キッチンカーに冷蔵庫は必須!必要性と設置可能な種類|電源確保の検討方法

シェア

キッチンカーで取り扱う商品によっては、食材の鮮度を保つために「冷蔵庫」の設置が必須になることがあります。しかし、キッチンカーの車内に冷蔵庫を導入するためには、設置場所や電源を確保しなければなりません。

 

今回の記事では、キッチンカーに設置可能な冷蔵庫の種類や、電源の確保方法についてくわしくまとめています。冷蔵庫を設置するときの注意点も一緒にまとめていますので、キッチンカーに冷蔵庫を設置したいという方は、最後までじっくり読んでくださいね。

目次

1.キッチンカーに冷蔵庫は必要?設置するメリット

 

まず、キッチンカーに冷蔵庫は本当に必要なのか。キッチンカーの車種によっては、かなり車内スペースが限られていることもあり、必要性について疑問に感じる方も少なくありません。冷蔵庫を設置するメリットと一緒に、冷蔵庫の必要性についてくわしく解説します。

●保健所に設置を求められる場合がある

キッチンカーで販売する商品によって、保冷が必要と判断される場合、冷蔵庫の設置を保健所から求められることがあります。ポップコーンや調理済みのパンなど、保冷する必要がない商品のみを販売する場合には基本的には必要ありません。保健所が重要視していることは、 

「キッチンカーが走行している間も保冷設備が稼働しているかどうか」 

です。一部の地域では、クーラーボックスに保冷剤を入れて代用することで、営業許可がおりる場合もありますが、大半の保健所では難しいでしょう。ただ、冷蔵庫は業務用に限らず、家庭用でも問題ないので、冷蔵庫は設置しておいた方が良いですね。 

●冷蔵庫がないと使用できる食材が制限される

キッチンカーに冷蔵庫がないと、それだけ販売できるメニューが限られてしまいます。もし、今後の営業計画で、メニューの変更や追加などがあり得るのならば、冷蔵庫が設置できるキッチンガーを準備しておいた方が良いでしょう。

2.キッチンカーに設置できる冷蔵庫の種類

 

キッチンカーに設置できる冷蔵庫の種類

キッチンカーに設置する保冷設備となる冷蔵庫には様々な種類があります。キッチンカーの大きさや、販売する内容に合った冷蔵庫を設置するためにも、種類は知っておいた方が良いでしょう。ここではキッチンカーでよく使われている冷蔵庫の種類をご紹介します。

●小型冷蔵庫

一般家庭で使用されている小型冷蔵庫も、キッチンカーで使用されています。冷凍庫も使えるものもあるため、キッチンカーで取り扱うメニューにも幅が広がるでしょう。ただ、設置するときに、小型冷蔵庫の扉の開閉部分も考慮して設置する必要があります。 

冷凍庫の使用も視野に入れる場合、キッチンカーの大きさもそれなりに必要です。キッチンカーの車内の見取り図と寸法をよく検討してから設置るようにしましょう。 

●車載用冷蔵庫

車載用冷蔵庫は、電源プラグがシガーソケットに差し込んで使用るタイプの冷蔵庫で、主に車で使用できるようになっている冷蔵庫のことです。エンジンをかけていれば、車から電源を確保することが可能な冷蔵庫です。 

クーラーボックスのように、扉が上下開きになっている特徴があり、上に物を置くことができないことを考えたうえで設置場所を検討しましょう。

●冷凍ストッカー

冷凍ものを専門に取り扱うキッチンカーに最適な設備です。たとえば、かき氷やアイスクリームなどをメニューに加えたいときに便利です。上下開きで冷気が逃げにくく、保冷効果が高いのが特徴です。冷凍食品も保管できるので、揚げ物を取り扱うキッチンカーにも最適な設備と言えるでしょう。 

