火山の種類|形の分類・噴火のタイプ・火山岩の種類まで解説

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「火山の形はなぜ山によってこんなに違うの?」「噴火にも種類があるって聞いたけど何が違うの?」と疑問を持っていませんか。火山の形・噴火のタイプ・火山岩の種類はすべて、マグマの性質に深く関係しています。

この記事では、火山の形・噴火の種類・火山岩を順に解説。後半では日本の代表的な火山がどの種類に当たるかも紹介します。

目次
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1.火山の形の種類|成層火山・楯状火山・溶岩ドームの3つ

火山の形の種類|成層火山・楯状火山・溶岩ドームの3つ

火山の形は、噴き出すマグマの「粘り気(粘性)」によって大きく変わります。粘り気が弱いほど溶岩が遠くまで流れて平べったい形になり、粘り気が強いほど溶岩が火口付近に積み重なってドーム状の形になります。

日本の理科では代表的な3種類「成層火山」「楯状火山」「溶岩ドーム」が登場します。まず3つを表で整理しました。

種類

マグマの粘り気

形の特徴

噴火のようす

代表例

楯状火山

弱い

平べったい

比較的穏やか

マウナロア(ハワイ)

成層火山

中程度

きれいな円すい形

中程度

富士山・桜島

溶岩ドーム

強い

ドーム状に盛り上がる

激しい

昭和新山・平成新山

 それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

①成層火山|溶岩と火山灰が交互に積み重なってできる

成層火山|溶岩と火山灰が交互に積み重なってできる

引用:Wikipedia

 成層火山は、同じ火口から何度も噴火を繰り返すたびに、溶岩と火山灰などが交互に積み重なってできる円すい形の火山です。断面を見ると、溶岩と火山灰の「層」が交互に重なっていることから「成層」という名前が付きました。

マグマの粘り気は楯状火山と溶岩ドームの中間で、見た目もちょうど中間の整ったきれいな三角形をしています。

②楯状火山|粘性の低い溶岩が広がってできる

楯状火山|粘性の低い溶岩が広がってできる
▲マウナロア

引用:Wikipedia

 楯状火山は、粘り気のきわめて弱い玄武岩質のマグマが噴き出し、サラサラと流れて広大な面積に溶岩が広がることで、まるで古代の兵士の「楯(たて)」を伏せたような平べったい形になる火山です。

マグマの粘り気が弱いため、火口から遠くまで溶岩が流れやすく、噴火のようすは比較的穏やかです。ハワイのマウナロア(標高4,169m)が世界的に有名な例で、海底部まで含めた高さは約10,200mに達し、エベレストより高い山体を持ちます。

③溶岩ドーム|粘性の高い溶岩が盛り上がってできる

溶岩ドーム|粘性の高い溶岩が盛り上がってできる

 引用:国土交通省北海道開発局

 溶岩ドームは、粘り気のきわめて強い流紋岩質・デイサイト質のマグマが火口から噴き出し、流れずに火口付近に積み重なってドーム状に盛り上がる火山です。溶岩円頂丘とも呼ばれます。

マグマが流れずに溜まり続けるため、圧力が高まって爆発的な噴火が起きやすいのが特徴3種類の中でもっとも激しく噴火します。また、溶岩ドームが崩壊すると火砕流が発生する危険があるため、とくに注意が必要な火山の種類です。

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2.火山噴火の種類|マグマ噴火・水蒸気噴火・マグマ水蒸気噴火の3つ

火山噴火は発生の仕組みによって、大きく3種類に分類されます。

種類

仕組み

特徴

代表的な事例

マグマ噴火

マグマ自体が噴き出す

溶岩流・火砕流を伴う

1991年 雲仙普賢岳噴火

水蒸気噴火

地下水がマグマの熱で沸騰して噴き出す

マグマは含まない・予測が難しい

2014年 御嶽山噴火

マグマ水蒸気噴火

マグマと地下水が直接接触して爆発

両方の特徴を持つ

2000年 有珠山噴火

参考:気象庁「地震一口メモ No.155 火山噴火の種類」

それぞれの仕組みを詳しく見ていきましょう。

①マグマ噴火|マグマが直接噴き出す

マグマ噴火は、地下のマグマが上昇する過程で圧力が下がり、マグマに含まれる水や二酸化炭素などの揮発性成分がガス化して一気に膨張することで起きる噴火です。シャンパンの栓を抜いたときに泡が噴き出すのと似た仕組みです。

