お盆に帰省しない・帰らないのは非常識?親不孝にならない家族円満のコツ

シェア

「お盆に帰省しないのは非常識?」と不安に思う方は多いのではないでしょうか。お盆の時期は移動費が高くなりあやすいほか、仕事や家庭の事情によってなかなか帰省できない方は少なくありません。 

この記事では、お盆に帰省しない・帰らないときに役立つ考え方を解説します。家族との関係を良好に保つための伝え方や工夫も紹介しますので、ストレスなく実施できる方法を見つけましょう。

目次

1.お盆に帰省しない割合はどれくらい?最新統計

「お盆に帰省しない人ってどれくらいいるの?」と気になる方に向けて、統計情報をもとに現状を解説します。

●年代別・地域別の帰省率(2024年調査)

2024年8月9日に公開された株式会社サウンドファンの調査では、「Q.今年のお盆は帰省しますか?」という問いに対して「帰省する」と回答したのはわずか全体の37.4%でした。

年代別・地域別のお盆の帰省率(2024年調査)

引用:PR TIMES「お盆の帰省に関する調査結果」(2024.7) 

お盆に帰省しない方の割合は、都心部になるほど高まる傾向があります。関東圏では全体の62%、関西圏では47%にものぼるようです。 

お盆に帰省しない方が増えている理由として、コロナ禍や物価高の影響が挙げられます。業種によっては8月が繁忙期に該当するケースも多く、時間や金銭的な理由により帰省しない方も多いようです。

●一人暮らしはとくに「帰省は年1回未満」の人が多い

2024年2月22日に公開された株式会社アスマークの調査では「実家に帰省する頻度」に関する質問が行われました。

実家への帰省頻度が1年に1回以下の方は全体の20%以上も存在することがわかります。特に単身世帯の場合、3年に1回以下の割合も20%近くに登るようです。

一人暮らしはとくに「帰省は年1回未満」の人が多い

参考:PR TIMES「帰省に関するアンケート調査」(2024.2) 

また、子育て世帯の4割以上は年に5回以上帰省していますが、単身世帯で年に5回以上帰省するのはわずか3割未満と差が生まれています。

●帰省コストの高騰が「お盆に帰省しない人」が増えている大きな要因

お盆に帰省しない人が増えている大きな要因として、帰省コストの高騰が挙げられます。学生の夏休みとも重なるお盆の時期は、飛行機や新幹線の代が高くなりがちです。 

具体例を見ると、下記のコストに大きな影響が出ることが見て取れます。 

● 高速料金:2020年比で15%増

● 新幹線指定席:お盆ピークは通常期+3,000円 

特に20〜30代の場合、金銭的な理由により「帰りたくても帰れない」と感じる方も少なくありません。結婚や子育てなどのライフイベントで出費がかさみ、帰省のための費用を確保するのが難しいと感じている方も一定数いるようです。

関連記事:お盆休みは何する?タイプ別おすすめの過ごし方22選

2.お盆に帰らないことを失礼なく伝える方法|「親不孝」にならないために

お盆に帰らないことを家族に伝えるときは、下記の方法もおすすめです。 

・理由+代替案+感謝の3点セット

・メール・LINE例文テンプレ 

親不孝の子どもと思われないためにも、代わりにできそうなことを知るための参考にしましょう。

①理由+代替案+感謝の3点セット

お盆に帰省しない理由を伝えるときは、下記3要素を形にすることが大切です。 

帰れない理由と今後の対策方法
・代わりにできること
・感謝の気持ち 

「仕事の都合で当日は帰れないのでお盆前に電話する」「移動費が落ち着いたら顔を見せに行くつもり」など、代わりの案を添えるのもおすすめです。無理に謝ったり言い訳したりせず、しっかりと事情を説明しましょう。

