延長コードに延長コードは危険?何個まで大丈夫か・火災リスクがあるのか解説

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「もう少し届いてくれたら…」という理由で、延長コードに別の延長コードを継ぎ足して使おうと思っていませんか。応急処置のつもりで始めた使い方でも、続けると火災事故につながる危険があります。

この記事では延長コードの継ぎ足しが危険な理由や、とくにリスクが高まるケース・やむを得ず使う場合の注意点をまとめました。この記事を参考に、安全な方法でコンセントを延長しましょう。

目次
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1.延長コードに延長コードを繋ぐのは原則NG

延長コードの継ぎ足しを「なんとなく危なそう」と感じている方は多いです。しかし、その危険性には具体的な理由があります。まずは仕組みから押さえておきましょう。

定格容量を把握しにくく超過しやすい

延長コードには「合計1500Wまで」「15A」といった定格容量の表示があります。これは、そのコードが安全に扱える電力の上限値です。定格を超えた状態で使い続けると、コードや接続部が過熱して発火する危険があります。

延長コードを2本繋いだとき、「2本分だから容量が倍になる」と誤解している方がいますが、これは大きな間違いです。繋いでも容量は増えません。それどころか、容量の低いほうのコードがボトルネックになり、全体の安全な容量はもっとも低いコードの値に縛られます。たとえば12Aのコードに15Aのコードを繋ぐと、全体の限界は12Aのままです。

コードが増えると接続している機器の合計消費電力を計算しにくくなり、知らないうちに定格オーバーになってしまうことも。継ぎ足しがとくに危ないのは、容量管理が難しくなるからという側面もあります。

電圧降下が起きやすい

延長コードにコードを継ぎ足すと、電気が通る経路の全長が長くなります。電線に電流を流すと「電圧降下」と呼ばれる現象が起きてしまう点に注意。電線が長くなるほど、また細くなるほど、電圧降下は大きくなり、コンセントから家電に届く電圧が下がります。 

電圧が低下すると、家電が正常に動作しなくなる場合があります。冷蔵庫・洗濯機などモーターを使う家電は、電圧が下がると設計以上の電流を引き込もうとしてしまい、逆に発熱・故障のリスクが上がってしまうためです。継ぎ足しによるコードの延長は、単純に「届かないを解決する」だけでなく、家電側にも悪影響を与えかねません。

接続部分が増えて発熱・火災リスクが高まる

延長コードを継ぎ足すと、プラグと差し込み口の接続部分が1か所増えます。この接続部は、コードの中でもっとも発熱しやすい場所のひとつです。少しでも緩んでいたり、接触が悪くなっていたりすると、そこに電気抵抗が生じて局所的に高温になります。 

また、差し込み口とプラグの間に埃や湿気が蓄積すると「トラッキング現象」が起き、差し込んだまま放置していても火花が発生して発火することがあります。継ぎ足しでは接続部が必然的に増えるため、事故のリスクが掛け算で高まってしまうのです。

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2.延長コードの継ぎ足しがとくに危険なケース

延長コードの捨て方でもう迷わない!安全にできる正しい処分方法と注意点

「継ぎ足し全般が危険」というより、使い方によってリスクの大きさは変わります。以下のケースに当てはまる場合は、とくに注意が必要です。

定格容量を超えて使用する

タコ足配線と組み合わせる

長すぎる延長コードを継ぎ足す

高ワット家電(ドライヤー・炊飯器)を使う

順番に詳しく見ていきましょう。

定格容量を超えて使用する

接続している家電の合計消費電力が、コードの定格容量を超えた状態での使用がもっとも危険です。電子レンジ・ドライヤー・電気ストーブのような消費電力の大きい家電を繋ぎながら延長コードを継ぎ足すと、あっという間に限界容量の1500Wを超えます。 

定格容量は上限値ではありますが、余裕を持った使い方が必要です。安全面を考慮し、定格の70%以下を目安に抑えて使ってください。1500Wの延長コードの場合、1050W前後が目安です。

