1.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとはなにか?

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、正極材にリン酸鉄リチウムを使った新しいバッテリーです。
発火リスクが低く、製品により充放電を4000回~6000回繰り返しても容量を70%以上保持できる長寿命が魅力。電池切れ直前まで電圧が安定しているため、使い切るまでパワーが落ちません。
以前はバスやトラックなど大型車両の採用に限られていましたが、技術の進化により小型化が進み、最近ではポータブル電源などの小型バッテリー製品でも採用が広がっています。三元系リチウムイオンバッテリーと比べるとサイズは大きくなりますが、安全性と寿命の長さで選ぶ方が増えています。
2.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを充電できる4つの方法
①家庭用電源から充電する

家庭用電源(AC電源)を使った充電は、もっとも一般的なACコンセントに挿す充電方法です。ポータブル電源に付属するACアダプターをコンセントに挿すだけで、簡単に充電を始められます。
ACアダプターはポータブル電源本体に内蔵されているタイプと、外付けタイプの2種類があります。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用したJackery(ジャクリ)のポータブル電源は本体にACアダプターが内蔵されているため、スリムなACケーブルをコンセントに挿すだけのシンプルな操作で充電可能です。充電速度も速く、たとえばポータブル電源 1000 Newなら最速1時間で満充電にできます。
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②ソーラーパネルを使って充電する

ソーラーパネルなら太陽光で発電するため、充電にかかる電気代は0円です。ソーラーパネルとポータブル電源を付属のケーブルで接続すれば、すぐに充電を始められます。
Jackeryは、ポータブル電源と相性の良いソーラーパネル「SolarSaga」シリーズを提供しています。たとえばJackery SolarSaga 200を使用した場合、晴天時約8時間でポータブル電源 1000 Newを満充電にできます。キャンプや車中泊で電気代をかけずに充電したい方、災害時の備えとして電源を確保したい方におすすめです。
③車のシガーソケットから充電する
リン 酸 鉄 リチウム イオン 電池は、車のシガーソケットでも充電できます。時間はかかりますが、車が走行している間に電気を貯められることは魅力的です。シガーソケットに挿すだけという簡単さに、魅力を感じる方も多いでしょう。すべてのJackeryポータブル電源がシガーソケットによる充電に対応しています。
④走行充電器から充電する

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)を効率よく活用するために、走行充電器による充電は非常に有効な手段です。走行充電とは、車のオルタネーター(発電機)で作られた電気を、サブバッテリーやポータブル電源へ充電する仕組みを指します。
例えば、急速走行充電器「Drive Charger 600W」なら、最大600Wの高出力により、シガーソケットの約6倍のスピードでリン酸鉄を採用したポータブル電源に充電できます。
たとえば大容量(1070Wh)のポータブル電源 1000 Newなら約3時間で満充電が完了。車中泊や長距離ドライブで、移動時間を充電時間に変えられる便利なアイテムです。
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3.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーに充電する際の4つのポイント

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーに充電する際には、ぜひ知っておきたい4つのポイントやコツがあります。どのようなコツがあるか、順に解説していきましょう。
①充電や保管は涼しい日陰や屋内がおすすめ
リチウムイオンバッテリーは、高温にさらされると電解液が分解されやすくなり、内部抵抗が増加します。その結果、充電効率が低下し、バッテリーの寿命が縮まってしまいます。とくに45℃を超える夏の車内などの環境では劣化が急速に進みやすいため、注意が必要です。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの充電や保管に最適な温度は10~25℃程度で、具体的には以下のような場所をおすすめします。
● リビングや寝室など、エアコンで温度管理された室内
● 直射日光の当たらない押し入れやクローゼット
● 風通しの良い玄関や廊下の収納スペース
● 夏場でも温度が安定している地下室や床下収納
なお逆に、冬場の極端な低温環境もリン酸鉄イオンリチウムイオンバッテリーの充電効率を下げる原因になります。人間が快適に過ごせる場所は、バッテリーにとっても快適です。できるだけ涼しく、温度変化の少ない場所を選んで充電と保管しましょう。
②非常時の備えで使う場合は容量を85%程度にとどめる
非常時の備えとして長期保管する場合は、満充電ではなく容量を85%程度にとどめましょう。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを満充電状態のままで長期間保管すると、バッテリー内部の電極に負荷がかかり続け、劣化を早める原因になるためです。
一時的に満充電の状態になることは問題ありませんが、満充電状態のまま保管し続けることはおすすめしません。
③電池切れの兆候がみられたら早めに充電する
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの電源を使い切った「過放電」の状態を維持し続けることも、電池の劣化を招く原因です。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、過放電の状態で長期間放置すると、保護回路が作動してバッテリーが使えなくなる可能性があります。
完全に放電してしまうと、最悪の場合は復活できないこともあるため、残量が少なくなったら早めに充電しましょう。 目安としては、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー残量が20~30%を切ったら充電するのがおすすめです。
④パススルー充電を控える
パススルー充電とは、リン酸鉄リチウムバッテリーを充電しながら家電や電子機器に給電することです。便利な機能ですが、充電と放電を同時に行うとバッテリーに負荷がかかり、劣化を早める可能性があります。
4.長寿命で高速充電できるリン 酸 鉄 リチウム ポータブル電源3選
・家庭用電源なら最速1時間で急速充電を完了できる
・最大6,000回充放電しても70%の容量を保持できる寿命の長さ
・Jackeryアプリによる遠隔操作対応で、ポータブル電源の充放電状態を確認できる
・業界トップクラスの軽量とコンパクトで持ち運びやすい
・62個の保護メカニズムなど、安全を守る豊富な仕組みを備えている
ここでは、人気製品を詳しく解説するので、あなたに合った1台を選ぶのにお役立てください。
①Jackery ポータブル電源 1000 New|1000Whクラスで業界最軽量
Jackery ポータブル電源 1000 Newは、容量1070Wh、定格出力1500Wのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載モデルです。リン酸鉄リチウムイオンといえば「重い」のがデメリットですが、本機は重さ10.8kgと1000Whクラスで最軽量レベルを実現しており、持ち運びのストレスがほとんどありません。
そして、最大の特徴は圧倒的な充電速度。コンセントからわずか最短1時間で満充電が完了するため、「出かける朝に充電し忘れたのに気づいた」といったシーンでも安心です。
消費電力1500Wまでの家電に対応するため、電子レンジで食べ物や飲み物を温めたり、ドライヤーで髪を乾かしたり、電気ケトルでお湯を沸かしたり…と、災害時もキャンプ・車中泊でも活躍。専用アプリと連携すれば、充電上限を85%に設定してバッテリー寿命を延ばしたり、外出先から残量をチェックしたりできる点も便利です。
②Jackery ポータブル電源 1500 New|1000Wh~1500Whクラスで最小ボディを実現

