1.小潮とは?釣りとの関係
海釣りでは、釣行する時間帯やポイントだけでなく、その日の潮回りを確認しておくことも大切です。なかでも小潮は、釣果との関係について「釣りに向いているのか」「大潮と比べて魚の反応は変わるのか」と疑問を持たれている方も多いでしょう。
ここでは、小潮がどのような潮回りなのかや、釣りとの関係も解説します。
①干満差が小さく潮の流れが緩やか
小潮の最大の特徴は、満潮と干潮の潮位差が小さい点です。新月や満月の頃に発生する大潮では月と太陽の起潮力が重なり、海面の高低差が大きくなります。
一方、上弦・下弦の月の頃は月と太陽が地球に対してほぼ直角方向に位置するため、互いの起潮力が打ち消し合い、潮位差が小さくなります。釣り場では、潮位が急激に変わりにくく、仕掛けやルアーが流される速度も穏やかに感じやすいでしょう。
②小潮は釣れないと言われる理由
小潮が「釣れない」と言われやすい理由は、魚の捕食活動を後押しする潮の動きが弱くなりやすいためです。潮が動くと、プランクトンや遊泳力の弱い小魚が流れに乗って運ばれ、潮目や地形変化に集まりやすくなります。
その周辺にはアジや青物、シーバスなどの捕食魚も集まりやすく、短時間で活性が上がる「時合」が生まれます。小潮は水の移動量が少ないため、このような大きな変化が起こりにくく、広い範囲を漠然と狙う釣りでは魚との接点を作りにくくなるのです。
一方、根やテトラに居着く魚は潮回りが小さくてもその場所に残りやすく、河口や水道などでは小潮でも流れが発生します。潮目、障害物、かけ上がり、常夜灯、河川流、ベイトの群れなど、魚が集まる要素を自分で探して狙えば、小潮でも十分に釣果を出せます。
2.大潮・中潮・小潮の釣りを比較
大潮・中潮・小潮では、満潮と干潮の潮位差や潮の動き方が異なるため、同じ釣り場でも仕掛けの扱いや狙うポイントが変わります。潮回りの特徴をまとめた表は、こちらです。
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潮回り |
干満差 |
潮の特徴 |
釣りの特徴 |
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大潮 |
大きい |
潮が速く動きやすい |
潮目を狙って回遊魚が釣れやすい |
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中潮 |
中程度 |
流れと操作性のバランスを取りやすい |
最も安定して釣果を出しやすい |
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小潮 |
小さい |
潮が緩やかになりやすい |
根魚を狙ったライトゲームが向いている |
小潮と比較した大潮・中潮の釣りについて、詳しく見ていきましょう。
①大潮|干満差が大きく潮が速い
大潮は、新月と満月の頃に現れ、満潮と干潮の潮位差が大きくなる潮回りです。潮位が大きく変化するため、潮汐による水の移動量も増えやすく、潮通しのよい防波堤や岬、水道では強い流れが発生する場合があります。
プランクトンや小魚が潮に運ばれて潮目や地形変化へ集まりやすくなり、それを追うアジ、サバ、ブリ類、シーバスなどの回遊魚・捕食魚を狙えるでしょう。
②中潮|干満差と潮流が中程度
中潮は、大潮と小潮の中間に位置する潮回りです。潮位差が大潮ほど極端に大きくならず、小潮ほど小さくもないため、潮の動きと仕掛けの操作性を両立しやすい日があります。
堤のサビキ、エギング、メバリング、フカセ釣り、ショアジギングなど、幅広い釣りを組み立てやすいのが特徴です。大潮では潮が速すぎて軽い仕掛けを入れにくいポイントでも、中潮なら自然に流しながら魚のいるレンジを探れる場合があります。
3.小潮の日に釣りやすい・釣りにくい魚
