【完全版】キス夜釣りガイド|狙える時期・仕掛け・餌・ポイントを徹底解説

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昼に数を釣るイメージが強いキス(シロギス)ですが、夜も十分に狙うことが可能です。しかも夜は警戒心の強い大型が動き出しやすく、昼の数釣りとは違う「型(サイズ)狙い」の面白さがあります。置き竿でじっくり待つスタイルが基本なので、仕掛けを投げたら待つだけという手軽さも夜釣りの魅力です。

 この記事では初めてキス夜釣りに行く人でもそのまま釣り場に向かえるよう、時期・仕掛け・餌・ポイント・釣り方を順番に解説します。

目次
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1.キス夜釣りは釣れる!

キス(シロギス)は昼行性の魚なので、基本的に日中は群れで活発にエサを追い回しています。一方、夜は多くの個体が砂に潜って休んでいるため、昼間ほど数を釣ることはできません。

夜の堤防で釣れた大型のシロギス

ただし例外があって、昼間に十分なエサを取れなかった大型の個体は夜でも動き続けることがあります。警戒心の強い大型は人が多い日中を避けて夜に行動する傾向があるため、夜釣りは「アタリは少ないが釣れれば大きい」のが特徴です。

昼の数釣りと夜釣りで何が変わるかを整理してみました。

項目

昼釣り

夜釣り

釣れる数

多い(群れが活発)

少ない(活動個体が限られる)

釣れるサイズ

小〜中型が中心

中〜大型が中心

釣り方

引き釣りで広範囲を探す

置き竿でピンポイントを待つ

人の多さ

混雑しやすい

空いていて落ち着ける

数よりもサイズにこだわりたい人、混雑を避けてのんびり釣りたい人に夜釣りは向いています。

2.キス夜釣りに適した時期・時間帯

夜釣りで釣れるかどうかは、行く時期と時間帯の選び方で大きく変わります。キスが浅場に入っているシーズンを外すと夜釣りそのものが成立しないため、まずここを確認してから釣行計画を立てましょう。

・キス夜釣りのベストシーズンは5月〜10月

キスが岸に近い浅場に入ってくるのは、水温が上がる5月頃から。この時期から夜釣りを含めた釣りが成立し始めます。月ごとの特徴は以下のとおりです。

時期

状況

夜釣りのポイント

5〜6月

産卵期。浅場に多くの個体が集まる

浅場の堤防際・テトラ周辺を狙う

7〜8月

最盛期。浅場まで大挙して接岸

サーフ(砂浜)でも成立。常夜灯まわりが有効

9〜10月

「落ちギス」シーズン。越冬に向けて荒食い

大型を狙いやすいシーズン

11月〜

深場に落ちていき岸から狙いにくくなる

水深のある堤防など限られた場所で可能

とくに9〜10月の「落ちギス」シーズンは、越冬に備えてよく食べる時期なので夜の大型キスが狙いやすく、夜釣りのベストタイムといえます。25cm超えの大型が出やすいのもこの時期です。11月以降は深場に落ちていくため、岸からの釣りは難しくなります。

・日没後2時間と朝マズメが狙い目

夜のキスは一晩中均等に釣れるわけではなく、活性が上がる時間帯とそうでない時間帯があります。目安として押さえておくべき時間帯は以下の3つです。

夜の海に仕掛けを投入してアタリを待つ釣り人

● 日没後〜21時頃(夕マズメ直後):暗くなってすぐの2時間前後はまだ活性が残っており、アタリが出やすい

● 深夜(22時〜2時頃):多くの個体が砂に潜って休んでいる。アタリが減りやすい時間帯で、休憩や仮眠を挟むのが合理的

● 夜明け前〜朝マズメ(2時〜日の出):夜釣りのハイライト。夜が明ける前から大型が動き始め、日の出直後に釣果が集中することが多い

深夜を挟んで日没後と夜明け前の2回チャンスが来る、という流れで計画を立てると効率よく釣り場を使えます。夜通し釣り場にいれば朝の最盛期もそのまま狙えるのが、夜釣りの大きなメリットです。

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・大潮・中潮の潮が動く時間帯を狙う

時期と時間帯に加えて意識したいのが潮の動きです。潮が流れることで海底の砂が動き、キスのエサとなる小さな生き物が活バツになります。潮が止まる「潮止まり」の前後では魚の食いがぱたりと止まることも多く、時期だけでなく潮も合わせて確認することが釣果の差につながります。

狙いやすい潮回りの優先順位は以下のとおりです。

● 大潮・中潮:潮の動きが大きく、魚が活発になりやすい。釣行日を決める際に最優先で選びたい

● 小潮・長潮・若潮:潮の動きが緩やか。釣れないわけではないが、大潮・中潮より釣果は落ちやすい

釣行前に釣り情報サイトの潮見表をチェックして、潮が動く時間帯を夕マズメか朝マズメに合わせれば、「時間帯」と「潮」の恩恵をダブルで受けられます。

3.キス夜釣りの仕掛けはどう準備する?

