1.バッテリー上がり時のジャンプスターターのつなぎ方と使い方の手順
つなぐ順番を間違えると車の電装系にダメージが出たり、最悪の場合は火花や発火につながります。手順をしっかり確認してから作業してください。
- 接続前の確認:ジャンプスターターの残量と安全機能が正常かを確認する。残量が少なければ起動できない
- 正しい順番で接続する:プラス端子→マイナス端子の順でつなぐ。逆は絶対NG
- エンジン始動後に取り外す:外すときはつないだときと逆(マイナス→プラス)の順番
以下で順番に解説するので、しっかり確認しておきましょう。
①接続前にジャンプスターターの充電残量と安全機能を確認する

作業前にジャンプスターターの電源を入れ、残量インジケーターを確認してください。残量が少ない状態では起動に必要な電流を出し切れず、エンジンがかかりません。残量が50%未満なら、先に充電してから使うのが安心です。
また、逆接続防止機能(プラス・マイナスを逆につないだときに警告する機能)が搭載されているモデルかどうかも確認しておきましょう。この機能がないモデルでは、接続ミスがあったときに車両へのダメージが起きやすいです。
②プラス端子・マイナス端子の順で正しく接続する

ジャンプスターターの接続の順番は以下のとおりです。必ずこの順番を守ってください。
- ジャンプスターターの赤いクリップを、車両の取扱説明書で指定されたプラス端子または救援用端子につなぐ
- ジャンプスターターの黒いクリップを、車両および製品の取扱説明書で指定されたマイナス端子、車体アースポイント、または未塗装の金属部分につなぐ
- ジャンプスターターの取扱説明書に従って電源をオンにする
- エンジン、またはハイブリッドシステムを始動する
クリップをつなぐとき、クリップ同士が触れないよう注意してください。接触すると火花が散ります。端子に錆やゴミが付いている場合は、乾いた布でふいてから接続するとしっかり導通します。
③エンジンが始動したら逆の順番でケーブルを取り外す
エンジンがかかったら、つないだときと逆の順番でケーブルを取り外します。
- 製品の取扱説明書を確認し、必要に応じてジャンプスターター本体の電源をオフにする
- 黒いクリップ(マイナス端子または車体アース側)を取り外す
- 赤いクリップ(プラス端子側)を取り外す
取り外すときも、クリップ同士が触れないよう注意してください。エンジン始動後は車両のエンジンを停止せず、ジャンプスターター本体の電源操作について製品の取扱説明書に従ったうえで、黒色、赤色の順にクリップを取り外します。作業後はジャンプスターターを充電し、次回の使用に備えておきましょう。
④注意:ハイブリッド車は補機バッテリーに接続する必要がある
ハイブリッド車では、補機バッテリーがエンジンルーム以外に配置され、エンジンルーム内の救援用端子を使用する車種があります。駆動用の高電圧バッテリーには絶対に接続せず、必ず車両の取扱説明書で接続位置と始動手順を確認してください。
ハイブリッド車のオーナーは、事前に取扱説明書でジャンプスタートの手順を確認しておくと安心です。
2.ジャンプスターター使用時にやってはいけないこと

ジャンプスターター使用時、以下の5つは安全のため絶対に守ってください。
- プラスとマイナスを逆につなぐ:車の電装系に取り返しのつかないダメージを与える可能性がある
- 濡れた手や雨天時に作業する:感電リスクがあるため、手が濡れているときや雨が降っているときは作業しない
- 可燃物や燃料タンクの近くで使う:バッテリーから出る水素ガスに引火する危険がある
- エンジン作動中に新たにクリップを接続する:クリップの接続作業は、車両のエンジンや電源を停止した状態で行ってください。エンジン始動後の取り外しは、車両およびジャンプスターターの取扱説明書に従い、接続時と逆の順序で行います。
- クリップ同士を接触させたまま放置する:ショートして発熱・発火につながる
とくにプラスとマイナスを逆につなぐ逆接続は、一瞬でもやってしまうと車の電子部品が壊れるケースがあります。焦らず、色(赤=プラス・黒=マイナス)を確認してからつないでください。
3.ジャンプスターターでエンジンがかからない場合の原因と対処法

手順通りに試してもエンジンがかからないことがあります。以下の3つが主な原因です。
- 残量不足・出力不足:ジャンプスターターの容量が小さいか残量が少なく、エンジン始動に必要な電流を出せていない
- バッテリーが完全に劣化している:バッテリー自体が寿命に達していると、ジャンプしても起動できない
- 車両側の故障:バッテリー以外が原因(スターターモーターの故障など)の場合はジャンプで解決しない
1回で起動しなかった場合は、1〜2分待ってから再試行してみてください。2〜3回試してもかからない場合は、以下で詳しい原因と対処方法を確認してみましょう。
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①ジャンプスターターの残量不足・出力不足が原因のケースが多い
ジャンプスターターの残量が少ないと、エンジンを起動するのに必要な電流を出し切れません。残量が少ない状態で繰り返しても、少ないバッテリーをさらに消耗するだけです。
ディーゼル車や大型SUVなど、排気量の大きいエンジンでは、より高い始動性能が必要になる傾向があります。ただし、ジャンプスターターに必要な性能は、車両の電圧、エンジンの種類、排気量、気温、バッテリーの状態などによって異なるため、「軽自動車なら300A」のように車種だけで一律に判断することはできません。
ジャンプスターターの最大電流やピーク電流は、A(アンペア)で表示されます。ただし、最大電流、ピーク電流、始動電流などの表記方法や測定条件は製品によって異なる場合があるため、電流値の大きさだけで製品を選ばないようにしましょう。
| 確認項目 | 選び方 |
| 対応電圧 | 自車が12V車か24V車かを確認し、車両の電圧に対応した製品を選びます。 |
| エンジンの種類 | ガソリン車とディーゼル車では必要な始動性能が異なるため、製品の対応条件を確認します。 |
| 対応排気量 | 自車の排気量が、メーカーの公表する対応可能なガソリン/ディーゼルエンジンの排気量に含まれているか確認します。 |
| 最大電流・ピーク電流 | 単位はA(アンペア)ですが、製品によって表記や測定条件が異なる場合があるため、数値だけでは判断しません。 |
| 使用可能温度 | 低温時はエンジンが始動しにくくなるため、冬季の使用を想定する場合は製品の使用可能温度を確認します。 |
ジャンプスターターを選ぶ際は、最大電流の数値だけでなく、対応電圧、ガソリン車・ディーゼル車の別、対応排気量が自車の条件を満たしているか確認してください。
②バッテリーが完全劣化している場合はジャンプ起動自体ができない