小潮の日は潮位差が小さく、海水の動きも穏やかになりやすいため、魚種によって釣りやすさに差が出やすくなります。小潮の日に効率よく釣果を伸ばすには、狙う魚の習性と潮の動き方を組み合わせて考えることが重要です。
小潮の日に釣りやすい・釣りにくい魚について、詳しく見ていきましょう。
①小潮で狙える魚|シーバス・カサゴ・メバル
小潮の日に狙う魚として候補になるのが、シーバス、カサゴ、メバルです。小潮は仕掛けが横へ流されにくく、ブラクリやジグヘッドを穴や根際へ落としやすくなります。
小潮の日に釣りやすい魚種について、詳しく特徴を見ていきましょう。
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小潮で狙える魚 |
特徴 |
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シーバス |
・小潮でも河川からの流れが残る場所なら、潮回りそのものが弱くてもルアーをドリフトさせる流れを作れる ・流れが緩い場面では、シンキングペンシルや軽めのルアーをゆっくり通し、かけ上がりや明暗へ長く見せる釣りが向いている |
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カサゴ |
テトラ、捨て石、岩礁、岸壁際などの障害物に付くため、広い海を回遊する魚よりポイントを絞りやすい |
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メバル |
・漁港や常夜灯、護岸際に居着く個体を狙えば、緩い潮が釣りやすさにつながる場合がある ・小型のメバルを近距離で狙うライトゲームでは、軽量ジグヘッドをゆっくり漂わせやすい |
②小潮で釣りにくい魚|青物・アジ・イカ
青物、アジ、イカは小潮でも釣れますが、潮が動かないポイントでは居場所や時合を捉えにくくなる魚種です。ブリ類やサバなどの青物はベイトフィッシュを追って広範囲を回遊するため、潮目や岬、水道などベイトが集まりやすい流れが釣果へつながります。
小潮で潮目ができにくい場所では回遊ルートを絞りにくく、ただメタルジグを遠投するだけでは魚と出会える確率が下がりやすいでしょう。
4.【場所別】小潮の釣りで狙うポイント3選
小潮の日は、広い海を無作為に探るよりも、「潮が弱くても魚が残る場所」と「周囲より流れが生まれやすい場所」を狙うのが効率的です。小潮では潮目が大きく形成されない日もあるため、目に見える地形変化を優先するとポイントを絞りやすくなります。
小潮の釣りで狙うポイントについて、詳しく見ていきましょう。
①テトラ帯・根の周り
テトラ帯や根の周りは、小潮の日でも魚の居場所を絞りやすいポイントです。カサゴ、ソイ、メバルなどの根魚は、潮に乗って広範囲を回遊し続けるより、岩の隙間、捨て石、護岸際など身を隠せる場所を利用します。
特にカサゴの穴釣りでは、潮が緩いことでブラクリやジグヘッドがテトラの穴へ真っすぐ落ちやすく、底を取りやすい点がメリットです。
②本流・水道周辺
本流や水道周辺は、小潮でも周囲より潮が動きやすいポイントです。港の出入口、岬と対岸の間など、水の通り道が狭くなる場所では、同じ水量でも流れが集中しやすくなります。
小潮で沖の広い範囲が緩んでいても、水道だけははっきり潮が走る場合があり、青物、アジ、シーバス、マダイなど回遊や流れを利用する魚を狙うチャンスになります。水面のヨレ、泡、漂流物の流れ方を見れば、潮が効いている筋を確認しやすいでしょう。
③河口・運河
河口や運河は、海の潮汐だけでなく河川から流れ込む水の影響を受けるため、小潮でも流れが残りやすいポイントです。河口では淡水と海水が混ざり、濁りや水温差、塩分濃度の境目ができるため、小魚や甲殻類が集まる場所が生まれます。
特にシーバスは橋脚、明暗、かけ上がり、流れのヨレなどを利用してベイトを待ち伏せするため、海側の潮が弱い小潮でも河川流があれば釣りを成立させやすいでしょう。
5.小潮の釣りで大活躍!Jackeryポータブル電源とは