●コールドテーブル

台下冷蔵庫とも呼ばれている業務用の冷蔵庫です。飲食店でよく見かける設備ですが、キッチンカーの設備としても使われることが多いです。冷蔵庫の天板が作業台として利用できるので、作業場が限られているキッチンカーには最適な設備とも言えますね。 

扉部分が大きいこともあり、開閉回数に気を付けないと、冷気が逃げてしまう点には注意しておきましょう。

3.キッチンカーで使用する冷蔵庫の選び方

 

たとえあまり使用する予定がなくとも、保健所からの指導で冷蔵庫を設置する方も少なくないでしょう。しかし、せっかく設置するのですから使いやすいものを用意した方が、今後のキッチンカーでの営業にプラスになることもあります。車内での作業効率も考えて、冷蔵庫は選んだ方が良いでしょう。そのほか、

・サイズや容量も販売するメニューと販売量を検討して選ぶ

・商品の内容によって保冷効果も考えて選ぶ

・開業資金から無理のない予算で価格を検討する

などが、選ぶ方法として検討材料となるでしょう。とくに保冷効果は、取り扱う商品によって衛生面に問題ないかをよく考えなければなりません。長時間販売するときに商品の鮮度を維持できる冷蔵庫を選ぶことが大切です。

4.キッチンカーで使用する冷蔵庫の電源はどうなる?4つの方法を紹介

 

キッチンカーで使用する冷蔵庫の電源

キッチンカーで冷蔵庫を設置するにあたって、電源の確保はとても重要です。そのほか、取り扱うメニューによってはお湯を沸かしたり、エスプレッソマシンでコーヒーを淹れることもあるでしょう。ここではキッチンカーでの電源を確保する手段、冷蔵庫を稼働させるための電源の取り方についてくわしく解説します。 

●出店先で電源を確保(電源を借りる)

キッチンカーに外部電源コネクタがついている場合は、出店先で電源を借りることができます。出店先のコンセントからコードを引っ張てきて差し込むだけで給電ができます。もし、外部電源コネクタがついていないキッチンカーの場合は、後付けでも改造が可能なため、販売店やカスタムショップに相談してみましょう。 

ただ、出店先で電源を借りる場合は、出店先のオーナーに事前に許可を取る必要があります。この場合、出店料に電気代が加算されることもあります。 

●シガーソケットから電源を確保する

設置する冷蔵庫が車載冷蔵庫の場合なら、車のシガーソケットから電源を取ることができます。インバーターを利用して家庭用電源(AC100V)に変換してほかの種類の冷蔵庫を稼働させることも可能ですが、もともと車のメインバッテリーは容量が少ないため、出店先の電源として使うのは力不足となることが多いです。 

また、エンジンをかけていなければならないため、燃料を消費するリスクも忘れてはいけません。シガーソケットからの冷蔵庫への給電は、あくまで「走行中のみの簡易的な電源確保」に留めておいた方が良いでしょう。

●発電機を使用して発電する

キッチンカーで電気を利用するのにポピュラーな方法として用いられているのが「発電機を利用する」方法です。ガソリンでエンジンを動かして発電する仕組みのもの(小型発電機)を使用している方が多いです。 

ただ、出店する場所によっては発電機から発生するエンジン音や排気ガスが原因で、使用禁止となる場合もありますので、出店先には事前に確認しておきましょう。 

●ポータブル電源を利用する

ポータブル電源から冷蔵庫の電源を取ることも可能です。ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりも容量が大きく、スマホやパソコンなどの電気機器以外にも、家庭用電源(AC100V)が使える電力供給源です。自宅で充電しておけば、キッチンカーなど屋外で手軽に使用することができます。 

ただし、稼働状況によっては途中でバッテリーが足らなくなることも。ポータブル電源の容量によって稼働時間も変わってくるため、時間を研鑽して使用する必要があります。

5.キッチンカーの電源確保におすすめのポータブル電源3選

 