キスの夜釣りは昼の引き釣りとは違い、ピンポイントを静かに攻める置き竿スタイル。仕掛けの構成も合わせて変わります。仕掛けをどのように準備すべきかチェックしておきましょう。

・遊動天秤で仕掛けの自由度を確保

キスの仕掛けの中心となるのが「天秤(てんびん)」です。天秤とはオモリと針を繋ぐパーツで、仕掛けが底に着いたとき針が浮き上がるように設計されています。針が砂に埋まらず、キスの口に届きやすくなるのが役割です。

天秤には「固定式」と「遊動式」の2種類があります。

キス釣りに使用する遊動式天秤の構造

出典:釣られて笑ってまた明日

種類

特徴

向いている釣り

固定式

オモリと天秤が一体

シンプルで扱いやすい

近距離のちょい投げ全般

遊動式(ジェット天秤など)

オモリ部分がラインの上をスライドできる

キスが食ったときの抵抗が少なく食い込みがよい

夜釣りや食い渋り時の置き竿

夜釣りでは遊動式の「ジェット天秤」が使いやすく、根掛かり(仕掛けが底の障害物に引っかかること)も少ないため初心者にもおすすめ。オモリの重さは水深や流れに合わせて10〜15号が目安です。

・針は流線8〜9号|夜は大きめでアピール

キス釣りに使う針の形状は「流線(りゅうせん)」が定番です。流線針はキスの細長い口の形に合っており、深く刺さりやすい設計となっています。

昼の数釣りでよく使われる7号より、夜釣りは8〜9号の大きめを選ぶのが基本です。夜は大型個体が動くため、小さな針だと口の奥まで入らず食い逃げされることがあります。

針数は2本ハリまでが扱いやすく、夜の障害物周りでは根掛かりを減らすためにも多バリ仕掛けは避けた方が無難です。市販の完成仕掛けを購入する場合は「キス夜釣り用 2本ハリ」や「キス8〜9号」と表示のあるものを選んでみてください。

・ケミホタル・夜光玉で視認性アップ

夜釣りでは暗い水中でキスに仕掛けを見つけてもらう工夫が必要です。定番のアイテムが「ケミホタル(発光スティック)」と「夜光玉(ヤコウダマ)」の2つです。

● ケミホタル:折って混合することで光る使い捨てスティック。スナップで針のチモト(針と糸の結び目)付近に付けると、暗い水中でキスに仕掛けの存在を知らせる効果がある

● 夜光玉:ハリスに通す小さなビーズ型の発光体。アオイソメやアオムシなど自体が発光する餌と組み合わせると効果がさらに上がる

どちらも釣具屋で100〜200円程度で購入できる消耗品です。夜釣りに行くときは必ず数個持っておきましょう。

・アタリ鈴で置き竿の反応を見逃さない

置き竿スタイルではロッドを立てかけて待つため、アタリを見落としやすくなります。そこで役立つのが竿先に取り付けるアタリ鈴です。

アタリ鈴は竿先に洗濯バサミのようなクリップで挟むだけで使えます。キスが食うと「チリチリ」と鳴るため、手元から目を離していても反応を見逃しません。 100円ショップや釣具屋でも購入でき、夜釣りの必需品として定番化しています。複数本竿を出す場合は本数分用意しておきましょう。

4.キス夜釣りの餌選びのコツ

キスは嗅覚でエサを察知する魚なので、匂いと動きの両面でアピールできる生き餌が基本です。以下の3種類を状況に応じて使い分けましょう。

キス釣りの万能エサとして使われる活きの良いアオイソメ

・アオイソメ|食いが良く入手しやすい万能餌

キス釣りでもっともよく使われている餌がアオイソメです。釣具屋どこでも入手でき、価格も手ごろで使いやすいため初心者にも向いています。少し青みがかった体色を持ち、暗い水中でほのかに発光するため夜釣りとの相性が良いのも特徴です。

