お盆に海はだめ?入ってはいけない理由・期間・地域ごとの違い・川遊びの注意点を紹介

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霊に足を引っ張られるなどの言い伝えから、「お盆の海に入ってはだめなの?」と悩んでいるでしょう。お盆に海に入ってはいけないという言い伝えは誰もが一度は聞いたことがあるかと思いますが、その理由についてはよく知らない人も多いです。 

そこで本記事では、お盆の海には入ってはいけないとされる理由を詳しく解説。どうしてもお盆に海に行きたい場合の注意点も紹介するので、お盆に海水浴や水遊びを楽しみたい方は役立ててみてください。

目次

1.お盆に海はだめ?風習や迷信による理由と期間


お盆に海はだめ?風習や迷信による理由と期間

お盆に海に入ってはいけないとされているのは、昔からの風習や迷信が根付いていることが理由です。 ここでは、風習や迷信に基づいたお盆に海に入ってはいけないとされる理由を解説していきます。

①幽霊に足を引っ張られるという言い伝えがある

昔から、「お盆に海にはいると幽霊に足を引っ張られる」という言い伝えがあります。これは先祖の霊が水辺に戻るとされるお盆特有の言い伝えで、亡くなった人への恐れや供養の気持ちから生まれたものです。 

またお盆の時期は水に関する事故が多いことから、事故防止の意味合いも含まれています。

②お盆の風習は地域によって異なる

お盆の時期や風習は、地域によってさまざまです。「8月13日〜16日」の旧盆に迎え火や送り火を行うのが一般的ですが、東京や神奈川県などの一部の地域では「7月13日〜16日」の新盆に行う場合があります。

 ほかにも沖縄県ではエイサーと呼ばれる伝統芸能を踊って先祖を供養するなど、地域によってお盆の時期や風習が異なります。お盆に旅行で他県へ出かける際は、その地域の風習や伝統に合わせて過ごすようにしましょう。

③お盆に海に入ってはいけない期間はいつ?地域による違い

お盆に海に入ってはいけないとされる期間は、「8月13日〜16日」のお盆の時期です。とくに送り盆の8月15日や16日は霊と一緒に行動すると考えられており、海へ近づくことは避けるべきとされています。 

また地域によってお盆の時期には違いがあるように、それに合わせて海に入ってはいけない期間も地域によってさまざまです。例えば沖縄県では旧暦に基づいてお盆を行うため、その年によって日程が異なります。お盆に旅行へ出かけて海水浴を楽しもうと考えている場合は、その地域の風習を事前に確認しておきましょう。

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2.お盆の海に入ってはいけない具体的な理由とは?


お盆の海に入ってはいけない具体的な理由とは?

お盆に海に入ってはいけないとされているのは、昔からの迷信だけが理由ではありません。ここでは、なぜお盆に海に入ってはいけないとされているのか、具体的な理由ついて解説します。

①クラゲが大量発生しやすい

お盆の時期は、クラゲが大量発生しやすい時期です。とくにアンドンクラゲなどの毒を持ったクラゲが発生しやすく、刺されると痛みやかゆみを伴う可能性があります。 

場合によってはアレルギー反応を引き起こす危険性もあるため、クラゲが発生しやすいお盆の時期には海に入ることを避けるようにと言われているのです。

②土用波による事故が増加しやすい

お盆は、「土用波(どようなみ)」と呼ばれる周期の長いうねりが発生しやすい時期です。穏やかな海だったとしても突然大きな波に変わり、沖へ流される事故が多発しています。 

天候が穏やかでも海へ入ってみると流れが早く激しい波が発生してる場合もあるので、注意喚起の意味を込めてお盆の海に入ってはいけないと言われています。

③離岸流が発生しやすい

お盆の海は、水温の上昇や台風の影響によって「離岸流」が発生しやすくなります。離岸流とは、岸に向かって押し寄せる波が沖に戻る際に生じる強い流れです。 

目ではわかりにくいですが、瞬時に沖合へ引き込まれて自力では戻ってこれなくなる危険性があります。お盆に海へ入ってはいけないとされているのは、こうした自然現象による事故を防ぐ意味合いも込められていることも覚えておきましょう。

④台風が発生しやすい

お盆を迎える8月は、台風の発生がピークとなる時期です。この時期の海は台風の接近や通過に伴って波が高くなりやすい傾向にあります。また急激な天候の変化も起きやすく、穏やかだった海の顔が急変する危険性も。 