マグマそのものが噴き出すため、大量の溶岩流・火砕流・火山灰を伴うことが多く、規模も大きくなりやすいのが特徴。噴き出した火山灰を分析するとマグマ由来のガラス片が検出されます。1990年~1995年の雲仙普賢岳の噴火はこのタイプで、溶岩ドームの崩壊によって繰り返し火砕流が発生し、43名が死亡・行方不明になりました。

参考:内閣府防災情報のページ「1990-1995 雲仙普賢岳噴火」

②水蒸気噴火|地下水が熱せられて噴き出す

水蒸気噴火は、マグマが直接噴き出すのではなく、マグマの熱によって周囲の地下水が沸騰・膨張し、その圧力で周辺の岩石を巻き込みながら爆発的に地表に噴き出す現象です。水が水蒸気になると体積が約1,700倍にもなるとされるため、小さなマグマ活動でも大きな爆発につながります。

噴出物にはマグマ由来の成分が含まれないため、火山灰を分析してもマグマのガラス片は検出されません。マグマ自体が上昇せずとも起きるため、地震計などによる事前察知が非常に難しく、登山中の突然の噴火で大きな被害につながることがあります。

2014年9月の御嶽山噴火はこの水蒸気噴火で、登山者63名が犠牲または行方不明となり、戦後最悪の火山災害となりました。

参考:内閣府防災情報のページ「2014 年(平成 26 年) 御嶽山噴火による災害」

③マグマ水蒸気噴火|マグマと水が反応して爆発的に噴火

マグマ水蒸気噴火は、上昇してきたマグマが地下水と直接接触し、大量の水蒸気が瞬間的に発生することで爆発的な噴火が起きる現象です。マグマと水が直接触れるため、噴出物にはマグマ由来の物質が含まれます。

水蒸気噴火よりも規模が大きくなりやすく、噴出物の中に新鮮なマグマ片が見られるのが特徴です。2000年の有珠山噴火では、このマグマ水蒸気噴火が市街地のすぐそばで発生しましたが、事前の観測と避難誘導により、奇跡的に人的被害を防ぐことができました。

関連記事:【個人】火山の噴火対策3選!家庭に備えておくべき防災グッズも紹介

3.火山岩(石)の種類|玄武岩・安山岩・流紋岩の分類と覚え方

マグマが地表または地表の近くで急激に冷え固まってできた岩石を「火山岩」といいます。火山岩は、マグマに含まれる二酸化ケイ素(SiO₂)の量によって分類され、色の違いで見分けるのが基本です。

名称

二酸化ケイ素の量

マグマの粘り気

対応する火山の形

玄武岩

少ない(約45〜52%)

黒っぽい

弱い

楯状火山

安山岩

中程度(約52〜66%)

灰色

中程度

成層火山

流紋岩

多い(約66〜77%)

白っぽい

強い

溶岩ドーム

参考:産総研地質調査総合センター

覚え方のポイントは「色」です。玄武岩の「玄」は黒・暗いを意味する漢字、流紋岩は白っぽく明るい色と覚えれば、安山岩はその中間の灰色と自然に理解できます。詳しく見ていきましょう。

①玄武岩|黒っぽい色で重い火山岩

玄武岩|黒っぽい色で重い火山岩

引用:倉敷市

 玄武岩は、二酸化ケイ素の含有量が少なく、かんらん石・輝石などの有色鉱物を多く含むため黒〜濃灰色に見えます。密度はおよそ2.8〜3.0g/cm³と、同じ火山岩の中でもっとも重いグループです。磁鉄鉱を含むため、磁石に引き付けられることもあります。

 玄武岩質のマグマは粘り気が弱いため、噴火すると溶岩がサラサラと広範囲に流れ出します。ハワイのキラウエア火山で見られる、赤く輝く溶岩流はこの玄武岩質マグマです。富士山・伊豆大島も噴火すれば玄武岩質マグマを噴出します。

