夏の車中泊を凌ぐ扇風機おすすめ5選|選びも詳しく解説

夏の車中泊を凌ぐ扇風機の選び方!自分のクルマに合った扇風機選び

夏の暑さは車中泊にとって天敵と言えます。十分な対策を考えて望まないと、熱中症や脱水症状を引き起こしてしまう恐れもあります。今回は、夏の車中泊で暑さを凌ぐための手段、扇風機の選び方についてくわしく解説していきます。あなたの車の広さによって、扇風機の選び方は変わってきます。風力不足で暑さを凌げないことにもなりかねません。この記事を読めば、あなたの車に合った扇風機を選ぶことができるようになり、十分な対策をもって夏の車中泊に出かけることができます。

自分のクルマに合った扇風機は広さと設置場所で選ぶ

車中泊で使用する扇風機は、あなたのクルマの広さとどこに扇風機を設置するかで選びましょう。風量の強さが足りないと、暑さを凌ぐには至らないことになります。また、広さが限られた車内では、自分の居場所はあまり変えられませんよね。たとえば、

軽バンの場合:車内が狭いので設置型では場所を取ってしまう。多少風量が弱くても風は感じられるので、機能性重視で扇風機は選ぶ

ハイエースの場合車内が広いので、設置型のパワフルな扇風機で全体をカバーできるようにする。風を循環させたいのであれば、クリップ型と併用して複数用意するのも有り。

車の広さで選ぶ扇風機は変わりますが、ベースは自分がいつも居る場所を基準にして扇風機の位置は決めた方が良いです。

夏の車中泊を凌ぐ扇風機を選ぶ5つのポイント

それでは、車中泊向け扇風機の選び方を具体的にポイントに分けてくわしく解説していきます。あなたの車の仕様に合わせて、一番都合の良い場所に扇風機を置けるよう車内の配置を考えてみるのも良いですよ。

ポイントは以下の5つです。

1. コードレスで充電式であること

2. 風量が調節できること

3. 設置場所に合っていること

4. 就寝時に必要な機能があること

5. 長時間使用できること

実際に使ってみたときに不便さを感じることがないように、上記5つのポイントを参考にして扇風機を選び、実際に使用したときをイメージしてみてください。

ポイント1:コードレスで充電式であること

有線の扇風機はコードが邪魔に感じてしまいます。邪魔にならないよう車体に沿わせるにも基本的にコードは長く設計されていないので、余計な手間と工夫が必要になってしまいます。

その点、コードレスで充電式だと設置場所を考えるだけで良いのでとても便利です。車内もスッキリするので選び方のポイントとしては必須とも言えますね。

ポイント2:風量が調節できること

扇風機の風量調節ができると、使用する状況に応じて調整できるのでとても便利です。車内での体感温度や、扇風機の設置場所を変更する場合に役に立ちます。たとえば、あなたが車内のどこに居るのか。起きているときと寝るときで設置場所は変わってくる場合もあります。

比較的、遠い場所から扇風機の風を感じたいときなど、風量を調節できる機能はほしいところです。また、就寝時に長時間風にあたっていると、起きたときカラダのダルさを感じてしまうことがあります。それを防ぐために、首振り機能があればなお良いですね。

ポイント3:設置場所に合っていること

扇風機をどこに置くのかに対して、対応できる扇風機を選ぶ方が良いです。扇風機にも種類があり、

置き型(卓上のもの)

クリップ型(アシストグリップに取り付けられるもの)

兼用型(どちらの使い方でもできるもの)

など柔軟に設置場所に対応できる扇風機もあります。軽バンなど狭い空間を有効活用する場合で言えば、アシストグリップに扇風機を取り付けた方が置き場所として空間を制限されず便利です。あなたのクルマの大きさや用途によって使いやすい扇風機を選びましょう。

ポイント4:就寝時に必要な機能があること

夏場の車中泊では、就寝時にあったら便利な扇風機の機能があります。

首振り機能

タイマー機能

リモコン機能

風量切替機能

以上4つが扇風機にあると、とても便利です。夏場の車中泊では暑さで寝苦しい日もあるかと思います。眠りに落ちるまでの間、風が欲しいときにタイマー機能は必要になりますし、寝たままの状態で扇風機を操作できるリモコン機能は不便さを感じずとても重宝します。

ポイント5:長時間使用できること

熱帯夜に車内で眠るとき、朝まで扇風機を利用したいと考える方も多いでしょう。充電式の扇風機であったとしても「何時間もつのか」はぜひとも確認しておきたい性能の1つです。

「暑さで寝苦しくて起きたら扇風機が切れていた

では快眠することができずに朝を迎えてしまいます。また、扇風機の使用時間に不安であれば、ポータブル電源を使い充電しながら使用できるため便利です。時間を気にせず使用することができるので、昼間も扇風機を利用したい方は一緒に購入を検討した方が良いですね。