タコ足配線と組み合わせる

継ぎ足した延長コードに、さらに複数口の電源タップを取り付けて多くの家電を繋ぐ使い方は、さらにリスクを高めます。いわゆる「タコ足配線」と呼ばれる使い方です。繋いだ家電が増えるほど合計消費電力の管理が難しくなり、定格容量のオーバーに気づきにくくなります。

延長コードの継ぎ足しとタコ足配線のどちらか一方だけでも注意が必要ですが、組み合わせると危険度が格段に上がります。

長すぎる延長コードを継ぎ足す

コードが長くなるほど電圧降下は大きくなり、家電の誤作動や発熱リスクが高まります。また、床を長く這わせたコードは踏みつけによる半断線の原因にもなります。

「半断線」とは、コード内部の電線の一部が切れた状態です。電流の通り道が細くなっているにもかかわらず同じ電流が流れ続けるため、切れた部分が局所的に高温になり、コードの被覆が溶けて発火につながります。また、継ぎ足しで床に長く延びたコードは、日常的に踏まれやすく半断線のリスクが高いです。

高ワット家電(ドライヤー・炊飯器)を使う

ドライヤーや炊飯器・電子レンジ・電気ケトルなど、消費電力が大きい家電を継ぎ足した延長コードに繋ぐのは危険です。単体でも1000Wを超える家電を使うと、継ぎ足したコードの定格容量に余裕がない状態になりやすくなってしまいます。 

主な消費電力の大きい家電の消費電力の目安は以下のとおりです。

家電

消費電力の目安

ドライヤー

600〜1200W

電子レンジ

500〜1500W

炊飯器

300〜1500W

電気ケトル

900〜1300W

電気ストーブ

600〜1200W

 

このような消費電力の大きい家電を使うなら延長コードへの継ぎ足しを避け、コンセントから直接電源を取りましょう。もしくは、長い1本の延長コードを使用し、その家電を単独でつないでください。

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3.やむを得ず延長コードに延長コードを使う場合の注意点

延長コードが1,500W以上に対応していない理由|安全に使う方法

延長コードの継ぎ足しは原則として避けるべきですが、どうしても必要なシーンもあるでしょう。やむを得ず延長コードに延長コードを使いたいなら、以下の注意点を徹底してください。 

繰り返しますが、延長コードに延長コードを使うのは本来おすすめしません。使い方に危険性がないか、電気工事業者や家電量販店のスタッフなど専門家に一度相談してください。使い方によっては命に関わる事故につながる可能性があり、自己判断だけで進めてはいけません。

接続機器の消費電力を確認して合計1500W以内に抑える

繋いでいる家電すべての消費電力(W)を合計し、コードの定格容量を超えないようにしてください。家電の消費電力は本体の裏面や取扱説明書に記載されています。

「まだ余裕がある」と思っていても、複数の家電を同時に使えばすぐに上限に近づきます。使わない家電のプラグはこまめに抜く習慣をつけましょう。

接続は2本まで・3本以上は危険

やむを得ず継ぎ足す場合でも、接続は2本までに留めてください。3本以上になると、電圧降下や定格容量を管理できないリスク、接続部の発熱リスクがいずれも許容できないレベルになります。 

また、2本繋ぐ際は両方のコードの定格容量を確認し、容量の低いほうに合わせて消費電力を減らしてください。容量の高いコードを後に繋いでも、前のコードがボトルネックになることを忘れないようにしましょう。

タコ足配線にしない

継ぎ足した先のコードは、接続する家電を1〜2台に絞りましょう。電源タップを使って差し込み口を増やすタコ足配線は、さらなる定格容量超過のリスクを招きます。 

継ぎ足しとタコ足配線の組み合わせは、もっとも危険な使い方のひとつです。どうしてもタコ足配線のようになってしまう場合は一時的な使用にとどめてください。数時間~1日以上の長時間使用になると発熱リスクが格段に上がるので、必ず使用後は延長コードを外しましょう。

