1.ファミリーキャンプで荷物を減らすコツ5選
子供と一緒に楽しめるファミリーキャンプは想像以上に荷物が多くなりがちです。ここでは、ファミリーキャンプを楽しみたい方に向けて、荷物を減らすコツを紹介します。これから家族でキャンプに出掛ける予定がある方は、荷造りの際に参考にしてください。
①荷物の優先順位を決める
キャンプの目的やスタイルに合わせて、荷物に優先順位を付け、必要な道具を厳選すれば荷物は減らせます。持ち込む荷物が少なくなれば、荷造りや当日の設営、撤収時の時間と負担が減らせ、快適なキャンプ体験につながります。
②多機能のキャンプ用品を選ぶ
一つの道具でも、二種類以上の役割を果たす多機能なキャンプ用品を選ぶと荷物は減らせます。例えば、調理器具や調味料など細々した荷物を収納するコンテナは、調理や食事の際のテーブルとして活用できます。荷物の総量と数が減らせるので、管理が楽になるでしょう。

出典:天幕燗銅壺
他にも、tent-Mark DESIGNSから発売されている「天幕燗銅壺」は、燗酒を温めながら、横のグリルで焼き物を楽しんだり、調理器具を外せば、焚き火台として活用できたりします。一台で二役、もしくは三役をこなすキャンプ用品を選べば、荷物は減らせます。
③レンタルサービスを利用する
ファミリーキャンプは荷物が多くなりがちですが、上手くレンタルサービスを活用すれば、手荷物を減らせます。以下の条件に当てはまる方は、自分で荷物を準備するよりも、レンタルサービスの利用がおすすめですので、参考にしてください。
・ファミリーキャンプの経験が少ない、もしくはキャンプ初心者
・一緒にキャンプへ行くメンバーに小さい子供がいる
・荷物を用意する手間や負担を減らして、気軽にキャンプを楽しみたい
レンタルサービスを利用すれば、テントやタープ、テーブルセットなど必要不可欠なものの、かさばりやすい荷物を持ち運ばずに済み、気軽にファミリーキャンプを楽しめます。
④使わなかった荷物を次回から減らす
使用頻度が少ない荷物を思い切って省くことで、準備や設営、撤退にかかる手間が減り、より効率的で快適な時間が過ごせるでしょう。キャンプ経験を積み重ねていくと、持って行ったものの使う機会がなかった荷物や、出番が少なかった荷物が明確になっていきます。
⑤食材を人数分小分けにする
キャンプに出掛ける前に食材をカットしたり、小分けにしたりしておけば、持ち込む調理器具を減らせます。さらに食材の下ごしらえまで事前に済ませておけば、調理にかかる手間も省けます。食事全般の作業時間が短縮できるので、食材を小分けにするのはおすすめです。
他にも、食材を人数分小分けにしておくことで、食材の鮮度を保ったり、片付けや洗い物にかかる時間を短く済ませたりと複数のメリットがあります。クーラーボックスから食材を取り出す際も、小分けにしておけば取り出しやすく、冷気が外に逃げるのを防げるでしょう。
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2.ソロキャンプの荷物を減らす方法3選

ソロキャンプの場合、サイトへの移動から拠点の設営、撤収までの作業を一人で行う必要があります。荷物が少なければ身体にかかる負担や作業時間が減らせ、効率良く作業ができます。ソロキャンプ時の荷物を減らす方法は、以下のとおりです。
①組み立て式の道具を選ぶ
組み立て式のキャンプ用品は軽量で、かさばりにくく、限られたスペースを有効に活用できます。例えば、組み立て式の椅子は、パーツごとに分解して持ち運びできるため、余分なスペースを取らず、荷物量が限られるソロキャンプにおすすめです。
椅子以外にも組み立てたり、折りたたんだりすることで、コンパクトに持ち運べる道具があります。代表的なキャンプ道具は以下のとおりです。
・テーブル
・コット(簡易ベッド)
・焚き火台・BBQコンロ
・ゴミ箱
・収納ボックス
ソロキャンプの限られた荷物・積載量と目的に応じて、道具を選び分けることで、満足度の高いキャンプ時間につながります。これから道具を揃えていく方は参考にしてください。
②直火できるキャンプ場を選ぶ
直火で焚き火ができるキャンプ場を選べば、焚き火台の準備が不要で、持ち込む荷物が減らせます。キャンプの醍醐味である焚き火を楽しむには、焚き火台の使用が必要なキャンプ場が多く、荷物が多くなりがちです。
ただし、直火可能なキャンプ場の数はまだ少ないのが現状なため、利用予定の施設情報を事前に集めておくのがおすすめです。施設によっては焚き火台をレンタルできる場合もあるので、荷物を減らしたい方は、キャンプ選びの際に忘れずに確認してください。
③バックパックを使う
バックパックを使えば、物理的に持ち込める道具の量に制限されます。結果的に荷物が減るため、荷造りから当日の拠点設営、撤収までの負担や時間が軽減できます。ソロでテント泊に出掛ける場合は、容量が40L〜60Lのバックパックを準備すると荷物の過不足がなく、安心してキャンプを楽しめるでしょう。
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3.バイクキャンプで荷物の容量を減らす方法3選
バイクキャンプの場合は、バイク走行時の安定性や安全を考え、荷物の容量・積載量を最小限に抑える必要があります。ここでは、バイクキャンプ時の荷物を減らす方法を厳選して紹介するので、これからバイクキャンプを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
①大型のギアは現地でレンタルする
テントやタープなど、かさばる大型の荷物は現地でレンタルするのがおすすめです。積載量が大幅に減るので、バイク走行中の安全性を考える上でも有効な方法です。荷物の積み下ろしや、サイトまでの移動にかかる負担を軽減することにもつながります。
②ダウンのシュラフを選ぶ
シュラフ(寝袋)は圧縮してコンパクトに持ち運べるダウン素材のものがおすすめです。宿泊を伴うキャンプにはシュラフは必須の荷物ですが、かさばりやすい特徴があります。化繊シュラフと比較してダウンシュラフは圧縮しやすく、軽量で保温性にも優れています。
③スタッキングできる道具を選ぶ
バイクの限られた積載スペースを最大限活用するにはスタッキング(入れ子収納)ができる道具を優先して選ぶと良いでしょう。特に、調理器具はスタッキングできるクッカー(小型調理器具)で揃えるのがおすすめです。
クッカーの中に収納できる代表的なアイテムは以下のとおりです。
・ガスバーナー
・ガス缶
・カトラリー(スプーン・フォーク・ナイフ)
・コーヒードリッパー
クッカーの空間を上手く活用すれば、小物アイテムが収納できます。これからキャンプ道具を揃えていく場合は、機能だけでなく、スタッキングできるかも併せて確認してください。
4.キャンプで最低限必要な持ち物リストといらなかったものリスト

キャンプはスタイルによって、必要な持ち物が変わります。快適なキャンプ時間を過ごすには持ち物を過不足なく揃えるのが重要です。ここでは、デイキャンプ、ソロキャンプ、ファミリーキャンプの3つのスタイル別に必要な持ち物を見ていきましょう。
●デイキャンプ
デイキャンプは宿泊を伴わないため、寝具や明かりを確保するための照明器具は不要です。本格的なテント設営も不要な場合が多く、タープやポップアップテントで代用できます。代表的な持ち物リストと不要な持ち物リストは以下の表のとおりです。
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必要 |
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不要 |
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サイト設営 |
タープ or ポップアップテント |
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寝具 |
テント |
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チェア |
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寝袋 |
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テーブル |
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コット |
