1.大雪への備えは食料から!スーパーで揃うおすすめ備蓄食料5選
それでは、前述した備蓄する食料品の選び方を参考に、大雪の備えとして備蓄する食料品についてくわしくご紹介していきます。非常時の場合、精神的にストレスを抱えていることもあります。ひょっとしたら不安が勝って食欲がなくなることも十分考えられます。
それでも人は食べないとどんどん体力を失ってしまうので、備蓄する食料品は自分の好きなもの、おいしいと感じるものの方が食べやすく、お腹が満たされれば少なからず安心できます。これらを参考にして、あなたに合った食料品を選んで行きましょう。
①賞味期限の長い食料品「乾麺」
カップラーメンや袋ラーメン、乾麺は、ラーメン、焼きそば、そば、うどん、パスタと種類も豊富で賞味期限が長いので、備蓄するにはおすすめの食料品です。あなたの好きなものを選ぶこともできます。とくに麺類は食欲がなくても食べやすいので、備えとしては入れておきたい食料品です。
②そのまま食べられる食料品「缶詰」
缶詰は、肉、魚、豆類があって不足しがちなたんぱく質を多く含みます。たとえば、サバの味噌煮、ミートソース缶、フルーツ缶など種類も豊富で長期保存も可能です。大きさも小さくてかさばらないので、数を多く備蓄したとしても場所を取らないので便利です。
そのまま缶を開ければ食べられる手軽さもあっておすすめの備蓄食料品です。大雪の被害状況で電気がストップしていなければ、調理して食べることもでき、幅広い食べ方ができるのもよいですね。
③常温保存もできる「根菜」
根菜は常温保存でき、日持ちしやすい野菜が多いのが特徴です。糖質を多く含み、ミネラルやビタミンが多く踏まれています。食物繊維が豊富でカラダを温める保温効果も期待できるので、冬の備えとしてはベストな食材です。保管方法は日当たりの良い場所を避け、風通しの良い暗所に保管しましょう。
④温めるだけで食べられる「冷凍食品」
冷凍食品の備えは、比較的軽い大雪の備えとして有効な食料品です。電子レンジを使えば簡単調理でおいしくて温かい料理が食べられます。冷凍食品であれば、大雪以外の普段の備蓄食料としても活躍してくれるので、備蓄しやすい食料品の1つとして考えるのが良いでしょう。
⑤簡単調理可能な「レトルト食品」
レトルト食品は、丼物、カレー、ハヤシライスなど、食事のメインとなるものが多く販売されています。調理不要で暖めずにそのまま食べられるレトルト食品もあります。湯銭するだけで簡単に食べられる手軽さと、賞味期限も長いので備蓄に向いている食料品の1つです。
2.大雪に備える食料準備|1週間分の備蓄食料リストと選び方

大雪による孤立に備えるには、少なくとも1週間分の食料を計画的に準備する必要があります。ここでは、大雪の備えで備蓄の目的や必要な量、食料を選ぶ際のポイントを5つ紹介します。
●1週間分の食料を備蓄する目的と必要量を把握する
大雪で道路が通行止めになると、物流が止まり、1週間程度は買い物が困難になる可能性があります。1週間を自宅で乗り切るには、成人1人あたり計21食分(1日3食×7日分)を目安に準備しましょう。
飲料水は1人1日3リットルが必要で、4人家族なら1週間で84リットル、2リットルのペットボトル42本分に相当します。
調理や手洗いに使う生活用水も別途確保が必要なため、浴槽に水を張っておく方法も有効です。食料と水を十分に備えておけば、大雪で孤立しても家族全員が安心して過ごせます。
参考:政府広報オンライン|今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方
●主食・主菜・副菜をバランスよく揃えて栄養を確保する
大雪などの災害時は炭水化物に偏りがちですが、栄養バランスを保つには以下のように主食・主菜・副菜を揃える必要があります。
・主食:米パック・乾麺・クラッカー(エネルギー源)
・主菜:魚や肉の缶詰・レトルトカレー(たんぱく質の摂取)
・副菜:野菜ジュース・乾燥野菜・インスタントスープ(ビタミンやミネラル補給)
1週間の備蓄例として、4人家族なら主食は米4kg、主菜は缶詰やレトルト30個程度、副菜は野菜ジュース28本が目安です。
これらをバランスよく組み合わせれば、大雪で外出できなくても健康を維持できます。
参考:政府広報オンライン|今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方
