コンセントがない場所に照明をつけるには?配線不要タイプの選び方

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コンセントがない場所に明かりをつけたい。」そんなときは、工事不要で手軽に設置できる配線不要の照明器具が便利です。

 

押し入れや廊下、ベランダやキャンプなどコンセントがない場所でも、乾電池式や充電式の照明器具、ソーラーライトなどを使えば明るさを確保できます。

 

本記事では、コンセントがない場所に照明をつける用法や用途別のおすすめ製品、選び方のポイントを紹介するので参考にしてみてください。

目次
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1.コンセントがない場所に照明をつける方法

廊下や階段下、押し入れ、キャンプやベランダなど、コンセントがない場所で工事をせずに簡単に照明をつけたい方もいるのではないでしょうか。ここでは、配線工事なしで照明をつける方法を3つご紹介します。

コンセント不要のライトを設置する

コンセントがない場所に照明をつける一番手軽な方法が、コンセントを使わない下記のようなライトの導入です。 

乾電池式

USB充電式

ソーラー発電式 

コードレスタイプで配線する必要がなく、工具いらずで初心者でも簡単に取り付けできます。 

乾電池式ライトは電池をセットするだけと使い方が簡単で、比較的手頃な価格で購入しやすいのが魅力です。ただし、乾電池の予備をストックしておく必要があります。 

あらかじめ充電して使う充電式ライトなら、乾電池もいりません。乾電池の予備をストックしておく必要もなく、ランニングコストを抑えられるのもメリットです。 

屋外なら、ソーラーパネルを搭載するソーラーライトがおすすめです。日中に太陽光で充電し暗くなると自動で点灯するため、電源をオン・オフする手間もありません。エントランスやベランダの防犯対策にぴったりです。

ダクトレールを利用する

コンセントがない場所に照明をつけたいなら、「ダクトレール」を利用する方法もあります。ダクトレールとはレール状の電源装置のことで、天井に照明用のソケットがない場合に使用するのが一般的です。 

複数のライトを自由に配置でき、間接照明としておしゃれな使い方にも対応できます。ただし、厳密にいうとダクトレール自体にはコンセントが必要です。 

コードを壁面に這わせ、天井に本体を設置するのが基本的な設置方法になります。また、天井にネジで穴を開けて取り付けるため、賃貸住宅には向いていません。

ポータブル電源を活用する

コンセントが必要な照明器具を使いたい場合、内蔵バッテリーに蓄えた電気を機器に給電できる「ポータブル電源」を使う方法があります。電気工事なしでコンセントを使えるため、屋外や電源の届かない部屋でも照明を自由に使えるのがメリットです。 

なかには、コンセントを複数口備えたモデルもあり、LEDスタンドライトやフロアライトなどもそのまま接続して使えます。ソーラーパネルとセットで使えば、コンセントがない場所でも充電可能です。 

近年は災害対策やアウトドア用として人気が高まっており、家庭でも1台あるとさまざまなシーンで役立ちます。


2.コンセントがない場所に設置する照明器具の選び方

コンセントがない場所に設置する照明器具の選び方

ここでは、コンセントがない場所に設置する照明器具を選ぶ際のポイントを解説します。設置場所に合わせて照明器具を選択する参考にしてみてください。

充電式と電池式から選ぶ

コンセントがない場所で使える照明には、USBなどで繰り返し充電して使える充電式と、乾電池を入れるだけで使える電池式の2種類があります。以下に、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。 

種類

メリット

デメリット

充電式ライト

ランニングコストが安い

モバイルバッテリーで充電できる製品もあり、防災用途でも活躍

乾電池の予備をストックしておく必要がない

充電を忘れると使えない

充電のたびに取り外して、コンセントがある場所まで運ぶ必要がある

充電に一定の時間がかかる

乾電池式ライト

乾電池を入れれば、すぐに使える

充電の手間がない

乾電池があれば、停電時やアウトドアなどでも活躍

 

乾電池のコストがかかる

長時間の使用では電池切れのリスクがある

予備の乾電池を切らすと使えない

 

 

充電式ライトは、普段からモバイルバッテリーやUSBポートを使い慣れている方や、ランニングコストを抑えたい方におすすめです。ただし、充電には一定の時間がかかるため、充電し忘れに注意しましょう。 

一方、乾電池式ライトは、とにかく手軽にすぐ使いたい方におすすめです。予備の乾電池を用意しておけば、どこでもすぐに使えます。ただし、乾電池の予備を切らしてしまうと使えません。