②メール・LINE例文テンプレート

お盆に帰省しない場合の家族へのメール・LINEでの連絡方法について、下記のとおり理由ごとに解説します。 

・高騰した交通費を理由に帰省を見送る連絡例

・感染症リスクを配慮して時期をずらす連絡例

・仕事繁忙で帰省を延期する連絡例 

お盆に帰らない理由を家族にどう伝えるか迷っている方は、例文を参考に伝え方を考えましょう。

●高騰した交通費を理由に帰省を見送る連絡例

交通費の高騰が理由で帰省を見送る場合は、下記のようなメール・LINEの書き方がおすすめです。 

「今年のお盆は交通費がかなり高くて、家計が少し厳しいので今回は帰るのを見送ろうと思っています。落ち着いた時期に改めて顔を見せに行くね。いつも気にかけてくれて本当にありがとう。」

●感染症リスクを配慮して時期をずらす連絡例

感染症拡大により帰省を見送る場合は、下記のようなメール・LINEの書き方がおすすめです。 

「最近また感染症が増えてるみたいだし、移したらいけないから無理せず帰省を見送るね。時期をずらしてゆっくり会いに行くよ。元気でいてね。」

●仕事繁忙で帰省を延期する連絡例

仕事の都合で帰省を見送る場合は、下記のようなメール・LINEの書き方がおすすめです。 

「お盆は仕事が立て込んでしまって、どうしても帰るのが厳しいかも。落ち着いたら休みを取って、ゆっくり帰省する予定です。いつも理解してくれてありがとう。」

関連記事:お盆休みにすいてる場所は?おすすめ観光スポット10選とキャンプ場5選

3.お盆に帰省しない代わりにできる3つの親孝行

お盆に帰省しないことで罪悪感を覚える方には、下記3つの代替案がおすすめです。 

● 帰省暮ギフトで感謝を形に

● オンライン帰省で顔を見ながら団らん

● 墓参り・草刈りは代行サービス活用 

それぞれ実践する方法や提案のコツも紹介します。

①帰省暮ギフトで感謝を形に

お盆に帰省できないときは、「帰省暮(きせいぼ)」と呼ばれる夏の贈り物を活用して、感謝の気持ちを届けるのがおすすめです。「本当は会いたいけれど気持ちだけでも届けたい」といった言葉を添えると、思いやりが伝わりやすくなります。 

近年は、オンラインショップで購入できるメッセージ付きのギフトも増えています。手間をかけずに気持ちを表せる手段として人気なので、家族の好みに応じて選びましょう。 

フルーツやお菓子、地元の名産品など季節感のある品を選ぶと、相手の心にも残りやすくなります。大きな成長だけでなく、小さな心遣いも親孝行の第一歩です。

②オンライン帰省で顔を見ながら団らん

お盆の帰省が難しい場合「オンライン帰省」も選択肢のひとつです。直接顔を見せられなくても、ビデオ通話を使えば顔を見ながら会話が楽しめます。 

ZoomやLINEの通話機能を使えば、スマホひとつで気軽にオンライン帰省が可能です。事前に「〇日の夜にビデオ通話はどう?」と提案しておくと、相手も楽しみに待ってくれるでしょう。

③墓参り・草刈りは代行サービス活用

遠方でお墓参りや草刈りに行けない場合は、代行サービスを利用するのもおすすめです。現代ではプロの業者が清掃やお供えだけでなく、写真報告まで対応してくれるプランもあります。 

「どうしても行けないけれど、気になっていたからお願いしたよ」と伝えれば、思いやりのある行動として受け止めてもらえるはずです。言葉や贈り物だけでなく、行動面で親孝行したいという姿勢を見せましょう。