お盆の時期に海へ出かける際は、常に最新の天気情報を確認して急に天候が変化しても対応できるようにしておきましょう。

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3.どうしてもお盆に海に行きたい!押さえておきたい注意点


お盆はなかなか休みを取れない人にとって貴重な連休であることも多く、「どうしても海へ行きたい」という人も多いでしょう。近年では風習を気にせずお盆に海へ出かける人も多いですが、事故のリスクが多いのも現実です。 

危険を知った上でもお盆に海水浴や海に行きたい人は、以下の注意点を押さえておきましょう。 

● 天気や海の状況を常に確認する

● 危険な流れや波が起こりやすい海域には近づかない

● ライフセーバーや監視員のいる海水浴場に行く

● ライフジャケットを着用する 

上記以外にも家族や仲間と一緒に行動するなど、できるだけ1人で行動しないことも命を守る対策の1つです。少しでも不安があれば無理をして海に入らず、砂浜など陸上で過ごすようにしましょう。

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4.お盆は「川遊び」も人気!その理由は?


お盆は「川遊び」も人気!その理由は?

お盆に海に入ることを避ける一方で、以下の理由から川遊びがお盆のレジャーとして人気を集めています。 

● 波が穏やかで小さな子どもでも遊びやすい

● 木々に囲まれて自然を満喫しながら遊べる

● 海よりも混雑を回避しやすい 

それぞれ解説していきます。

①波が穏やかで小さな子どもでも遊びやすい

川は海に比べて波が穏やかで、子どもと安心して遊べるのが魅力。とくに浅瀬が多い場所では、小さなこどもも遊ばせやすいと人気を集めています。

ただし、川で遊ぶ際には急な深みや流れの変化による事故が発生する可能性があるため注意が必要です。ライフジャケットを着用し、同行する大人は子どもから離れないなどの対策を徹底しましょう。

②木々に囲まれて自然を満喫しながら遊べる

川遊びの魅力は、なんといっても周囲を囲む自然の豊かさにあります。 

川のせせらぎの音や鳥のさえずりを感じながら、心も体もリフレッシュできるのが川遊びの醍醐味です。木陰に包まれた涼しい環境は、夏の暑さを忘れさせてくれるでしょう。

③海よりも混雑を回避しやすい

お盆の海水浴場は例年混雑していますが、川遊びスポットは比較的すいていることが多いです。周りの人を気にせずにのびのびと遊べるので、家族や友人とゆっくり過ごしたい人におすすめします。 

混雑を回避しながら遊びたい人は、近場の川遊びスポットをチェックしてみてください。

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5.お盆の川遊びで気をつけたいこと


お盆のレジャーとして人気を集める川遊びですが、急な増水や転落事故など川特有の危険もつきものです。 

ここでは、お盆の川遊びを安全に楽しむために注意すべき4つのポイントを解説します。

①急な増水や流れの変化

上流での雨やダム放流などによって、川は急激に水位が上がることがあります。天気がいい場合でも山や森の天気は非常に変わりやすいので、天気や川の水位は常にチェックすることがポイントです。 

雨が降り始めた、さっきよりも水位が上がったなど少しでも危険を感じたらすぐに撤退して安全を確保しましょう。

②岩場での滑落・転倒事故

川辺には苔が生えた岩場が多く、足元が滑りやすいです。岩場から滑り落ちると大怪我につながる可能性もあるため、移動は慎重に行いましょう。 

とくに普通のサンダルやスニーカーは滑りやすいため、川遊びの際はウォーターシューズを履くのがおすすめです。

③水温の低さによる体調不良

川の水は海よりも冷たいことが多く、長時間入っていると体調不良を引き起こしやすくなります。水に入る時間を決め、休憩中はタオルでしっかりと拭いて日差しが当たる場所で体を温めましょう。 