センサーライトの有無をチェック

照明の消し忘れが心配なら「人感センサー付きライト」がおすすめです。人の動きを検知して自動で点灯・消灯するため、消し忘れを防げます。無駄な消費電力を抑えられ、電気代の節約になるのもメリットです。特に、玄関・廊下など短時間しか使わない場所に適しています。 

また、暗くなると自動で点灯する「明暗センサー」付きモデルにも注目です。主に屋外への設置を想定したソーラーライトに採用されており、日没後に自動で点灯し、夜間の防犯対策に役立ちます。

設置方法で選ぶ

照明器具には、製品によって下記のようにさまざまな設置方法があります。 

マグネット式

粘着テープ式

フック式

ネジ止め式 

冷蔵庫の横や鉄製のロッカーなど、金属部分に設置できるのがマグネット式です。粘着テープ式は穴あけ不要で貼り付けるだけと、壁や家具を傷つけたくない場合に適しています。屋外などでしっかり固定したい場合には、ネジ止め式が安心です。 

そのほか、「吊り下げ式」や「卓上設置型」の製品も販売されています。用途や設置場所の状況を考慮して、ベストな設置方法を選びましょう。

明るさをチェック

コンセントがない場所に設置する照明器具を選ぶ際は、用途に合わせて明るさをチェックしておきましょう。照明器具の明るさは、「ルーメン(lm)」の数値で確認できます。

たとえば、暗い押し入れやクローゼットなら100〜200ルーメンほどで十分です。廊下や屋外での足元照明の場合は、300ルーメン程度あると安全確保に役立つでしょう。作業を行う場所であれば、500ルーメン以上の明るさがないと不便さを感じる可能性があります。

ただし、用途によっては必要以上に明るいと、逆に使いにくいケースがあるため注意しなければなりません。明るさを選ぶ際に不安があるなら、段階的に調節できるモデルが便利です。

連続使用可能時間をチェック

充電式や電池式の照明器具の場合は、連続使用可能時間も見逃せない要素です。特に、夜間に長時間使用したい場合や屋外など再充電ができない環境で使うなら、チェックしておきましょう。 

連続使用時間は、製品によって異なります。たとえば、フル充電して数時間しか持たない製品もあれば、約24時間使えるタイプもあり、用途に合わせて確認しておくことが大切です。 

停電を想定した防災対策や、電源を確保できないアウトドアレジャーで使用するなら、8時間以上の連続点灯できるモデルを目安に選ぶと良いでしょう。また、電池式の場合は予備の乾電池を忘れないようにしてください。

3.【シーン別】コンセントがない場所で使える配線不要の照明器具おすすめ5選

ここでは、コンセントがない場所で使える配線不要の照明器具を厳選してご紹介します。

天井におすすめの吊り下げ式|HANG LAMP TYPE2

天井におすすめの吊り下げ式|HANG LAMP TYPE2

参考:楽天市場 

「HANG LAMP TYPE2」は、室内の天井から吊るして使えるシンプルなデザインのLEDランプです。単4形乾電池4本で約24時間点灯し、コンセントがない場所でも手軽に明りを確保できます。 

カラビナ付きで、テントにも簡単に取り付け可能です。おしゃれなインテリア性と実用性を兼ね備えており、キャンプ・ガレージ・ベランダの照明として適してます。

おしゃれな照明を求めている方に|FSLiving 人感センサー ブラケットライト

おしゃれな照明を求めている方に|FSLiving 人感センサー ブラケットライト

参考:FSLiving 

FSLivingの人感センサーブラケットライトは、北欧テイストのシンプルなデザインが印象的な照明器具です。人の動きを感知して自動点灯・消灯する人感センサーを搭載し、無駄な電力を抑えて節電に役立ちます。 

3時間の充電で約24時間使え、停電時の備えとしてもおすすめです。特に、おしゃれに空間を演出したい方はチェックしてみてください。

電源のない屋外や倉庫の防犯用|アイリスオーヤマ 乾電池式LED防犯センサーライト LSL-B1TN-800

電源のない屋外や倉庫の防犯用|アイリスオーヤマ 乾電池式LED防犯センサーライト LSL-B1TN-800

参考:アイリスプラザ 

アイリスオーヤマの乾電池式LED防犯センサーライトは、電源工事不要でどこでも設置できるのが魅力です。 

人を感知すると自動で点灯するため、防犯対策や夜間の安全確保に役立ちます。約800ルーメンの明るさで、屋外や倉庫、ガレージなどを照らすのにおすすめです。

玄関にコンセントがない場合に|アイリスオーヤマ 乾電池式LEDセンサーライト 下方発光タイプ BSL-MS1

玄関にコンセントがない場合に|アイリスオーヤマ 乾電池式LEDセンサーライト 下方発光タイプ BSL-MS1

参考:アイリスプラザ 

アイリスオーヤマのBSL-MS1は、玄関や廊下などに最適な乾電池式センサーライトです。人の動きを感知すると自動点灯し、下向きにやさしい光を照らす設計で足元の安全をサポートします。 

