1.室内での赤ちゃんの暑さ対策
エアコンや扇風機の使い方ひとつで、赤ちゃんが過ごす環境は大きく変わります。まずは室内での暑さ対策のポイントを見ていきましょう。
●エアコンは25〜28℃前後に設定し直風が当たらないよう向きを調整する
赤ちゃんが快適に過ごせる室温の目安は25〜28℃。大人より少し高めに感じるくらいが赤ちゃんにはちょうどよいです。エアコンを使うときに気をつけたいポイントは以下のとおり。
・エアコンの風が赤ちゃんに直接当たると、体温が下がりすぎたり皮膚が乾燥したりする
・吹き出し口を上向きにして、風が天井に当たって間接的に広がるよう調整する
・赤ちゃんがいる床付近は天井より温度が低いため、温湿度計を床に近い高さに置く
・湿度は50〜60%を目安にして乾燥しすぎないようにする
「大人が寒くなければ赤ちゃんもOK」ではありません。赤ちゃんがいる空間は、温度計の数値を確認しながら調整してあげましょう。
●エアコンなしの場合は扇風機と窓の開け方で空気の流れをつくる
エアコンがない部屋での暑さ対策は「空気を動かす」のが基本です。扇風機だけで室温を下げることはできませんが、体感温度を和らげる効果はあります。
エアコンなしでできる暑さ対策をまとめました。
・窓を2か所以上開けて風の通り道をつくる
・扇風機を直接赤ちゃんに当てず、壁や天井に向けて空気を循環させる
・遮光カーテンやすだれで日差しをさえぎり、直射日光による室温上昇を防ぐ
ただし、気温が35℃を超えるような猛暑日をエアコンなしで乗り切るのは危険です。必ずエアコンをつけて室温を下げましょう。
●服装は薄着でも肌が出すぎない素材と枚数を選ぶ
赤ちゃんの服装は、暑いからといって肌着1枚にすれば良いわけではありません。ポイントは「素材」と「枚数」のバランスです。
・半袖の肌着1枚+薄手の短肌着が基本の組み合わせ
・ガーゼや綿100%など、吸汗性が高く肌に優しい素材を選ぶ
・室温が低めのときは薄手のカバーオールを1枚追加する
背中に手を入れて汗をかいていたら、着替えさせるタイミングです。お腹まわりと背中の汗をこまめにチェックしましょう。背中が湿っているのに気づかずにいると、体が冷えすぎたり汗疹が悪化したりすることがあります。
関連人気記事:猛暑時の停電では熱中症に注意!夏の停電時の対策と防災グッズ8選
2.ベビーカーでの赤ちゃんの暑さ対策

ベビーカーでの外出は、室内とはまったく異なる熱環境です。地面に近い位置で過ごす赤ちゃんは、大人が感じるより暑い空気の中にいるのを意識して対策しましょう。
●ベビーカーの座面は地面からの照り返しで体感温度が5℃以上高くなる
アスファルトや地面は太陽熱を吸収して高温になり、反射した熱が地面から数十cmの高さにたまります。
・大人の顔の高さとベビーカーに乗った赤ちゃんの顔の高さでは、体感温度が5℃以上変わることがある
・大人が「やや暑いな」と感じているとき、赤ちゃんは「かなり暑い」状態にある
・アスファルトの照り返しに加え、ベビーカーのシートに直射日光が当たると座面温度がさらに上がる
早めに日陰を探して止まる習慣をつけましょう。外出時は赤ちゃんの首まわり・おでこ・頬をこまめにチェックして、汗が出ていないか・顔色がおかしくないかを確認してみてください。
●お出かけは10時前・16時以降を目安にして日中の外出を避ける
夏の赤ちゃんを連れたお出かけは「時間帯」がポイントです。気温が上がり切る10〜15時ごろの外出は、できるだけ避けましょう。
午前中は、アスファルトがまだ蓄熱していない日の出から9〜10時ごろまでが狙い目です。午後は16時以降も気温はまだ高いままですが、日光の角度が変わって照り返しが和らいでいます。
「ちょっとお散歩くらいなら」という短時間の外出でも、赤ちゃんの体に熱がこもるのは早いです。用事がないなら無理に外に出る必要はありません。
●クリップ式扇風機をフードに取り付けて上から涼しい空気を送る
ベビーカーのフードやサンシェードにクリップ式扇風機を取り付ければ、赤ちゃんの頭の上から直接風を送れます。外の空気は温かくても、体の周りの空気を動かすだけで蒸れと体感温度を和らげることが可能です。
ベビーカーで扇風機を使うときのポイントは以下のとおり。
・弱い風量で顔に直接当てすぎないよう、フードの根元に取り付けて少し間接的に当てる
・直射日光の下ではフードを下ろして日陰をつくりながら使う
・モバイルバッテリーから給電できるタイプが、ベビーカーでの使用に向いている

