩分補給」の二本柱で考える必要があります。水筒やペットボトルを持参して、こまめに水分補給を行うことはもちろん、汗で失われた塩分を補給するために、塩分タブレットを持ち歩きましょう。
体温を効果的に下げられる冷却グッズも欠かせません。水に濡らすと冷たさが長続きするクールタオルや、手軽に使える冷却シート、冷却スプレーは夏の野外フェスで活躍します。
また、夏は天候が変わりやすく、突然雨に見舞われるケースがあります。雨天でもフェスが続行されたり、会場内では傘を使用できなかったりするため、レインコートやレインポンチョを忘れずに準備しておきましょう。
●冬の野外フェスに必要な持ち物リスト
基本的な持ち物の他に、冬の野外フェスでは以下の持ち物を事前に揃えておけば、より快適にフェスを楽しめます。
・防寒着(機能性インナーや防寒・防風性の高いアウター類)
・手袋
・厚手の靴下
・マフラー
・ホッカイロ
冬の野外フェスでは、重ね着をより徹底し、万全な防寒対策が必要です。重ね着をする際には汗をかいても冷えにくいウール素材の機能性インナーを着用し、中間着にはフリースやダウンベストを重ねるのが良いでしょう。
アウターには防寒性と防風性に加えて、防水性、保温性を兼ね備えたアウトドア向きのものが適しています。ダウンジャケットはこれらの機能性を持ちながら軽量なものが多いため、積極的に着用するのがおすすめです。
他にも、外気温が低い冬の野外フェスの場合は手先や足先、首もとから体温が奪われていくため、手袋や靴下、マフラー、ホッカイロなども準備しておくと良いでしょう。
4.女子の野外フェスに必要な持ち物3選
野外フェスは男女ともに楽しめるイベントですが、屋外に長時間いることは女性にとって体調面の負担になるだけでなく、美容や衛生面への配慮が必要です。基本的な持ち物の他に、野外フェスをより快適に過ごし、楽しむには以下の持ち物の存在が欠かせません。
①日焼け止めクリーム
日焼け止めクリームは長時間日差しを浴びる野外フェスで特に重要です。顔や体だけでなく、日焼けしやすい首筋や耳の後ろにも塗っておきましょう。SPF値とPA値が高く、汗や水に強いウォータープルーフタイプの日焼け止めを選ぶのがおすすめです。
日焼け止めの効果は数時間しか持続しないため、手軽に塗り直しができるスプレータイプやスティックタイプの日焼け止めを併せて携帯しておくと良いでしょう 。
②汗拭きシート
汗拭きシートは体についた汗を拭いてリフレッシュできるだけでなく、肌を清潔に保つのにも役立ちます。汗の不快感や臭いが気になりがちな夏のフェスでは重宝するでしょう。
特に冷感タイプの汗拭きシートは暑さで火照った体を冷やす効果があり、気分転換にもつながります。汗をかきやすい方や広範囲で体を冷やしたい方は、男性用の大判サイズのシートを選んでみても良いでしょう。
③ウインドブレーカー
ウィンドブレーカーは風による体温低下を防げる上に小雨程度なら耐えられるため、防風・防寒、防水対策として活躍する持ち物です。薄手で軽量なため、カバンに入れても邪魔になりにくく、使いたい時にすぐに取り出せるメリットがあります。
特に1日の中で気温差が激しい春・秋の野外フェスにも活躍する他、会場に向かう車内や電車内での冷房対策としても活用できるでしょう。
5.雨天時の野外フェスに必要な持ち物3選
野外フェスの多くは、雨が多少降ったとしても中止にならない場合がほとんどです。せっかくの野外フェスが、雨への対策不足で不快な体験にならないよう、事前に対策しておきましょう。特に以下にあげた持ち物を揃えておくのが重要です。
①レインウェア
雨対策の基本はレインウェアです。ポンチョタイプは手軽に羽織れますが、大雨の際や動き回る場面では、セパレートタイプのレインウェアを選ぶと良いでしょう。
雨天の際は、視界が悪くなるため家族や友人とはぐれる可能性があります。雨対策はもちろん、すぐに相手から認識されるような目立つ色や、デザインのレインウェアを選ぶのも野外フェスを快適に過ごすための方法です。
②着替え
衣類が雨で濡れた場合に備えて、十分な着替えを準備しておきましょう。雨に濡れた衣類を着たまま過ごせば、体温が急激に下がったり、体調を崩したりする可能性があります。
