ポータブル電源のコンセントが生活にもたらす5つのメリット
ポータブル電源についているコンセントは、生活にさまざまなメリットをもたらします。代表的な5つのメリットについて、確認していきましょう。
使える家電の種類が増える
コンセントのあるポータブル電源は家電の使用を考慮して、定格出力や容量が大きくなっています。使える家電の種類が増えることは、代表的なメリットです。
例えば定格出力100W、容量100Whといった性能はモバイルバッテリーのコンセントにありがちですが、この機器では調理家電や理美容家電、暖房器具を使えません。一方で定格出力が1800W前後のポータブル電源なら、ほとんどの家電を使えます。
停電しても貯めた電気で家電を動かせる
ポータブル電源があれば、万が一停電した場合でもあわてずに済みます。貯めた電気で、家電を動かせるためです。
定格出力100W・容量100Wh程度のポータブル電源でも、パソコンやスマートフォンを動かし、情報収集を行えます。1日あたり4kWh程度の容量を確保できれば、停電中でも冷蔵庫など、ひと通りの家電を動かせるでしょう。
コンセントが遠い場所でも家電を使える
持ち運べることも、ポータブル電源のメリットに挙げられます。コンセントが遠い場所でも、家電を使った作業が可能です。
通常、家電を動かすためには柱や壁に固定されたコンセントにプラグをつながなければなりません。しかしポータブル電源があれば、コンセントを家電のそばに持ってくることができます。コンセントの位置を気にせず、必要な場所で家電を使えることは大きな強みです。
ソーラーパネルの活用で電気代を削減できる
ソーラーパネルで発電した電気をポータブル電源に貯めれば、そのぶん電力会社から購入する電気の量は減ります。電気代の削減を実現できるでしょう。
容量が大きい「Jackery Solar Generator 2000 Plus」や「Jackery Solar Generator 3000 Pro」を選べば、年間で1万円以上の電気代を節約することも可能です。以下の記事もあわせてご覧ください。
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旅行先や外出先、車中泊でも家電を活用できる
ポータブル電源が活躍する場所は、自宅にとどまりません。持ち運び可能な特徴を活かし、外出先や旅行先でも家電を活用できます。車に1台持ち込めば、お好きな家電を使って楽しめるでしょう。
ポータブル電源は、快適な車中泊にも役立つ機器です。「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」など大容量の機器を使えば、冷蔵庫を使った保冷や調理家電、暖房機器を使って快適に過ごせます。
ACコンセント付きのモバイルバッテリーとポータブル電源の違いは?どっちがおすすめ?
ACコンセント付きのモバイルバッテリーとポータブル電源は、重視するポイントが異なります。モバイルバッテリーは携帯性が重視され、航空機内へ持ち込める機種も多いです。一方で多種多様な機器への給電を前提としておらず、正弦波を出力しない機種が主流です。
ポータブル電源は、さまざまな機種に安定して給電することを重視した機器です。定格出力や容量が大きい機種なら、ほとんどの家電を使えるでしょう。
多くのケースでは、ポータブル電源の選択がおすすめです。但し携帯性を重視する場合は、モバイルバッテリーを選ぶとよいでしょう。
関連人気記事:AC出力はモバイルバッテリーで十分?ポータブル電源が良い理由を解説
コンセント付きのポータブル電源を上手に選ぶ9つのポイント
コンセント付きのポータブル電源は、容量もサイズもさまざまです。どの製品を選べばよいか、迷う方も多いのではないでしょうか?