●長持ちしておいしく食べられる食品を選ぶ
大雪に備える備蓄食料は賞味期限1年以上の商品を中心に選ぶと、管理の手間が減ります。以下の食材は保存期間が長いのでおすすめです。
・缶詰:2〜3年
・レトルト食品:1〜2年
・乾麺:1〜3年
定期的に賞味期限をチェックし、古いものから食べて新しいものを買い足す「ローリングストック」を実践すれば廃棄を防げます。
また、家族が普段から食べ慣れている食品を選ぶのがポイントです。非常時に初めて食べる食品は口に合わない可能性があり、ストレスの原因になります。
好みの味付けの食品を備蓄すれば、大雪で閉じ込められても食事を楽しめるでしょう。
●家族構成やライフスタイルに合わせて備蓄内容を調整する
大雪の備えとして、家族の年齢や体質に応じて、備蓄内容を以下のように調整する必要があります。
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家庭の状況 |
備蓄すべき食料 |
備蓄のポイント |
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乳幼児がいる家庭 |
・粉ミルク ・レトルトの離乳食 |
お湯がなくても使える液体ミルクもあると安心 |
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高齢者がいる家庭 |
・やわらかいレトルトおかゆ ・介護食品 |
噛む力・飲み込みやすさを考慮して選ぶ |
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食物アレルギーがある家庭 |
・アレルゲン除去食品 ・特定原材料不使用食品 |
災害時は入手困難なため、余裕を持って備える |
乳幼児がいる家庭では、離乳食を最低2週間分準備しましょう。災害時はアレルギー対応食品が手に入りにくくなるため余裕を持った備えが大切です。
また、調理器具が限られる状況を想定し、お湯や水で戻せるフリーズドライ食品やアルファ米を多めに準備すると便利でしょう。
関連記事:【災害対策】水の備蓄目安は?水の選び方や賢く揃えるためのアイデアも紹介
●備蓄食料を定期的に見直して常に新しい状態を保つ
大雪などの災害に備えて備蓄食料は半年に1回、賞味期限と在庫量を確認する習慣をつけましょう。スマホのカレンダーにリマインダー(タスクの通知機能)を設定すると、チェック忘れを防げます。
季節に応じてメニューを見直すのもおすすめです。夏は塩分補給のため梅干しやスポーツドリンクを増やし、冬は体を温めるインスタントスープやカレーを中心に備蓄してください。
新しい備蓄食品が発売されたら、まず普段の食事で試してみましょう。味や食感が気に入れば備蓄に加え、苦手な食品は避けるようにします。このような見直しを続ければ、賞味期限切れを防ぎながら、家族全員が満足できる備蓄内容を維持できます。
関連記事:雪害対策を徹底解説!種類・発生原因や雪害事例から学ぶ災害の備え
3.災害級の大雪によって起こりうる4つの問題
もしも災害級の大雪に見舞われたとき、どんなことが起こるのか。実際に起こったときのことを想定した備え方を考えるのも大切です。ここでは災害級の大雪がもたらす問題についてくわしく見ていきましょう。
●ケース1「外出できなくなる」
災害級の大雪ともなると、積雪量が例年の倍以上降り積もることが予想されます。
「降り積もった雪に家が埋もれてしまい閉じ込められる」
「降り積もった雪の除雪ができなくて外出ができなくなる」
などの問題が生じる恐れがあります。こうなると、自宅で数日過ごさなければなりません。
断水や停電などの二次災害も予想されるので、
・電気が使えなくなったときの備え
・水道から水が出なくなってしまったときの備え
を必要とする場合があります。普段から雪の多い地域に住んでいらっしゃる方は、これらの備えも食料品と共に考えておきましょう。
●ケース2「コンビニやスーパーから商品がなくなる」
大雪のために交通渋滞が発生し、コンビニやスーパーに物資が届かない状況になることがあります。これは、都心部や普段雪の影響が少ない地域でも起こりうる現象と言えるでしょう。物資の供給が止まってしまうと、買い占めが発生して余計に混乱のもとになってしまうことも想定して考える必要があります。しかし、この状況であれば、
・停電や断水の心配はない
・物資の供給さえ回復すれば何とかなる
