1.5kwhの蓄電池の価格相場は約110万円
5kWhクラスの家庭用蓄電池は、補助金を使わずに導入する場合、工事費込みで約110万円がひとつの目安です。
この金額は、経済産業省が公表している資料をもとに、次の内訳から算出しています。
参考:経済産業省 家庭用及び業務・産業用蓄電システムに関する課題整理P.6
・設備費:20万円 × 5kWh=100万円
・工事費:2万円 × 5kWh=10万円(計110万円)
なお、補助金を利用した場合は負担額が変わる可能性があります。ただし、補助金の対象や条件は自治体ごとに異なり、必ず利用できるとは限りません。まずは、補助金を使わない場合の相場を知っておくと、検討しやすいでしょう。
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2.5kWhの蓄電池が向いている人・向いていない人
ここからは、5kWhの蓄電池が向いている人・向いていない人に分けて見ていきましょう。
それぞれ解説します。
●5kWhの蓄電池が向いている人
5kWhの蓄電池が向いている人は以下のとおりです。
・停電時に最低限の生活を維持したい人
・初期費用を抑えて蓄電池を導入したい人
経済産業省の資料によると、家庭の1日あたりの消費電力量は、夏季で約13.1kWh、冬季で約14.2kWhが目安とされています。

この数値と比べると、5kWhは家電を長時間フル稼働させる容量ではありません。ただし、冷蔵庫や照明など、生活に必要な電気を一定時間支えることは可能です。
容量が控えめな分、費用も比較的抑えやすく、はじめて蓄電池を検討する人でも選びやすいでしょう。
●5kWhの蓄電池が向いていない人
5kWhの蓄電池が向いていない人は、次のとおりです。
・停電時でもエアコンやIHなどを長時間使いたい人
・ 家全体の電気をほぼ普段どおり使いたい人
5kWhは最低限の電気を一定時間確保できる容量ですが、電気をたくさん使う家庭では足りないと感じることもあるでしょう。
とくにエアコンや調理家電を頻繁に使う場合、短時間で電力を使い切ってしまうことも少なくありません。また、家族がそれぞれ別の部屋で生活する家庭では、家全体に電気を行き渡らせるには容量が足りないと感じることもあります。
普段に近い電力環境を求める場合は、より大きな容量を検討したほうが安心です。
3.5kWhの蓄電池を選ぶときに気を付けるポイント5つ
5kWhの蓄電池は、価格や容量だけで決めてしまうと、思っていた使い方ができないこともあります。事前に確認しておきたいポイントは以下のとおりです。
・容量は5kWhで足りるかを見極める
・蓄電システムの違いを理解する
・容量保証の内容を確認する
・相見積もりを取って価格を比較する
・補助金の有無と条件を確認する
これらを確認したうえで、自分の使い方に合うかを判断すると失敗しにくくなります。
●容量は5kWhで足りるかを見極める
5kWhの蓄電池を選ぶうえで、まず考えたいのが「自分の家庭にとって十分な容量かどうか」です。
たとえば停電時に、必要最低限の家電に絞って使った場合、1時間あたりの消費電力量は次のようになります。
・エアコン:約900W × 1時間 → 約0.9kWh
・冷蔵庫:平均約150W × 1時間 → 約0.15kWh
・電子レンジ:約1,000W × 約10分 → 約0.17kWh
・LED照明:約10W × 1時間 → 約0.01kWh
この場合、合計の消費電力量は 約1.23kWh です。このペースであれば、4時間前後使える計算になります。家電を同時に長時間使うと消費は早く進むため、どの家電をどれくらい使いたいのかを事前に整理しておくことが重要です。
●蓄電システムの違いを理解する
家庭用蓄電池には仕組みの違いがあり、なかでも確認しておきたいのが「負荷タイプ」と「充電方式」です。これらは、停電時に使える電気の範囲や、太陽光発電との組み合わせ方に関わります。
まず、負荷タイプは次の2種類です。
・特定負荷タイプ:決められた部屋や回路だけに電気を送る方式