Jackery ポータブル電源 1500 Newは、容量1536Wh、定格出力2000Wと家族防災や連泊キャンプにぴったりのリン酸鉄リチウムポータブル電源です。コンセントからの充電なら約1.5時間で満充電が完了。大容量ながら、充電時間の短さが際立ちます。
2000Wの出力は「キャンプ場で温かい料理を作りたい」「車中泊で朝にコーヒーを淹れたい」といった要望に応える実力です。複数の家電を同時に使ってもパワー不足になりにくいため、家族や友人みんなで快適に過ごせます。
さらに、重さ14.5kgは1500Whクラスとしては最軽量級。本体にハンドルがついているため、片手でサッと持ち上げられます。女性キャンパーのメイン使いにもおすすめな、使い勝手の良さがポイントです。
5.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの充電方法に関するよくある質問
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの充電方法に関するよくある質問と、その回答をまとめました。
①リン酸鉄リチウムイオンバッテリー充電器は自作できる?
技術的には可能ですが、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは専用の充電制御が必要で、電圧や電流の管理を誤ると発火や爆発のリスクがあるためおすすめしません。また、自作充電器で充電した場合、メーカー保証の対象外になる可能性が高いです。安全性の観点から、メーカー純正の充電器を使用してください。
②リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの充電器と普通の充電器に違いはある?
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、三元系リチウムイオンバッテリーと充電特性が異なるため、専用の充電制御が必要です。具体的には、充電電圧や充電カーブ(充電の進み方)が異なります。
普通のリチウムイオンバッテリー用充電器を使うと、過充電や充電不足を招き、バッテリーの性能低下や寿命短縮につながる可能性があります。必ずメーカー指定の充電器を使いましょう。
③リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは充電しながら使用しても良い?
多くのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーはパススルー充電に対応しており、充電しながら使えます。
ただし、バッテリーの寿命を延ばしたいなら、できるだけパススルー充電を避けることがおすすめします。充電と放電を同時に行うと、バッテリーに負荷がかかり劣化を早める可能性があるためです。どうしても使用したい場合は、消費電力の小さい家電に限定するなど、負荷を最小限に抑えましょう。
関連記事:パススルー充電とは|仕組み・デメリット・対応可能なポータブル電源を紹介
④リン酸鉄リチウムイオンバッテリーが過放電してしまったのですが、復活させる方法はある?
過放電になってしまったら、まずは純正の充電器を使って充電を試してみてください。充電しても反応がない場合は、バッテリー内部の保護回路が作動している可能性があります。
Jackeryポータブル電源なら、30分以上充電を続けることで保護回路が解除され、正常に充電できるようになることがあります。充電を続けても復活しない場合はカスタマーサポートに連絡しましょう。
関連記事:ポータブル電源の自然放電とは?減りが早い原因と放電・過放電の基礎知識
まとめ
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、充電が速く安全性が高い次世代のバッテリーです。家庭用電源なら数時間時間で満充電でき、ソーラーパネルなら電気代0円で繰り返し充電できます。車のシガーソケットや走行充電器を使えば、車の移動時間を充電時間に変えられる点も魅力です。
長持ちさせるコツは、涼しい場所で充電すること、満充電での長期保管を避けること、過放電を防ぐことの3つです。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用したJackery(ジャクリ)ポータブル電源は充電が速く安全性が高いうえ、10年以上使える長寿命設計です。リン酸鉄リチウムポータブル電源を選ぶなら、Jackery製品を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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