②安山岩|灰色で日本に多い火山岩

安山岩|灰色で日本に多い火山岩

引用:倉敷市

安山岩は、二酸化ケイ素が中程度で、有色鉱物と無色鉱物がほどよく混じり合った灰色の岩石です。墓石や建築材に広く使われているため、日常生活でも目にする機会が多いでしょう。

日本では地殻のプレート環境の関係から安山岩質マグマが噴出しやすく、日本の火山のほとんどが安山岩質の成層火山です。名前の「安山」は南アメリカのアンデス山脈に由来しています。

③流紋岩|白っぽい色で軽い火山岩

流紋岩|白っぽい色で軽い火山岩

引用:Wikipedia

流紋岩は、二酸化ケイ素を70%前後と多く含み、石英や長石などの無色鉱物が多いため白〜薄い灰色に見えます。密度はおよそ2.5g/cm³で、3種類の中でもっとも軽い火山岩です。花こう岩と同じマグマからできますが、花こう岩が地下深くでゆっくり冷えるのに対し、流紋岩は地表付近で急激に冷えてできます。

流紋岩質のマグマは粘り気が非常に強いため遠くへ流れず、火口付近で積み重なって溶岩ドームを作るか、爆発的な噴火によって火砕流を起こします。

参考:倉敷市

4.日本の代表的な火山とその種類

「あの山は何火山?」と疑問を持ったことがある方に向けて、日本にある代表的な火山がどの種類に分類されるかを確認します。噴火の特徴とあわせてチェックしていきましょう。

①富士山|玄武岩質の成層火山

富士山|玄武岩質の成層火山

引用:気象庁

山梨県と静岡県の境に位置する標高3,776mの富士山は、小御岳・古富士の両火山の上に生成した成層火山。繰り返す噴火によって溶岩と火山灰が幾重にも積み重なった典型的な成層火山です。日本の陸域では最大の、約400km³の火山体積を誇ります。

日本の成層火山の多くが安山岩質なのに対して、富士山は主に玄武岩質のマグマで構成されているのが特徴。そのため、もし噴火すると玄武岩質の流動性の高い溶岩が山麓まで到達しやすいです。直近の大きな噴火は1707年の宝永噴火で、江戸にまで大量の火山灰が降り積もりました。

②桜島|頻繁に噴火する成層火山

桜島|頻繁に噴火する成層火山

引用:flicker:田中十洋氏「桜島」

 桜島は鹿児島湾の中に浮かぶ成層火山で、日本でもっとも活発に噴火を続けている火山のひとつです。古来から有史記録に多くの噴火が残されており、現代でも年間数百回から1,000回以上の爆発的噴火を繰り返しています。

 1914年(大正3年)の大正大噴火では大量の溶岩が流出し、もとは離島だった桜島が大隅半島と陸続きになりました。気象庁の常時観測火山として24時間監視が続けられています。

参考:気象庁「1914桜島噴火」

③阿蘇山|世界有数の大型カルデラと成層火山

阿蘇山|世界有数の大型カルデラと成層火山

引用:気象庁「阿蘇山」

熊本県の阿蘇山は、世界でも有数の規模を誇る東西約18km・南北約25kmのカルデラの中に、成層火山である中央火口丘群が立つ複合火山。現在も活発に噴火を続けているのはその中の中岳で、火口に直接近づいて観察できる数少ない火山のひとつです

カルデラは27万年前から9万年前にかけての4回の巨大噴火によって形成され、9万年前の噴火では噴出物が九州の半分を覆うほどの規模だったと推定されています。

④伊豆大島(三原山)|玄武岩質の成層火山

伊豆大島(三原山)|玄武岩質の成層火山

引用:気象庁「三原山に登る観光客のみなさまへ」

三原山は伊豆大島の中央に位置する中央火口丘で、気象庁の分類では伊豆大島全体が「主に玄武岩からなる成層火山」とされています。富士山と同様に玄武岩質のマグマが特徴で、赤い溶岩を吹き上げる「ストロンボリ式噴火」を繰り返してきたことから、古くから「御神火(ごじんか)様」と呼ばれ崇められてきました。

