猫の防災グッズは何が必要?リュックに入れるべき必需品リスト

更新日:
シェア

災害時に猫を守るには、人間の防災グッズとは別に猫専用の備えが必要です。

 

この記事では、猫の防災グッズ必需品リストや選び方・リュックへの詰め方・日頃からできる対策までまとめて解説します。「いざというとき、猫と一緒に逃げられるか不安」なら、この記事を読んで防災グッズを備えましょう。

目次
もっと見る

1.猫の防災グッズリスト|優先順位別に必要なものを紹介

災害時、猫に必要なものは人間の防災グッズとは異なります。「何でもかんでも詰め込む」と重くなりすぎて持ち出せないため、優先順位をつけて準備するのがコツです。ここでは4段階の優先度別に、用意しておくべきグッズを紹介します。

【優先度1】命に関わるもの|フード・水・常備薬

まず最優先で用意したいのが、猫の命に直結するものです。避難が長引いても、フードと水と薬だけは絶対に切らせてはいけません。 

グッズ

目安量・ポイント

キャットフード

最低7日分

普段食べているものを備蓄

飲料水

猫の体重×40~60mL×日数分が目安

軟水を選ぼう

常備薬・サプリメント

持病がある猫は多めに

かかりつけ医にも相談を

お薬手帳・診察券のコピー

避難先で別の病院を受診するときに役立つ

このなかで見落としがちなのが「お薬手帳のコピー」です。かかりつけの動物病院が被災して受診できない場合、薬の情報がないと別の病院でも対応が難しくなります。スマホで写真を撮っておくだけでも十分な備えになるので覚えておきましょう。

【優先度2】健康を守るもの|トイレ用品・キャリー・ケージ・寒さ対策グッズ

次に準備したいのが、猫の健康管理に関わるアイテムです。ストレスや体調悪化を防ぐために、避難先でも猫が安心して過ごせる環境を整えましょう。 

グッズ

目安量・ポイント

猫砂・携帯用トイレ

軽量タイプを選ぶ

1〜2日分の砂を圧縮袋に

キャリーバッグ

避難時の移動・避難所での居場所づくりに兼用できるもの

折りたたみケージ

キャリーに入れない時間の居場所として

ペット用ブランケット・湯たんぽ

低体温症対策

電気を使わないものも備えておくと◎

ウェットシート

水が使えないときの体拭き・足拭きに

猫は猫は暑さや寒さの影響を受けやすい動物です。避難所は空調が不十分なことも多いため、ブランケットや湯たんぽで体温を保てるよう準備しましょう。

関連人気記事:猫の寒さ対策はどうする?留守番・夜間に気を付けるべき注意点や防寒グッズも紹介

【優先度3】快適な避難生活のために必要なもの|おやつ・おもちゃ・タオル

3番目に用意したいのが、猫のストレスケアに使える快適な避難生活に必要なアイテムです。避難環境は猫にとって強いストレスになります。食欲が落ちたときのおやつや、気分を落ち着かせるおもちゃがあると、状態の悪化を防ぎやすいです。 

おやつ:食欲が落ちたときの栄養補給にも。ちゅーるなどのペーストタイプがおすすめ

おもちゃ:猫が気分転換できるもの。小さくて軽いものを1〜2個

タオル・ペットシーツ:汚れたとき・寝床に敷くときに

普段使っているタオルなど:猫を落ち着かせる効果が期待できる 

慣れた匂いのものがあると、猫の不安が和らぐことがあります。普段使っているタオルやブランケットを1枚、防災袋に加えておきましょう。

【優先度4】身元確認に必要なもの|猫の写真・ワクチン証明書

最後に、万が一猫とはぐれたときや避難所への持ち込み確認に必要な書類関係です。 

猫の顔・全身・特徴がわかる写真:迷子になったときの捜索に

ワクチン接種証明書のコピー:避難所への同伴を認められる条件になることも

マイクロチップ登録番号のメモ:身元確認が格段にスムーズになる 

記録・証明書類は原本ではなくコピーかスマートフォンの写真で構いません。いざ必要になっても焦らないよう、防災袋の一番取り出しやすい場所にまとめておきましょう。

関連人気記事:猫の防災グッズおすすめ17選!快適に過ごすためのアイテムを紹介

2.猫の防災グッズの選び方

防災グッズは「ある」だけでなく、いざというときに使えなければ意味がありません。ここでは代表的な防災グッズごとに、押さえておきたい選び方のポイントを解説します。

フードと水|最低7日分を用意しておこう。飲み水は軟水を

キャットフードは、猫が普段食べているものを7日分以上備蓄しておくのが基本です。災害時は猫もストレスで食欲が落ちやすく、慣れない味のフードをさらに嫌がるケースが少なくありません。いつもと同じフードを「使いながら補充する」ローリングストック方式が、鮮度管理の面からもおすすめです。 