配線不要で簡単に設置でき、玄関にコンセントがない家庭でも手軽に導入可能です。明るさを2段階で調節できます。

コンセントがない場所の間接照明として|±0 LEDマルチライト

コンセントがない場所の間接照明として|±0 LEDマルチライト

参考:±0 

±0 LEDマルチライトは、シンプルで洗練されたデザインが魅力の充電式ライトです。持ち運びやすく、フロア・テーブル・ベッドサイドなどシーンに合わせて使えます。 

調光を電球色・強/弱・昼光色の3段階で調整でき、間接照明として空間をやわらかく演出したい方におすすめです。コンセントがない場所でも、心地よい光を楽しめるインテリア性と実用性を兼ね備えています。

4.コンセント不要の照明器具を設置するメリット

ここでは、コンセント不要の照明器具を設置するメリットを4つの視点から解説します。

賃貸住宅でも気軽に設置できる

コンセント不要の照明器具は、工事不要ですぐ使えるのがメリットのひとつです。一般的に、照明を増設するには電気工事が必要になります。とくに、賃貸物件では壁や天井に穴を開けたり、配線を通したりすると退去時に原状回復しなければなりません。 

コンセント不要の電池式や充電式の照明器具は、粘着シートやマグネットで取り付けできる製品が多く、工事不要で設置が簡単です。退去時の原状回復を心配にする必要がなく、好みの照明器具を自由に取り付けできます。

さまざまな場所に設置しやすい

コンセント不要の照明器具は、コンセントの位置に縛られず、好みの場所に照明を設置できる自由度の高さも魅力です。たとえば、下記のような場所に設置したい場合に重宝します。 

和室や廊下のように照明が不足しがちな場所

押し入れやクローゼットなどの狭いスペース

倉庫や物置といった電源がない場所

また、屋外用の防水モデルを選べば、ベランダやキャンプなどアウトドアシーンでも活躍します。

取り付け費用を抑えられる

コンセントを増設する際には、数千円から数万円の工事費が発生するケースがあります。一方、コンセント不要の照明なら自分で取り付けられるため、費用を大幅に削減できるのがメリットです。 

さらに、設置や撤去が簡単なため、模様替えや引っ越しの際にも繰り返し使えます。コストパフォーマンスの良さも、コンセント不要の照明器具を活用する大きなメリットです。

防災に役立つ

災害時の停電対策としても、コンセント不要の照明器具は頼りになる存在です。乾電池式や充電式の照明器具なら停電時でも使用でき、突然の夜間の避難や安全確保に役立ちます。 

また、ソーラー充電式とポータブル電源と組み合わせれば、電力供給が途絶えた状況でも継続的に明かりを確保可能です。コンセント不要の照明器具は、防災アイテムとしても高い価値を発揮するといえるでしょう。

関連人気記事:停電時のライトはこれで決まり!おすすめの停電時自動点灯ライト10選

5.Jackery「ポータブル電源」があればコンセントがなくても照明がつけられる!

Jackery「ポータブル電源」があればコンセントがなくても照明がつけられる!

コンセントがない場所でも、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源があれば照明を自在に使えます。AC100V出力に対応しているモデルなら、一般的なコンセント式の照明器具をそのまま接続できるほか、USBポートで充電式の照明器具も使用可能です。 

また、モデルによってはLEDライトを本体に搭載しており、停電時の非常灯としても活躍します。屋外のキャンプや庭先の作業、防災など、1台で暮らしを幅広く支えてくれる頼れる存在です。さまざまなシチュエーションで電源確保に困らない環境を整えられる、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源をご活用ください。

コンセント不要で照明が使えるポータブル電源はこちら

まとめ

コンセントがない場所でも、乾電池式・充電式・ソーラーライト・ポータブル電源などを活用すれば、手軽に明かりを確保できます。設置方法や明るさ、使用時間を考慮して選べば、防災用途やアウトドアレジャーでも便利です。 

特に、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源があれば、充電式はもちろんコンセント式の照明器具もそのまま使えます。停電時の非常用電源としてや災害時の備えとしても役立つので、まだ導入されていない方はご活用ください。

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