引用:Amazon
おすすめのクリップ式扇風機は「Keynice USB扇風機 KN-618」です。内蔵バッテリーは5,000mAhと大容量で、弱モードなら約28時間連続して使用可能。自動首振りとリズム風モードを搭載しており、一点に風が当たり続けない自然な送風ができます。DCモーターで動作音が静かなので、赤ちゃんが眠っているときに気になりにくいのもメリットです。
関連人気記事:暑い外は要注意!熱中症から身を守る方法を徹底解説
3.抱っこ紐での赤ちゃんの暑さ対策
抱っこ紐は移動がしやすくて便利な分、ベビーカーよりもはるかに熱がこもりやすいです。密着する分だけ大人の体熱も伝わるため、夏の抱っこ紐には工夫が必要になります。
●抱っこ紐は密着度が高くママと赤ちゃんの体温が重なって熱がこもる
抱っこ紐を使うと、大人と赤ちゃんの体が直接触れ合います。空気が通らないため熱がこもりやすいです。外気温が高い夏は、密着部分が赤ちゃんの体温をさらに上げる原因になります。
抱っこ紐での熱中症を防ぐために以下の対策をしましょう。
・30分を目安に一度赤ちゃんを下ろして、背中や首まわりの汗をふいてあげる
・抱っこ中にこまめに赤ちゃんの首・背中の汗を確認する
外出中、下ろすのが難しいなら、赤ちゃんの首まわりをタオルに包んだ保冷剤で冷やしましょう。体温の上昇を和らげられます。
●メッシュ素材の抱っこ紐に切り替えると通気性が大きく改善する
厚みのある布製やコットン素材の抱っこ紐は風が通りにくく、夏には向きません。以下のポイントを押さえた抱っこ紐選びがおすすめです。
・通気性が高い3Dエアメッシュや立体メッシュ素材の抱っこ紐を選ぶ
・汗をかいてもすぐに洗える洗濯機で丸洗いできる抱っこ紐を選ぶ
・月齢に合わせて使い続けられる対面抱き・おんぶの両方に使えるタイプを選ぶ
夏用のメッシュカバーを重ねてつけるだけで通気性を改善できる抱っこ紐もあります。新しく買い直す前に、カバー類を試してみるのも一つの方法です。
●保冷シートを背中と首まわりに当てて接触部分の温度を下げる
抱っこ紐使用中の熱のこもりに直接アプローチできるのが保冷シートです。赤ちゃんの背中と大人の胸の間に差し込んで、接触部分をひんやりさせます。過度に冷やしすぎると低体温になることがあるため、カバーに入れて使ってください。15〜30分ごとを目安に、カバーが外れて直接赤ちゃんに触れていないか確認しましょう。

引用:Amazon
ケラッタ ベビーカー保冷シートは、ベビーカーだけでなく抱っこ紐にも使えるよう、背もたれ部分(上)と座面部分(下)を分離できる設計になっています。首まわりと背中の両方を同時に冷やせるのがポイントです。
4.車・チャイルドシートでの赤ちゃんの暑さ対策
赤ちゃんを車に乗せるときの暑さ対策は、乗り込む前の準備と後部座席の管理がカギ。前席のエアコンが効いていても、後部座席はなかなか冷えない問題があります。以下で詳しく見ていきましょう。
●乗車前に窓を開けて熱気を逃がしてからエアコンで冷やす
炎天下に駐車した車内は、エンジンを切ってからものの30分ほどで45℃以上になります。さらに、エアコンを掛けずに赤ちゃんをいきなり乗せると、チャイルドシートや車内の熱気が一気に体に当たります。以下の手順で、車の熱気を逃がしてから赤ちゃんを乗せましょう。
・まずドアを全開にして窓も開け、熱い空気を一気に外に逃がす
・エアコンを外気モードで起動して熱気を押し出す
・2〜3分ほど換気してから、赤ちゃんを乗せてドアを閉める
・その後エアコンを内気循環に切り替えると素早く冷える
赤ちゃんをすぐ乗せてしまいたい気持ちはわかりますが、熱気が充満したまま乗せるのは危険です。手順を守って乗せて、赤ちゃんをやけどや熱中症から守りましょう。
●チャイルドシートの金属部分は乗せる前に必ず冷やしてから乗る
チャイルドシートのバックルや肩ベルトの金属部分は、直射日光が当たると60℃を超える高温になることも。赤ちゃんの薄い皮膚は大人よりやけどしやすいため、必ず冷やしてから乗せましょう。十分に換気した後、可能なら濡れタオルなどで冷やす方法がおすすめです。
また、駐車中チャイルドシート全体にタオルやブランケットをかけておいたり、バックル周辺に日が当たらないようシートカバーや布をかぶせておいたりすれば高温になるのを防げます。
●後部座席の窓にサンシェードを取り付けて直射日光をカットする
後部座席の窓から差し込む横からの日差しは、チャイルドシートに座った赤ちゃんに直接当たります。フロントガラスのサンシェードとは別に、後部座席の窓用のサンシェードを準備しておきましょう。