とも言えます。数日分の食料品を備蓄できていれば、物資の供給は回復される可能性が高いので、食料品を中心に備えておけば問題ありません。
●ケース3「大雪によって起こる停電被害」
大雪がもたらす停電の原因は、次のような現象によるものが多いです。
「電線の上に雪が降り積もり、雪の重さで電線が切れてしまう」
「雪が積もった電線が強風で揺れて、電線同士が接触しショートしてしまう」
「積もった雪の重さで木が倒れてしまい、電柱を倒したり電線に接触して切れてしまう」
これらは、たとえ積雪量がそんなに多くない状況下でも起こりうることです。雪が比較的多くふる地域の方は、雪による停電には意識しておいた方が良いでしょう。備えや対策としては、
・電気を使わずとも食べられる食料品の備蓄
・代わりの電力供給源や、電気の代わりになる熱源を用意する
などがあげられます。たとえば、ガスコンロとカセットガスの備蓄や、ポータブル電源を備えとして用意しておくことです。停電になったときは、食料品の備えだけでは不十分になることもあるので、備えの幅を広げる必要があります。
関連記事:非常用ポータブル電源一覧|Jackery Japan
●ケース4「水道が凍結して水が使えない」
大雪となる場合、気温も氷点下にまで下がり冷え込みが厳しくなります。氷点下の状態では水は凍ってしまうため、同じく水道管も凍ってしまうことも。水道管が凍結すると、当然水道が使えなくなります。大雪が発生すると「水が使えない」状況になる恐れがあるのです。水道管の凍結を防ぐには、
・水道管の保温:水道管や蛇口などに断熱材や気泡緩衝材を巻く
・水を少し蛇口から出しておく:凍結しやすい夜間に、水を蛇口から少量出しておく
などの処置をすると、凍結を防止する対策になります。とくに、水道メーター付近にある水道管はむき出し状態なので、凍結しやすい部分になります。早めに処置しておくと安心です。
4.大雪の備えは家の中から!安心して過ごすための防災対策
大雪の備えを万全にするには、災害級の大雪による被害も視野に入れて考えることが大切です。食料の備蓄だけでなく、停電や断水に備えた防災グッズや寒さ対策も欠かせません。大雪に向けて家の中で快適に過ごすための3つの防災対策を紹介します。
①大雪に備えて家の中で必要な防災グッズを準備する
大雪による停電や断水に備え、以下のような防災グッズを準備しておきましょう。
● 懐中電灯
● 乾電池
● ラジオ
● モバイルバッテリー
● 簡易トイレ
● ウェットティッシュ
懐中電灯は各部屋に1つずつ配置し、乾電池は予備を含めて多めに用意してください。手回し式のラジオがあれば、電池切れの心配なく災害情報を入手できます。
断水時に備えて、簡易トイレやウェットティッシュも準備しておくと便利です。ウェットティッシュは手洗いや食器拭きの代わりになり、衛生面を保てるでしょう。
防災グッズをひとまとめにして保管しておけば、いざというときにすぐ取り出せます。
関連記事:大雪による停電に備えよう!絶対に用意すべき10の対策アイテムを紹介
②大雪の日も快適に過ごすために寒さ対策を強化する
大雪の日は気温が下がるため、寒さ対策に必要なものもまとめておきましょう。
● 毛布
● カイロ
● 防寒着
停電で暖房が使えなくなった場合でも、寒さ対策用のグッズがあれば体温を維持できます。
窓や玄関に断熱シートを貼ると、室内の熱が逃げにくくなり、暖房効率が上がります。カーテンを厚手のものに変えるだけでも効果があるでしょう。
ガスストーブ・灯油ストーブを使用する場合は、1時間に1回程度の換気が必須です。換気を怠ると一酸化炭素中毒の危険があるため注意してください。
③大雪による停電に備えて非常用電源を確保する
大雪による停電時でも照明やスマホの充電、調理器具、電気毛布などを使いたいなら、ポータブル電源が役立ちます。ポータブル電源は持ち運びできる大容量バッテリーのこと。ACコンセントが付いているため、普段使っている家電製品をそのまま動かせる優れものです。
電気ケトルや電子レンジが使えると、温かい食事や飲み物を用意でき、冬場の停電でも快適に過ごせるでしょう。ソーラーパネル対応モデルを選べば、太陽光で充電できるため大雪の長期停電にも対応できます。
工事不要で導入でき、普段はアウトドアやテレワークでも活用できる点も魅力です。
5.非常時にも安心を!Jackeryポータブル電源で災害対策を万全に!
