買ってはいけないキャンピングカーとは|後悔するケース

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「キャンピングカーで自由気ままな旅を楽しみたい」という方の中には、購入したものの後悔するケースも少なくありません。サイズや装備、維持費、駐車場の確保など注意すべき点が多いのがおもな理由です。

 

本記事では、買ってはいけないキャンピングカーの特徴や後悔しないためのチェックポイントを解説します。キャンピングカーの購入を検討している方は、参考にしてみてください。

目次
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1.買ってはいけないキャンピングカーの特徴とは

キャンピングカーを見た目や価格だけで判断すると、後悔するケースがあります。ここでは、買ってはいけないキャンピングカーの特徴を見ていきましょう。

持っている免許証で乗れない

キャンピングカーを買っても、そもそも運転できなければ意味がありません。近年のキャンピングカーは大型化が進み、普通免許で運転できない車両も増えています。 

2017年の道路交通法改正以降に普通免許を取得している場合、車両総重量3.5トン以上のキャンピングカーは「準中型免許」が必要になるため注意が必要です。

参考:道路交通法 

バス型やフル装備のキャブコンタイプを購入する予定なら、普通免許で運転できるのか確認しておきましょう。

関連人気記事:キャンピングカーに必要な免許の種類は?普通・準中型・中型別の車種や選び方も紹介

駐車スペースを確保できない

キャンピングカーを購入するなら、駐車スペースの確保が大前提です。例えば、全長5mを超えるようなキャブコンやバスコンタイプは、一般的な月極駐車場では契約を断られる場合があります。自宅の駐車場に入らないなら、キャンピングカーで借りられる駐車場を探さなければなりません。 

ただし、自宅から遠すぎる駐車場では不便です。近隣に適当な駐車場を確保できない場合は、一般的な駐車スペースに対応できるキャンピングカーを選択肢に入れましょう。

必要な装備を搭載していない

キャンピングカーは、モデルによってさまざまな装備を搭載しています。ただし、自分が必要とする装備を搭載していないと、快適さを損なってしまうので注意が必要です。 

例えば、電源や水回りのないキャンピングカーは、長期滞在や寒冷地での車中泊には向いていません。またトイレがないと、小さな子ども連れや女性にとっては大きな不安材料になります。 

さらに、エアコンや電子レンジなど出力の大きい家電を使いたい人には、大容量バッテリーやインバーターが必須です。

アフターサービスに不安がある

キャンピングカーは、例えるなら「家と車のハイブリッド」です。快適性を維持するためには、不具合が発生したら速やかに対処しなければなりません。だからこそ、故障やトラブルが発生した際は販売業者の対応力が問われます。 

特に、住居スペースである架装部分の修理は、一般の整備工場では対応できないケースもあります。アフターサービスや整備体制が不十分な販売業者から購入すると、「修理ができない」「保証が受けられない」といった問題が発生する恐れがあるため注意しましょう。

2.キャンピングカーの理想と現実|買って後悔するケース

キャンピングカーの理想と現実|買って後悔するケース

キャンピングカーを実際に購入してみると「こんなはずじゃなかった」と後悔する人も少なくありません。ここでは、キャンピングカーを買ってから現実とのギャップに悩まされる、おもなケースを紹介します。

運転しにくかった

キャンピングカーは見た目のインパクトだけでなく、サイズや重量も普通車とは大きく異なります。特に、キャブコンやバスコンと呼ばれるタイプは車高があって車幅も広いため、取り回しに苦労する場合も少なくありません。 

また、狭い道やカーブの多い山道では神経を使いますし、運転に不慣れな人にとってはストレスに感じる場合もあるでしょう。見た目や装備だけではなく、運転しやすさも選択基準として重要です。

サイズが合わなかった

購入時に使いやすそうと感じた車内空間も、実際に使ってみると広すぎて持て余す、もしくは狭すぎると感じる場合があります。 

例えば、夫婦二人旅に大型車は不必要なケースもありますし、逆に4人家族で軽キャンを選ぶと就寝スペースが足りず苦労するかもしれません。 

用途や人数に合った車両サイズを見極めないと快適性を損ない、買って後悔する可能性がある点に留意しておきましょう。

利用頻度が少なかった

買った当初は「毎週末出かけよう」と意気込んでいても、実際には年に数回しか使わないというケースも少なくありません。 

キャンピングカーの保管と維持には手間とコストがかかるため、「使わないのに維持費だけかかる」状況はかなりのストレスです。 

さらに、使わない期間が長いとバッテリーが上がったり、エンジンがかからなくなったりするトラブルも発生します。あらかじめ、現実的な利用頻度をあらかじめ見積もっておくと良いでしょう。