飲料水は軟水を用意しておきましょう。硬水に含まれるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が猫の泌尿器系に負担をかけることがあるため、日本の水道水に近い軟水が適しています。ミネラルウォーターを備蓄するときは、ラベルの硬度表示を確認してください。

猫砂とトイレ|軽量タイプで持ち運びやすいものがおすすめ

避難時に持ち出す猫砂は、できるだけ軽量なものを選びます。紙製や木製の軽量タイプは持ち運びやすく、ゴミの処分もしやすいです。防臭袋と合わせて準備しておくと、避難所でも周囲への配慮がしやすくなります。 

携帯用のトイレは折りたたんで収納できるシンプルなトレータイプがおすすめ。猫が普段使っているトイレに形が近いほど、猫がスムーズに使ってくれます。

キャリーとケージ|普段から慣れさせておくと◎

キャリーは避難時に猫を安全に移動させるための最重要アイテムですが、いざというときに猫が嫌がって入れないというトラブルがよく起きます。日頃からキャリーを部屋に出しておいて、猫が自分から出入りできる状態にしておくのが理想です。キャリーを選ぶときのポイントは以下のとおり。 

上部が開くタイプ:猫が嫌がっても上から入れられる

硬めのシェル素材:積み重ねや衝撃に強く、避難所でも安定して置ける

前・上の両方から開くタイプ:診察や移動の場面に対応しやすい

移動手段に合わせたサイズ:徒歩・車それぞれで使いやすいものを選ぶ 

また、普段からキャリーを「猫の安心できる場所」として使わせておくと、いざ避難するときにもスムーズに入れられます。

100均で揃う防災グッズ|食器・ウェットティッシュ・防臭袋など

猫の防災グッズすべてをペットショップで揃える必要はありません。100均でも十分に役立つアイテムが多くあります。 

使い捨て食器・水入れ:軽くてかさばらない

ノンアルコールウェットティッシュ:体拭き・汚れ取りに

ジップロックなどの密閉袋:フードや薬の小分け保管に

防臭袋:使用済みの猫砂処理に

圧縮袋:タオルやブランケットのかさを減らせる 

100均の使い捨て系防災グッズを組み合わせれば、リュックをかなりコンパクトにまとめられます。ペット専用品と100均アイテムをうまく使い分けましょう。

ハーネスとリード|脱走防止に必須

首輪だけでは、パニックになった猫が抜け出してしまうことがあります。避難時は慣れない環境・音・人の多さで猫が極度に興奮するため、ハーネスとリードのセットを用意しておきましょう。 

ただしハーネスも、普段から慣れさせておくことが大前提。初めて装着するとストレスで暴れることがあるため、自宅で少しずつ慣らしておくと安心です。

洗濯ネット|猫を落ち着かせるのに便利

洗濯ネットはペット用品ではありませんが、防災グッズとして非常に役立ちます。パニックになった猫をキャリーに入れる際、先に洗濯ネットに入れると暴れにくくなるためです。動物病院での診察時にも使われることがある方法で、猫をなだめる効果が期待できます。 

100均の60cm以上大判洗濯ネットを1〜2枚、防災袋に追加しておきましょう。軽くてかさばらないため、荷物の負担はほとんどありません。

3.猫用防災グッズをリュックに詰める時のポイント

猫用防災グッズをリュックに詰める時のポイント

グッズが揃っても、持ち出せる状態でなければ意味がありません。リュックへのパッキングにも、実際に持ち出すことを想定した詰め方のポイントがあります。詳しく解説するので実践してみましょう。

重さは10kg以内に抑える|猫と一緒に運べる重さに!

猫用の防災リュックは、中身だけで10kg以内を目安にしましょう。リュックに加えて猫をキャリーで抱えると、合計で15〜20kgになることもあります。荷物が重すぎると、避難が必要な状況でスムーズに逃げられなくなるかもしれません。重さを抑えるための4つの工夫を紹介します。 

フードは小分けにして必要最低限の量だけ入れる

猫砂は軽量タイプを圧縮袋に入れてかさを減らす

ペットシーツは薄型・少枚数にまとめる

ケージは現地調達できる場合は省略を検討する 

また、リュックを実際に背負って歩いてみるのが一番の確認方法です。「これなら猫を抱えても歩ける」と感じる重さに仕上げておきましょう。

多頭飼いの場合は分散して準備するのがおすすめ

猫を複数飼っている場合、1つのリュックにすべてを詰め込もうとすると重くなりすぎます。猫1匹につき1つのリュックを用意するか、家族で手分けして持てるように分散させるのが現実的です。 

猫ごとにグッズをまとめておくと、万が一家族が別々に避難することになっても、それぞれが対応できます。また、薬や写真など1匹1匹に紐づくものは、必ず猫ごとに分けてまとめておきましょう。