あなたにフィットしたポータブル電源は、9つのポイントを押さえることで選べます。どのような点に注意して選べばよいか、詳しく確認していきましょう。
定格出力が小さいと使える家電が限られる
ポータブル電源は、定格出力によって使い勝手が大きく左右されます。定格出力が小さい場合、使える家電は限られます。パソコンやスマートフォン、扇風機、LEDライトは使えますが、調理家電はほぼ使えず、多くの暖房器具も動かせません。
一方で多くの家電は、消費電力が1500W以下となっています。1800Wや2000Wの定格出力を備えるポータブル電源なら、ほとんどの家電を使えるでしょう。ポータブル電源のコンセントを有効活用できる点も魅力的です。
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容量が少ないとすぐに電池残量がなくなってしまう
ポータブル電源を選ぶ際には、電池容量も重要なチェックポイントです。定格出力が高い製品でも電池容量が少ないと、すぐに電池切れになってしまいます。
例として、ポータブル電源で消費電力1400WのIHクッキングヒーターを動かすケースを考えてみましょう。容量が3000Whのポータブル電源なら、1.7時間使えます。一方で1200Wh程度の容量しかないポータブル電源では、1時間足らずで電池切れとなってしまいます。長時間、または頻繁にポータブル電源を使う場合は、容量にも着目してください。
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性能と重さ・大きさはトレードオフの関係にある
市販されている多くのポータブル電源には、リチウムイオン電池が使われています。容量が大きくなれば、内蔵される電池もより大きくなります。このため「容量3000Whのポータブル電源を、容量300Whと同じサイズと重さに収める」ことは困難です。
このように性能と重さ・大きさは、トレードオフの関係にあります。軽さやコンパクトさを選ぶか、性能を選ぶかの二者択一を迫られるケースも多いでしょう。
もっとも重さや大きさは、メーカーの工夫により小さくできます。Jackeryのポータブル電源は同類の他社製品と比べて、10%~50%もの小型化・軽量化を実現しています。
50ヘルツ・60ヘルツの対応を確認する
家電のなかには電子レンジなど、50ヘルツ用と60ヘルツ用で製品が分かれている場合があります。50ヘルツの地域では50ヘルツに対応した、60ヘルツの地域では60ヘルツに対応したポータブル電源を選ばなければなりません。
日本では以下の地域が50ヘルツ、それ以外の地域は60ヘルツです。
・北海道
・東北地方
・関東地方
・山梨県
・新潟県
・静岡県(富士川以東)
ポータブル電源を購入する際には、居住地や移動先の地域で使えるか確認しておきましょう。
なおJackeryのProシリーズとPlusシリーズは、50ヘルツ・60ヘルツ両方に対応しています。周波数の違いを気にする必要はありません。
関連人気記事:【メーカーが解説】ポータブル電源で電子レンジが使える!製品の選び方・おすすめ商品を解説
正弦波のものを選ぶ
ポータブル電源のコンセントは、波の形をした「交流」で電気を出力します。この波形には正弦波、矩形波、修正正弦波(修正波)の3種類がありますが、多くの家電は正弦波でないと不具合を起こすおそれがあります。ポータブル電源を選ぶなら、正弦波を出力する製品を選びましょう。
なおJackeryのポータブル電源は、正弦波を出力しますので安心です。
関連人気記事:ポータブル電源は正弦波の製品を!矩形波や修正正弦波はなぜ不向き?おすすめ商品も紹介
コンセントの差込口が多いと、同時に多数の家電を使えて便利
定格出力が高く容量も大きいポータブル電源は、同時に複数の家電を動かせます。コンセントの差込口が多いポータブル電源は、同時に多数の家電を動かせるため便利です。
Jackeryのポータブル電源「Jackery ポータブル電源 3000 Pro」「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」には、5口のコンセントを設けています。調理家電や暖房家電、パソコンなど、さまざまな家電を同時に使えることに魅力を感じる方も多いでしょう。災害に遭った際にも強い味方となります。
コンセントの差込口の形状も要チェック
家電は電圧と電流により、プラグや対応するコンセントが変わります。多くのポータブル電源のコンセント(出力ポート)は、100V・15Aのプラグを差し込めるようにつくられています。曲線的な刃を持つプラグを使う場合は、ポータブル電源を購入する前に使えるかどうか確認することがおすすめです。
