1.エアコンなしで室内の暑さ対策する7つの方法
エアコンがないとき、壊れたときの暑さ対策で意識したいのは「熱を入れない」「熱を追い出す」「体感温度を下げる」の3つです。1つだけでは効果が薄く、組み合わせるほど涼しく過ごせます。すぐにできる7つの対策を見ていきましょう。
①窓を2か所以上開けて風の通り道をつくる
窓を1か所だけ開けても、空気は出口がなければ動きません。向かい合う2か所の窓を同時に開けることで、片方から入った空気がもう片方から抜けていく「風の通り道」が生まれます。意識したいのは以下の4点です。
・開ける2か所は、できるだけ対角線の位置にある窓を選ぶ
・風が入ってくる側の窓は小さく開け、出ていく側の窓を大きく開ける
・風は高いところを流れやすいため、出口側は高い位置の窓や換気扇を使う
・日中は南・西向きの窓から熱い空気が入るため、北・東向きの窓を入口にすると涼しい外気を取り込める
ただし、風がほとんどない日は、残念ながら換気だけでは限界があります。このあと紹介するサーキュレーターや扇風機を組み合わせましょう。
②日中は遮光カーテンやすだれで直射日光の侵入を防ぐ
室温が上がる最大の原因は窓から入ってくる太陽の熱です。風通しを気にするあまり、日差しを遮ることを忘れてしまう方が多いですが、遮熱は換気と同じかそれ以上に効果があります。日差しの遮り方のポイントをまとめました。
・遮光カーテンは光も熱も同時に遮れるので日中は閉めておく
・すだれ・よしずは窓の外側に設置すると、熱が部屋に入る前に遮断できる
・窓ガラスに遮熱フィルムを貼ると、カーテンを開けたままでも赤外線をカットできる
・南向き・西向きの窓は日差しが長時間当たるため、念入りに対策する
「部屋を暗くするのが嫌」という場合は、可視光は通しながら赤外線だけをカットする透明タイプの遮熱フィルムがおすすめ。窓に一度貼れば、毎回カーテンを閉める手間もかかりません。
③サーキュレーターで部屋の空気を循環させる
エアコンがない部屋でも、空気が動いているだけで体感温度は下がります。扇風機が「涼む」ための道具とすれば、サーキュレーターは「空気を混ぜる」ための道具です。天井付近に溜まる熱い空気と床付近の空気を循環させ、部屋全体の温度の偏りをなくしましょう。
なお、サーキュレーターの使い方は目的によって変わります。
・部屋の温度を均一にしたいとき:天井に向けて置く
・熱気を外に出したいとき:反対側の窓や扉を少し開けて空気の逃げ道を作りつつ、窓の外に向けて置く
・直接風を当てて涼みたいとき:首振り機能をオフにして体に向ける
窓を開けてサーキュレーターを外に向けて置けば、換気扇のように熱い空気を効率よく排出できます。もちろん、部屋にいるときは直接風を当てて涼んでもOKです。
④凍らせたペットボトルをサーキュレーターの前に置く
ペットボトルに水を入れて凍らせてサーキュレーターや扇風機の前に置くだけで、送り出される風がひんやりします。氷が溶けるときに周囲の熱を吸収する原理を利用した、費用ほぼゼロで手軽に涼しい空気をつくる方法です。
完全なエアコン代わりにはなりませんが、「デスクの前でちょっと涼みたい」「就寝前に寝床のまわりを少し冷やしておきたい」といったシーンに便利です。
⑤打ち水で玄関・ベランダ周辺の温度を下げる
アスファルトやコンクリートは太陽熱をたっぷり蓄えて、そこから室内に熱を放射しています。水をまくと気化するときに周辺の熱を奪い、地面や空気の温度を下げる効果があります。タイミングと場所を守るのが、効率の良い打ち水のポイントです。
・効果が続くのは気化が終わるまでの30分〜1時間程度
・気温が高くなる前の朝か、夕方の気温が下がり始めたころに行う
・玄関・ベランダ・窓の外側など、室内に接した外の場所に重点的にまく
お風呂の残り湯を使えば節水にもなります。朝出かける前と夕方帰ってきてすぐの2回を習慣にすると、効果を感じやすいです。
⑥照明をLEDに変えて室内の発熱を抑える
あまり知られていませんが、白熱電球は消費した電力の約90%を熱として放出します。複数の照明が白熱電球のままだと、照明だけで室温がじわじわ上がります。LEDに交換するだけで発熱量が大幅に減ります。
今すぐ全部替えなくても、長時間つけている照明から1つ替えるだけでも効果があります。エアコンなしの夏を少しでも楽にする「地味だけど確実な対策」です。
⑦除湿して体感温度を下げる
