1.日本の電圧・周波数の主要国との違い

日本の電圧は世界基準から見ると低めで、周波数は国内で2つに分かれているという、世界でも独特の電力事情を持つ国です。海外の家電を日本で使う前、または日本の家電を海外に持っていく前に、以下のポイントをを知っておくとトラブルを防げます。
・日本の電圧は100V(200Vもある)・周波数は東日本50Hz/西日本60Hzで、どちらも世界でもめずらしい
・アメリカは120V・60Hzで周波数は同じだが電圧差があるため注意が必要
・韓国・台湾・シンガポールなどアジア各国を含む多くの国は220〜240Vで、日本の2倍以上の電圧
以下で詳しく見ていきましょう。
●日本の電圧は100V(または200V)・周波数は東日本50Hz/西日本60Hz
日本の家庭用コンセントの電圧は100Vで、エアコンやIH・電気給湯器などの大型家電には200Vが使われます。100Vの電圧は世界でほぼ日本だけで、他の国は120Vまたは220〜240Vが主流です。
周波数については、新潟県の糸魚川・静岡県の富士川付近を境に東日本が50Hz・西日本が60Hzに分かれています。これは明治時代に東京でドイツ製の50Hz発電機が、大阪でアメリカ製の60Hz発電機がそれぞれ導入されたのが始まり。そのまま現在まで続いています。2つの周波数が1つの国に混在しているのは、日本以外にほとんどありません。
そのため引越しで東西をまたぐ場合、以下の家電は周波数を確認しなければいけません。
・洗濯機・電子レンジ・電気時計など、周波数で動作速度や性能が変わる機器
・製品ラベルに「50Hz専用」「60Hz専用」と書いてある機器
最近は「ヘルツフリー」と呼ばれる50/60Hz両対応の家電が増えています。購入時に対応周波数を確認し、ヘルツフリーで選んでおくと引越し後に困りにくいです。
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●アメリカは120V・60Hzでプラグ形状は同じだが電圧が異なる
アメリカの電圧は120V・周波数60Hzです。プラグ形状はAタイプ(縦2本の穴)が基本のため、日本の家電のプラグをそのまま差せることがほとんどです。
ただし電圧が120Vのため100V専用の家電を繋ぐと故障・発火の原因になります。スマホやPCの充電器など「AC100〜240V」対応と書いてある機器は変圧器なしで使用可能。一方で「AC100V」のみと書いてある機器には変圧器が必要です。
●韓国・台湾・シンガポールなどアジア各国は220〜240Vが中心
アジアの近隣国も、日本とは大きく電圧が異なります。主な国の電圧・周波数は以下のとおりです。
|
国・地域 |
電圧 |
周波数 |
|
日本 |
100V |
50Hz(東)/ 60Hz(西) |
|
韓国 |
220V |
60Hz |
|
台湾 |
110V |
60Hz |
|
シンガポール |
220V |
50Hz |
|
中国 |
220V |
50Hz |
|
タイ |
220V |
50Hz |
|
イギリス |
230V |
50Hz |
|
ドイツ |
230V |
50Hz |
韓国は220V・60Hzで、プラグ形状もCタイプ(丸い2本ピン)のため変換プラグと変圧器の両方が必要なケースがあります。台湾は110V・60Hzで日本に近いため、スマホなどのデバイス充電には変圧器が不要です。ただし、100V専用の機器を使う場合のみ、10Vのわずかな違いが故障のリスクを生むことがあるので変圧器を用意しましょう。
2.海外の家電を日本で使う際の変圧器の必要性
海外から持ち込んだ家電を日本で使う際、変圧器が必要かどうかは機器本体のラベルで確認できます。以下の2つが判断のポイントです。
・機器のラベルや電源アダプターに「100〜240V」と書いてあれば変圧器不要
・「220V」「230V」など単一の電圧のみ対応と書いてある場合は変圧器が必要
変圧器の要・不要を間違えると、機器が壊れるだけでなく発熱・発火の危険があります。確認に1分もかからないため、差し込む前に必ずチェックしてください。以下で詳しく解説します
●100〜240V対応なら変圧器不要
電源アダプターや機器の本体ラベルに「INPUT:AC 100〜240V」と書いてある機器は、世界中の電圧に対応しています。日本の100Vで使っても問題ありません。変圧器は不要で、必要なのはコンセント形状が合わない場合の変換プラグだけです。
変圧器が不要なことが多い機器の例をまとめました。
・スマートフォン・タブレット・ノートPCの充電器
・デジタルカメラやビデオカメラのACアダプター
・Bluetooth機器・ワイヤレスイヤホンの充電器
確認する場所は「機器本体の裏面や底面のラベル」か「電源アダプターの本体部分(コンセントプラグが付いている四角い部分)」です。まずここを見て変圧器の要否をチェックしましょう。
●120Vのみなど単一電圧対応なら変圧器が必要
ラベルに「120V」「220V」など特定の電圧のみが書いてある機器は、日本の100Vでそのまま使うと正しく動かなかったり、壊れたりすることがあります。変圧器(ダウントランス・アップトランス)で電圧を変換してから使わなければいけません。
変圧器が必要なことが多い機器の例は以下のとおりです。
・ドライヤー・ヘアアイロン
・炊飯器・電子レンジ
・工具類
もちろん、上記にも100~240V対応の機種はあるので、実際に使いたい家電の対応電圧を確認しましょう。
変圧器を選ぶ際は、使いたい機器の消費電力(W数)より大きな容量のものを選んでください。1,000Wのドライヤーを使うなら1,200W以上の変圧器が目安です。
3.停電やアウトドアでも日本の家電を安心して使いたいならJackery(ジャクリ)ポータブル電源

Jackery(ジャクリ)の持ち運べる蓄電池「ポータブル電源」はアメリカ発の機器ですが、日本の家庭用コンセントと同じ電圧100Vを出力します。コンセントのない屋外や停電時でも、日本の100V家電をそのまま繋いで使える便利なアイテムです。停電時の非常用電源として、キャンプ・車中泊などアウトドアの電源として、いつでもどこでも活躍します。
Jackeryの一部の上位モデルは200Vにも対応しており、エアコンやIHを動かすことも可能です。最新の「リン酸鉄リチウムイオン電池」の採用で熱に強く、さらに毎日使っても10年以上の長寿命を実現しています。
アウトドアから停電対策まで幅広く活躍する「ポータブル電源」が気になる方は、製品ページで詳細をチェックしてみてください。
まとめ
日本の電圧は100Vで世界でもめずらしく、周波数も東日本50Hz・西日本60Hzの2種類が混在しています。電圧100Vを採用しているのも、周波数が1つの国に2つ混在しているのも日本以外ほとんどありません。
海外の家電を日本で使う際は、機器のラベルで「100〜240V」対応かどうかを確認してください。「100〜240V」なら変圧器不要、「120V」など単一電圧のみ対応なら変圧器が必要です。
「プラグ形状が合うから」といって差し込むと危険なケースがあります。忘れずに電圧を確認して、安全に家電を使いましょう。
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