1986年の大噴火では、全島民約11,000と2,000人の観光客が島外に避難する事態となっています。

参考:気象庁「伊豆大島火山について」

⑤昭和新山|溶岩ドームの代表例

昭和新山|溶岩ドームの代表例   

引用:Wikipedia 撮影者:663highland

北海道・壮瞥町の昭和新山は、1943〜1945年にかけて有珠山東麓の麦畑が地震の群発とともにどんどん隆起し、粘り気の強い溶岩が地表を押し上げて誕生した溶岩ドームです。海抜407mのドーム状の山体が形成される様子を、地元郵便局長の三松正夫が詳細に記録した「ミマツダイヤグラム」は、世界の火山学に貢献した資料として知られています。

現在も山頂付近では噴気活動が続いており、国の特別天然記念物に指定されています。

参考:産総研地質調査総合センター「火山誕生を見守り続けた郵便局長 三松正夫記念館」

⑥三宅島|カルデラを持つ成層火山

三宅島|カルデラを持つ成層火山

引用:気象庁「三宅島」

三宅島は伊豆諸島に位置する成層火山で、有史以来20年前後の周期で活発な噴火を繰り返してきた火山です。島の中央部には大型カルデラがあります。

もっとも記憶に新しいのが2000年の噴火で、山頂に新たなカルデラが形成。噴火後も高濃度の二酸化硫黄ガスの噴出が続き、全島民が4年5ヶ月にわたって島外避難を余儀なくされました。2005年に帰島が許可された後も、現在まで火山ガスの観測が継続されています。

関連記事:日本の活火山一覧を確認!活火山の仕組みと噴火警戒レベルの最新状況

5.火山噴火による停電に備える!Jackeryポータブル電源で電源を確保

火山噴火による停電に備える!Jackeryポータブル電源で電源を確保

火山の噴火は、溶岩流・火山灰・火砕流・火山ガスなど多様な被害をもたらしますが、どのタイプの噴火でも共通して起きる可能性があるのが停電です。火山灰が電線や変電設備に降り積もってショートし、広範囲・長期間の停電につながります。例として2000年の三宅島噴火では人的被害こそ発生しなかったものの、停電が避難生活を直撃する深刻な問題となりました。

そんな停電時の備えとして活躍するのがコンセント出力(AC)も備えた持ち運び型のバッテリー「Jackeryポータブル電源」です。停電中は以下のように幅広い用途で活躍し、電気が使えない不安をなくしてくれます。

 スマートフォンの充電:家族の安否確認や避難情報の確認など、まず通信手段を確保できる

 ランタン・照明:夜が来ても暗闇で過ごさずに済む

 テレビ・ラジオ:噴火の状況や避難指示をリアルタイムで追い続けられる

 電気ケトル:温かい飲み物や食事を用意でき、体も気持ちも落ち着ける

 扇風機・電気毛布:夏でも冬でも快適に休める環境を保てる

 子どもが使うタブレット:不安で落ち着かない子どもの気を紛らわすのに役立つ

 モバイルルーター:停電中もリモートワークを続けられる

ポータブル電源はメーカー・機種により「1年放置すると、自然放電で残量が半分以下に減ってしまう」ケースがよくあります。これでは肝心の停電時に充電切れで使えないかもしれません。Jackeryのポータブル電源は自然放電率が年間5〜10%ときわめて低く、1年間充電したまま保管してもOK。いつでも使える安心感があります。7年連続で日本国内の売上高・販売台数1位を記録している豊富な実績も、Jackeryのポータブル電源を選ぶべき理由です。

 火山の近くに住んでいる方や、活火山の登山・観光を計画している方は、Jackeryポータブル電源を1台備えて対策しておきましょう。


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6.火山の種類に関するよくある質問

火山の種類に関するよくある質問と、その回答をまとめました。

①ハワイにある火山の種類は?

ハワイ島にある標高4,169mのマウナロアは楯状火山の世界的な代表例です。粘り気のきわめて弱い玄武岩質のマグマを噴き出し、サラサラとした溶岩が広大な範囲に流れ出すことで、傾斜の緩やかな平べったい山体が形成されました。

同じくハワイ島にあるキラウエア火山も楯状火山で、頻繁に溶岩流を噴き出す世界でもっとも活動的な火山のひとつとして知られています。なお、「マウナロア(Mauna Loa)」はハワイ語で「長い山」を意味します。

②火山にできる鉱物の種類は?