引用:Amazon
「Dreambaby ワイド カーシェード ロールアップ型」は、ロールアップ式でガラスに吸盤で貼りつけるタイプのサンシェードです。ワイドサイズなので後部座席の窓を広くカバーでき、使わないときはくるくると巻き上げて収納できます。
●赤ちゃんを乗せたまま車内に放置しない
エアコンが効いていた車内でも、エンジンを切ってから5分で室温が5℃上昇し、15分で熱中症指数が危険レベルに達します。

「ちょっとコンビニに寄るだけ」など短時間でも、赤ちゃんを車内に一人にすることは絶対にやめましょう。
関連人気記事:夏の車の暑さ対策|駐車中・乗車中のシーン別!温度を下げる方法まとめ
5.就寝時の赤ちゃんの暑さ対策
赤ちゃんは暑さや不快感を言葉で伝えることができません。親が寝る環境をきちんと整えておくことが、赤ちゃんの安眠と体温管理のすべてです。
●寝室は就寝30分前からエアコンで冷やしておく
赤ちゃんを寝かしつけてからエアコンをつけても、部屋が涼しくなるまでに時間がかかります。就寝の30分前を目安にエアコンをつけておき、最初から快適な温度で眠れるよう対策しましょう。
エアコンの性能によっては、炎天下ではしっかり冷風が出てくるまでに時間がかかります。「寝かしつけながらエアコンをつける」では間に合わないことが多いので、早めに部屋を冷やしておくことを習慣にしてください。
●エアコンの設定は26〜28℃にして夜間タイマーを活用する
夜間も一定温度を保ちたいときは、エアコンをつけっぱなしにするのが安全です。夜間のエアコン使用のポイントは以下のとおり。
・26〜28℃設定で赤ちゃんが過ごす高さの温度が下がりすぎないようにする
・風が直接赤ちゃんに当たらないように向きを調整する
・深夜から明け方にかけて気温が下がる日は、少し高めに設定し直すか自動モードを使う
「つけっぱなしはもったいない」と感じるかもしれませんが、夜間も室温は思った以上に上がります。常にエアコンをつけておくのが安心です。
●冷感敷きパッドを布団に重ねて接触面からの熱を逃がす
赤ちゃんは就寝中に大量の汗をかきます。布団に体が接する面が蒸れると、寝苦しさから目が覚えやすくなってしまうのに注意。「冷感敷きパッド」を使って、ひんやりとした寝心地をキープするのがおすすめです。

引用:Amazon
「ケラッタ ベビー 防水シーツ 敷きパッド」は70×120cmのベビーサイズで、ベビーベッドのマットレスにぴったり合います。表面は冷感素材、裏面は滑り止め付きで、マットレスの上でも動きにくいです。洗濯機で丸洗いできるため、汗をかいた次の日も清潔に使えます。
●薄手のガーゼケットを1枚かけてエアコンの冷やしすぎを防ぐ
エアコンをつけた夜は、冷やしすぎによる冷えも気をつけたいポイントです。何もかけずに寝かせると、夜中に室温が下がったときに体が冷えすぎることがあります。薄手のガーゼケットを1枚かけてあげるのがおすすめです。赤ちゃんが快適に眠れるガーゼケットは、以下のポイントを押さえて選んでみてください。
・二重ガーゼや四重ガーゼなど、薄くて通気性が高い素材が夏向き
・綿100%のものは吸汗性が高く赤ちゃんの肌にやさしい
エアコンの温度設定と薄手のかけものをセットで使い、快適に寝る環境を整えてあげましょう。かけすぎは逆効果なので、「1枚だけ」を守るのがポイントです。
6.停電時も「ポータブル電源」があれば赤ちゃんの暑さ対策を切らさない!

赤ちゃんは大人より体温が上がりやすく、もし「停電」が起きてエアコンや扇風機が止まると危険です。コンセントが使える蓄電池「ポータブル電源」があれば、停電が起きても赤ちゃんのいる部屋のエアコンや扇風機を動かし続けられます。赤ちゃんがいる過程で、ポータブル電源が役立つ例をまとめました。
・エアコン・扇風機・サーキュレーター:赤ちゃんの暑さ対策に
・スマホの充電:停電・避難所情報の確認や緊急連絡に
・授乳グッズ・哺乳瓶の消毒器:赤ちゃんのケアルーティンを止めない
・電気ケトル・電子レンジ:赤ちゃんの離乳食やミルク作りに
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は「軽さ」にこだわっており、なるべく重いものを持ちたくない育児疲れのママにも選ばれています。使いたい家電に合ったモデルを選んで、1台備えておきましょう。
まとめ
室内はエアコンの設定温度と風向き、ベビーカーは外出の時間帯選び、抱っこ紐は保冷シート…など、シーンに合わせた暑さ対策が赤ちゃんを守るポイントです。できる対策から取り入れてみてください。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源を用意しておけば、万が一の停電でもエアコンや扇風機が止まりません。昨今は南海トラフ地震など、大地震が起きる可能性も騒がれています。今のうちにポータブル電源を備えておくのがおすすめです。
コメント