・全負荷タイプ:家全体に電気を送れる方式
特定負荷タイプは本体価格を抑えやすく、電気を長く使いやすい点が特徴です。一方、全負荷タイプは停電時でも普段に近い使い方ができます。
次に、充電方式を見ていきましょう。
・単機能型:蓄電池のみで使える
・ハイブリッド型:太陽光発電とまとめて管理できる
・トライブリッド型:電気自動車とも併用できる
太陽光発電を導入していればハイブリッド型、電気自動車があればトライブリッド型が選択肢に入ります。迷う場合は、専門業者に相談すると安心です。
●容量保証の内容を確認する
蓄電池の容量保証は、一定期間内に性能が大きく低下した場合の対応を定めたものです。多くの場合、「○年後に容量○%以上を保証」といった形で示されます。
ただし、この数値を下回ったからといって、必ず新品に交換されるわけではありません。実際には、点検のうえで修理や部品交換など、メーカーが状況に応じて対応します。
保証年数だけで判断せず、保証の条件や対応内容まで確認しておきましょう。
●相見積もりを取って価格を比較する
5kWhの蓄電池は、同じ容量でも販売店や工事内容によって価格に差が出ます。そのため、1社だけで決めず、複数社から見積もりを取ることが大切です。
見積もりを比較すると、本体価格と工事費の内訳や、保証内容の違いが見えてきます。金額だけでなく、説明の分かりやすさや対応の丁寧さも確認しておくと、導入後のトラブルを防げるでしょう。
●補助金の有無と条件を確認する
国や多くの自治体では、蓄電池の導入を支援する補助金制度が用意されています。補助金を活用できれば、導入時の負担を抑えられる点がメリットです。多くの場合、国と自治体の補助金は併用できます。
ただし、対象となる製品や容量、申請時期などの条件は国や自治体ごとに異なり、必ず利用できるとは限りません。また、予算に上限があり、先着順で受付が終了するケースもあります。
補助金を前提に考えすぎず、まずは補助金なしの価格を基準にし、使えれば負担が軽くなる程度に考えておくと安心です。
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4.5KWhクラスの家庭用蓄電池おすすめ5選

ここからは、5kWhクラスのおすすめの家庭用蓄電池を紹介します。
容量や出力はもちろんですが安全性や使い勝手を踏まえながら自分の生活スタイルに合う1台を選ぶ参考にしてください。
●Jackery ポータブル電源 5000Plus
Jackeryポータブル電源5000 Plusは、工事不要で導入できる移動式の蓄電池です。
定置型の家庭用蓄電池とは異なり、設置工事を行わず、購入後すぐに使い始められます。なお、家全体のコンセントから電気を使いたい場合は、別売りの切り替え分電盤が必要です。
容量は5,040Wh、最大出力は6,000Wと高く、停電時でもエアコンや調理家電などを動かせます。本体重量は約60kgありますが、キャスター付きのため、使いたい場所へ移動しながら使える点も特徴です。
ポート数は11口あり、複数の家電やデバイスを同時に使える点も特徴です。さらに、拡張バッテリーに対応しており、最大5台まで追加すると最大30,240Whまで容量を増やせます。
まずは停電時の備えとして使い、必要に応じて拡張バッテリーを追加していく方法がおすすめです。実際に使いながら、不足を感じた分だけ容量を増やしていけば、費用面と使い勝手のバランスが取りやすくなるでしょう。
●Jackery ポータブル電源 3600Plus
Jackeryのポータブル電源3600 Plusは、3,584Whの大容量と最大3,000Wの高出力を備えた、家庭防災向けのモデルです。
たとえば4人家族で停電を1日乗り切る場合、次のような機器の使用を組み合わせても、1日分の電力をまかなえる容量があります。
・ 夜間の照明(60Wh/日)
・ テレビ(200Wh)
・冷蔵庫(800Wh)
・電気毛布(1,600Wh)
・スマホの充電(240Wh)
・炊飯器(480Wh)
・電気ポット(200Wh)