維持費が高額だった

キャンピングカーは購入費だけでなく、税金や維持費もかかります。例えば、下記のようなコストが必須です。 

自動車税

重量税

保険料

車検代

タイヤ代など 

さらに、住居スペースの修理や点検整備費用も必要になります。キャンピングカーは、想定以上の出費が発生するケースが少なくない点を押さえておきましょう。

駐車場に置けなかった

大きなキャンピングカーを所有する場合、まず悩まされるのが駐車場所の確保です。自宅の駐車場に入らなかったり、月極駐車場を借りようにも「サイズ制限」で断られたりする場合もあります。 

特に都心部では「キャンピングカー可」の駐車場が少なく、契約できても月額料金が高額なケースも少なくありません。 

実際に「置き場がなくて売却した」というケースもあるため、購入前に必ず駐車環境を確認しておきましょう。

メンテナンスに手間がかかった

キャンピングカーは車であると同時に、家としての役割もあります。快適な状態を保つには、エンジンや足回りだけでなく架装部の点検・修理・清掃なども必須です。 

特に、快適さに関わる給排水タンク・トイレといった水回りやバッテリ-などの電装設備、エアコンは使用頻度に関係なく日頃のメンテナンスが欠かせません。放置しておくと故障の原因になるため、定期的な手入れが必要になります。

中古車を買ったら故障が多かった

コストを抑えるために中古キャンピングカーを選ぶ人も多いですが、安さだけで安易に選択するのはトラブルのもとです。中古車は前オーナーの使い方やメンテナンス状況が影響しやすく、さまざまなトラブルや不具合が頻発するケースもあります。

信頼できる販売店で保証付きの中古車を選び、可能であれば購入前に現車確認や点検を依頼しておくと良いでしょう。 

関連人気記事:軽キャンピングカーで後悔?失敗しないための選び方5選やデメリットも紹介


3.キャンピングカーの最悪な選択を防ぐチェックポイント

キャンピングカーは、決して安い買い物ではありません。購入後に「失敗した」と後悔しないためには、さまざまな項目の事前チェックが必要です。ここでは、キャンピングカー選びで確認しておきたいポイントを紹介します。

種類を理解する

まずは、キャンピングカーの「種類」を正しく理解しておきましょう。キャンピングカーには、以下のような種類があります。 

種類

特徴

おすすめな人

軽キャン

軽自動車ベース

一人旅、カップル

バンコン

ミニバンやハイエースがベース

普段使いもしたい人

キャブコン

トラックシャーシに住居スペースを架装

大人数や長期間の旅行に使いたい人

バス型・トレーラー型

大型キャンピングカー

広さ・エンジンパワー・乗り心地を重視したい人

用途や人数、運転スキルに合わせて選ぶことが重要です。例えば、ファミリーキャンプ用と夫婦二人旅用では、必要な広さや設備も異なります。自分の使い方に合った種類を見極めてから、具体的な車種選びに進みましょう。

ベッドサイズを確認する

ベッドサイズは、快適な車中泊に欠かせない重要な要素です。カタログに記載されている「定員4名就寝可」などの表記は、あくまで参考程度に考えてください。実際に寝てみると、窮屈に感じるケースも少なくありません。 

寝心地が悪いと、キャンピングカーの魅力の一つである「どこでも快適に寝泊まり」が台無しになります。実際にベッドに横になって、サイズや硬さを体感しておきましょう。

普段使いできるか確認する

キャンピングカーをレジャーだけでなく、普段使いするのかも考慮しながら選びましょう。特に、郊外に住んでいるなら通勤・買い物・子どもの送迎などで、日常的に車が必要になります。また都市部では、大きすぎるキャンピングカーだと狭い道を走行できません。 

「普段は乗らない」と割り切るか、「日常でも使えるサイズにするか」をしっかり検討しておきましょう。

無駄な装備がないか確認する

キャンピングカーは装備が多いほど便利と思いがちですが、実際は使わない装備が多いと無駄なスペースやコストを生みます。 

例えば、以下のようなものを標準装備している車種もありますが、短期間の旅行がメインなら使わない可能性があります。 

温水シャワー

大型冷蔵庫

電子レンジ 

また、上記のアイテムはバッテリーや水の消費量が大きく、管理や手間もかかります。必要な装備だけに絞り、使う機能のみにコストをかけると良いでしょう。

エンジンの種類を確認する

キャンピングカーのエンジンには、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあります。それぞれ燃費や走行性能、メンテナンスコストが大きく異なるので確認しておきましょう。 

