1.北海道で車中泊が禁止されている道の駅及び駐車場リスト
では、北海道で車中泊が禁止されている場所についてリストをご紹介していきます。事前に知っておくことで、車中泊旅の計画に支障をきたすことを防ぐことができます。参考にしていただければ幸いです。
●北海道にある車中泊が禁止されている道の駅
北海道有珠郡壮瞥町滝之町384−1 |
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北海道虻田郡京極町川西45−1 |
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北海道松前郡松前町唐津379 |
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北海道亀田郡七飯町峠下380−2 |
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北海道川上郡弟子屈町湯の島3丁目5−5 |
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北海道釧路市阿寒町上阿寒23線36−1 |
以上6か所です。上記の道の駅は、敷地内に警告文が掲載されているところです。ただ、道の駅は基本的に「宿泊目的の長時間滞在はご遠慮ください」というスタンスです。警告文も、「ご遠慮ください」という文面が多く、あからさまに“車中泊禁止”という文面はありません。
また、道の駅も車中泊利用者に対して対策を実施しているところも増えてきています。車中泊専用駐車スペースを確保したり、RVパークを併設するなど、区画をキチンと整備するところが増えてきていますね。また、RVパークが併設している道の駅では、「RVパーク以外の駐車場では長時間滞在をご遠慮ください」というスタンスになっていますので、参考にしてください。
●北海道にある車中泊が禁止されている駐車場
北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉 |
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北海道中川郡美深町紋穂内 |
洞爺湖温泉街では、車中泊での長期滞在で利用される方の混雑が問題となっているようで、近年では無料で利用できる噴水駐車場での車中泊利用を“ご遠慮願います”としています。森林公園びふか アイランドでは、キャンプ場が併設されています。そのキャンプ場を利用せず、駐車場での車中泊が問題視されたことがきっかけで、一部の駐車場で車中泊を禁止しているようです。利用の際はご注意ください。
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2.北海道で車中泊できる場所でも禁止とされる行為
北海道にある道の駅や無料で利用できる駐車場で車中泊が禁止されるようになった背景には、車中泊利用者のマナー違反が多かったことがあります。これ以上、車中泊スポットが減ることのないよう、気を付けたいものです。ここでは車中泊をする際のNG行為をまとめていますので、参考にしてください。
●キャンプ行為
道の駅や無料の駐車場では、停車させている駐車場でのキャンプ行為はNGです。椅子やテーブルを広げてくつろいだり、焚火をするなどはほかの利用者への迷惑となります。道の駅は、車で移動している方たちの休憩スポットとしての役割があります。
その役割を害するような行為が多いと、標識を立てざるを得なくなるのも当然です。車中泊で利用する場合は休憩や仮眠は車内に納めておき、ほかの利用者の迷惑とならないよう気を配る必要があります。
●ゴミのポイ捨て
車中泊では調理や食事を車内で行うと、少なからずゴミはでます。道の駅ではゴミ箱を設置していない場所もあるため、ゴミを周囲に捨てて帰るという行為が問題視されてきました。ほかにも、
「ゴミ箱まで行くのが面倒だからその辺に捨てる」
「ほかに捨ててあるゴミを見つけたから、ひとつやふたつ増えても問題ないだろう」
という考えが、結果として環境の悪化を目立たせてしまいます。車中泊においてのマナーでは、“車中泊で出たゴミは持ち帰る”というのがルールです。車中泊利用者全てがポイ捨てしているわけではないにしろ、数少ない誰かがやっていることで、全車中泊利用者が疑われてしまうのです。
