①5kWhの蓄電池の価格相場は工事費込みで85~110万円程度
経済産業省の調査によると、補助制度を使わずに家庭用蓄電システムを設置する場合の設備費は15〜20万円/kWhで、これに工事費が約2万円/kWhかかります。5kWhに当てはめると、設備費75〜100万円+工事費10万円で、合計85〜110万円程度が相場です。
補助制度を使えると費用を大きく下げられる可能性があります。同調査では設備費約11.1万円/kWh・工事費約1.0万円/kWhが補助金適用時の平均費用です。5kWhなら60万円程度まで実質的な負担が下がる可能性があります。
まれに自治体ごとの上乗せ補助が使えるケースもあるため、設置前に住んでいる地域の制度を調べてみましょう。
参考:経済産業省資源エネルギー庁「令和6年度 定置用蓄電システム等電力貯蔵システムの普及拡大に向けた調査」
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②5kWhの蓄電池はどれくらい使える?

5kWhが自分の家庭にとって十分かどうかを判断するには、まず1日にどのくらいの電気を使っているかと照らし合わせる必要があります。使える時間の目安と、足りる・足りないケースをそれぞれ見ていきましょう。
●5kWhで使える電力量|一般家庭の半日分程度
環境省「令和5年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」では、世帯ごとの年間電気使用量が3,911kWhと報告されています。1日あたりに換算すると約10.71kWhです。5kWhはちょうど、この1日当たりの電気使用量の半分程度にあたります。
つまり、平均的な電気の使い方をしている家庭では、5kWhの蓄電池で半日分ほどの電力をまかなえる計算です。停電が数時間〜半日程度続くケースへの備えとしてはしっかり機能します。停電中、使う家電をセーブすれば1日程度はもつ可能性もあるでしょう。
一方、いつも通りの使い方で一晩中・丸1日分をカバーしたい場合は10kWh前後が必要になります。
●5kWhで足りる可能性が高い家庭の例|1~2人程度の少人数世帯・最低限の停電対策
5kWhで十分対応できるケースは以下のとおりです。
・1〜2人暮らしで電気の使用量が少ない
・昼間は外出が多く、夜だけ電気をよく使う
・「とりあえず停電時にスマホとライトだけ使えればいい」程度の最低限の備えが目的
・太陽光発電とセットで使い、昼間に充電して夜間に消費する予定
少人数世帯で電気をそこまで多く使わない場合や、「まず蓄電池を試したい」というスタート段階での一台として、5kWhはコスト面でも使い勝手でもメリットがあります。太陽光発電と組み合わせると昼間に充電・夜間に放電のサイクルでちょうどよく電気を消費でき、効率のよい電気代の節約も可能です。
●5kWhでは足りない可能性がある家庭|3人以上の家族・在宅ワーク・オール電化
反対に、以下のような家庭では5kWhだと不足しがちです。
・3人以上の家族で電気使用量が多い
・在宅ワークで昼間も電気を使い続けている
・オール電化で給湯・暖房・調理をすべて電気でまかなっている
・停電が1日以上続いても冷蔵庫の食材を守りたい
こうした家庭では、半日でバッテリーが尽きることも少なくありません。10kWh以上の蓄電池か、後から容量を追加できる拡張型の製品を選ぶほうが、長い目で見ると安心です。
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③小容量から始めて拡張可能!ポータブル電源のおすすめ4選

