車にコンセントは後付けできる!設置方法・費用とコンセントがない理由も解説

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車で家電を使いたいのにコンセントがなくて困っていませんか?

 

インバーターやポータブル電源、純正のオプションを使えば、車にコンセントを後付け可能です。

 

この記事では、3つの後付け方法の違い・費用感や安全に使うための注意点などを解説します。また「そもそも、なぜ車にコンセントがないの?」という疑問にもお答えします。

 

安全に導入できる方法を理解して、車内でも家電製品を快適に使用しましょう。

目次
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1.車にコンセントをつけたい!後付けする方法3選と費用の目安

車に後付けでコンセントを取り付ける方法には、3つの種類があります。それぞれ費用や使い勝手が異なるため、用途や予算に合わせて選びましょう。

インバーターを使ってDC12VをAC100Vに変換する方法

インバーターは、車の直流12Vを家庭用の交流100Vに変換する装置です。インバーターの主な種類や特徴は以下のとおりです。 

項目

シガーソケットに差し込むタイプ

バッテリーに直接接続するタイプ

特徴

シガーソケットにインバーターを差すだけ

バッテリーに直接インバーターを接続

メリット

取り付けが簡単・安価

安定した電力供給が可能(中〜高出力対応)

注意点

出力が小さく大型家電は使えない

配線作業や安全対策が必要

価格目安

約3,000〜10,000円程度

約10,000〜30,000円程度

両タイプのインバーターでスマホやノートパソコンの充電には十分対応できます。ただし、1500Wクラスの家電を安定して使えるのは、大容量バッテリーを備えたハイブリッド車やPHEVなどに限られます。 

高出力インバーターを取り付けても、車の発電能力が不足している場合は1500Wクラスは使用できません。 

通常のガソリン車では発電能力が限られているため、消費電力が大きい家電を使用するとバッテリー上がりや電装トラブルのリスクが高まります。一般的な車でインバーターを使用する場合は、使う家電は300W〜500Wクラスまでを目安にしましょう。

ポータブル電源を活用して車で家電を使う方法

ポータブル電源は、インバーターとバッテリーが一体化した持ち運び可能な蓄電池です。車のバッテリーに依存せず独立して動作するため、エンジンを止めた状態でも電力を供給できます。 

出力が高いモデルであれば、以下のような消費電力の多い家電も使用可能です。 

電子レンジ

ドライヤー

炊飯器

電気ケトル 

車中泊やキャンプはもちろん、災害時の非常用電源としても活躍します。配線工事が一切不要で、充電しておけば車以外の場所でも自由に使えるのが魅力です。 

Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、安全性に優れています。長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しており、長時間の利用による発熱などのリスクを抑えつつ、10年以上利用可能です。


純正オプションや専門店で取り付ける方法

純正オプションや専門店で取り付ける方法と、特徴や費用感を以下の表にまとめました。 

項目

トヨタ純正オプション(新車購入時)

トヨタ KINTO FACTORY(後付け)

自動車用品店(オートバックスなど)

対応車種

ハイブリッド車・PHEV車

プリウスなど一部車種(対応車種限定)

全般(インバーター取り付け)

設置場所

センターコンソール / ラゲージルーム

1500Wコンセントを2か所増設

車内にACコンセントを追加

費用目安

約4万円〜6万円

約10万円〜15万円

工賃:約1万円〜3万円

特徴

新車購入時に選べる純正オプション

メーカー保証付きで安心

比較的安価に導入できる

トヨタは新車オプションやKINTO FACTORYの後付けでコンセントを設置できます。自動車用品店なら工賃1万〜3万円でインバーターの取り付けが可能です。日産や三菱などのメーカーでも、純正コンセントオプションを用意している車種があります。 

ただし、車種によって対応できない場合もあるため、店舗に確認してください。 

2.車にコンセントを後付けするなら「ポータブル電源」が最強な3つの理由

車にコンセントを後付けするなら「ポータブル電源」が最強な3つの理由

車にコンセントを後付けする方法のなかで、ポータブル電源がとくにおすすめです。ポータブル電源がなぜおすすめなのか、詳しく見ていきましょう。

ドライヤーや電気ケトルなど電力を多く使う家電でも使える

シガーソケット接続のインバーターは出力が300W〜500W程度に制限されるため、以下の消費電力の多い家電は使えません。 

ドライヤー(1200W〜1500W)

電子レンジ(約500W〜1500W)

電気ケトル(約800W〜1200W) 

純正オプションでもガソリン車は100W程度、ハイブリッド車でも1500Wが上限となります。一方、ポータブル電源なら1500W以上に対応したモデルが選べるため、消費電力の多い調理家電や美容家電も安心して利用可能です。 