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ペグ・ハンマー |
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食事・調理 |
食材をカットする道具 |
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食事・調理 |
食材・飲み物 |
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ケトル |
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熱源(コンロ/焚き火台など) |
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フライパン |
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燃料 |
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ツーバーナー(2口コンロ) |
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調理器具・食器類 |
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ダッチオーブン |
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クーラーボックス |
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ウォータージャグ |
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衛生・安全 |
ゴミ袋 |
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高性能/大型クーラーボックス |
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ウェットティッシュ・除菌グッズ |
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その他 |
アウトドアワゴン |
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救急セット・常備薬 |
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ランタン/ランタンスタンド |
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着替え・雨具 |
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大量の飲料水 |
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●ソロキャンプ
ソロキャンプは運搬から拠点の設営、撤収まですべての作業を一人でこなす必要があるため、荷物が多すぎると体力を消耗したり、道具の管理が負担になったりします。
タープやコット、ウォータージャグなど重量があるにも関わらず、単一機能の道具は不要になりやすいため、他の道具で代用できるか検討すると良いでしょう。ソロキャンプを安全かつ快適に過ごすには、以下の表にあげた持ち物を中心に準備してください。
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必要 |
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不要 |
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サイト設営 ・ 寝具 |
テント |
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サイト設営 ・ 寝具 |
タープ |
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寝袋(シュラフ) |
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コット |
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マット |
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ランタンポール |
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食事・調理 |
バーナー(または焚き火台) |
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枕 |
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燃料 |
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椅子・テーブル |
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クッカー |
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食事・調理 |
ケトル |
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食材・飲み物 |
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ダッチオーブン |
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クーラーボックス |
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食器類(皿・カトラリー) |
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照明 |
ランタン/ヘッドライト |
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フライパン |
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衛生・安全 |
救急用品 |
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その他 |
ウォータージャグ |
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ゴミ袋 |
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ガスランタン |
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モバイルバッテリー |
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予備のランタン(2つ以上) |
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着替え・雨具 |
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大量の飲料水 |
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●ファミリーキャンプ
ファミリーキャンプは人数分の道具が必要になるため、荷物が多くなりがちです。荷物の量を減らせば、運搬や設営、撤去の負担が減り、安全で快適なキャンプ体験につながります。
ファミリーキャンプ時に必要な持ち物リストは以下の表のとおりです。
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必要 |