付け方は頭から1〜3cmを目安にカットして、頭の固い部分から針を刺し通します。タラシ(針先から出るエサの長さ)は夜釣りの置き竿では1〜2cm程度がおすすめです。長すぎるとキスに食い千切られて針まで届かず空振りになります。

なお、濡れた新聞紙や専用のエサ箱に入れて涼しい場所に置けば数時間は活きが保てます。

・チロリ(ジャリメ)|20cm超えの大型に効く

チロリはアオイソメより細身で柔らかく、匂いと動きのアピール力が強い大型向けの高級エサです。

デメリットは取り扱いのある釣具屋が少なく、売り切れやすいこと。釣行前日に問い合わせて確保しておくと安心でしょう。見つけたら少量でも買っておく価値があります。付け方はアオイソメと同様、頭側から短く付けます。

・人工餌|虫が苦手ならマルキューパワーイソメ

生きた虫エサが苦手な人には人工餌の選択肢があります。ただし、夜釣りでは生エサと比べると食いが落ちる場面が多いのが正直なところです。

コンビニや釣具屋の一部で入手でき常温保存が可能なため、使わない予定でも予備や緊急時の選択肢として持っておくと安心でしょう。活性の高い時期や時間帯であれば、人工餌でも十分に釣果を出せる可能性があります。

5.キス夜釣りの最強ポイントはここだ

キスの夜釣りで狙うべき海底の駆け上がりや常夜灯などのポイント解説図昼釣りとは狙うべき場所が変わるのが夜釣りの難しいところです。昼は群れを広範囲で追うサーフ(砂浜)が主役ですが、夜は障害物や地形変化に大型が潜むポイントを絞って攻めるのが鉄則。以下の3箇所を覚えておけば、初めての釣り場でも迷わず入れます。

・駆け上がり(ブレイク)は一級ポイント

駆け上がりとは、海底が浅場から深場へ向かって傾斜しているエリアのことです。浅場の小魚や甲殻類が深場との境界付近に溜まりやすく、大型のキスがエサを待ち伏せする「エサ場」になります。

駆け上がりの見つけ方は、仕掛けを引いているときにリールを巻く感触が急に重くなる場所を探すこと。そこが駆け上がりのサインで、一度見つけたら毎回同じ距離に仕掛けを投入するだけで効率よく狙えます。サーフ(砂浜)でもこの変化がない場所はキスが薄いことが多いため、まず地形変化を探してから釣り座を構えましょう。

・堤防の先端・外向きテトラ際

漁港や堤防は夜釣りの定番ポイント。広いサーフよりも絞りやすく、足元に常夜灯があることも多いため初心者でも入りやすい釣り場です。

堤防の中でもとくに狙いたいのが以下の場所です。

● 堤防の先端:潮通しがよく、潮の流れに乗ってキスが回遊してくる。障害物が少なく初心者でも扱いやすい

● 外向きテトラ際:テトラポッドの際は大型キスが身を潜める隠れ家。根掛かりに注意しながら仕掛けを際ギリギリに入れると大物が出ることがある

● 船道(みおすじ):船が通るために深くなっている溝。潮が通りやすく、キスが溜まりやすい

初めて入る釣り場では、まず堤防の先に釣り座を構えてから、反応を見てテトラ際や船道へ移動していくと効率よくポイントを絞り込めるでしょう。

・常夜灯周辺は小魚が集まりキスも寄る

夜の港を明るく照らす防波堤の常夜灯

出典:まこちゃんのねんねな日記

常夜灯のある堤防や港では、「光に集まったプランクトン→小魚→大型魚」の食物連鎖が夜の岸辺で発生します。キスも例外ではなく、常夜灯周辺には活動している個体が集まりやすいです。

常夜灯の真下より、明るい部分と暗い部分の境目を狙うのがポイントです。大型の魚は暗い側に潜んで、明るい側から流れてくるエサを待ち伏せする習性があります。仕掛けを明るい側へ投げ、暗い側に向かってゆっくり引いてくるように流すと反応が出やすいです。

6.爆釣必至!キス夜釣りの釣り方をマスターしよう

キス夜釣りの釣り方

仕掛けを投げてただ待つだけでも釣れますが、アタリの取り方や誘い方を少し意識するだけで釣果がぐっと変わります。夜釣りは置き竿スタイルが基本なので覚えることは少なく、初心者でもすぐに実践できるでしょう。

・置き竿で待つ|竿先の変化を見逃すな

夜釣りの基本スタイルが「置き竿」です。仕掛けを投げ込んだら竿を台に立てかけ、キスがエサを食うのを待ちます。置き竿を正しくセッティングするための手順は以下のとおりです。