ハイエース級の広さの車内で使う扇風機3選

クルマの広さによっては扇風機に能力不足を感じてしまうことがあります。ここではハイエースくらいの大きな車をお持ちの方が、車中泊で使用する扇風機を新しく購入を検討する際に読んでほしい内容です。大きな車をお持ちで、その広さに合った扇風機の選び方とおすすめ3選をご紹介しています。

風量の強い扇風機を選ぶこと

ハイエース級の広さをカバーするためには、風量の強い扇風機を選ぶことをおすすめします。ハイエースの荷室の広さは、

高さ:約1,320mm

幅:約1,520mm

長さ:約3,000mm(運転席高座席から)

後部座席を使用しても荷物室は約1,855mmも確保できるため、大人が楽に寝れるサイズです。その広さに風を循環させるためには、強めの扇風機が必要になります。夏の暑さを凌ぐためには満足いく風量の扇風機を用意しましょう。

設置場所を決めて複数台設置するのもあり

中堅サイズの卓上扇風機と、コンパクトサイズのクリップ型扇風機の複数台を使っても良いです。あまり物を置かず室内をスッキリさせたい方は、大きめの卓上扇風機は邪魔に感じることもあるでしょう。

そんなときは、クリップ型のコンパクトな扇風機をアシストグリップに取り付けて、サーキュレーター代わりに風を循環させる役割として併用すると良いですよ。

ハイエース車の車中泊でおすすめ扇風機3選

ハイエース級の広い車で車中泊を快適に過ごすために必要な扇風機の種類は、風量の強い扇風機をベースにして以下の3種類です。

卓上扇風機

クリップ型扇風機

充電式ファン

クリップ型扇風機はアシストグリップに取り付けて、風を車内に循環させる役割に使用します。充電式ファンは、風量がかなり強いものとなります。機能的には首振り機能を持つものや、長時間使用できるタイプのものを用意することをおすすめします。

[画像]充電式ファン一例

ハイエース車の車中泊でおすすめ扇風機

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軽バン級の広さの車内で使う扇風機2選

軽バン級の広さであれば、機能性やコンパクトな設計のものを選んだ方が良いです。ハイエースと比べて車内の広さは限られており、エブリイを例に広さを図ってみると、

高さ:約1,240mm

幅:約1,385mm

長さ:約1,910mm(運転席後部から)

となります。それでも、後部座席からの広さは男性の大人が寝れるくらいの広さを確保できているため、車中泊には適したクルマと言えますね。それでも必要な荷物を配置していくと、少し手狭感が出てしまいます。

卓上扇風機では邪魔になってしまうこともあるので、アシストグリップに取り付けられるタイプのクリップ型扇風機がおすすめです。クリップ部分の力が弱いと移動中の振動で外れてしまうこともあります。取り付け時にしっかりと固定できているのかを確認しておきましょう。

風量切替ができる扇風機

3段階くらいの調整ができる扇風機が良いです。その日の気温によって調節できるので便利です。ポイントは、一番強い風量でどれだけ長く使用できるかを確認しておくこと。一番強い風量でも一晩(最低でも6時間)は稼働してほしいですよね。

もし無理そうな場合は、ポータブル電源で電力を補えるようにしておくのも1つの方法です。

自分の寝る場所を考えて設置できるものを選ぶ

自分が寝る場所を基本にして、扇風機をどこに取り付けるかを考えておきましょう。なぜなら、軽バンの車中泊では必要な荷物をクルマに乗せて配置したら、自分の寝る位置が決まってしまうからです。順番は下記の通りが望ましいです。

1. 扇風機を取り付けたい場所を決める

2. その場所に取り付けられる扇風機を探す

これが、一番自分のクルマに合った扇風機の選びかたです。

軽バンの車中泊におすすめ扇風機はこの2つ

軽バンの限られたスペースで車中泊する際に使用する扇風機は、機能性を重視したものを選ぶことが大切です。邪魔にならないもので、機能性に優れた扇風機としておすすめする種類は以下の2つ。

卓上&クリップ両用扇風機

クリップ型扇風機

です。ポイントは、アシストグリップに取り付けが可能であること。場合によって自分の身近なところにおいて使いたい方のために、卓上でも使用できるタイプも販売されています。使い分けたい方におすすめです。

[画像]卓上&クリップ両用扇風機の一例:

軽バンの車中泊におすすめ扇風機

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小型サーキュレーターを購入して涼しい車内にする工夫

キャンプ場やRVパークで車中泊をする場合では、エンジンを切って過ごさなければなりません。扇風機だけでは暑さを凌ぐことが困難な熱帯夜では、車内の温度を下げる工夫が必要になってきます。

たとえば、水を入れて凍らせたペットボトル数本を用意して、小型サーキュレーターで風を凍らせたペットボトルに充てて冷気を車内に循環させる方法があります。ペットボトルの本数次第では一晩気温を3~5℃くらい下げることができるので、良かったらやってみてください。

夏の車中泊を快適に過ごすにはポータブル電源は必須

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