据え置き型の蓄電池は設置工事が必要で、一度決めた容量は後から増やせません。最初から容量を大きく見積もると費用がかさみ、「将来必要になったら追加したい」というニーズには対応しにくいのが実態です。そこで、容量拡張に対応する「ポータブル型電源」の選択肢もおすすめします。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は専用の拡張バッテリーを後から追加でき、最初は小容量でスタートして必要になったタイミングで容量を増やせます。固定の場所に設置しないため、工事費が一切かからないのもメリットです。日本国内のポータブル電源市場で年間売上No.1という実績もあるため、安心してお使いいただけます。
ここでは5kWhの容量に対応するJackeryの4モデルを紹介します。あなたの用途や予算に合った1台を見つけましょう。
●【1000Wh~5000Wh】Jackery ポータブル電源 1000 Plus
容量1,264Wh・定格出力2,000Wで、ほぼすべての家電を動かせる出力を持ちながら軽量コンパクトなモデルです。拡張バッテリーを最大3台まで接続でき、合計で約5kWhまで容量を増やせます。
5kWhの据え置き型蓄電池と同じ水準を、まず1台で使い始めて状況に応じて段階的に増やせるのがメリットです。さらに充放電サイクル4,000回の長寿命バッテリーを搭載しており、毎日使っても10年以上使い続けられます。5年保証もあるので、はじめての導入でも安心です。
●【2042Wh~12000Wh】Jackery ポータブル電源 2000 Plus
容量2,042Wh・定格出力3,000Wで、冷蔵庫やエアコンをはじめとした消費電力の大きい家電にも対応できるモデルです。拡張バッテリーを最大5台追加でき、合計で最大12kWhまで容量を増やせます。
拡張バッテリー1台で約4kWh、2台で約6kWhとなるので、どちらかから試してみるのがよいでしょう。「6kWhでも足りなかった…」という場合は、3~5台目の拡張バッテリーを追加すればOKです。停電時の備えとしても、日常の節電用としても使いやすいバランスのモデルといえます。
●【3584Wh~21500Wh】Jackery ポータブル電源 3600 Plus
単体でも3,584Whの容量を持ち、拡張バッテリーを最大5台追加することで21.5kWhまで拡張できます。家族が増えたら蓄電池の容量が足りないかも…と心配な方でも、15〜20kWh級を視野に入れて導入できるモデルです。
充放電サイクルは6,000回と圧倒的な長寿命設計で、初期費用の高さを「長く使える」ことでカバーしています。拡張バッテリーも積むとサイズ・重量ともに大きくなりますが、キャスターと伸縮ハンドルにより移動もラクラクです。家中好きなところで使えます。
●【5040Wh~30240Wh】Jackery ポータブル電源 5000 Plus
容量5,040Whと、単体ですでに5kWhを超えるJackery最大容量のモデルです。定格出力は6,000Wで、エアコン・IHクッキングヒーター・電動工具など消費電力の大きな家電も安心して使えます。
拡張バッテリーを最大5台追加すれば容量を最大30.24kWhまで増やすことが可能です。「5kWhは絶対必要。状況に応じてもっと余裕を持ちたい」という方におすすめします。100V/200V両対応のAC出力を備えているので、200V家電が多いオール電化住宅にもおすすめです。
④5kWh蓄電池に関するよくある質問
5kWh蓄電池に関するよくある質問と、その回答をまとめました。
●5kWh蓄電池でエアコンは何時間動かせますか?
エアコンの消費電力は機種や設定によって変わりますが、家庭用エアコンの目安は500〜800W程度のため、5kWh蓄電池で動かせる時間は5~8時間が目安です。計算式は以下のとおり。
・5,000Wh(5kWh)÷消費電力(W)×変換効率0.8=稼働時間
※使用時に発生する電力ロスを20%と想定し、0.8をかけて算出しています。
エアコンは常に最大消費電力で動くわけではないため、実際の稼働時間はこれより長くなるケースも多いです。あくまでも最大消費電力を使い続けた場合の目安として参考にしてください。
●5kWの太陽光発電+5kWh蓄電池の価格はどのくらいですか?
5kWの太陽光発電+5kWh蓄電池の価格相場は228〜253万円です。経済産業省のデータによると、2024年の住宅用太陽光発電の設置費用は1kWあたり平均28.6万円となっています。5kWの太陽光発電なら143万円程度が目安となります。これに5kWhの蓄電池の相場である85〜110万円を合わせると、セットで228〜253万円が相場です。
ただしこれは補助なしの目安です。国・自治体の補助制度を活用すれば、実質負担額を大幅に下げられる可能性があります。太陽光発電と蓄電池を同時に申請できる補助制度もあるため、設置業者に相談する前に最新の情報を確認するとよいでしょう。
参考:経済産業省・調達価格等算定委員会「令和7年度以降の調達価格等に関する意見」
まとめ
5kWhの蓄電池の費用は工事費込みで85〜110万円程度が相場です。
一般家庭の1日の消費量の半分程度をまかなえる容量で、1〜2人世帯の最低限の停電対策や太陽光発電との組み合わせには十分対応できます。3人以上の家族やオール電化住宅では半日で電池が尽きることもあるため、はじめから10kWh以上を検討するか、後から拡張できるタイプを選ぶのがおすすめです。
据え置き型は容量が固定されてしまうのがデメリットです。一方でJackery(ジャクリ)のポータブル型蓄電池なら小さめの容量から始めて、拡張バッテリーで後から増やせます。「とりあえず試してみたい」という方でも段階的に増やせるのは、据え置き型にはないメリットです。
設置工事不要でコスパ良し、さらに持ち出して好きな場所で使うことも可能なので、5kWhクラスならポータブル型蓄電池も候補に入れるとよいでしょう。




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