同じ気温でも、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなって蒸し暑く感じます。反対に湿度が下がると、同じ温度でも体感はかなり楽になります。除湿は気温そのものは下げられませんが、不快感を減らす意味で効果的です。
除湿の方法は主に3つあります。
・除湿機を使う
・新聞紙・重曹・炭を置く
・換気する
なお、湿度の目安は60%以下です。温湿度計を1台置いておくと「今どのくらい不快なのか」が数値でわかって対策しやすくなります。
2.夜エアコンなしで寝るときの暑さ対策

日中の暑さより、夜眠れないほうが体へのダメージは大きいです。睡眠の質が下がると翌日の疲労感につながり、熱中症にもなりやすくなります。寝る前の準備と寝床の環境を整えて、エアコンなしでも眠りやすくしましょう。
●就寝前に窓を開けてサーキュレーターで熱気を排出する
日中に熱を吸い込んだ部屋は、日が落ちてからもしばらく余熱が続きます。就寝の30分〜1時間前から窓を開け、サーキュレーターで部屋の空気を外に出しておきましょう。
注意点として、夏の外気温が下がるのを待ってから窓を開けるほうが効率的です。夜22〜23時以降に外気温が室温を下回ることが多いので、それまでは遮光カーテンで熱の侵入を防ぎながら待ちましょう。気温が落ち着いたら、サーキュレーターを「首振り」に変えて緩やかな風で眠るのがおすすめです。
●冷感敷きパッドで布団の中の蒸れを防ぐ
布団に入ると、背中とシートが密着する部分に熱と湿気がこもります。接触冷感素材を使った冷感敷きパッドを敷けば、触れた瞬間のひんやり感と吸汗性で就寝中も快適です。冷感敷きパッドを選ぶポイントは以下のとおり。
・「Q-MAX値」という接触冷感の数値が0.4以上だと、触れたときのひんやり感が強い
・綿やレーヨン混紡の素材は吸汗性も高く、汗をかいてもさらっとした感触が続く
・洗濯機で丸洗いできるものを選ぶと、毎日清潔に使える
・敷きパッドの下に竹マットやすのこを重ねると通気性がさらに上がる
「最初しかひんやり感がない」と感じる場合は、Q-MAX値が高いものに替えるか、冷感機能と吸汗機能の両方がある素材を選ぶのがポイントです。
●首筋・手首など動脈を冷やして体感温度を下げる
体全体を冷やすのは難しくても、動脈が皮膚に近い部位をピンポイントで冷やすと、血液が冷えて全身の体感温度が下がります。就寝前の短時間に試してみると眠りにつきやすいです。冷却の効果を感じやすい場所は以下のとおり。
・首筋:「頸動脈(けいどうみゃく)」という太い血管が通っていて冷却効果が高い
・手首の内側:脈が感じられる「橈骨動脈(とうこつどうみゃく)」が皮膚に近い場所
・脇の下:「腋窩動脈(えきかどうみゃく)」とリンパ節が近くにあり体温が下がりやすい
・足首の内側:くるぶしからふくらはぎにかけての「後脛骨動脈(こうけいこつどうみゃく)」を冷やすと◎
保冷剤をタオルに包んで当てるのがもっともお手軽です。市販のネッククーラーや冷感タオルを使えば、手が自由になったまま冷やし続けられます。就寝中は外れてしまわないよう、タオルでゆるく固定するとよいでしょう。
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3.ペット・赤ちゃんのエアコンなしの暑さ対策

ペットや赤ちゃんは大人より体温調節が苦手です。熱中症になるリスクも高いので、しっかりと対策しましょう。
●猫はひんやりスポットを用意して自分で体を冷やせるようにする
エアコンなしの環境では、猫が自分で移動できるよう部屋のドアを開けたままにして、複数の「ひんやりスポット」を用意しておきましょう。ひんやりスポットのつくり方は以下のようなイメージです。
・アルミプレートや石材マットを日陰に置く
・保冷剤をタオルに包んで猫がよく休む場所に置く
・洗面所や玄関など、フローリングやタイルなど冷たい場所への動線を確保する
ペルシャ・スコティッシュフォールドなど鼻が短い短頭種や、高齢猫・子猫は体温調節がとくに苦手です。ひんやりスポットをたくさん作って、快適なスペースを確保してあげましょう。
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●犬は散歩を朝夕に済ませて室内でも涼める場所を確保する