1. 仕掛けを投げる(ちょい投げで15〜30m前後が目安)

2. 仕掛けが底に着いたらラインがたるむ(「糸フケ」と呼ぶ)ので、リールを巻いてたるみを取り除く

3. ラインがピンと張った状態で竿立てに立てかける

4. アタリ鈴を竿先に付けて待機

アタリは「コツコツ」「ブルブル」という小刻みな振動で来ます。鈴がなったらすぐに合わせず、もう少し待って追い食いを誘いましょう。キスは一度エサを咥えてから引っ張るまで少し時間をかける魚なので、竿先がしっかり曲がってから合わせると針掛かりがよくなります。

・ゆっくり引きずる|スローなズル引きで誘う

置き竿でアタリが来ないときは、仕掛けをゆっくり動かして誘う「ズル引き」を試します。リールを数回ゆっくり巻いては止める動作を繰り返すだけです。動かすことでエサが砂を這うように動き、近くにいるキスの食い気を刺激します。

注意点は引くスピードです。速く引きすぎるとキスが追いつけず、エサを見切られる原因になります。「砂の上をエサがズルズル動いているのをギリギリ感じられる速さ」が目安で、1秒に5cmくらいのイメージで引くと失敗しにくいでしょう。

・アタリは竿先の小刻みな震え|即合わせせず追い食いを待つ

キスのアタリの特徴は小刻みな「コツコツ」という震え。大きく竿先が曲がるまで待ってから合わせるのが、夜釣りの置き竿スタイルでの基本です。

よくある失敗が「アタリの瞬間に強く合わせすぎる」こと。キスはエサを吸い込むように食べる魚なので、最初のコツコツはまだ針まで到達していないことがほとんどです。竿先がグンと引き込まれる感触が来てから軽く竿を立てるだけで十分に針が刺さります。

追い食いを待つ間に複数のキスが同じ仕掛けに食いつく「多点掛け」になることもあるため、焦らず待つのが大物・数釣り共通のコツです。

7.キス夜釣りが快適に!Jackeryポータブル電源でコンセントが使える

夜釣りの現場でJackeryポータブル電源を使用してランタンや家電に給電する様子夜釣りは暗さと寒さとの戦いでもあります。ヘッドライトや仕掛けを照らすランタンは必須で、秋以降は防寒も欠かせません。こうした「電源を使う装備」を電源がない岸壁や堤防で動かすのに役立つのが、持ち運べる大容量のバッテリー「ポータブル電源」です。夜のキス釣りで役立つポータブル電源の使い方をまとめました。

● 電気毛布を敷いて秋冬の夜明け前待機を暖かく乗り切る

● 電熱ベストや電熱インナーに給電して、夜明け前の底冷えに備える

● ランタンや投光器の電源として、仕掛け交換・餌付けの手元を常時明るく保つ

● 常夜灯のない釣り場で集魚灯を設置し、キスを自分のポイントに引き寄せる

● 電気ケトルでお湯を沸かし、夜釣り中の温かい飲み物や食事を確保する

● スマホを充電し続けて、潮見表・天気・釣果情報をいつでも確認できる状態にする

● 充電式ヘッドライトやランタンを釣り場で予備充電し、電池切れのリスクをゼロにする

Jackery(ジャクリ)は日本国内のポータブル電源・ソーラーパネル市場において売上高・販売台数No.1を獲得しています。

そして夜釣りに持ち込むことを想定した業界トップクラスの軽量コンパクトな設計と、釣りに行く前にさっと充電して出発できる高速充電機能が、多くのアングラーに選ばれている理由のです。秋の夜長、大型キスを待ちながら温かく快適な釣り場環境を自分で整えたいなら、持ち物にJackeryのポータブル電源を一台加えてみてください。


まとめ

キス夜釣りは数より型を狙う釣りです。5〜10月のシーズン中、夕マズメ直後か夜明け前の朝マズメを狙って釣り場に入りましょう。ポイントは駆け上がりや常夜灯まわり・堤防先端など地形変化や光のある場所を優先すること。仕掛けは遊動天秤にケミホタルをプラス、餌はアオイソメを基本にしてチロリがあれば大型狙いで使い分けます。

暗い釣り場でランタンや電気毛布を使いたいシーンでは、コンセントのない堤防でも家電が使えるJackeryのポータブル電源が役立ちます。装備を充実させて、今シーズンのキス夜釣りに出かけてみましょう。

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