小潮の日に快適な釣りを続けるには、ポータブル電源があると便利です。ポータブル電源とは、内部に電気を蓄え、電源のない釣り場でも電子機器へ給電できる機器を指します。
小潮は潮の動きが緩やかな時間が長く、魚が動き始めるタイミングまで粘る釣りになる場合があります。長時間待つ間は車載冷蔵庫でエサや魚を冷やしておけば、鮮度を落としません。夏はポータブル扇風機、冬は電気毛布を駆使し、快適に釣りが楽しめるでしょう。
夜釣りでLEDランタンを使用すれば、仕掛けの交換もスムーズです。さらにポータブル電源は、登山や車中泊、DIY作業、防災、節電など、幅広い場面で重宝します。
ポータブル電源は、創業から14年間で世界販売台数700万台を突破し、7年連続で日本国内売上高・販売台数No1の実績を誇るJackery(ジャクリ)製品がおすすめです。業界最大級の軽量コンパクト設計と、過酷な環境下でも耐える高い安全性を兼ね備えています。
6.小潮の釣果を伸ばす5つのコツ
小潮の日に釣果を伸ばすには、「小潮だから釣れない」と考えるのではなく、弱い潮の中で変化が生まれる場所と時間を絞り込むことが重要です。潮位差が小さくても、満潮から下げへ変わる直後や干潮から上げへ切り替わる時間には水が動きます。
小潮の釣果を伸ばすコツについて、詳しく見ていきましょう。
①潮が動き始める時間を狙う
小潮では、一日中同じように潮が弱いわけではありません。満潮や干潮付近では潮止まりになりやすく、その前後で上げ潮・下げ潮へ切り替わると少しずつ水が動き始めます。
このタイミングは、止まっていたプランクトンやベイトが移動し始め、魚の捕食活動が変化するきっかけになります。小潮の日は長時間漫然と釣るより、「動き始めの1〜2時間」に狙いを絞ると効率よく魚へアプローチできるでしょう。
②朝夕のマズメに釣行する
小潮で潮の動きが弱い日は、日の出前後と日没前後の「マズメ」を組み合わせると釣果を狙いやすくなります。朝マズメや夕マズメは光量が大きく変化する時間帯で、小魚やプランクトンの動きが変わり、それを追う魚も捕食しやすくなるのが特徴です。
潮回りだけでは大きな時合が生まれにくい小潮でも、マズメという別の変化を加えることで、アジ、青物、シーバス、メバルなどが動くタイミングを狙えます。
③軽い仕掛けやルアーを使う
小潮で潮が緩い日は、軽い仕掛けやルアーを使いやすくなります。メバリングでは0.5~1.5g前後の軽量ジグヘッド、根魚では軽めのテキサスリグやブラクリ、エギングでは潮に合わせて沈下速度の遅いエギを選びましょう。
速い動きで反応がなければ、サイズを落としたりフォール時間を長くしたりします。小潮の弱い流れを、繊細な仕掛けを操作しやすい条件として活用するのがポイントです。
④潮目・地形変化・ベイトを探す
潮目は異なる流れがぶつかる境界で、プランクトンや小魚が集まりやすく、その周囲にはシーバスや青物などの捕食魚が付く場合があります。
目立つ潮目がない場合は、かけ上がり、沈み根、テトラの切れ目、堤防先端、橋脚、水道など、水の流れが変化する地形を優先しましょう。また、潮が弱い日に沖へルアーを投げ続けるより、ベイトがいる場所へ移動する方が効率的です。
⑤潮見表・天気・風を確認する
潮見表では、満潮・干潮の時刻と潮位差を見るのがポイントです。同じ小潮でも地域や日によって潮位差は異なるため、水位が変わる時間帯を確認しましょう。
また、小潮で潮が弱くても、風が水面を押すことで岸際へベイトが寄る場合もあります。雨による河川流の増加も、河口の流れや濁りを変化させるのが特徴です。
7.まとめ
小潮は、上弦・下弦の月の頃に満潮と干潮の潮位差が小さくなる潮回りです。小潮でも魚は捕食しており、流れが残る場所と魚が居着くポイントを選べば十分に釣果を狙えます。潮が動き始める時間、朝夕のマズメ、風による流れ、ベイトの位置なども組み合わせましょう。
この記事で紹介した小潮の釣り方を参考に、日々の釣りライフを充実させてください。