特に気温の低い時期のフェスでは、濡れた服を着続けるのは低体温症のリスクを高めます 。また、準備した着替えが雨で濡れないようバック自体に防水対策をしたり、濡れた服と乾いた服が混ざらないようにビニール袋で管理したりするなどの工夫が必要です。
③レインブーツ
野外フェス会場では、足元の対策が必要不可欠です。仮にスニーカーでフェスに出掛けて雨に合ってしまった場合、間違いなく靴は泥だらけになるでしょう。汚れた状態の靴では帰りの車内や電車に乗る際の制限につながります。
雨天時は靴が汚れるのを見越して、替えの靴や雨天時用のレインブーツを準備しておくのがおすすめです。持ち運びに便利な折りたたみ可能なブーツも販売されています。
6.家族連れの野外フェスに必要な持ち物3選

家族でフェスに参加する場合、基本的な持ち物の他に、子どもも快適な時間を過ごせるよう持ち物の準備や工夫が必要です。
荷物が増えてしまうものの、以下の持ち物を準備すれば子供を含めた家族全員が安心してフェスを楽しめるでしょう。子連れでフェス参加の予定がある方は参考にしてください。
①折りたたみチェア
野外フェス会場には限られた休憩スペースしかないため、どこでも座って休憩できる折りたたみチェアは重宝します。子供は大人よりも体力が少なく、フェス会場内を動き回ったり、立ちっぱなしで過ごしたりするのは大きな負担となるでしょう。
②帽子
日陰の少ない野外フェス会場では帽子は必須の持ち物です。日差しが強い屋外で紫外線から頭皮や目を守ったり、暑さ対策として帽子は欠かせません。
UVカット付きでツバの広いハットタイプやサンシェード付きのタイプを選ぶと、紫外線や暑さ対策に効果的です。紐付きのタイプであれば会場内で帽子を失くす心配もありません。
③イヤーマフ
子供とフェスに参加する際に見落としがちで、かつ重要な持ち物がイヤーマフです。フェスの醍醐味でもある大音量の音楽体験も、子どもの耳には負担になる可能性があります。防音用のイヤーマフを装着すれば、子どもの耳を守りつつ、十分に音楽を楽しめるでしょう。
7.野外フェスに必要な100均で買える持ち物3選
野外フェスではDAISOやセリアなどの100円ショップで購入できる商品が活躍します。100均を活用すれば準備にかかる費用が抑えられ、交通費や会場内での飲食費、グッズ購入に資金を回せます。これからフェスに参加する予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
①アームカバー
アームカバーは100均で手に入る持ち物でありながら、日焼け・紫外線対策に有効です。野外フェスは日差しが厳しい夏の開催が多く、日陰がほとんどない会場では、日焼け対策は欠かせません。中でもUVカット機能付きのアームカバーを準備しておくと良いでしょう。
②ウェットテッシュ
ウェットティッシュは、手洗い場が限られるフェス会場では重宝します。特に食事の前後やトイレの後、さらには汗をかいて肌がベタついている時にも活用できるでしょう。
消耗品のウェットティッシュは日用品としてドラッグストアなどでも購入できますが、100均であれば、安価で大量に手に入ります。
③偏光サングラス
偏光サングラスは、日差しや紫外線対策として役立つ他、おしゃれな持ち物として近年注目を集めています。屋外でもクリアな視界を確保したい方には特におすすめです。
有名メーカーやアウトドアメーカーの商品の場合は、数千円以上するため、まず使い心地を試したい場合は100均の偏光サングラスから使用するのが良いでしょう。
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まとめ
野外フェスならではの音楽体験に没入するには、快適に会場内で過ごすための事前準備が欠かせません。本記事では季節ごと、シーンごとにおすすめ持ち物を紹介しました。記事を参考に必要な持ち物を揃えて、家族や仲間と忘れられない時間を過ごしてください。
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