4.日頃からできる猫の防災対策

防災グッズを揃えるのと同じくらい、日常的な備えが猫の命を守ることにつながります。グッズ以外にやっておきたい猫の防災対策を3つまとめました。

ローリングストックでフードと水を備蓄する

「備蓄」というと別に保管しておくイメージがあるかもしれません。しかし、猫のフードや水は「使いながら補充するローリングストック」が管理しやすく鮮度も保てます。賞味期限が近いものから使い、使ったら補充するこのサイクルを回すだけで、常に一定量を確保できるでしょう。 

保管場所は、地震で倒れてきそうな家具の近くや水回りは避けてください。倒壊・水濡れのリスクが低く持ち出しやすい玄関付近などの場所に、猫の備蓄用スペースを設けておくのがおすすめです。

マイクロチップやワクチン接種を済ませる

災害時に猫とはぐれた場合、マイクロチップがあると身元確認がスムーズです。2022年6月からペットショップやブリーダーから販売される犬・猫へのマイクロチップ装着が義務化されています。飼い主が自分で保護した猫への装着は任意ですが、備えとして強くおすすめします。 

参考:環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録について」 

避難所では多くのペットが集まり感染症のリスクが高まるため、ワクチン接種も欠かせません。混合ワクチンの接種済み証明書は、避難所への入場を認められる条件になることもあります。

避難所以外の受け入れ先を確保しておく

すべての避難所がペットを受け入れるわけではありません。環境省のガイドラインでは「同行避難」を推奨していますが、避難所内に動物を入れられるかどうかは自治体・施設によって異なります。あらかじめ預かりが可能か確認・検討すべき受け入れ先の候補をチェックしておきましょう。 

ペット可のホテル・旅館

遠方に住む家族・知人宅

かかりつけ動物病院

地域のペット受け入れ可能な避難所の場所 

複数の選択肢を持っておくと、いざというときの判断もスムーズになるはずです。

関連人気記事:避難所のペット受け入れ可否とは?迷惑にならないための対策や必要なものも紹介

5.停電時も安心!Jackery(ジャクリ)ポータブル電源で猫の快適な避難生活を

停電時も安心!Jackery(ジャクリ)ポータブル電源で猫の快適な避難生活を

災害による停電は、猫の体調管理に直結します。しかし、冷暖房や保温器具は電気があることが前提で、発電機は排気が出るため室内では使えません。 

ポータブル電源は、家庭用コンセントと同じAC出力を備えた持ち運び式バッテリーです。排気が出ないため室内でも安全に使えます。停電中に役立つ理由は次のとおりです。 

扇風機やエアコンへ給電し、夏の熱中症リスクを下げる

ペット用ヒーターや保温マットで体温を保つ

スマホを充電し、動物病院や避難先と連絡する

自動給水器・給餌器を動かし、いつものルーティンを守る

猫は環境変化に弱く、給餌や給水のリズム維持が不安軽減につながります。 

Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は自然放電が少なく、満充電から1年後も約90〜95%の容量を維持できます。さらに国内ポータブル電源・ソーラーパネル市場で7年連続、売上高・販売台数No.1の実績も。猫と人の備えとして非常用品に加えておきましょう。

猫の避難におすすめのポータブル電源はこちら

6.猫の防災に関するよくある質問

猫の防災に関するよくある質問と、その回答をまとめました。

100均(ダイソー)のおすすめ猫用防災グッズを教えて!

100均(ダイソー)のおすすめ猫用防災グッズを教えて!

引用:ダイソー 

猫の防災グッズとしてとくにおすすめなのが、ダイソーの「ペット用消臭剤入りポリ袋(32枚)」です。避難所では使用済みの猫砂を周囲に配慮しながら処理する必要があります。ペット用消臭剤入りポリ袋は密封するだけで臭いをしっかり閉じ込めてくれるため、限られたスペースでも周りに迷惑をかけにくいです。猫砂と一緒に防災袋にセットで入れておくと、いざというときに探さずに済みます。

猫は在宅避難と同行避難どっちがいい?

環境省も推進しているように、猫と一緒に避難する「同行避難」がおすすめです。 

ただし、在宅避難が自分も猫も安心・安全と判断できる場合は、猫にとって慣れた自宅にとどまる選択肢もあります。自宅に被害がおよぶ可能性がほとんどない場合は、在宅避難も検討しましょう。ただし、災害の規模によっては停電を伴うことも多いので、ポータブル電源のような非常用電源があると安心です。

まとめ

猫の防災グッズと、いざというときの備えについてまとめました。 

防災グッズは命に関わるもの(フード・水・薬)を最優先に

避難時に使うキャリーや洗濯ネットは日常的に慣れさせておくことが大前提

リュックの重さは10kg以内を目安に。多頭飼いは分散して準備する

マイクロチップ・ワクチン・避難所以外の受け入れ先の確保まで含めて「防災」

停電時の電源確保には、室内でも使えるポータブル電源がおすすめ 

猫は「何かがおかしい」と感じても自分では伝えられません。飼い主が先を見越して備えておくことが、猫の命を守る一番の対策です。さっそく、今日から備えを見直してみましょう。

お役立ち製品一覧
関連人気記事