長距離移動が多いなら、燃費の良いディーゼルの方が経済的です。ただし、ガソリンエンジンよりも部品の摩耗が激しく、メンテナンス費用が高くなるケースがあります。 

一方、ガソリンエンジンはディーゼルエンジンに比べて振動や騒音が少なく、静かで快適な乗り心地が魅力です。ただし、ガソリン価格の変動に影響を受けやすい傾向があり、燃料費が高くなる場合があります。

4.キャンピングカーの電源確保は「ポータブル電源」が最強

キャンピングカーの電源確保は「ポータブル電源」が最強

キャンピングカーの電源確保において、最強の選択肢は充電した電気を電化製品に給電できる「ポータブル電源です。 

電源サイトがない場所でも冷蔵庫や照明、スマホ充電などに安定して使用でき、快適な車中泊やアウトドアをサポートします。サブバッテリーを搭載する際のような「工事」や「配線の取り回し」も不要です。 

多くのポータブル電源はACコンセントやUSB出力、シガーソケットなどに対応しています。目的に合わせてさまざまな電化製品を使用したい方におすすめです。また、ソーラーパネルをセットして太陽光から充電できるモデルもあり、電源を確保できないシーンで重宝します。 

さらに、停電時や災害時にも活躍するなど、キャンピングカーでの使用はもちろん日常使いでも役立つ汎用性の高さが魅力です。なお、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源なら軽量設計ながら持ち運びやすく、ソーラーパネル充電にも対応しています。アウトドアから非常時まで幅広く活躍するので、チェックしてみてください。

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5.キャンピングカーに関するよくある質問

キャンピングカーを購入する前に多くの人が感じる疑問や不安を質問形式でまとめました。同じ疑問点があれば、購入する前に解決しておきましょう。

買ってよかった人の感想は?

キャンピングカーを買ってよかったという人は、下記のような感想を述べています。 

旅の自由度が格段に上がった

子どもとの思い出が増えた

寝泊まりする場所を確保する必要がない

災害時の避難場所としても安心感を得られる 

満足度はかなり高めだといえるでしょう。ただし、あくまで目的に合った車種を購入し、しっかり使いこなしている人の感想である点に留意しておきましょう。

キャブコンで後悔する理由は?

キャブコン(キャブオーバーコンバージョン)は広い車内と充実した装備が魅力ですが、「大きすぎて運転が大変」「駐車場が見つからない」といった後悔の声もあります。 

特に、都市部や狭い道が多い地域では取り回しが厳しく、普段使いには不向きです。購入前には、大きなキャピングカーに対する運転技術と保管環境を踏まえた上で検討しましょう。

キャンピングカーは何年乗れる?

キャンピングカーの寿命は、一般的には15〜20年とされています。走行距離やメンテナンス状況によって大きく異なり、10年を超えて快適に使い続けている人も少なくありません。 

ただし、車体よりも先に水回りや電装系など架装部分に不具合が出るケースも多いため、定期的な点検・メンテナンスが重要です。

ハイエースのキャンピングカーが人気の理由は?

ハイエースベースのキャンピングカーは、普段使いでも使える汎用性の高さが魅力です。専用のカスタムパーツもさまざまなメーカーから販売されており、自分好みにカスタマイズしやすい点も人気の理由となっています。 

装備によっては、初期コストを抑えられる点にも注目です。はじめにコストを抑え、必要に応じて装備を後付けしていく楽しみ方もできます。

関連人気記事:ハイエースをDIYでキャンピングカーに快適化!おすすめ内装パーツも紹介

タウンエースのキャンピングカーが人気の理由は?

近年人気を集めているのが、タウンエースをベースにした「コンパクトキャンピングカー」です。軽キャンよりも広く、ハイエースよりも扱いやすい絶妙なサイズ感が人気になっています。 

小回りが利くため、都市部や細い道でも安心して運転でき、軽量で燃費も良好です。価格帯も比較的手頃で、一人旅やカップルに最適なキャンピングカーとして注目されています。

まとめ

キャンピングカーは自由な旅を叶える一方で、選択を間違えると後悔しやすい面もあります。選ぶ際は用途やサイズ、装備を冷静に見極めて、買ってはいけないキャンピングカーを選ばないように注意しましょう。 

車内で手軽に電化製品を使うなら、業界最高水準の発電効率・安全性・耐久性を誇るJackery(ジャクリ)のポータブル電源を活用するのがおすすめです。ソーラーパネルと組み合わせれば、完全自立型の電力確保を実現します。 

静音性が高く車中泊や災害時にも安心して使えるので、活用してみてください。

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