これらを合計すると、1日あたりの消費電力量は約3,580Wh。停電時でも、照明や家電を使いながら、普段に近い生活を維持しやすい点が魅力です。
なお、拡張バッテリーを追加すれば最大21.5kWhまで容量を増やせます。まずは1台で備え、必要に応じて段階的に強化していく方法も良いでしょう。
●Jackery ポータブル電源 2000Plus
Jackeryポータブル電源2000 Plusは、2042Whの大容量と定格出力3000Wを備えた、持ち運び可能な蓄電池です。
エアコン(約1,000W)であれば約2.3時間、電子レンジ(約960W)なら約1.5時間稼働ができます。真夏の暑い日でも、部屋を短時間だけ涼しくしたり、電子レンジで簡単な調理をしたりと、最低限の快適さを保つことが可能です。
拡張バッテリーを追加すれば、必要に応じて容量を増やすことが可能です。エアコンの長時間運転はもちろん、冷蔵庫のように継続して使う家電も無理なく使い続けられます。停電時でも、生活に欠かせない電気を安定して確保できるでしょう。
●HUAWEI ハイブリッド蓄電システム LUNA2000-4.95-5
HUAWEIのLUNA2000シリーズは、太陽光発電と蓄電池を効率よく組み合わせられるハイブリッド型システムです。5kWhの蓄電池に加え、パワーコンディショナーや制御機器をまとめて管理できるため、電力ロスを抑えやすい点が特徴です。
将来的に蓄電容量を増やすこともでき、ライフスタイルの変化に合わせて構成を見直せます。太陽光発電をすでに導入している家庭や、長期的に安定した電力運用を考えたい人に向いているでしょう。
●京セラ エネレッツァ Plus ハイブリッドタイプ
京セラのエネレッツァ Plusは、容量5.5kWh・全負荷対応の家庭用蓄電池です。家全体に電気を送れるため、停電時でも普段に近い生活を続けやすいでしょう。
電池には、粘土の性質を活かしたクレイ型蓄電池を世界で初めて採用しています。熱に強く燃えにくい構造のため、トラブル時でも急な発熱が起こりにくく、安心して使いやすい点が特徴です。安全性を重視して蓄電池を選びたい人や、屋内設置を考えている家庭にも向いています。
5.Jackeryポータブル蓄電池なら低価格で手軽に導入できる

今回、5kWhの家庭用蓄電池の平均相場は、補助金を含めず約110万円と紹介しました。一方で、Jackeryのポータブル電源であれば、同程度の容量を80万円前後から導入できます。
家庭用蓄電池は、補助金を活用すれば費用を抑えられる場合もあります。ただし、補助金には上限額が決まっていたり、募集がすでに終了していたりと、利用条件に制限がある点には注意が必要です。
その点、Jackeryは最初から価格が明確なため、見積もりや予算を立てやすい点がメリットです。工事不要で移動して使えるため、使い勝手のよさも感じやすいでしょう。
また、5年間の保証に加え、10年使える長寿命バッテリーを採用しているため、毎日使っても長く使い続けられる点も安心です。
6.5kWhの蓄電池の価格に関するよくある質問
5kWhの蓄電池の価格に関するよくある質問をまとめました。
・蓄電池の後付け価格はいくら?
・5kWh蓄電池に使える国の補助金・自治体の助成は?
・ 蓄電池5kWhと10kWh、どちらがお得?
・5kWh蓄電池の中古品/リユース製品の価格は?
・5kWh蓄電池は元が取れる?回収期間の目安は?
ひとつずつ分かりやすく解説します。
●蓄電池の後付け価格はいくら?
補助金を使わずに家庭用蓄電池システムを導入する場合、5kWhの蓄電池は工事費込みで約110万円前後になります。主な内訳は以下のとおりです。
・設備費:20万円 × 5kWh=100万円
・工事費:2万円 × 5kWh=10万円(計110万円)
参考:経済産業省 家庭用及び業務・産業用蓄電システムに関する課題整理P.6
ただし、全負荷タイプを選ぶ場合は、工事内容が増えるため費用が高くなることもあります。まずは補助金なしの総額を基準に考えると、現実的な予算感をつかみやすくなるでしょう。
●5kWh蓄電池に使える国の補助金・自治体の助成は?