キャンプや車中泊を安心して快適に楽しむためには、ポータブル電源がぴったりの選択肢です。

専門知識や車の配線工事が不要で安全に導入できる

インバーターをバッテリーに直結する場合、以下のような電気の専門知識が求められます。 

配線ルートの確保

ヒューズ容量の計算

端子の接続作業 

誤った配線は車両火災やバッテリートラブルの原因となります。ポータブル電源は購入後すぐに使い始められるため、難しい作業は一切必要ありません。 

車の配線を傷つける心配もなく、充電さえしておけば、車内のどこに置いても家庭用コンセントと同じように電化製品が使えます。 

電気工事の経験がない方にとって、ポータブル電源は安心して使える手軽な方法です。

車のバッテリーに依存せず、どこでも使用できる

インバーターや純正オプションは車のバッテリーから電力を供給するため、長時間使用するとバッテリーが上がる恐れがあります。 

エンジンをかけっぱなしにすればバッテリー上がりは防げますが、燃料消費や騒音の問題が発生します。ポータブル電源は独立した蓄電池として機能するため、車のバッテリーに一切負担をかけません。 

また、ポータブル電源なら車内だけでなく、以下のような場所でも使用できます。 

キャンプ場のテントサイト

自宅のベランダ

災害時の避難所 

Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、ソーラーパネルと併用すれば場所を選ばず充電でき、電源の確保が難しい状況でも安心して使えます。 

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3.車でコンセントを使いたいならJackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめ

車でコンセントを使いたいならJackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめ

車で快適にコンセントを使いたいなら、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。家庭用コンセントを利用できるポータブル電源は、持ち運び可能な大容量のバッテリーです。 

工事不要で好きな場所にコンセント環境を作れるため、車内だけでなくキャンプや災害時にも活躍します。Jackery(ジャクリ)のポータブル電源の特徴は以下のとおりです。 

全世界で500万台以上の販売実績

最大5年の無料保証や充実した日本語サポート

ケーブルをつなぐだけで接続が簡単

防災製品等推奨品マーク取得済みで安全性が高い

リン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルは寿命が10年以上 

ソーラーパネルも併用すれば、長期間の車旅でも充電切れの心配なし。車中泊や防災対策にも役立つため、自分のライフスタイルに合ったJackery(ジャクリ)のポータブル電源を取り入れましょう。


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4.車にコンセントがない理由と標準装備されにくい背景

多くの車に家庭用コンセントが標準装備されていないのは、技術的な制約やコスト、安全性の問題が関係しています。標準装備されない背景を確認しましょう。

直流12Vを家庭用100V交流に変換するには大掛かりな装置が必要になる

車のバッテリーは直流12Vで動作していますが、家庭用コンセントは交流100Vという異なる規格です。 

電圧と電流の種類を変換するには、インバーターと呼ばれる装置が必要です。しかし、インバーターの導入には、以下のような課題があります。 

出力を安定させるのが難しい

高性能なインバーターは熱を発するため冷却機構も必要になる

電圧が変動すると、パソコンや精密機器が故障するリスクがある 

発電能力が限られているガソリン車では、高出力コンセントの搭載は困難です。そのため、高出力コンセントを搭載できるのは、大容量バッテリーを備えたハイブリッド車やPHEV車に限られます。 

このような技術的ハードルが、標準装備を難しくしている要因です。

電力の大きい家電を使うとバッテリーがすぐ上がってしまう

車載バッテリーは本来エンジン始動用に設計されており、家電製品を長時間動かす用途には向いていません。エンジン停止時にコンセントを使い続けると、バッテリーの電力が急速に消費されてしまいます。 

バッテリーの充電が減って「バッテリー上がり」になるとエンジンがかからなくなるため、出先で発進できないトラブルに陥りかねません。 

バッテリー上がりのリスクを考慮し、多くのメーカーがコンセントを標準で備えていないのが現状です。

関連人気記事:車のバッテリー上がりはなぜ起こる?対応方法とやってはいけないこととは?

高出力コンセントを搭載するとコスト増や安全基準の対応が必要になる

コンセントを車に搭載するには、インバーター本体だけでなく以下のような追加部品が必要です。 

専用の配線

冷却装置

保護回路 

部品費用や取り付け費が車両価格に影響し、標準装備とすると価格面で不利になります。電気用品安全法などの法規制に適合する設計が求められ、開発期間やテスト工数も増加するでしょう。 