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不要 |
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サイト設営 ・ 寝具 |
テント |
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サイト設営 ・ 寝具 |
タープ |
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寝袋(シュラフ) |
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コット |
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寝具用マット/フロアマット |
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銀マット |
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ペグ・ハンマー |
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高性能シュラフ |
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椅子・テーブル |
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折りたたみリクライニングチェア |
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食事・調理 |
クーラーボックス |
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照明 |
ランタンスタンド |
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熱源(コンロ・焚き火台など) |
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ガスランタン |
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燃料 |
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食事・調理 |
ツーバーナー(2口コンロ) |
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調理器具・食器類 |
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ケトル |
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照明 |
ランタン |
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ダッチオーブン |
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衛生・安全 |
ゴミ袋 |
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その他 |
大量の飲料水 |
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救急セット・常備薬 |
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保冷剤 |
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着替え・雨具 |
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ウォータージャグ |
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ウェットティッシュ・除菌グッズ |
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アウトドアワゴン |
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遊び道具 |
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5.快適なキャンプの必需品「ポータブル電源」とは

キャンプで荷物を減らすことは重要ですが、快適性が損なわれてストレスを抱えるようでは、本末転倒です。ポータブル電源があれば、自宅にある家電を駆使した快適なキャンプを実現できます。ポータブル電源とは、内部に貯めた電気から家電を動かせる機器です。
ポータブル電源があれば、電源サイトに頼る必要がなく、キャンプ場の幅が広がるでしょう。USBやACコンセント、DC出力などからスマホの充電はもちろん、小型家電や調理器具などに給電可能です。キャンプ場で活躍する場面を紹介します。
・扇風機や電気毛布などの冷暖房機器を使い、快適な気温で過ごせる
・電子レンジや電気ケトルを使い、簡単にキャンプ料理が作れる
・ポータブル冷蔵庫にキャンプ料理で使う食材を冷蔵保存しておける
・LEDランタンを点灯させて、夜の暗闇を照らせる
・キャンプの風景を撮影するためのスマホを、常にフル充電にしておける
キャンプ場で使うポータブル電源は、創業から14年間で世界販売台数600万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製品がおすすめです。UL認定の安全性、耐火性、耐衝撃性を備えているので、屋外でも安全に使用できます。
業界トップクラスのコンパクト軽量設計により、持ち運びの邪魔になりません。リン酸鉄リチウムイオン電池採用により、10年以上もキャンプで活躍するでしょう。急速充電により短時間でフル充電でき、自然放電技術により使いたい時にすぐ使えます。
6.冬キャンプで荷物を減らすコツ3選
冬キャンプは防寒対策のため荷物が増えがちですが、コツを抑えれば荷物の量を大幅に減らせます。宿泊先や拠点を選ぶ際に注意をしたり、キャンプ時に小さな工夫をしたりすれば、荷物は減らせます。冬キャンプ時の荷物を減らす具体的な方法は、以下のとおりです。
①冷暖房完備のコテージを選ぶ
冷暖房が完備されているコテージを利用すれば、大型の暖房器具を持ち込む必要がなく、荷物を大幅に減らせます。コテージ泊の場合、冷暖房だけでなく、寝具が用意されているのが一般的で、宿泊拠点を整えたり、就寝に必要な道具を準備したりする手間も不要です。
②一つのクッカーで毎食作る
調理器具を絞り、一つのクッカーを使い回して食事を作ることで、荷物や後片付けの手間を減らせます。自然の中で食事を作るのはキャンプの醍醐味ですが、ダッチオーブンやスキレットなど様々な調理器具を持っていくと、荷物が増えて結果的に洗い物が増えます。
ソロキャンプの場合は、一つのクッカーで料理をし、そのまま食事にすれば、盛り付け用の皿を準備する必要がなく、洗い物にかかる手間が減らせます。ファミリーキャンプの場合は、サイズの大きめのクッカーで料理をして、シェアする形で対応するのが良いでしょう。
③電源付きのサイトを選ぶ
電源付きサイトを選べば、暖房器具をコンパクトな電化製品で代用できるため、荷物が減らせます。例えば、石油ストーブをセラミックファンヒーターで代用したり、ホットカーペットや電気毛布を活用したりすれば、暖かく快適に過ごせる上で荷物を減らせるでしょう。
ただし、電源付きサイトの多くは、消費電力の上限が設定されています。電気ストーブやホットプレートなど出力ワット数が高い電化製品を同時に使う場合はすぐに上限に達する場合があります。電力消費の少ない電化製品を組み合わせたり、代用するのがおすすめです。
まとめ
キャンプに持っていく荷物が減ると荷造りや当日の拠点設営、撤収時の時間と負担が軽減できます。荷物を減らすコツは、キャンプのスタイルに応じて持って行く荷物を選び分けることです。本記事を参考に、楽しく快適なキャンプ時間を過ごしてください。
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