●騒音&アイドリング
北海道での道の駅や無料の駐車場で車中泊をされている方の中には、一晩中“エンジンをかけっぱなし”にされる方や、騒音を出す方もいらっしゃいます。ほかにも、
「夜中にオーディオなどをつける」
「酒盛りで夜どおし騒ぐ」
などの行為も、他の利用者の迷惑にもなりますのでNGです。車内だからといって大きな声を出せば外に漏れてしまいます。また、車の開閉の際に出る音も、静まり返った駐車場では何気に響きます。ドアを強く締めるのも避けた方が良いでしょう。
●長時間滞在
道の駅の公式サイトには、“宿泊目的の長時間滞在はご遠慮ください”とあるように、あくまでも休憩施設であるスタンスを取っています。そのため、長時間滞在もNG行為です。道の駅や無料の公共施設をリよする際は、仮眠を取る程度に済ませた方が無難ですね。
3.北海道で安心&安全に車中泊ができる場所の4つの探し方
一般道での車中泊で、禁止されている、または車中泊に関して“ご遠慮ください”というスタンスの施設が増えていく中で、道の駅や無料で利用できる施設で停泊することに不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。ここでは安心&安全に車中泊を満喫できる車中泊スポットの探し方についてまとめています。
①RVパークやオートキャンプ場などの有料スポットを利用する
RVパークは車中泊専用の宿泊施設です。オートキャンプ場は車の乗り入れが可能なサイト(区画)があるキャンプ場のことで、どちらもお金を払って車中泊をする場所です。有料な分、しっかり“停泊できる場所“を確保でき、管理人も常駐している場所もあって安心して車中泊を楽しむことができます。ホテルや旅館などの宿泊施設を利用するよりも安く利用できおすすめです。
②道の駅公式サイトで車中泊に関しての情報をチェック
道の駅や無料駐車場の公式サイトでは、車中泊に関して言及しているところもあります。停泊ポイントとして予定している道の駅がある場合は、一度公式サイトを確認して、車中泊に関しての情報が掲載されていないかをチェックするのも良い方法です。
③車中泊関連の個人ブログや情報サイトをチェック
最近では、車中泊関連の個人ブログも増えてきており、道の駅で車中泊をされている様子をブログに上げている方も珍しくありません。もし、あなたが行ってみたい道の駅や車中泊スポットとして利用してみたい場所があるのであれば、個人ブログをチェックしてみるのもおすすめです。公式サイトでは知り得なかった情報もあげてくれていたりもするので参考にすると良いでしょう。
④現地の観光案内所を利用する
道の駅の多くは観光案内所が設置されています。そこで情報収集するのもひとつの方法です。
最寄りにあるオートキャンプ場やRVパーク、温泉施設や観光スポットが案内されていますので、道の駅に立ち寄った際にはぜひ利用したい場所ですね。
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4.北海道で車中泊が歓迎されている道の駅3選
ここでは北海道にある道の駅で、車中泊が歓迎されている道の駅をご紹介しています。歓迎されている道の駅の多くは、RVパークやオートキャンプ場が併設していて、車中泊をしても良いですよっていうエリアが明確になっているところが多いです。参考にしてみてください。
①「道の駅 阿寒丹頂の里」

参照元:https://tabiiro.jp/leisure/s/210362-kushiro-michinoekiakantanchonosato/
宿泊施設や温泉施設、キャンプ場などの複合施設であると同時に、道の駅も併設しています。年中ツルを見ることができるエリアでもあり、冬期はタンチョウの給餌も見学できる観光スポット。ここではRVパークが併設されているので、車中泊も可能な道の駅です。
ですが、前述に合った通りこの道の駅のスタンスでは、RVパーク以外での駐車場での車中泊に関してご遠慮ねがいますというスタンスです。「車中泊はRVパークで」ということなのでしょう。一例としてここでご紹介しておきますね。RVパークは1500円/1台1泊ととても良心的な価格設定になっています。温泉施設もあり、施設も充実しているので、ルールを守って車中泊を満喫して頂けたら幸いです。
住所 |
北海道釧路市阿寒町上阿寒23-36-1 |
電話番号 |
0154-66-2969 |
営業時間 |