5kWhの蓄電池は国や自治体の補助金の対象になる場合があります。
実際に行っている補助金の例を見てみましょう。
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実施主体 |
補助金の目安 |
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最大60万円 |
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5万円 |
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1kWhたり1万円(上限6万円) |
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1kWhあたり1万5千円 |
国の補助金に加えて、自治体独自の助成制度を併用できるケースもあり、条件が合えば導入費用を抑えられます。ただし、対象となる製品や容量、申請時期などは制度ごとに異なり、すべての家庭が利用できるわけではありません。予算に上限があり、先着順で受付が終了することもあります。
まずは、国の補助金とお住まいの自治体の制度を確認してみましょう。
●蓄電池5kWhと10kWh、どちらがお得?
5kWhは初期費用を抑えやすく、停電時に最低限の電気を確保したい家庭に向いています。一方、10kWhは容量が大きく、エアコンなどを長時間使いたい場合でも安心感がありますが、その分本体価格は高めです。
使い方によってお得さは変わります。まずは必要な電力量を把握し、ムダなく使える容量を選ぶことが、結果的に満足度の高い選択につながるでしょう。
●5kWh蓄電池の中古品/リユース製品の価格は?
5kWh蓄電池の中古品やリユース製品は、新品より安く購入できる場合があります。
ただし、使用年数や劣化具合によって性能に差があり、容量がどれくらい残っているかを事前に確認する必要があります。また、保証が短い、または付かないケースも少なくありません。
初期費用を抑えたい場合の選択肢にはなりますが、長く安心して使いたい人は、価格だけで判断せず、保証内容や状態をしっかり確認するようにしましょう。
●5kWh蓄電池は元が取れる?回収期間の目安は?
5kWhの蓄電池は、電気代の節約だけで短期間に元が取れるケースは多くありません。使い方にもよりますが、回収までに10年以上かかる可能性が高いと考えられます。
たとえば、蓄電池だけを使い、夜に充電して昼に使う場合、節約できるのは「昼と夜の電気料金の差」ぶんだけです。
・単価差:昼42.6円 − 夜31.64円(※1) = 約11円/kWh
・1日に動かせる量(目安):5kWh × 効率0.9 = 約4.5kWh/日
・ 年間の節約額:11円 × 4.5kWh × 365日 = 約18,000円/年
(※1)参考:東京電力 夜トクプラン
この条件で計算すると、110万円 ÷ 1.8万円 = 約61年となり、蓄電池単体では電気代の節約だけで元を取るのは難しいといえます。
次に、太陽光発電と併用する場合も見てみましょう。
・価値の差:買電42.6円 − 売電8〜15円 = 約28〜35円/kWh
・1日に動かせる量(目安):4.5kWh/日(同じ)
・ 年間の節約額:28〜35円 × 4.5kWh × 365日
= 約46,000〜57,000円/年
この場合の回収期間は、110万円 ÷(4.6〜5.7万円)=約19〜24年 が目安です。
さらに補助金を活用して初期費用を抑えられれば回収までの期間は短くなりますが、それでも10年以上かかる可能性が高いでしょう。そのため、電気代の節約だけでなく、停電時の安心感や防災対策としての価値も含めて判断すると納得しやすいです。
7.まとめ
5kWhの蓄電池は、補助金を使わない場合でも約110万円が相場で、決して安い買い物ではありません。そのため、使い方や目的を明確にしたうえで選びましょう。据え置き型は安心感がありますが、工事不要で価格が分かりやすいポータブル電源も有力な選択肢です。持ち運びもできるため、用途やシーンにあわせて好きな場所で使えます。
防災をきっかけに、無理のない形で電気の備えを整えていきましょう。



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