さらに、ユーザーが誤った使い方をした場合の火災リスクや、故障時の保証対応もメーカーにとっては負担となります。 

利用頻度の低いコンセント機能を全車種に標準で設けるのは、コストやリスクを考えれば現実的ではありません。

5.車でコンセントを安全に使うために確認すべきこと

車でコンセントを利用する際は、事前確認を怠るとトラブルの原因になります。安全に使用するための確認事項を見ていきましょう。

使いたい家電ごとに必要なワット数を確認する

車でコンセントを使う前に、接続したい機器の消費電力を確認します。主な家電の消費電力は以下のとおりです。 

機器

消費電力の目安

スマホ

約30W

ノートPC

約80W

ヘアアイロン

約100W〜200W

電気ケトル

約800W〜1200W

ドライヤー

約800W〜1500W

電子レンジ

約500W〜1500W

複数の機器を同時に使うときは、合計の消費電力がインバーターやポータブル電源の最大出力を超えないように確認が必要です。 

定格出力ギリギリで使い続けると機器に負担がかかるため、実際の使用量よりも20〜30%程度余裕のあるモデルを選びましょう。 

機器の消費電力は取扱説明書や本体の銘板に記載されているので、購入前にチェックしてください。

インバーターやポータブル電源の冷却・保護機能を確認する

インバーターやポータブル電源を選ぶ際は、冷却ファンの有無と保護機能の充実度を確認します。 

長時間使用すると内部が高温になるため、冷却ファン搭載モデルなら過熱による故障リスクを軽減できます。安全に使うためには、以下の安全機能を備えた製品を選びましょう。 

保護機能

概要

過負荷保護

定格出力を超える負荷がかかった場合に電源を遮断する機能

過熱保護

内部温度が規定値を超えた場合に動作を停止する機能

過電圧保護

電圧が規定値を超えた場合に機器を保護する機能

短絡保護

ショート(短絡)が発生した際に電源を遮断する機能

価格が極端に安い製品は保護機能が不十分な場合があるため、信頼できるメーカーの製品を選ぶようにしてください。なお、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は4つの保護機能はもちろん、冷却ファンによる過熱防止機能も搭載しています。


過電流を防ぐためにケーブルの太さとヒューズ容量を合わせる

バッテリー直結タイプのインバーターを使う場合、ケーブルの太さとヒューズ容量を正しく組み合わせる必要があります。ケーブルの太さはAWG規格で表され、数字が小さいほど太く多くの電流を流せます。 

車で使用するケーブルの一般的なAWG規格と許容電流は以下のとおりです。

AWGサイズ

導体断面(mm2)

許容電流(A)

24

0.2

5.0

22

0.3

7.0

20

0.5

9.0

18

0.75

13.0

16

1.25

18.0

14

2.0

23.0

12

3.0

32.0

10

5.5

43.0

参考:日本コネクト工業株式会社「ケーブル AWGサイズ・電流値」 

ヒューズは過電流から機器を保護する部品で、流れる電流に応じた容量を選ばなければなりません。細すぎるケーブルに大電流を流すと発熱して配線が溶けて、火災につながるリスクがあります。 

インバーターの説明書に推奨ケーブルサイズとヒューズ容量が記載されているので、確認してから配線作業をおこなってください。

6.車のコンセントの後付けに関するよくある質問

車のコンセント後付けについてよくある質問と、その回答をまとめました。

ハイブリッド車に1500Wコンセントを後付けする場合の費用は?

ハイブリッド車への1500Wコンセント後付けは、10万円〜15万円程度が相場です。トヨタのKINTO FACTORYでは部品代・工賃・保証を含め、約15万円で施工できます。 

ただし車種によっては対応していない場合もあり、施工に入るまでの期間も3か月程度かかります。費用と手間を考えると、同等の出力を持つポータブル電源を導入した方がコスパが良いです。 

ポータブル電源は車種を選ばず使えるだけでなく、車外に持ち出せるのでアウトドアや家庭でも活躍します。

車のコンセントを100均グッズで代用できますか?

100均のUSB充電器やシガーソケットアダプターでは、以下の理由で消費電力の高い家電が使用できません。 

出力が10W〜20W程度と小さい

安価な製品は過熱保護機能が不十分な場合が多い

長時間使用すると発熱のリスクがある 

車内で安全にコンセントを使いたい場合は、保護機能が充実した専用インバーターやポータブル電源を選びましょう。

車でコンセントを使えるようにする商品はドンキホーテでも買えますか?

ドンキホーテでも、シガーソケット接続タイプのインバーターや簡易的な電源アダプターは販売されています。 

ただし店頭に並ぶ商品は低価格帯のモデルが中心で、出力が100W〜300W程度に限られる場合が多いです。安価な製品は耐久性が低い場合もあります。 

長く車内で家電を使用したい方や、消費電力の大きい家電を利用する場合は、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。 

メーカー保証や日本語サポートが充実しているJackery(ジャクリ)のポータブル電源なら、万が一のトラブル時にも安心して使えます。

まとめ

車にコンセントを後付けする方法は、インバーター・ポータブル電源・純正オプションの3種類があります。 

インバーターは数千円から導入できますが出力に限界があり、純正オプションは高額で車種が限られます。ポータブル電源なら配線工事も不要で車のバッテリーに負担をかけません。 

車内だけでなくキャンプや災害時にも活用できるため、利便性を考えるとJackery(ジャクリ)ポータブル電源がもっともおすすめです。 

用途や予算に合わせて最適なモデルを選び、快適なカーライフを実現しましょう。

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