定期的に発熱・破損をチェックする

継ぎ足して使っている間は、定期的に以下の点を確認して発熱や破損がないかチェックしてください。

プラグや差し込み口、コード全体が熱くなっていないか

コードに亀裂・傷・変形がないか

プラグの栓刃が焦げたり溶けたりしていないか

一つでも当てはまる場合は、すぐに使用をやめてください。延長コードの寿命は一般社団法人日本配線システム工業会によると3〜5年とされており、古いコードは劣化が進んでいる可能性があります。見た目に異常がなくても、使い始めてから年数が経過しているコードは交換を検討しましょう。 

参考:一般社団法人日本配線システム工業会「安全上のお願い」

4.延長コード不要で電源確保!Jackeryポータブル電源の選択肢

「コンセントが遠い」「延長コードを継ぎ足さないと届かない」という悩みを、延長コードなしで解決できる方法があります。それが「ポータブル電源」の活用です。 

ポータブル電源は充電しておけばコンセントのない場所に自由に持ち運んで家電に給電できる大容量バッテリーで、延長コードの継ぎ足しが引き起こすリスクを回避できます。

Jackeryのポータブル電源は、過充電・過放電・過電流・短絡などを防ぐ多重安全保護機能を搭載。単なる延長コードの継ぎ足しとは違い、電力管理を機器側が自動でコントロールします。7年連続で日本国内の売上高・販売台数1位を記録しており、多くの方から安心してお使いいただいています。

ポータブル電源は自宅での普段使いに加え、停電時の非常用電源やキャンプなどのアウトドア、車中泊にも使うことが可能です。延長コードの代替として購入しても、他のシーンで長く活用できます。自宅のコンセントの悩みがあるなら、停電対策ついでにJackeryのポータブル電源で解決しましょう。


5.あなたは大丈夫?延長コードを安全に使うポイント

日常のちょっとした習慣が、火災を防ぐことにつながります。継ぎ足しに限らず、延長コードの使い方全般に共通する安全のポイントを確認しておきましょう。

束ねた状態・巻いた状態で使用しない

コードを束ねたり、ドラム状に巻いたまま電気を通すと、コードが発生させる熱が放たれず内部に蓄積します。消費電力の大きい家電を繋いでいると、巻いた箇所の温度が急上昇し、被覆が溶けて発火する危険があります。

そのため、延長コードは必ず完全に引き出した状態で使いましょう。コードリール型の製品を使う場合も、使う長さ分をすべて引き出してから通電してください。

ホコリを定期的に除去する

差し込み口とプラグの間にホコリが溜まると、湿気を吸収してトラッキング現象が起きやすくなります。トラッキング現象とは、差し込み部分に蓄積したホコリが電気を通してしまい、差し込んだまま放置しているだけで火花が発生して発火する現象です。 

使っていないコンセントにはキャップを取り付け、差し込み口周辺のホコリを月に1回程度やわらかい布で拭き取る習慣をつけましょう。また、長期間使わないプラグはコンセントから抜いておくのが安全です。

水濡れする場所で使用しない

延長コードは屋内用と屋外用があり、通常の屋内用延長コードは防水設計になっていません。洗面台や台所のシンク付近・脱衣所・ベランダなど、水濡れする可能性がある場所で使うと、感電や漏電の危険があります。

屋外やキッチン・浴室付近で使う場合は、防水・防滴対応の製品を選んでください。また、コードが濡れた場合はすぐに電源を抜き、完全に乾燥させてから使いましょう。

6.まとめ

延長コードへの継ぎ足しは、定格容量の超過・電圧降下・接続部の発熱という3つの理由から原則として避けるべき使い方です。とくに以下のケースはリスクが高まります。

定格容量を超えた状態で使用する

タコ足配線と組み合わせる

コードが長すぎる・床を這っている

ドライヤー・電子レンジなど高ワット家電を繋ぐ 

やむを得ず継ぎ足す場合は、必ず事前に電気工事業者などの専門家に相談してください。使う場合でも合計消費電力を1500W以内に抑え、タコ足配線は避けましょう。また、こまめに発熱・劣化がないか確認が必要です。

「コンセントが遠くて届かない」という悩みは、Jackeryのポータブル電源で根本的に解決できます。延長コードのリスクをゼロにしながら、必要な場所に電源を確保することが可能です。停電対策やアウトドア用の電源としても活躍するので、この機会に1台備えておきましょう。

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