犬の散歩の時間帯を変えるのが即効性のある犬の暑さ対策です。アスファルトの表面温度は気温の2倍以上になることがあります。犬の顔はアスファルトにかなり近い高さにあるので、大人より過酷な環境にさらされているのです。散歩は朝6〜8時か夕方19時以降を目安に切り替えるとよいでしょう。
また、室内犬の場合は扇風機やサーキュレーターで空気を動かし、犬が過ごす場所に風が届くようにします。猫と同様にクールマットなどを敷いて、ひんやりスポットを作ってあげるのもおすすめです。
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●うさぎ・ハムスターはケージ内にアルミプレートや石材を敷く
うさぎとハムスターは、犬が暑いときにする口を開けてハァハァする「パンディング」での体温調節ができません。体温が上がっても自力で冷やす手段がほとんどなく、気温に直接影響されてしまいます。ケージに以下のような暑さ対策を施してあげましょう。
・アルミ素材の板・スレート石・大理石のタイルをケージの底に敷く
・ケージを直射日光が当たらない北側や日陰など、部屋の中で一番涼しい場所に移動する
・うさぎは陶器製ハウスを置いて中に入って体を冷やせるようにする
・凍らせたペットボトルをタオルに包んでケージのそばに置いて冷やす
扇風機の風を直接ケージに当てると、体が必要以上に冷えたり乾燥したりすることがあります。間接的に空気を動かす程度にとどめておきましょう。
●赤ちゃんは冷感シートを敷いてこまめな水分補給を意識する
赤ちゃんは汗腺の発達が未熟で、体温調節が苦手です。自分で「暑い」と言うこともできないので、親がしっかりと暑さ対策をしなければいけません。エアコンなしで赤ちゃんを守るために押さえておきたい点をまとめました。
・冷感シートを敷いてから赤ちゃんを寝かせて、接触部分の蒸れを減らす
・ミルクや母乳以外に、少量の麦茶などで水分を補う習慣をつける
・首まわり・脇・足のつけ根は太い血管が通っていて、タオルを巻いた保冷剤などで冷やすと体温が下がりやすい
首まわりが赤い・泣き止まない・ぐったりしているは熱中症のサインなので、もし見られたらすぐに涼しい場所に移してください。
なお、室温が28℃を超えそうな日はエアコンなしで乗り切ろうとするより、ショッピングモールや図書館など涼しい場所に連れ出すほうが安全なこともあります。
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4.停電・猛暑の備えに「Jackery(ジャクリ)ポータブル電源」で電気を確保!

夏は「台風」が多い季節です。ただでさえ暑いのに、もし台風で停電が起きたらとてつもない暑さを扇風機やサーキュレーターなしで切り抜けなければいけません。
そこで、万が一の停電に備えて「ポータブル電源」を用意しておくことをおすすめします。ポータブル電源とは、家庭のコンセントと同じ差し込み口がついた持ち運び式の蓄電池のこと。扇風機やサーキュレーターはもちろん、冷蔵庫やスマホの充電など、ありとあらゆるコンセントの電源が必要な家電を動かせます。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、使わずに放置したときの「自然放電量」が年5%程度と少ないのが特徴。普段使いせず保管しっぱなしでも「いざというときに充電が空だった」というトラブルになりにくいです。
また、Jackery(ジャクリ)は日本国内のポータブル電源市場で年間売上No.1を獲得している安心のブランドです。エアコンなしの夏の備えとして、1台手元に置いておきましょう。
まとめ
エアコンなしの暑さ対策は「熱を入れない」「熱を逃がす」「体感温度を下げる」の3つが基本です。遮光・打ち水で熱の侵入を防ぎ、換気・サーキュレーターで熱を追い出します。そして、除湿・冷感グッズ・動脈冷却で体感温度を下げましょう。また、夜は寝る前に換気しておき、冷感敷きパッドや首筋冷却グッズも合わせると快適に眠れます。
扇風機やサーキュレーターすら使えなくなるもしもの「停電」に備えて、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源を1台用意しておくのもおすすめです。この機会に準備してみてはいかがでしょうか。
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