充放電サイクル数の多いポータブル電源を選ぶと長持ちする
ポータブル電源を使える回数(充放電サイクル数)は、機種によって大きく異なります。せっかく購入したポータブル電源は、できるだけ長く使いたいもの。充放電サイクル数の多いポータブル電源を選ぶと、長持ちします。
1日1回充電と放電を繰り返す場合、充放電サイクル数が2,000回なら5年以上、4,000回なら10年以上使えます。多少高価でも充放電サイクル数の多いポータブル電源を選ぶと長持ちし、買い換えの手間や費用を抑えられることは魅力的です。
外付けバッテリーで拡張できる製品も魅力的
ポータブル電源本体に貯められる電池容量は、大きい製品でも2kWh~3kWhにとどまります。この容量では2時間以上にわたる煮込み料理や、暖房器具で部屋全体を暖め続けることは難しいです。
JackeryのPlusシリーズなら、外付けバッテリーを使って容量を増やすことでこの課題を解決できます。「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」は12kWh(並列接続の場合は24kWh)まで、「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」は5kWhまで拡張できる性能は魅力的です。
コンセントを使えるポータブル電源はJackery製品をおすすめ
これからコンセントを使えるポータブル電源を選ぶなら、Jackeryの製品をおすすめします。Jackery製品を選ぶことで、以下のメリットを得られます。
・リュックに入るサイズから24kWhの容量を確保できる製品まで、ラインナップが豊富
・コンセントから出力される電源は正弦波。家電を安心して使える
・ProシリーズやPlusシリーズなら5年保証。50ヘルツと60ヘルツの両方に対応
・耐火性や耐衝撃性、電池の安全性を確保する機能を搭載しているため、安心して使える
Jackeryのポータブル電源なら家のコンセントと同じようにつないで、家電を動かせることが魅力です。
おすすめするコンセント付きのポータブル電源5選
ここからはJackeryが販売するポータブル電源のなかから、おすすめする5つの製品を取り上げます。特徴を確認して、あなたに合った1台を選んでください。
Jackery ポータブル電源 3000 Pro
Jackery ポータブル電源 3000 Proは、以下のとおり優れた特長を持つ製品です。
・100Vコンセント(最大20アンペア):4口
・100Vコンセント(最大30アンペア):1口
・定格出力は3000W
・容量は3024Wh
一般的な家電のプラグには、まっすぐな2枚の金属板(栓刃)が並行に取り付けられています。このタイプのプラグを差せるコンセントは、4口までであることに注意してください。
ポータブル電源3000 Proを使えば、IHクッキングヒーターを動かしながら冷蔵庫を稼動させ、電気毛布で暖を取りながらノートパソコンで仕事できます。IHクッキングヒーターなら2時間前後、80Wのノートパソコンなら30時間以上使えます。
充放電サイクル数は2,000回あり、1日1回の充放電で5年以上使える点に注目してください。一方で高性能なぶん、重量は29kg。但しタイヤとキャリーハンドルがついているため、持ち運びしやすくなっています。
Jackery ポータブル電源 2000 Plus
Jackery ポータブル電源 2000 Plusも、高い性能を備えた製品です。
・100V(最大20アンペア)コンセント:4口
・100V(最大30アンペア)コンセント:1口
・3000Wの定格出力
・2042Whの容量(最大で24kWhまで拡張可)
ポータブル電源 2000 Plusの魅力は定格出力の大きさと、拡張可能なバッテリーです。「Jackery Battery Pack 2000 Plus」5台をつなげば、12kWhもの容量を確保できます。1400WのIHクッキングヒーターなら約7時間、600Wのストーブなら約16時間使えるため、災害時の調理や暖房にも対応可能です。
4,000回もの充放電サイクル数も魅力的です。1日1回充放電しても、10年以上使えます。これはリン酸鉄リチウムイオン電池を内蔵しているためです。重量は27.9kgありますが、キャスターやハンドルがついているためスムーズに移動できます。
Jackery ポータブル電源 1000 Plus
Jackery ポータブル電源 1000 Plusは、以下に挙げる特長を持っています。
