1.市販のポータブル電源は消防法の規制対象外!

大容量のポータブル電源を検討していると、消防法の届出が必要になるのではと不安になるかもしれませんが、多くの場合その心配は不要です。以下2つの理由で、ポータブル電源が消防法の規制対象になることはほぼありません。
- 消防法の「蓄電池設備」規制は固定設置を前提としており、持ち運べるポータブル電源は対象外
- 拡張バッテリーを追加しても可搬型であることは変わらないため、規制対象外のまま
ただし、容量20kWhを超えるポータブル電源を特定の場所に完全に固定して使う場合は、消防署への届出が必要になることがあります。詳しく見ていきましょう。
①消防法の「蓄電池設備」規制は固定設置型が対象で可搬型のポータブル電源は該当しない

消防法にもとづく「蓄電池設備」の規制は、市町村が定める火災予防条例で詳しく定められています。この条例が対象としているのは、建物内や屋外に固定して設置するタイプの蓄電池設備です。屋内に設ける場合の壁・床の構造や、屋外に設ける場合の建物からの距離、地震で転倒しない構造にすることなど、据え置きを前提にした基準が定められています。
しかし、家庭やオフィスで使うポータブル電源は、持ち運んで使うことを前提とした製品です。床や壁に固定して使うものではないため、この「蓄電池設備」の規制には該当しません。
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②拡張バッテリーを追加しても可搬型で変わらないため基本的に規制対象外

大容量のポータブル電源には、専用の拡張バッテリーを追加して容量を増やせるモデルがあります。しかし、拡張バッテリーをつないでも、本体と同じように持ち運べる構造であることに変わりはありません。
そのため、拡張バッテリーを追加した状態であっても「蓄電池設備」の規制には該当しません。消防法は固定設置を前提とする規制のため、基本的に対象外のままです。
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③ただしオフィス・工場などでの「20kWh以上のポータブル電源の据え置き使用」は消防法対象になる可能性あり

ポータブル電源であっても、オフィスや工場などで長期間同じ場所に据え置いたまま、非常用電源設備のように使い続けるケースでは話が変わります。蓄電池容量が20kWhを超える設備は、設置場所を管轄する消防署への届出が必要です。
つまり拡張バッテリーを何台もつないで20kWhを超える大容量になると、ケースによっては消防法の対象と判断される可能性があります。拡張バッテリーで容量をプラスして、事実上の据え置き設備として使うなら、管轄の消防署に確認しておくと安心です。
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2.消防法の規制対象外で届出不要の大容量ポータブル電源3選

大容量になるほど、消防法との関係が気になる方も多いはずです。7年連続で国内ポータブル電源の年間売上No.1の「Jackery」から、消防法の届出が不要な「20kWh未満」で、しかし大容量で非常用電源としてしっかり活躍するモデルを紹介します。
- Jackery ポータブル電源 3600 Plus|容量3,584Whで、拡張バッテリー4台追加までなら20kWh未満に収められる大容量モデル
- Jackery ポータブル電源 2000 New|容量2,042Wh・定格出力2,200Wで、電子レンジのような消費電力の大きい機器も動かせるモデル
- Jackery ポータブル電源 1500 New|容量1,536Whで、コンパクトながらオフィス・店舗の非常用電源もしっかりまかなえるモデル
1つずつ紹介するので、必要な容量や想定する用途に合った1台を見つけましょう。
①Jackery ポータブル電源 3600 Plus

大容量でも消防法の届出を気にせず使いたいなら「Jackery ポータブル電源 3600 Plus」が候補です。容量3,584Whがあれば、冷蔵庫・照明のキープやスマホの充電までしっかりまかなえます。
さらに専用の拡張バッテリーを最大5台まで追加でき、あわせて容量を最大21,504Whまで増やすことが可能です。定格出力も3,000Wで、エアコンや電子レンジなどあらゆる家電を動かせます。
ただし、この最大構成では蓄電池容量が20kWhを超えます。事務所や工場などで完全に据え置いて使う場合、消防署への届出が必要になる可能性があることに注意してください。なお、拡張を4台までに抑えれば、容量は消防法の規制対象外である20kWh未満に収まります。
| 製品スペック詳細 | Jackery ポータブル電源 3600 Plus |
| 容量 | 3584Wh(単体で最大21.5kWhまで拡張可能) |
| 定格出力 | 3000W(瞬間最大6000W)(50hz/60hz両方対応) |
| 充電速度 |
ACコンセント充電:3時間 ソーラーパネル充電:6.5時間(800W入力時) シガーソケット充電:40時間 ハイブリッド充電(AC+ソーラー充電):最速1.8時間 |
| 出力ポート数 |
AC出力×5 USB-A×2(最大18W) USB-C×2(それぞれ最大100W) |
| 家電への 稼働時間目安(例) |
電子レンジ(960~1160W):約2.6時間 冷蔵庫(570Wh/24h):4~5日間 電気ケトル(850w):3.6時間 炊飯器(330W):7.5時間 スマホ(29W):約130回 電気バーベキューグリル(1600-1700W):1.8時間 エアコン(900W):約3.3時間 |
| 充放電サイクル数 |
6,000回 ※6000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
| サイズ&重量 | 約 375 × 317 × 229 mm(約35kg) |
| 参考価格 | 359,800円(セール時は25万円以下になる場合あり) |
②Jackery ポータブル電源 2000 New