バッテリーの寿命はおよそ2〜5年です。完全に劣化したバッテリーは充電を受け付けなくなるため、ジャンプスターターでいくら電流を流そうとしてもエンジンがかかりません。
バッテリー自体の交換が必要なケースは、カー用品店やディーラーで点検してもらうのが確実です。最近「エンジンがかかりにくい」「ヘッドライトが暗い」と感じていた場合は、バッテリー劣化のサインかもしれません。
③車両側の故障が原因の場合はロードサービスへの連絡が必要になる
スターターモーターやオルタネーターのような電装部品のどこかが故障している場合、バッテリーが正常でもエンジンがかかりません。ジャンプを試みてもまったく反応がない、またはセルモーターが回る音がしない場合は車両側の故障が疑われます。
この場合はジャンプスタートで解決できないため、JAFや任意保険のロードサービスに連絡してください。
4.バッテリー上がりのジャンプ後にすること

エンジンが起動したら、そのままですぐに目的地に向かうのはNGです。以下の3点をチェックしておいてください。
- ジャンプ後すぐに走行してバッテリーを充電する:アイドリングだけでは充電量が少なく、走行することで効率よく充電できる
- 短距離走行では回復しきれないため長時間走行か外部充電する:近所をちょっと走るだけでは不十分。30分以上の走行か外部充電器での充電が必要
- バッテリーが劣化している場合はジャンプ後でも早めの交換を検討する:ジャンプで一時的に動いても、また上がりやすくなる
バッテリーは主に走行中に充電されるため、ジャンプ直後はすぐに電力が戻りません。以下で詳しく解説します。
①ジャンプ後すぐに走行してバッテリーを充電する
エンジン始動直後はバッテリーの電力がほぼ底をついた状態です。アイドリングでもある程度充電されますが、走行中のほうが充電効率が高くなります。エンジンがかかったらすぐに走り出して、最低でも20〜30分は走行しましょう。
また、エアコンやオーディオなど余分な電力を使う機器はできるだけオフにすると、充電に回せる電力が増えます。
②短距離走行では回復しきれないため長時間走行か外部充電する
コンビニの駐車場まで数分走って止めるだけでは、バッテリーが十分に回復しません。短時間の走行で自宅や目的地に着いてしまったら、専用のバッテリー充電器またはポータブル電源をつないで補充電してください。もしくは、用がなくても20~30分ほど走行しましょう。充電もしくは走行をしないと、再びエンジンがかからなくなるリスクがあります。
③バッテリーが古い場合はジャンプ後でも早めに交換を検討する
バッテリーが最後に交換してから2〜3年以上経過している、または「バッテリーが上がりやすくなった」と感じているなら、ジャンプスターターで動いたとしても近いうちにまたバッテリーが上がる可能性が高いです。
カー用品店やガソリンスタンドで相談すれば、無料のバッテリー診断を受けられるケースがあります。ジャンプ後は早めに点検してもらいましょう。
5.「Jackery ポータブル電源」があればいつでもどこでもバッテリーを充電可能!

ジャンプスターターはエンジンを起動するための装置ですが、根本的にバッテリーを充電する機能はありません。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源なら、専用のケーブルを車のバッテリーに接続するだけでスピーディーに充電可能。電源のない駐車場でも、自宅のコンセントが使えない停電中でも、ポータブル電源があればバッテリーを充電できます。専用ケーブルとセットで1台備えておくだけで、安心感は段違いです。
Jackeryは7年連続でポータブル電源市場の年間売上No.1を記録しているブランドで信頼性もバツグン。バッテリー上がり以外にもキャンプや車中泊などのアウトドアや、台風・地震による停電時にも役立ちます。この機会に1台備えてみてはいかがでしょうか。
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まとめ
ジャンプスターターがあれば、バッテリーが上がっても1人で対処できます。大事なのは、車両とジャンプスターターの取扱説明書で指定された端子または車体アースポイントに正しい順序で接続し、エンジン始動後は接続時と逆の順序で取り外すことです。また、プラスとマイナスの逆接続や、濡れた手での作業などの危険な行為は避けてください。
ジャンプスターターでエンジンがかかったら、すぐに走り出してバッテリーを充電しましょう。ただし、バッテリーが2~3年経過していて劣化脳可能性があるなら、早めに点検してもらい、必要に応じで交換を検討してください。
また、ポータブル電源があればいつでもバッテリーを充電することが可能。ジャンプスターターとセットで用意しておけば、もうバッテリー上がりは怖くありません。1台用意して、快適なドライブや車中泊を楽しみましょう。
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