関連記事:お盆に海はだめ?入ってはいけない理由・期間・注意点と川遊びで気をつけたいことも紹介

4.お盆に帰省しない場合のおすすめの過ごし方

お盆に帰省しない場合のおすすめの過ごし方

お盆に帰省しない方には、下記の過ごし方がおすすめです。 

● 自宅でゆっくり
● バーベキュー
● キャンプ
● 釣り
● DIY 

お盆休みをより一層楽しむヒントを見つけましょう。

①自宅でゆっくり

お盆に帰省しないときは、自宅で静かに過ごすのもおすすめです。ゲームや料理を楽しんだり、映画鑑賞でまったり過ごしたりすると、心身ともにリフレッシュできます。 

お盆期間中は交通機関や観光スポットが混雑しがちなため、あえて家でゆっくり過ごすことで、ストレスの少ない休暇が楽しめるでしょう。 

普段忙しい方は、後回しになりがちな掃除や買い物をするのもおすすめです。自分だけの特別な時間を満喫しましょう。

②バーベキュー

夏らしさを感じたい方には、庭やベランダでのバーベキューもおすすめ。家族や友人が集まれば、帰省しなくても特別なひとときを過ごせます。 

特にベランダバーベキューには、市販の無煙グリルや小型コンロが便利です。事前に建物の管理規約を確認し、周囲への配慮を忘れずに楽しみましょう。 

現在は折りたたみ式のテーブルや持ち運び可能なポータブル電源など、バーベキューに便利な道具が数多く売られています。夏の思い出作りへ向けて必要な道具を揃えましょう。

関連記事:バーベキューでお盆を満喫!手ぶら可のおすすめBBQ施設や暑さ対策も紹介

③キャンプ

大自然の中で非日常を楽しみたい人には、キャンプがおすすめです。近くのキャンプ場で1泊すれば、短期間でもしっかりリフレッシュできます。 

テント泊に抵抗がある方は、グランピング施設やコテージを利用しましょう。手間のかかる準備をしなくても気軽に楽しめます。 

「お盆の時期は人混みを避けたい」「お盆くらいは都会から離れたい」と感じる方は、キャンプを通して星空を眺めながらのんびりしてみてはいかがでしょうか。

関連記事:お盆におすすめの穴場キャンプ場7選!お盆の暑さ対策グッズも紹介

④釣り

アウトドアや魚が好きな方には、お盆の時期に釣りへ出かけるのもおすすめ。川や湖、海などの自然に囲まれながら、ゆったりと竿を垂らしましょう。 

お盆の時期は夏の海釣りシーズンと重なるため、ハマチやキジハタなど様々な魚が釣れます。船釣りへ出かければ、マグロやカツオなど大型魚を狙えることも。 

近年では、釣具一式をレンタルできるスポットもあります。釣った魚をその場で調理して食べるのも釣りの醍醐味なので、お盆の時間を利用して釣りを楽しみましょう。

⑤DIY

お盆のまとまった時間を活用して、DIYにチャレンジするのもおすすめです。DIYを簡単に言うと「自分で暮らしをつくる楽しみ」で、インテリアや家具作りなどを指します。 

DIYの定義は幅広いのが特徴です。ノコギリやドライバーを使って大型家具を作るほか、100均素材で簡単なインテリアを作るのも良いでしょう。 

家族や友人と一緒に作業すれば、DIYを通して会話も弾み、充実したひとときになります。ものづくりが好きな方は、お盆期間にDIYにチャレンジしてはいかがでしょうか。

関連記事:お盆休みは何する?カップルにおすすめの過ごし方9選とおすすめの旅行スポット

5.Jackeryポータブル電源で夏のアウトドアをもっと快適!

Jackeryポータブル電源で夏のアウトドアをもっと快適!