羽織れる上着やラッシュガードを用意しておくと、体温を維持しやすいです。体を冷やしすぎないように工夫して、安全に川遊びを楽しんでください。

④遊泳禁止エリアや看板の表示

川には、遊泳禁止エリアが設定されていることがあります。事故を防止するためにも、必ず看板の表示や管理者の指示に従いましょう。 

知らずに立ち入ってしまうと、荒波に流されてしまうなど危険な目に遭ってしまう可能性があります。事前の情報収集を怠らないのがポイントです。

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6.お盆に海・川遊びを満喫するために揃えたいアイテム


お盆に海・川遊びを満喫するために揃えたいアイテム

お盆に海や川で水遊びを満喫するなら、安全に遊ぶための装備が必要です。ここでは、お盆に海や川遊びに揃えておきたいアイテムを紹介します。

①ライフジャケット・ウォーターシューズ:安全対策に

水遊びには危険が潜んでいるため、安全対策が欠かせません。海や川で遊ぶ際は、以下のような安全対策グッズを揃えておきましょう。 

● ライフジャケット

● ウォーターシューズ

● 浮き輪

● ラッシュガード 

とくに子どもや高齢者と一緒に遊ぶ際は、上記のような安全対策グッズを揃えておきましょう。万が一、事故が発生した際に救助活動ができるように安全ロープなどを備えておくのもおすすめです。

②日焼け止め・帽子・サングラス:紫外線対策に

お盆は紫外線が強く、対策を行わないと肌にダメージを与えてしまう可能性があります。海や川で遊ぶ際は、以下のようなグッズを用意しておくと安心です。 

● 日焼け止め

● 帽子

● サングラス

● アームカバー

● UVカット加工パーカー 

直射日光を浴びないことは、熱中症対策にも繋がります。水辺はとくに日差しが強いため、しっかりと対策を行いましょう。

③ポータブル電源:料理・スマホ充電・暑さ対策などに

夏やお盆の海や川でのアウトドアではコンセントがなく、扇風機などの家電で暑さ対策を行うことができません。そんなときに役立つのが、コンセントのない場所でも電力供給ができる大容量バッテリー「ポータブル電源です。 

スマホの充電だけでなく家電への給電も可能なポータブル電源があれば、サーキュレーターやポータブルクーラーによる暑さ対策もばっちり。電気ケトルやホットプレートなどの調理家電を使用すれば、料理のレパートリーが増えてよりアウトドアをより満喫できるようになるでしょう。

7.お盆のアウトドアをもっと快適に!Jackeryのポータブル電源で夏を満喫しよう


お盆のアウトドア・水遊びに!Jackeryのポータブル電源で夏を満喫しよう

お盆のアウトドアのお供にポータブル電源を導入するなら、コンパクト設計で持ち運びやすい「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源がおすすめです。 

【Jackery ポータブル電源おすすめポイント】 

● 防災製品等推奨品マークを取得するほど安全性が高いから夏のアウトドアでも安全に使える

● 静音レベル約30dB以下だから、人が多い海や川でも動作音を気にせずに使える

● 豊富な出力ポートで家電を使用しながらスマホの充電ができるから充電切れで思い出の瞬間を逃さない

● 電気グリルやホットプレートで煙を気にせずバーベキューが楽しめる 

「Jackery」のポータブル電源は安全性・持ち運びやすさ・コスパの良さを兼ね備えた最強アイテムです。アウトドアをより安全で快適にしてくれる「Jackery」のポータブル電源で、家族や友人と過ごす夏を思いっきり楽しみましょう。

キャンプや車中泊などアウトドアにおすすめのポータブル電源一覧

8.「お盆 海」に関するよくある質問(Q&A)


ここでは、「お盆 海」に関するよくある質問についてお答えしていきます。

●お盆に海に行ってはいけない日はいつ?

多くの地域では「8月13日〜16日」がお盆とされており、この期間は海へ入ることを避ける風習があります。ただし、お盆の時期は地域によってさまざまです。それに合わせて海に入ってはいけないとされる日が異なる場合があります。 

旅行やアウトドアの予定を立てる際は各地の風習や行事日程を確認し、その地域に合わせた過ごし方ができるようにしておきましょう。

●沖縄ではお盆に海に入ってはだめですか?

沖縄県では旧盆を中心に、海へ入ることを避ける風習があります。夏の沖縄の海を楽しみたい場合は、お盆の時期を避けて訪れるのがおすすめです。 

万が一、お盆の時期に沖縄県へ旅行へ行く場合は、現地の風習や海の状況に合わせて安全第一で行動しましょう。

9.まとめ


今回は、お盆に海に入ってはいけないとされている理由について詳しく解説しました。思わぬ事故が発生する可能性もあるため、安全対策をしっかりと行うことが海や川での水遊びを楽しむためのポイントです。 

お盆は熱中症のリスクもあるため、アウトドアへ出かける際は扇風機やポータブルクーラーで暑さ対策できる「Jackery」のポータブル電源を用意しましょう。「Jackery」のポータブル電源で、安全を確保しながら夏ならではの思い出を作ってみてください。

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