マグマが冷え固まる過程でさまざまな鉱物が結晶化します。主な火山性鉱物は以下の通りです。

 かんらん石:緑色〜黄緑色。高温で結晶化しやすく、玄武岩質マグマに多く含まれる

 輝石(きせき):黒〜暗緑色。多くの火山岩に見られる

 角閃石(かくせんせき):黒〜褐色。安山岩質の火山岩に多い

 斜長石(しゃちょうせき):白〜灰色。ほぼすべての火山岩に含まれる無色鉱物

 石英:無色透明。流紋岩など二酸化ケイ素の多い岩石に含まれる

 磁鉄鉱(じてっこう):黒色。磁石に引き付けられる性質を持つ

マグマに含まれる二酸化ケイ素の量が少ない(玄武岩質)ほど有色鉱物が多く、量が多い(流紋岩質)ほど石英や長石などの無色鉱物が多くなります。

③火山による災害にはどんな種類がある?

気象庁によると、噴火にともなう主な火山災害は以下のとおりです。

 大きな噴石:風の影響を受けずに弾道を描いて飛ぶ直径数cm以上の岩石。火口から数km先まで到達し、建物や人体を直撃する

 火砕流:高温の岩石片・火山灰・火山ガスが混合して時速100km以上で流れ下る。温度は数百℃に達し、通過した地域を壊滅させる

 融雪型火山泥流:噴火の熱で雪や氷が溶けて火山噴出物と混ざり、谷沿いを時速数十kmで流れ下る。噴火の確認前に避難が必要

 溶岩流:溶けた岩石が地表を流れ下る。速度は比較的遅く歩行での避難が可能な場合もあるが、通過後は農地・建物が使用不能になる

 火山灰・小さな噴石:目や肺を傷つけるほか、農作物・交通・電力・航空機に広範囲な影響を与える

 火山ガス:二酸化硫黄・硫化水素などの有毒ガス。大気より重く谷底などに滞留して中毒を引き起こす

参考:気象庁「火山災害の種類」

このうち大きな噴石・火砕流・融雪型火山泥流は、避難するための時間的猶予がほとんどありません。生命への危険度も高いため、噴火警報を活用した事前の避難を心がけましょう。詳しい火山災害の対策は、以下の記事で解説しています。

関連記事:【個人】火山の噴火対策3選!家庭に備えておくべき防災グッズも紹介

④御嶽山、浅間山、有珠山など、他の火山の種類も教えて!

日本の主な活火山の種類をまとめて紹介します。

火山名

都道府県

種類

御嶽山

長野・岐阜

成層火山

浅間山

長野・群馬

成層火山

有珠山

北海道

成層火山(山頂に溶岩ドーム)

雲仙岳(普賢岳)

長崎

成層火山(山頂に溶岩ドーム)

十勝岳

北海道

成層火山

草津白根山(湯釜)

群馬

成層火山

薩摩硫黄島

鹿児島

成層火山

 気象庁が定義する日本の活火山111のうち、大多数が成層火山であることが分かります。

 参考:気象庁「全国の活火山の活動履歴等」

まとめ

火山の形・火山岩・噴火のしかたは、すべてマグマの粘り気でつながっています。

項目

楯状火山

成層火山

溶岩ドーム

マグマの粘り気

弱い

中程度

強い

対応する火山岩

玄武岩(黒)

安山岩(灰色)

流紋岩(白)

代表例

マウナロア(ハワイ)

富士山・桜島

昭和新山

 噴火のタイプは「マグマ噴火」「水蒸気噴火」「マグマ水蒸気噴火」の3種類です。なかでも水蒸気噴火は事前予測が難しく、2014年の御嶽山噴火のように突然の大惨事につながることがあります。活火山の近くを訪れる際は、気象庁の噴火警戒レベルを必ず事前に確認しましょう。

 また、噴火にともなう停電対策として、自然放電率が年間5〜10%ときわめて低いJackeryポータブル電源の備えがおすすめ。充電したまま長期保管しておいても、いざというときにすぐ電気が使える状態になります。火山が多い日本に住む以上、日頃から備えておきましょう。

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