アウトドアで過ごすお盆休みには、ポータブル電源の活用がおすすめ。ポータブル電源とは「手軽に持ち運べる充電式のバッテリー機器」です。 

ポータブル電源は、下記をはじめ様々な用途で活用できます。 

● キャンプ中のスマホ充電

● バーベキューで使うグリルや照明への給電

● 釣りで使う投光器やクーラーボックスの稼働

● DIYで使う電動工具への給電など

Jackery(ジャクリ)は、13年間において全世界累計500万台以上の販売実績を誇るポータブル電源メーカーです。

2019年に国内販売拠点を構えて以降、最大5年の無料保証や日本語サポートにも対応しています。お盆休みをより快適に過ごしたい方は、Jackeryのポータブル電源を取り入れてみてはいかがでしょうか。

アウトドアや防災で大活躍できるJackeryポータブル電源一覧

6.お盆の帰省に関するよくある質問(Q&A)

最後に、お盆の帰省に関してよくある下記の質問へ回答します。 

● そもそもお盆に帰省するのはなぜ?

● 墓参りだけでもOK?

● 年末年始も帰らないと親不孝?

● 子どもが大きくなったら帰省しない家庭も増える? 

お盆の帰省について悩みを感じる方は、周りの意見にも目を通すのがおすすめです。お盆の過ごし方を考えるうえでの参考にしましょう。

①そもそもお盆に帰省するのはなぜ?

お盆に帰省するのは、日本の伝統で「先祖の霊を迎えて供養する時期」とされているためです。仏教の風習に基づいた習慣で、家族でお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせたりすることで先祖を迎え入れます。 

また、日本では古くから「お盆=家族が集まる時期」のイメージが定着しているのも事実です。家族との時間を持つこと自体が目的になることも多く、帰省は家族への感謝や思いやりを形にする習慣として根づいています。

②墓参りだけでもOK?

お盆の帰省が難しい場合、墓参りだけでも十分に先祖に対する供養となります。お盆の本質は「感謝の気持ちを伝えること」にあるため、形式にとらわれず自分にできる方法でご先祖を想うことが大切です。 

遠方で帰省できない場合は、お供えを送ったり、お金を払えば代わりに墓参りをしてくれる「墓参り代行サービス」を利用する方法もあります。「先祖・家族に感謝すること」を忘れないことが大切です。

③年末年始も帰らないと親不孝?

結論、年末年始に帰省できないからといって必ずしも親不孝というわけではありません。

大切なのは「離れていても家族を気にかけている」という気持ちを言葉や行動で伝えることです。 

世の中には「自立して仕事・生活を頑張っていれば立派」と感じる親も一定数います。予算やスケジュールの理由で帰省できないときは、家族へ理由を正直に伝えてみてください。 

現代人の生活スタイルは多様化しつつあります。昔ながらの「帰省ありき」の考えにとらわれすぎず、無理のない距離感で感謝の気持ちを伝えましょう。

④子どもが大きくなったら帰省しない家庭も増える?

近年では、子ども関連の行事により帰省しない家庭も増えています。特に子どもが中高生・大学生になると、下記の理由で帰省が難しくなることも珍しくありません。 

・部活動

・受験勉強

・アルバイトなど 

特に夏休み後半は、部活動の大会や夏期講習とも被りやすいタイミングです。無理に予定を合わせようとすると、家族全員のストレスにも繋がりかねません。 

子ども関連の事情で帰省が難しい方には、別の方法を考えるのがおすすめです。時期をずらして実家を訪れたり、オンラインで会話したりと工夫しましょう。

7.まとめ

お盆に帰省しないことは、決して非常識でも親不孝でもありません。大切なのは「帰省できない事情を丁寧に伝え、感謝の気持ちを行動で示すこと」です。 

お金や時間の都合でお盆の帰省が難しい方は、記事の内容を参考に別の案を考えましょう。ビデオ通話でオンライン帰省するだけでも、会えなくても思いやりは十分に伝わります。 

お盆に帰省しない場合は、他の楽しみ方を考えることも大切です。おうちでのんびり過ごしたり、アウトドアや趣味を楽しんだりといった工夫をしてみてください。

Jackeryのポータブル電源は、釣りやキャンプなど様々なアウトドアで活用できます。安心・安全かつ用途の広いアイテムが欲しい方は、便利グッズとして導入を検討してはいかがでしょうか。

関連人気記事
サマーセール|Jackery Japan