最大5年間の長期保証と充実した日本語サポート体制を備え、購入後も安心して使い続けられます。防災製品等推奨品マークを取得しており、災害時の備えとしても高い信頼性が認められています。
世界中で選ばれ続けるJackeryの製品は、品質とサポート体制の両面で優れた選択肢です。ここからは、大雪による停電対策におすすめのJackeryポータブル電源2機種を紹介します。
①Jackery ポータブル電源 3000 New セット|4人以上家族におすすめ
Jackery ポータブル電源 3000 Newセットは、容量3072Wh、定格出力3000Wの超大容量モデルです。以下のような消費電力の大きい家電にも対応できます。
● エアコン
● 電子レンジ
● 電気ケトル
● 電気ヒーター
大雪で長期間閉じ込められても普段に近い生活を維持できます。電気ケトルなら約3時間、電子レンジなら約2時間、冷蔵庫なら最大70時間稼働可能です。
世界初のCTB構造により、3000Whクラスで最軽量・最小を実現し、保管場所を圧迫しません。停電発生時、20ミリ秒未満で電源の供給元をポータブル電源に自動切替するUPS機能を搭載しているため、冷蔵庫とコンセントの間に常時接続しておけば外出中の停電でも食材を守れます。
セットのソーラーパネルで太陽光高速充電でき、長期停電にも対応できる頼もしい1台です。
②Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット|3~4人家族の防災におすすめ
Jackery Solar Generator 2000 Newは、容量2042Wh、定格出力2200Wの高性能モデルです。約2~3人家族最低限必要な電力を約3日間供給でき、主要な家電の稼働時間は以下のとおりです。
● 電気ケトル:約2時間
● 炊飯器:約5.3時間
● 電気毛布:約25時間
2000Whクラスで最軽量の17.9kgを実現しており、持ち運びしやすい設計です。リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、4000回の充電サイクルで毎日使っても約10年間使える長寿命が魅力です。
付属のソーラーパネル200Wで太陽光充電が可能なため、長期停電時も電力を確保できます。コンパクトで場所を取らず、普段はアウトドアや節電にも活用できる万能な防災アイテムです。
6.大雪に備えるための食料についてよくある質問
大雪に備えた食料準備について、よくある3つの質問にお答えします。
①大雪の食料備えで大切なことは何ですか?
最低でも1週間分の食料と水を家庭で備蓄しておきましょう。大雪で道路が通行止めになると、物流が止まり買い物が困難になるためです。成人1人あたりだと以下の内容が目安になります。
● 1日3食×7日分で21食
● 飲料水は1日3リットル×7日分で21リットル
また、停電・断水に対応できるよう、カセットコンロやポータブル電源などの調理器具・非常電源も準備しておきましょう。
食料だけでなく、懐中電灯や簡易トイレなどの防災グッズも合わせて用意すれば、大雪で孤立しても安心して過ごせます。
②非常食で1番長持ちするものは?
缶詰・乾パン・フリーズドライ食品が数年単位で保存可能です。具体的には以下のようなものがあります。
● 缶詰:2〜3年(ツナ缶・サバ缶・フルーツ缶など)
● 乾パン:3〜5年
● フリーズドライ食品:3〜5年(味噌汁・スープなど)
● 長期保存米(アルファ米):5年程度
特に長期保存米は水やお湯を注ぐだけで食べられるため人気です。賞味期限の長い食品を選べば、管理の手間が減り、いざというときもすぐに食べられます。
③大雪など災害に備え備蓄した食料、保管・管理で注意することは?
直射日光と湿気を避け、風通しのよい場所で保管してください。高温多湿の環境では、賞味期限内でも品質が劣化する可能性があります。
冷暗所が理想ですが、室温でも直射日光が当たらない場所なら問題ありません。また、定期的に古いものから消費して新しいものに入れ替える「ローリングストック」を実践しましょう。
半年に1回、賞味期限と在庫量を確認する習慣をつけると、廃棄を防げます。透明ボックスで分類収納すれば、中身が一目で把握でき管理が楽になります。
まとめ:大雪の備えとして食料品はローリングストックする
大雪時の食料備蓄は、1週間分を目安に主食・主菜・副菜をバランスよく揃えてください。乾麺・缶詰・レトルト食品など、常温保存できて調理が簡単な食品を選び、ローリングストックで管理すれば廃棄を防げます。
家族構成に応じて、乳幼児用の離乳食や高齢者向けの食品、アレルギー対応食品も準備が必要です。
Jackeryのポータブル電源があれば、停電時でも冷蔵庫や調理器具が使え、温かい食事を維持できます。大雪による長期停電に備えて、Jackeryポータブル電源を備えておきましょう。