キッチンカーでの電源確保にポータブル電源を利用するなら、Jackery(ジャクリ)ポータブル電源がおすすめです。Jackery(ジャクリ)は、

・累計販売台数400万台以上の世界リーディングブランド

・長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池搭載で10年間毎日使える

・迅速な対応スピード&信頼のアフターサービス

・大容量でありながら業界トップクラスの軽量とコンパクトを実現

と、信頼のおけるサービスを提供しており安心して購入できる世界的に有名なメーカーです。ここでは、キッチンカーで利用するのにおすすめのJackery(ジャクリ)ポータブル電源をご紹介します。 

●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、冷蔵庫を長時間稼働可能な製品です。34%の小型化を実現したモデルなのでキッチンカーの限られたスペースでも置き場所を確保できる大きさです。性能面も申し分なく、充電しながらでも使用できるパススルー機能にも対応したおすすめの製品です。 

●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源  セット

Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セットは、ポータブル電源に欲しい機能をバランスよく搭載したモデル。ソーラーパネルから充電しながらの電力供給もできるパススルー機能も搭載していて、容量も十分あるので軽自動車のキッチンカーでも設置できるおすすめのポータブル電源です。 

●Jackery Solar Generator 1000 New 200W ポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery Solar Generator 1000 New 200W ポータブル電源 ソーラーパネルは、1000Wh~1500whクラスでも最軽量&小型化を実現した最新モデルにソーラーパネルがセットになった製品です。バッテリー残量が乏しいときは、ソーラーパネルから充電も可能。充電しながらでも使用できるパススルー機能も搭載しているため、充電中でも車載冷蔵庫に安定した電力を供給可能です。 

6.キッチンカーで冷蔵庫を使用する際の注意点

 

キッチンカーに冷蔵庫を設置する場合、電源の確保などクリアしなければならないことがあります。また、キッチンカーで冷蔵庫を使用するにあたって、注意しなければならない点もあるため、設置する前に把握しておきましょう。 

●基本的に製氷機は使えない

キッチンカーでは、電気や水の確保が難しく、使用を制限される場合があります。これは、確保できる水の量や、電気の容量に限界があるからです。そのため、製氷機は基本的に使えないと考えた方が良いでしょう。 

また、保健所の指導により、食中毒を避けるために市販の氷を使用するように言われることもありますので注意が必要です。 

●設置場所は冷蔵庫扉の開閉方向も考える

キッチンカーの車内は思ったよりも狭く作業スペースが限られています。そのため、設備の設置に関しても、作業しやすい向きや位置を考えなければなりません。冷蔵庫の設置場所や扉の開閉方向もそのひとつです。冷蔵庫の購入や設置するときは、扉の開閉方向もよく考えて検討する方が良いでしょう。

まとめ:キッチンカーに冷蔵庫は必要!サイズと容量を考えて設置

 

キッチンカーでより良いメニューをお客様に提供するためには冷蔵庫は必要な装備です。取り扱う食材の量や、設置場所などはよく考えて冷蔵庫は導入しましょう。今回の記事では、冷蔵庫の必要性のほかに、キッチンカーで使用できる冷蔵庫の種類や注意点も合わせてまとめました。

・キッチンカーに冷蔵庫は必要?設置するメリット

・キッチンカーに設置できる冷蔵庫の種類

・キッチンカーで使用する冷蔵庫の選び方

・キッチンカーで使用する冷蔵庫の電源はどうする

・キッチンカーの電気利用ならJackeryポータブル電源

・キッチンカーで冷蔵庫を使用するときの注意点

など、設置場所や電源の確保など、設置における注意点もまとめましたので、参考にしていただけると幸いです。ここ近年、キッチンカーで起業する方は増えています。お店を持つよりも手軽に始められますが、スペースの制限が課題となります。冷蔵庫の設置も十分検討したうえで設置するようにしましょう。

関連人気記事
サマーセール|Jackery Japan