9:00~18:00(5月~9月) 9;00~17:00(10月~4月) |
施設情報 |
レストラン、宿泊施設、喫茶・軽食、温泉施設、RVパーク 公園、観光案内、キャンプ場、売店 |
利用料金 |
道の駅は無料 ※宿泊施設やRVパーク、キャンプ場は有料 |
公式サイトURL |
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18815 |
②「道の駅 花ロードえにわ」
参照元:https://www.roadtrip-hokkaido.jp/info/730.html
ここも、RVパークが併設されている道の駅です。札幌市から高速道路で約50分の位置にある「道と川の駅 花ロードえにわ」は、札幌のベッドタウンとも言われている恵庭市にあります。
恵庭市は昔から“花のまちづくり”が盛んで、全国的にも評価されています。施設も充実していて利用者も多いです。安心して利用したいのであれば、RVパークを利用するのがおすすめです。RVパークは2500円/1台1泊で利用できます。
住所 |
北海道恵庭市南島松817番地18 |
電話番号 |
0123-37-8787 |
営業時間 |
9:00~18:00(4月~10月) |
施設情報 |
軽食・喫茶、レストラン、公園、キャンプ場、シャワー室、Wi-Fi 観光案内、 |
利用料金 |
無料 |
公式サイトURL |
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2684/ |
③「道の駅 おとふけ」
参照元:https://tokachibare.jp/post_spot/post_spot-15628/
地元の食材を使用したメニューが楽しめる飲食店が多く、グルメを満喫するのに最適な道の駅。地元の新鮮野菜や特産品を販売する農畜産物直売所も商品が充実していて人気があります。
駐車場も広く200台以上の駐車スペースがある中で、車中泊専用エリアが12台確保されています。利用に関して公式サイトから申請をしなくてはいけません。注意書きもしっかり書かれているので、きちんとルールを守って利用しましょう。
住所 |
北海道河東郡音更町なつぞら2 |
電話番号 |
0155-65-0822 |
営業時間 |
9:00~19:00 |
施設情報 |
レストラン、公園、Wi-Fi、観光案内、直売所 |
利用料金 |
無料 |
公式サイトURL |
https://michinoeki-otofuke.jp/ |
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5.北海道で車中泊するならJackeryポータブル電源があると便利
北海道での車中泊旅に便利なのがJackery(ジャクリ)ポータブル電源です。北海道の観光スポットやご当地グルメを満喫する中で、広大な大地を車で走破するのはとても大変。装備はしっかり整えて望みたいものです。Jackery(ジャクリ)ポータブル電源を装備すれば、
・レンタカーにでも手軽に持ち運べて装備できる
・車内で火を使わずに車内調理ができるので、地元の食材を安全に楽しめる
・季節の気温対策にもエアコンや扇風機、電気毛布が利用できる
・消費した電力は走行充電やソーラーパネルで補充でき長期間車中泊旅にも対応可能
などのメリットがあります。また、万が一のドライブや車中泊中のバッテリー上がりにも、専用アクセサリを使用すれば復旧可能です。ロードサービスを呼ぶ必要もなく旅を続けることができます。便利な機能満載のJackery(ジャクリ)ポータブル電源をくわしく知りたい方は、一度Jackery(ジャクリ)公式サイトを覗いてみてください。
まとめ:北海道で車中泊するなら有料施設を利用するのがベスト
アウトドアブームから派生した形で車中泊に興味を持つ方が増えた中で、マナーやモラルと言った問題も増えてきています。実際に、地元の住民の方や、休憩所として利用されている方にとっては、ゴミが散乱している溝や排水溝、付近の河川を見てしまうと、残念な気持ちになってしまいます。だから、北海道に限らず、全国で道の駅や無料開放されている駐車場では対策が取られるようになってきているのも現実です。
これ以上、車中泊禁止される場所が増えることのないように、車中泊マナーを守り、ほかの利用者や地元の方の迷惑にならないように利用したいものです。