・100Vコンセント:3口
・2000Wの定格出力
・1264Whの容量(最大で5kWhまで拡張可能)
テレビを見ながら調理家電を1台使い、扇風機を回せるコンセントの数と定格出力を備えています。リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、充放電サイクル数は4,000回と長いことも魅力的です。
電池容量の大きさも、ポータブル電源1000 Plusの特長です。「Jackery Battery Pack 1000 Plus」は3台まで接続でき、最大で5kWhまで拡張できます。小型の据置型蓄電池と同等の容量を確保できることに魅力を感じる方も多いでしょう。
本体の重量は14.5kgです。畳めるハンドルがついており、持ち運びしやすい工夫がされています。
Jackery ポータブル電源 600 Plus
Jackery ポータブル電源 600 Plusには、以下の性能が備わっています。
・100Vコンセントが2口
・定格出力は800W
・容量は632Wh
これまで紹介した機種よりも使える家電は少ないものの、扇風機やパソコン、プロジェクター、照明器具、スピーカー、電気毛布を動かせます。加えて、一部の調理家電(コーヒーメーカー、ケトル、トースターなど)も動かすことが可能です。800Wの調理家電なら40分程度動かせる容量です。
本体の重さは7.3kgと、それほど重くないことも特徴的です。ピクニックに、またパソコン用の非常用電源で役立つでしょう。
Jackery ポータブル電源 300 Plus
Jackery ポータブル電源300 Plusには、以下のとおり魅力的な性能があります。
・重量は約3.75kg。リュックに入るほどコンパクトで、片手でも楽に持ち運べる
・100Vコンセントは1口のみ
・定格出力は300W、容量は288Wh
コンパクトで軽い一方、多くの調理家電や電気ストーブは使えません。それでもノートパソコンやスマートフォン、扇風機、ライト、テレビ、電気毛布など、さまざまな家電を使えます。電池容量も80Wのノートパソコンなら3時間程度使用可能であり、外出先でのちょっとした作業にも使えます。
ポータブル電源のコンセントに関するよくある質問
ポータブル電源を使っていると、疑問が出てくるかもしれません。ここではよくある2つの質問を取り上げ、回答していきます。より良いポータブル電源の活用にお役立てください。
ポータブル電源をコンセントにつなぎっぱなしで使用するとダメですか?
機種によって変わります。以下のどちらも対応する機種であれば、コンセントにつなぎっぱなしでも差し支えありません。
・パススルー充電に対応する
・充電の容量を80%~85%に抑えられる機能を使える
上記の機能があれば、バッテリーを傷めずにポータブル電源を使えます。
上記のいずれかに対応しない機種の場合、ポータブル電源をコンセントに繋いだままで使うことはおすすめできません。電池の充電と放電を同時に行う、満充電の状態が続くなどの理由により、電池が傷みやすくなるためです。
ポータブル電源に複数のコンセントをつけて使うことができますか?
ポータブル電源にAC100Vのコンセントが複数ある場合は、複数のコンセントをつないで使えます。例えばポータブル電源にコンセントが4口ある場合は、4台まで家電をつなげられるというわけです。
一方で「AC100Vのコンセントは1つしか無いが、テーブルタップ等を使っていくつか家電をつなげる」ことはおすすめできません。家電の消費電力の合計がポータブル電源の定格出力を上回り、給電できなくなるおそれがあります。
とりわけIHクッキングヒーターなど、消費電力が大きい家電を2台以上同じテーブルタップで使うと、ケーブルが発熱・発火するおそれがあるため危険です。1つのコンセントには、1つの家電をつなぐようにしましょう。
ポータブル電源は使いたい家電に合わせて選ぼう
ポータブル電源は製品によって、コンセントの数や電池容量、定格出力が変わります。せっかく購入するなら、便利に使いたいもの。「コンセントの数が足りない」「定格出力が低いため家電を使えない」「容量が少なくすぐに電池切れになる」といったことにならないよう、使いたい家電に合ったポータブル電源を選びましょう。
ポータブル電源でコンセントを使うなら、正弦波を出力し安全性が高く、保証期間が長いJackery製品がおすすめです。豊富なラインナップのなかから、あなたに合った1台を選んでください。
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