容量と扱いやすさのバランスを取りたいなら「Jackery ポータブル電源 2000 New」がおすすめ。容量2,042Whがあれば、パソコンやルーターといった機器を動かしながら、照明やスマホの充電も同時にこなせます。
定格出力2,200Wがあるため、電子レンジや冷蔵庫など消費電力の大きい機器も同時に複数動かせます。大容量ですが、重量17.9kgで片手で移動できるレベル。好きな場所に動かして使える便利なモデルです。
| 製品スペック詳細 | Jackery ポータブル電源 2000 New |
| 容量 | 2,042Wh |
| 定格出力 | 2,200W (瞬間最大4,400W) |
| 充電速度 |
ACコンセント充電:2時間(緊急充電モードなら1.7時間) ソーラーパネル充電:6時間(400W入力時) シガーソケット充電:24時間 Drive Charger 600Wによる走行充電:約5.6時間 |
| 出力ポート数 |
AC出力×3 USB-A×1(最大18W) USB-C×2(それぞれ最大100W、30W) DC出力×1:12V⎓10A |
| 家電への 稼働時間目安(例) |
電子レンジ(1160W):約1.5時間 冷蔵庫(15W-520W):冷凍3.2h/保温72H 電気毛布(55W):約25時間 スマホ(29W):約80回 電気バーベキューコンロ(1700W):1時間 エアコン(900W):約2時間 |
| 充放電サイクル数 |
約4,000回 ※4000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
| サイズ&重量 |
2,000Whクラスで業界最軽量・最小: 約33.5×26.4×29.2 cm (約17.9 kg) |
| 参考価格 | 209,800円(セール時は15万円以下になる場合あり) |
③Jackery ポータブル電源 1500 New

コンパクトさを優先したいなら「Jackery ポータブル電源 1500 New」をおすすめします。容量1,536Whがあれば、1〜2日分の停電でもまかなうことが可能。パソコンや照明、店舗のレジまわりの機器の稼働までひととおり対応します。
本体重量は約14.5kgで、同クラスの製品と比べても圧倒的に軽いです。自宅で使うだけでなく、キャンプや車中泊などのアウトドアでも活躍します。
| 製品スペック詳細 | Jackery ポータブル電源 1500 New |
| 容量 | 1536Wh |
| 定格出力 | 2000W(瞬間最大4000W) |
| 充電速度 |
ACコンセント充電:1.5時間(緊急充電モードなら1.3時間) ソーラーパネル充電:4.5時間(400W入力時) Drive Charger 600Wによる走行充電:4.5時間 |
| 出力ポート数 |
AC出力×3 USB-A×1(最大18W) USB-C×2(それぞれ最大100W) DC出力×1:12V⎓10A |
| 家電への 稼働時間目安(例) |
エアコン(960W):約6時間 電気毛布(55W):約18時間 液晶テレビ(60w):約18時間 電動ドリル(150W~350W):約6時間 スマホ(29W):約79回 電気ケトル(850W):約1.5時間 |
| 充放電サイクル数 |
6000回 ※6000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
| サイズ&重量 | 約330×221×242 mm(約14.5 kg) |
| 参考価格 | 149,800円(セール時は10万円以下になる場合あり) |
まとめ
市販のポータブル電源は、固定設置を前提とする消防法の「蓄電池設備」規制には該当しません。一般的な使い方であれば届出は不要です。ただし、拡張バッテリーをフル活用して20kWhを超える大容量にする場合は例外です。オフィスなどで完全に据え置いて使うケースでは、管轄の消防署に確認しておきましょう。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源も、もちろん基本的に消防法の対象外です。用途に合った1台を、Jackeryから選んでみてください。
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